「新しいゲーミングモニターを買ったけど、DisplayPortとHDMIどっちで繋げばいいの?」
「PCとモニターの接続、なんとなくHDMI使ってるけど本当にこれでいいの?」
「DisplayPortって聞いたことあるけど、HDMIと何が違うの?」
こんな疑問を持っているあなたへ。
DisplayPortとHDMIは、どちらもPCやゲーム機とモニターを接続するための映像出力端子です。
見た目は違いますが、どちらも1本のケーブルで映像と音声を伝送できます。
この記事では、DisplayPortとHDMIの基本的な違いから、用途別の使い分け、各バージョンの性能比較、メリット・デメリット、トラブル対処法まで、初心者でもわかりやすく徹底解説します。
最後まで読めば、あなたの環境に最適な接続方法が見つかるはずです。
DisplayPortとHDMIの基本
DisplayPortとは?
開発の背景
- 策定年: 2006年
- 策定団体: VESA(Video Electronics Standards Association)
- 正式名称: DisplayPort
- 通称: DP
開発目的
PC用ディスプレイ接続規格として、DVIやVGAの後継を目指して開発されました。
コンピュータとモニターの接続に特化した設計になっています。
主な特徴
- 高解像度・高リフレッシュレートに対応
- マルチディスプレイ環境に強い
- PC・ワークステーション向け
- ロイヤリティフリー(基本的にライセンス料不要)
HDMIとは?
開発の背景
- 策定年: 2002年
- 策定団体: HDMI Licensing LLC
- 正式名称: High-Definition Multimedia Interface
- 通称: HDMI
開発目的
家庭用AV機器での映像・音声の一体伝送を目的として開発されました。
テレビ、ゲーム機、レコーダーなど幅広い機器での使用を想定しています。
主な特徴
- 家庭用機器で広く普及
- テレビ・ゲーム機・BDレコーダーなど幅広い互換性
- ARC(オーディオリターンチャンネル)対応
- 世界標準規格
どちらも1本で映像と音声を伝送
共通点
- デジタル信号で伝送
- 1本のケーブルで映像と音声の両方を送れる
- 無圧縮で高画質・高音質
- 著作権保護(HDCP)に対応
結論
基本的な機能は同じですが、得意分野が異なります。
コネクタの形状と種類
DisplayPortのコネクタ
標準DisplayPort
- 形状: 長方形で片側の角が斜めにカット
- サイズ: 約20mm × 4.8mm
- 特徴: 非対称で挿入方向を間違えにくい
ラッチ機構
接続部に爪(ラッチ)が付いており、「カチッ」と固定されます。
振動や衝撃で抜けにくい構造です。
Mini DisplayPort
- サイズ: 約7.5mm × 4.6mm
- 用途: ノートPCやMacBook(旧モデル)
- 互換性: 変換ケーブルで標準DisplayPortに対応
USB Type-C(DisplayPort Alt Mode)
USB Type-C端子からDisplayPort信号を出力できます。
最近のノートPCやタブレットに採用されています。
HDMIのコネクタ
Type A(標準HDMI)
- 形状: 台形状(上部が狭く下部が広い)
- サイズ: 約13.9mm × 4.45mm
- 用途: テレビ、ゲーム機、PC、BDプレーヤーなど
固定方法
摩擦による固定が基本です。
業務用途では別途固定金具を使うこともあります。
Type C(Mini HDMI)
- サイズ: 約10.42mm × 2.42mm
- 用途: デジタルカメラ、一部のタブレット
Type D(Micro HDMI)
- サイズ: 約6.4mm × 2.8mm
- 用途: スマートフォン、小型機器
結論
DisplayPortは片側カットで分かりやすく、ラッチで固定。
HDMIは台形で、摩擦で固定します。
性能比較(バージョン別)

DisplayPortのバージョン
DisplayPort 1.2
- 帯域幅: 最大17.28Gbps
- 対応解像度: 4K(3840×2160)60Hz
- 特徴: デイジーチェーン接続対応開始
DisplayPort 1.4
- 帯域幅: 最大32.4Gbps
- 対応解像度:
- 8K(7680×4320)30Hz
- 4K 120Hz
- フルHD 240Hz
- 特徴: DSC(Display Stream Compression)対応、HDR対応
DisplayPort 2.0 / 2.1
- 帯域幅: 最大80Gbps
- 対応解像度:
- 16K(15360×8640)60Hz
- 8K 120Hz
- 4K 240Hz
- 特徴: 次世代規格、超高帯域幅
HDMIのバージョン
HDMI 1.4(ハイスピード)
- 帯域幅: 最大10.2Gbps
- 対応解像度: 4K 30Hz
- 特徴: ARC対応、3D映像対応
HDMI 2.0(プレミアムハイスピード)
- 帯域幅: 最大18Gbps
- 対応解像度:
- 4K 60Hz
- フルHD 144Hz
- 特徴: HDR対応、色深度拡張
HDMI 2.1(ウルトラハイスピード)
- 帯域幅: 最大48Gbps
- 対応解像度:
- 8K 60Hz
- 4K 120Hz(PS5対応)
- 特徴: VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM、eARC対応
性能比較表
| 項目 | DisplayPort 1.4 | HDMI 2.1 | DisplayPort 2.1 |
|---|---|---|---|
| 帯域幅 | 32.4Gbps | 48Gbps | 80Gbps |
| 4K 120Hz | ○ | ○ | ○ |
| 4K 144Hz | ○ | ○ | ○ |
| 4K 240Hz | △(DSC使用) | ○ | ○ |
| 8K 60Hz | ○(DSC使用) | ○ | ○ |
| 8K 120Hz | × | × | ○ |
結論
現行の主流バージョン(DP1.4とHDMI2.1)では、性能に大きな差はありません。
ただし、DisplayPort 2.1は圧倒的な帯域幅を持ちます。
データ伝送方式の違い
DisplayPortの伝送方式
マイクロパケット方式(パケット方式)
映像・音声・制御用の各データを一定量にまとめて送る方式です。
メリット
- 大容量データを効率的に伝送
- 高解像度・高リフレッシュレートに有利
- 将来の拡張性が高い
HDMIの伝送方式
TMDS方式(シリアル伝送方式)
RGBの各色とクロック同期の信号を別々に送る方式です。
メリット
- シンプルで安定
- 幅広い機器で採用
- 実績が豊富
結論
伝送方式の違いが性能差に影響しますが、一般的な用途では体感差は小さいです。
DisplayPortのメリット
1. デイジーチェーン接続対応
MST(Multi-Stream Transport)機能
1つのDisplayPort出力から、複数のモニターを数珠つなぎに接続できます。
接続方法
PC → モニター1 → モニター2 → モニター3
メリット
- ケーブル配線がすっきり
- PCの出力端子が少なくても多画面構築可能
- デスク周りの整理が簡単
対応条件
- DisplayPort 1.2以降
- モニター側もMST対応が必要
- macOSは非対応
2. 高リフレッシュレートに強い
ゲーミングモニターとの相性
4K 144Hz以上の高リフレッシュレート環境では、DisplayPort 1.4が有利です。
対応例
- 4K 144Hz: DisplayPort 1.4
- 4K 240Hz: DisplayPort 2.1
3. Adaptive-Sync対応
可変リフレッシュレート技術
AMD FreeSyncやNVIDIA G-SYNCに対応しています。
メリット
- 画面のティアリング(画面の横ずれ)を軽減
- スタッタリング(カクつき)を抑制
- 滑らかなゲーム体験
注意
HDMI 2.1もVRRに対応しています。
4. ライセンス料が基本的に不要
VESAの方針
DisplayPortの規格利用は基本的にロイヤリティフリーです。
メリット
- ケーブルが比較的安価
- 製品への採用コストが低い
注意
一部地域では特許ライセンス料が発生する場合があります。
5. コネクタが抜けにくい
ラッチ機構
爪で固定されるため、振動や衝撃で抜けにくいです。
メリット
- 接続の安定性
- 業務用途でも安心
HDMIのメリット
1. 圧倒的な普及率
対応機器の多さ
家庭用機器のほぼすべてに搭載されています。
対応機器例
- テレビ
- ゲーム機(PS5、Xbox Series X/S、Nintendo Switch)
- BDレコーダー/プレーヤー
- サウンドバー
- プロジェクター
- デジタルカメラ
- PC
メリット
- どんな機器でも接続できる汎用性
- ケーブルの入手が容易
- 将来も安心して使える
2. ARC/eARC対応
ARC(Audio Return Channel)
テレビからサウンドバーやAVレシーバーに音声を送り返せます。
eARC(enhanced ARC)
HDMI 2.1で強化され、ロスレス音声(Dolby Atmos、DTS:Xなど)に対応しました。
メリット
- ケーブル1本でテレビとオーディオ機器を双方向接続
- ホームシアター環境に最適
3. CEC(Consumer Electronics Control)対応
機器間連携機能
1つのリモコンで複数の機器を操作できます。
例
- テレビの電源を入れるとBDレコーダーも起動
- テレビのリモコンでレコーダーを操作
メリット
- 操作が簡単
- リモコンの本数が減る
4. PS5やXbox Series X/Sに対応
HDMI 2.1必須
次世代ゲーム機は4K 120Hzに対応しており、HDMI 2.1が必要です。
DisplayPort非搭載
家庭用ゲーム機にはDisplayPortが搭載されていません。
結論
コンソールゲーム機を使うならHDMI必須です。
5. ケーブルが長くても安定
長距離伝送
HDMIは5mまで、DisplayPortは1.8mを超えると信号劣化が起こりやすくなります。
結論
2m以上離れて接続する場合はHDMIが推奨されます。
DisplayPortのデメリット
1. モニターの電源を切ると接続が切れる
DisplayPortの仕様
モニターの電源をオフにすると、PCとの接続が失われたと判断されます。
起こる問題
問題1: ウィンドウ配置のリセット
モニターの電源を切ると、開いていたウィンドウが別のモニターに移動したり、サイズが変わったりします。
問題2: デスクトップアイコンの移動
デスクトップアイコンが左寄せになったり、配置が崩れたりします。
問題3: ゲームの中断
MMORPGなどでゲームを起動したまま離席し、モニターの電源を切ると、ゲームが最小化されたり、フルスクリーンが解除されたりします。
対策
- モニターの電源は切らない
- スリープモードを使う
- PCの省電力設定で画面をオフにする
- 対策済みモニターを使う
- EIZO FlexScan/ColorEdgeシリーズ(Compatibilityモード搭載)
- 一部のゲーミングモニター
- ウィンドウ位置記憶ソフトを使う
- サードパーティ製ツールで配置を保存
- HDMIを使う
- HDMIはモニターの電源を切っても接続が維持される
重要
この問題はDisplayPortの規格上の仕様であり、不具合ではありません。
2. 対応機器が限られる
PC・ワークステーション中心
家庭用ゲーム機やテレビには基本的に搭載されていません。
非対応機器
- PS5、Xbox Series X/S、Nintendo Switch
- ほとんどのテレビ
- 一般的なBDプレーヤー
- 多くのプロジェクター
3. ケーブルが短い距離向け
推奨距離
- パッシブケーブル: 最大2m程度
- アクティブケーブル: 最大15m程度(高価)
2m以上の接続
信号劣化やノイズが発生しやすくなります。
HDMIのデメリット
1. ライセンス料が必要
HDMI Licensing LLC
製品にHDMI端子を搭載する場合、ライセンス料の支払いが必要です。
影響
- ケーブルがやや高価
- 製品コストに転嫁
ユーザーへの影響
DisplayPortと比べてケーブル価格が若干高い程度です。
2. 4K 144Hz以上はバージョンに注意
HDMI 2.0の制限
HDMI 2.0では4K 60Hzまでしか対応していません。
HDMI 2.1が必要な場合
- 4K 120Hz(PS5など)
- 4K 144Hz以上のゲーミングモニター
注意点
ケーブルとモニターの両方がHDMI 2.1対応である必要があります。
用途別の使い分け

PCゲーム(高リフレッシュレート)
DisplayPortがおすすめ
理由
- 4K 144Hz以上に対応(DisplayPort 1.4)
- Adaptive-Sync(G-SYNC/FreeSync)に標準対応
- ゲーミングモニターの多くがDisplayPort搭載
推奨環境
- 4K 144Hz以上のゲーミングモニター
- 高性能グラフィックカード(RTX 4090など)
- eスポーツ・競技ゲーム
注意
HDMI 2.1でも4K 144Hzは可能です。
コンソールゲーム(PS5、Xbox、Switch)
HDMI必須
理由
家庭用ゲーム機にはDisplayPortが搭載されていません。
推奨
- PS5/Xbox Series X/S: HDMI 2.1
- Nintendo Switch: HDMI 2.0で十分
重要
4K 120HzでPS5やXboxを楽しむには、HDMI 2.1対応のテレビ/モニターとケーブルが必要です。
オフィスワーク・マルチディスプレイ
DisplayPortがおすすめ
理由
- デイジーチェーン接続で配線がすっきり
- 3台以上のモニターも1つの出力で接続可能
- ケーブル管理が簡単
推奨環境
- 3台以上のマルチディスプレイ
- 株式トレーダー、プログラマー
- データ分析、CAD
注意
モニターがMST対応である必要があります。
クリエイティブ作業(動画編集、デザイン)
DisplayPortがおすすめ
理由
- 10ビット以上の色深度対応
- 高解像度(4K/8K)モニターとの相性
- 広色域ディスプレイのポテンシャルを引き出せる
推奨環境
- 4K以上のクリエイター向けモニター
- 色再現性重視の作業
- マルチモニター環境
テレビ・ホームシアター
HDMI必須
理由
- テレビにDisplayPortは搭載されていない
- ARC/eARCでサウンドバーと接続
- CEC対応で機器連携
推奨
- 映画鑑賞: HDMI 2.1
- 音質重視: eARC対応
一般的なPC作業(ブラウジング、文書作成)
どちらでもOK
理由
解像度やリフレッシュレートの要求が低いため、どちらでも十分です。
選び方
- PC/モニターに両方の端子がある → どちらでも
- ケーブルが付属している → 付属のものを使う
- 長距離接続 → HDMI
ケーブル選びのポイント
バージョンの確認
重要
ケーブルのバージョンがモニターとPCの性能に合っているか確認してください。
例
- 4K 144Hzモニター → DisplayPort 1.4以上
- 4K 120Hz(PS5) → HDMI 2.1
ケーブルの長さ
DisplayPort
- 推奨: 2m以内
- 長距離: アクティブケーブル(15m以上可能、高価)
HDMI
- 推奨: 5m以内
- 長距離: アクティブケーブルや中継器
結論
2m以上ならHDMI、2m以内ならどちらでも。
ケーブルの品質
安価な製品に注意
極端に安いケーブルは信号劣化やノイズの原因になります。
推奨
- 認証済みケーブル(VESA認証、Premium HDMI認証など)
- 信頼できるメーカー(サンワサプライ、エレコム、Amazonベーシックなど)
- 金メッキ端子
- シールド付き
価格の目安
- DisplayPort 1.4(1.5m): 1,000〜3,000円
- HDMI 2.1(1.5m): 1,500〜4,000円
下位互換性
DisplayPort
新しいバージョンは古いバージョンと互換性があります。
DisplayPort 1.4ケーブルでDisplayPort 1.2機器も接続可能です。
HDMI
同様に下位互換性があります。
HDMI 2.1ケーブルでHDMI 2.0機器も接続可能です。
推奨
迷ったら最新バージョンのケーブルを購入しておけば安心です。
変換アダプタ
DisplayPort → HDMI変換
変換可能
変換アダプタやケーブルが市販されています。
用途
- DisplayPort搭載PCをHDMIテレビに接続
- DisplayPort搭載PCをHDMIプロジェクターに接続
注意点
- DisplayPortのデュアルモード対応が必要
- 一部の高度な機能(MSTなど)は使えない
- 解像度やリフレッシュレートに制限がある場合がある
価格
1,000〜3,000円程度
HDMI → DisplayPort変換
変換可能だが難しい
信号方向が逆なので、アクティブ変換アダプタ(コンバータ)が必要です。
用途
- HDMI搭載機器をDisplayPortモニターに接続
- PS5などをDisplayPortモニターに接続
注意点
- パッシブアダプタでは変換不可
- アクティブコンバータが必要(高価)
- 電源供給が必要な場合がある
- 遅延が発生する可能性
価格
3,000〜10,000円程度
推奨
基本的にHDMI → DisplayPort変換は避け、HDMI → HDMI接続を推奨します。
DVI → DisplayPort / HDMI変換
可能
古いモニター(DVI端子のみ)を新しいPCに接続する場合に使用します。
注意
DVIはデジタル信号なので、HDMI変換なら画質劣化は少ないです。
DisplayPort変換は相性問題が出ることがあります。
VGA → DisplayPort / HDMI変換
可能だが画質劣化
VGAはアナログ信号なので、デジタル変換時に画質が劣化します。
注意
文字や映像の輪郭がにじんだり、ぼやけたりします。
トラブルシューティング
画面が映らない
原因1: ケーブルが正しく接続されていない
対処法
- ケーブルをしっかり差し込み直す
- DisplayPortの場合、ラッチがカチッと音がするまで押し込む
- 端子を確認(出力と入力を間違えていないか)
原因2: モニターの入力切替
対処法
- モニターのボタンで入力ソースを選択
- HDMI1、HDMI2、DisplayPortなど正しい入力を選ぶ
原因3: バージョンの不一致
対処法
- ケーブルのバージョンを確認
- モニターとPCが対応している解像度に設定を変更
- 4K 144Hzの場合、DisplayPort 1.4以上またはHDMI 2.1が必要
原因4: グラフィックカードの端子を使っていない
対処法
デスクトップPCでゲームをする場合、背面下側のグラフィックカード側の端子に接続してください。
上側(マザーボード側)の端子では性能が発揮されません。
解像度やリフレッシュレートが出ない
原因: ケーブルやモニターのバージョン不足
対処法
- ケーブルのバージョンを確認
- モニターの仕様を確認
- PCのグラフィック設定を確認
- 必要に応じてケーブルをアップグレード
例
- 4K 144Hzを出したい → DisplayPort 1.4以上またはHDMI 2.1
- 8K 60Hzを出したい → DisplayPort 2.0以上またはHDMI 2.1
DisplayPortでウィンドウ配置がリセットされる
原因: DisplayPortの仕様
対処法
- モニターの電源を切らない(スリープ機能を使う)
- ウィンドウ位置記憶ソフトを使う
- 対策済みモニターを購入(EIZO FlexScanなど)
- HDMIに変更する
音が出ない
原因1: 音声出力設定
対処法
- Windows設定 → サウンド → 出力デバイスを確認
- モニター/テレビが選択されているか確認
- 必要に応じて出力デバイスを変更
原因2: モニターにスピーカーが搭載されていない
対処法
外部スピーカーやヘッドフォンを使用してください。
原因3: ケーブルが音声非対応
対処法
音声対応のケーブルに交換してください(DisplayPort/HDMIは基本的に音声対応)。
よくある質問(FAQ)
Q1: DisplayPortとHDMI、どっちがいい?
A: 用途によります
DisplayPortがおすすめの場合
- PCゲーム(高リフレッシュレート)
- マルチディスプレイ環境
- クリエイティブ作業
HDMIがおすすめの場合
- コンソールゲーム(PS5、Xbox、Switch)
- テレビ・ホームシアター
- 一般的な用途で幅広い互換性が必要
結論
迷ったら両方試せる環境なら両方試す、それ以外なら用途で決めましょう。
Q2: PS5やXboxにDisplayPortは使える?
A: 使えません
家庭用ゲーム機にはDisplayPort端子が搭載されていません。
HDMI接続が必須です。
PS5で4K 120Hzを楽しむ
HDMI 2.1対応のテレビ/モニターとHDMI 2.1ケーブルが必要です。
Q3: DisplayPortとHDMIで画質は違う?
A: 理論上はほぼ同じです
どちらもデジタル信号で無圧縮伝送なので、画質に差はありません。
差が出る場合
- バージョンの違いによる解像度・リフレッシュレートの制限
- ケーブルの品質による信号劣化
結論
同じバージョンレベルで比較すれば、画質の差は体感できません。
Q4: 両方の端子がある場合、どっちを使うべき?
A: 用途で決めましょう
DisplayPortを使う理由
- ゲーミングモニターで高リフレッシュレート
- マルチディスプレイ(デイジーチェーン)
- ケーブルが抜けにくい
HDMIを使う理由
- 2m以上の長距離接続
- モニターの電源をよく切る
- テレビやAV機器との接続
一般的な作業
どちらでも問題ありません。
Q5: ケーブルの最大長は?
A: DisplayPortは短め、HDMIは長め
DisplayPort
- パッシブケーブル: 2m程度
- アクティブケーブル: 15m以上(高価)
HDMI
- パッシブケーブル: 5m程度
- アクティブケーブルや中継器: 10m以上
結論
2m以上の接続ならHDMIが安定しています。
Q6: 変換アダプタで画質は劣化する?
A: 種類によります
DisplayPort → HDMI(パッシブ)
デュアルモード対応なら画質劣化はほぼありません。
HDMI → DisplayPort(アクティブ)
変換処理が入るため、若干の遅延が発生する可能性があります。
VGA → HDMI/DisplayPort
アナログ→デジタル変換なので、画質劣化が避けられません。
Q7: 4K 144Hzに必要なのは?
A: DisplayPort 1.4以上またはHDMI 2.1
推奨
- DisplayPort 1.4
- HDMI 2.1
注意
ケーブル、モニター、グラフィックカードの全てが対応している必要があります。
Q8: DisplayPortでモニターの電源を切るとどうなる?
A: ウィンドウ配置やアイコンがリセットされます
起こる問題
- ウィンドウが別のモニターに移動
- デスクトップアイコンが左寄せになる
- ゲームが最小化される
対策
- モニターの電源は切らずにスリープを使う
- 対策済みモニターを使う(EIZO FlexScanなど)
- ウィンドウ位置記憶ソフトを使う
- HDMIに変更する
注意
これはDisplayPortの仕様であり、不具合ではありません。
まとめ
DisplayPortとHDMIの違いと使い分けについて、重要なポイントをまとめます。
基本的な違い
- 開発目的
- DisplayPort: PC用ディスプレイ接続に特化
- HDMI: 家庭用AV機器での汎用性重視
- コネクタ
- DisplayPort: 長方形で片側カット、ラッチ機構
- HDMI: 台形、摩擦固定
- 伝送方式
- DisplayPort: マイクロパケット方式
- HDMI: TMDS方式
性能比較
- 現行主流バージョン
- DisplayPort 1.4: 32.4Gbps、4K 120Hz、8K 30Hz
- HDMI 2.1: 48Gbps、4K 120Hz、8K 60Hz
- 実用上の性能差は小さい
- 次世代
- DisplayPort 2.1: 80Gbps、16K 60Hz、4K 240Hz
- 圧倒的な帯域幅
DisplayPortのメリット
- デイジーチェーン接続(マルチディスプレイ)
- 高リフレッシュレートに強い
- Adaptive-Sync標準対応
- ライセンス料基本不要
- ラッチ機構で抜けにくい
DisplayPortのデメリット
- モニターの電源を切ると接続が切れる(ウィンドウ配置リセット)
- 対応機器が限られる(家庭用ゲーム機非対応)
- ケーブルが短距離向け(2m以内推奨)
HDMIのメリット
- 圧倒的な普及率(テレビ、ゲーム機など)
- ARC/eARC対応(ホームシアター)
- CEC対応(機器連携)
- PS5やXbox対応
- ケーブルが長距離でも安定(5m程度)
HDMIのデメリット
- ライセンス料が必要(ケーブルがやや高価)
- 4K 144Hz以上はHDMI 2.1が必要
- デイジーチェーン非対応
用途別の推奨
| 用途 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| PCゲーム(高リフレッシュレート) | DisplayPort | 4K 144Hz以上に対応 |
| コンソールゲーム(PS5/Xbox) | HDMI必須 | DisplayPort非搭載 |
| オフィス・マルチディスプレイ | DisplayPort | デイジーチェーン対応 |
| クリエイティブ作業 | DisplayPort | 高解像度・広色域対応 |
| テレビ・ホームシアター | HDMI必須 | ARC/eARC、CEC対応 |
| 一般的なPC作業 | どちらでも | 性能差を体感しにくい |
選び方のポイント
- ゲーム機を使うか?
- コンソールゲーム → HDMI必須
- PCゲーム(高性能) → DisplayPort推奨
- マルチディスプレイか?
- 3台以上 → DisplayPort(デイジーチェーン)
- 2台以下 → どちらでも
- 距離は2m以上か?
- 2m以上 → HDMI推奨
- 2m以内 → どちらでも
- モニターの電源をよく切るか?
- よく切る → HDMI推奨
- 切らない(スリープ使用) → どちらでも
- 両方の端子がある場合
- 用途で決める
- 迷ったらDisplayPort(ゲーム)またはHDMI(汎用性)
ケーブル選びのポイント
- バージョンを確認(4K 144Hz以上ならDP1.4/HDMI2.1)
- 長さを確認(2m以内ならどちらでも、2m以上ならHDMI)
- 品質を確認(認証済み、信頼できるメーカー)
- 迷ったら最新バージョンを購入(下位互換性あり)
最終結論
DisplayPortとHDMIは、どちらも優れた映像出力規格です。
性能的には大きな差はなく、用途や接続する機器によって最適な選択が変わります。
PCゲームやマルチディスプレイならDisplayPort、
コンソールゲームやテレビならHDMI、
一般的な作業ならどちらでも問題ありません。
あなたの環境に合わせて、最適な接続方法を選んでください。

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