インストールメディアとは?作成方法と使い方を分かりやすく解説

パソコンの調子が悪くなったとき、Windowsを再インストールしたいとき、新しいパソコンにOSをインストールしたいとき、必要になるのが「インストールメディア」です。
この記事では、インストールメディアの基本的な概念から、作成方法、使い方まで、詳しく解説していきます。

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  1. インストールメディアとは何か?
    1. インストールメディアの役割
  2. インストールメディアの種類
    1. 1. USBメモリ
    2. 2. DVD
    3. 3. ISOファイル
  3. なぜインストールメディアが必要なのか?
    1. 1. 新しいパソコンへのOSインストール
    2. 2. OSの再インストール(クリーンインストール)
    3. 3. OSのアップグレード
    4. 4. パソコンの修復
    5. 5. データの救出
  4. インストールメディアの作成に必要なもの
    1. 1. 正常に動作するパソコン
    2. 2. USBメモリまたはDVD
    3. 3. 安定したインターネット接続
    4. 4. プロダクトキー(場合によっては不要)
  5. Windows 11のインストールメディア作成方法
    1. 手順1:メディア作成ツールのダウンロード
    2. 手順2:ツールの実行
    3. 手順3:言語とエディションの選択
    4. 手順4:メディアの種類を選択
    5. 手順5:USBメモリの選択(USBを選んだ場合)
    6. 手順6:ダウンロードと作成
    7. 手順7:完了
  6. Windows 10のインストールメディア作成方法
    1. 手順の違い
  7. ISOファイルからDVDを作成する方法
  8. インストールメディアの使い方
    1. 1. USBメモリをパソコンに接続
    2. 2. BIOS/UEFI設定の変更
    3. 3. Windowsセットアップの開始
    4. 4. プロダクトキーの入力
    5. 5. インストールの種類を選択
    6. 6. インストールの完了
  9. 代替ツールでの作成方法
    1. Rufus
    2. コマンドプロンプト(上級者向け)
  10. インストールメディア作成時の注意点
    1. 1. USBメモリのデータは削除される
    2. 2. 容量は8GB以上必要
    3. 3. 時間がかかる
    4. 4. セキュリティソフトが原因で失敗する場合がある
    5. 5. USBメモリの不具合の可能性
  11. インストールメディアの活用例
    1. 1. 複数のパソコンへのインストール
    2. 2. 緊急時の修復ツールとして
    3. 3. パソコンの売却前の初期化
    4. 4. OSのバージョン管理
  12. よくある質問
    1. インストールメディアは何度でも使えますか?
    2. Windows 11とWindows 10のインストールメディアは同じUSBで作れますか?
    3. インストールメディアから起動できません
    4. Mac でWindowsのインストールメディアを作成できますか?
  13. まとめ

インストールメディアとは何か?

インストールメディアとは、OSやソフトウェアをパソコンにインストールするために使用する記録媒体のことです。
Windowsの場合、USBメモリやDVDにWindows OSのインストールに必要なファイルを格納したものを指します。
パッケージ版のWindowsを購入すると、DVDやUSBメモリのインストールメディアが付属してきます。

インストールメディアの役割

インストールメディアには、以下のような重要な役割があります。

  1. OS(オペレーティングシステム)の新規インストール
  2. OSの再インストール(クリーンインストール)
  3. OSのアップグレード
  4. パソコンの修復やトラブルシューティング
  5. データの救出

特に、ハードウェアとしてのパソコンにソフトウェアであるOSをインストールするため、ストレージが空の状態でも動作できるよう、最低限の画面表示やハードウェア制御を行うためのプログラムが組み込まれています。

インストールメディアの種類

インストールメディアとして使用できる記録媒体には、主に以下の種類があります。

1. USBメモリ

現在最も一般的なインストールメディアです。
最近のパソコンは光学ドライブ(DVDドライブ)を搭載していないモデルが増えているため、USBメモリを使用するのが主流になっています。
8GB以上の容量が必要で、最近では16GB以上のUSBメモリを使用するのが推奨されています。

2. DVD

従来はDVDを使ったインストールメディアが一般的でした。
現在でも使用できますが、DVDドライブを搭載していないパソコンでは使えません。
Windows 10以降では、DVD-DL(2層式DVD、8.5GB)が必要になります。

3. ISOファイル

ISOファイルは、DVDやCDの内容を1つのファイルにまとめたイメージファイルです。
仮想マシン(VM)で使用したり、後でDVDに書き込んだりUSBメモリに展開したりできます。

なぜインストールメディアが必要なのか?

インストールメディアが必要になる主な場面を見ていきましょう。

1. 新しいパソコンへのOSインストール

自作パソコンを組み立てた場合や、OSがプリインストールされていないパソコンを購入した場合、OSをインストールする必要があります。

2. OSの再インストール(クリーンインストール)

パソコンの動作が不安定になったり、ウイルスに感染したり、売却や譲渡の前に初期化したい場合、OSを再インストールします。
クリーンインストールを行うことで、パソコンを工場出荷時のようなクリーンな状態に戻せます。

3. OSのアップグレード

Windows 10からWindows 11へのアップグレードなど、OSのバージョンを上げる際にも使用できます。
Windows Updateではなく、インストールメディアを使ってアップグレードすれば、アプリの影響を避けながら作業できます。

4. パソコンの修復

Windowsが起動しなくなった場合、インストールメディアから起動して修復作業ができます。
スタートアップ修復、システムの復元、コマンドプロンプトからの操作など、様々な修復オプションが利用できます。

5. データの救出

OSが起動しない状態でも、インストールメディアに含まれるコマンドプロンプトを使えば、ストレージ内から大切なデータを見つけ出し、外付けストレージに移動して救出できます。

インストールメディアの作成に必要なもの

Windowsのインストールメディアを自分で作成するには、以下のものが必要です。

1. 正常に動作するパソコン

インストールメディアは、パソコン上で作成します。
低スペックなパソコンや古いパソコンでも問題ありませんが、インターネットに接続できる必要があります。

2. USBメモリまたはDVD

  1. USBメモリの場合 – 8GB以上(推奨16GB以上)の空のUSBメモリ
  2. DVDの場合 – DVD-DL(2層式、8.5GB)とDVDドライブ

USBメモリの場合、作成過程で中のデータがすべて削除されるため、空のUSBメモリを使うか、事前にバックアップを取っておきましょう。

3. 安定したインターネット接続

インストールファイルのダウンロードに時間がかかるため(30分〜2時間程度)、安定したインターネット接続が必要です。

4. プロダクトキー(場合によっては不要)

Windows 11/10の場合、デジタルライセンスがあればプロダクトキーは不要です。
多くの最近のパソコンは、デバイスのファームウェアにプロダクトキーが埋め込まれているため、手動で入力する必要はありません。

Windows 11のインストールメディア作成方法

Windows 11のインストールメディアを作成する手順を詳しく解説します。

手順1:メディア作成ツールのダウンロード

  1. Windows 11のダウンロードページにアクセス
  2. 「Windows 11のインストールメディアを作成する」の欄にある「今すぐダウンロード」をクリック
  3. MediaCreationTool.exeがダウンロードされる

手順2:ツールの実行

  1. ダウンロードしたMediaCreationTool.exeをダブルクリックして実行
  2. 「適用される通知とライセンス条項」が表示されるので、読んで「同意する」をクリック

手順3:言語とエディションの選択

  1. 言語とエディションを選択する画面が表示される
  2. 通常は推奨設定のままで問題ない
  3. 「次へ」をクリック

手順4:メディアの種類を選択

  1. 「使用するメディアを選んでください」と表示される
  2. 「USBフラッシュドライブ」または「ISOファイル」を選択
  3. 「次へ」をクリック

手順5:USBメモリの選択(USBを選んだ場合)

  1. この時点でUSBメモリをパソコンに接続しておく
  2. 接続したUSBメモリのドライブを選択
  3. 間違ったドライブを選ぶと中のデータが消えるので注意
  4. 「次へ」をクリック

手順6:ダウンロードと作成

  1. Windowsのインストールファイルのダウンロードが自動的に開始される
  2. ダウンロード完了後、USBメモリへの書き込みが自動的に行われる
  3. この過程には時間がかかる(ネットワーク環境によって30分〜2時間程度)

手順7:完了

  1. 「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら作成完了
  2. 「完了」をクリックして終了

Windows 10のインストールメディア作成方法

Windows 10の場合も、基本的な手順はWindows 11と同じです。

手順の違い

  1. Windows 10のダウンロードページにアクセス
  2. 「ツールを今すぐダウンロード」をクリック
  3. ツールを実行後、「何を行いますか?」と表示されるので「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択
  4. 以降の手順はWindows 11とほぼ同じ

注意:Windows 10のサポートは2025年10月に終了しました。
セキュリティアップデートが提供されなくなるため、Windows 11へのアップグレードが推奨されます。

ISOファイルからDVDを作成する方法

ISOファイルを選択した場合、DVDに書き込む手順は以下の通りです。

  1. ISOファイルのダウンロードが完了したら「完了」をクリック
  2. または「DVD書き込み用ドライブを開く」をクリック
  3. 空のDVD-DLをドライブに挿入
  4. 書き込み用ドライブを選択
  5. 「書き込み」をクリックして作成開始

インストールメディアの使い方

作成したインストールメディアの使い方を解説します。

1. USBメモリをパソコンに接続

インストールメディアとして作成したUSBメモリをパソコンに接続します。

2. BIOS/UEFI設定の変更

パソコンがUSBメモリから起動するように、BIOS(またはUEFI)の起動順序を変更する必要があります。

  1. パソコンの電源を入れた直後、特定のキーを押してBIOSに入る(通常F2、F10、F12、Deleteキーのいずれか)
  2. Boot OrderまたはBoot Sequenceの設定画面を探す
  3. USBドライブを起動順序の最上位に移動
  4. 設定を保存して終了

3. Windowsセットアップの開始

  1. パソコンがUSBメモリから起動する
  2. 「Windows セットアップ」画面が表示される
  3. 言語、時刻、キーボードの設定を選択して「次へ」
  4. 「今すぐインストール」をクリック

4. プロダクトキーの入力

  1. プロダクトキーを持っている場合は入力
  2. デジタルライセンスの場合は「プロダクトキーがありません」を選択
  3. 後からでもライセンス認証できる

5. インストールの種類を選択

  1. 「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選択(クリーンインストールの場合)
  2. インストール先のドライブを選択
  3. 既存のパーティションを削除する場合は「削除」をクリック(データが消えるので注意)
  4. 「次へ」をクリックしてインストール開始

6. インストールの完了

  1. インストールには時間がかかる(環境によって15分〜1時間程度)
  2. 途中で何度か再起動される
  3. 完了後、初期設定画面が表示される

代替ツールでの作成方法

Microsoft公式のメディア作成ツール以外にも、インストールメディアを作成できるツールがあります。

Rufus

Rufusは、オープンソースの起動可能なUSBドライブ作成ツールです。

  1. Rufus公式サイトからダウンロード
  2. Rufusを起動
  3. デバイス欄で接続したUSBメモリを選択
  4. ブートの種類でWindows 11/10のISOファイルを選択
  5. ファイルシステムを「NTFS」に変更
  6. 「スタート」をクリックして作成開始

コマンドプロンプト(上級者向け)

Windowsのコマンドプロンプトとdiskpartコマンドを使って、手動でインストールメディアを作成することもできます。
ただし、コマンド操作に慣れていない場合は、メディア作成ツールの使用を推奨します。

インストールメディア作成時の注意点

1. USBメモリのデータは削除される

インストールメディアを作成すると、USBメモリ内のデータはすべて削除されます。
必ず空のUSBメモリを使うか、事前にバックアップを取りましょう。

2. 容量は8GB以上必要

Windows 11/10のインストールメディアには、最低8GBの容量が必要です。
ただし、アップデートによりファイルサイズが増加するため、16GB以上のUSBメモリを使用するのが安全です。

3. 時間がかかる

インストールファイルのダウンロードと書き込みには、かなり時間がかかります。
安定した電源とインターネット接続を確保し、途中で中断しないようにしましょう。

4. セキュリティソフトが原因で失敗する場合がある

セキュリティソフトが原因で、インストールメディアの作成に失敗することがあります。
エラーコード「0x80004005」が表示される場合は、一時的にセキュリティソフトを無効にしてから作成してみましょう。

5. USBメモリの不具合の可能性

作成に失敗する場合、USBメモリ自体に不具合がある可能性もあります。
別のUSBメモリで試してみましょう。

インストールメディアの活用例

インストールメディアは、様々な場面で活用できます。

1. 複数のパソコンへのインストール

一度作成したインストールメディアは、別のパソコンでも使用できます。
複数のパソコンにWindows をインストールする場合、毎回ダウンロードする手間が省けます。

2. 緊急時の修復ツールとして

Windowsが起動しなくなった場合の修復ツールとして使えます。
作成したインストールメディアは、大切に保管しておきましょう。

3. パソコンの売却前の初期化

パソコンを売却や譲渡する際、個人情報を完全に削除するためにクリーンインストールを行う場合に使えます。

4. OSのバージョン管理

特定のバージョンのWindowsが必要な場合、そのバージョンのインストールメディアを作成して保管しておけます。

よくある質問

インストールメディアは何度でも使えますか?

はい、一度作成したインストールメディアは、何度でも繰り返し使用できます。
ただし、ライセンス認証には有効なプロダクトキーまたはデジタルライセンスが必要です。

Windows 11とWindows 10のインストールメディアは同じUSBで作れますか?

いいえ、1つのUSBメモリには1つのOSバージョンのインストールメディアしか作成できません。
両方必要な場合は、別々のUSBメモリを用意しましょう。

インストールメディアから起動できません

以下を確認してください。

  1. BIOS/UEFIの起動順序でUSBドライブが最優先になっているか
  2. USBメモリが正しく接続されているか
  3. セキュアブートの設定が適切か
  4. インストールメディアが正しく作成されているか

Mac でWindowsのインストールメディアを作成できますか?

基本的には、WindowsパソコンでWindowsのインストールメディアを作成するのが推奨されます。
ただし、MacでもBoot Camp アシスタントやサードパーティツールを使用して作成できる場合があります。

まとめ

インストールメディアは、Windowsの新規インストールや再インストール、修復に欠かせない重要なツールです。

この記事で紹介した内容をまとめると以下のようになります。

  1. インストールメディアはOSをインストールするための記録媒体
  2. USBメモリ、DVD、ISOファイルの3種類がある
  3. 現在はUSBメモリが主流(8GB以上、推奨16GB以上)
  4. Microsoft公式のメディア作成ツールで簡単に作成できる
  5. 新規インストール、再インストール、修復、データ救出に使える
  6. 一度作成すれば何度でも使える
  7. 別のパソコンでも使用可能
  8. 作成時はUSBメモリのデータが削除されるので注意

パソコンのトラブルに備えて、あらかじめインストールメディアを作成しておくことをおすすめします。
いざという時に慌てずに済むよう、正常に動作しているうちに準備しておきましょう。

最終更新日:2026年2月4日

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