海外の友人と連絡を取りたい、プライバシーを重視したチャットアプリを探している、そんなときに便利なのがTelegramです。
LINEやWhatsAppとは違った特徴を持つメッセージングアプリとして、世界中で人気を集めています。
この記事では、Telegramの基本的な使い方から、日本語化の方法、便利な機能まで、初心者にもわかりやすく解説します。
登録方法やチャットの始め方、グループやチャンネルの活用法まで、ステップバイステップで説明していきます。
Telegramとは
Telegramは、2013年にロシアの起業家Pavel Durov(パーヴェル・ドゥーロフ)によって開発されたメッセージングアプリです。
スピードとセキュリティを重視した設計が特徴で、世界中で広く使われています。
2025年3月時点で、月間アクティブユーザー数は10億人を突破しました。
WhatsApp、WeChat、Facebook Messengerに次ぐ、世界第4位の規模を誇るメッセージングアプリです。
Telegramの主な特徴
Telegramには、他のメッセージングアプリとは異なる特徴がいくつかあります。
クラウドベース
すべてのメッセージやファイルがクラウドに保存されるため、複数のデバイスで同時に使えます。
スマホ、タブレット、PCなど、どの端末からアクセスしても同じ内容を確認できます。
高速通信
独自の技術により、メッセージの送受信が非常に速いです。
大容量のファイルもスムーズにやり取りできます。
強力な暗号化
メッセージは暗号化されており、セキュリティが高いです。
特にシークレットチャット機能を使えば、エンドツーエンド暗号化により、送信者と受信者以外は誰もメッセージを見られません。
大容量ファイルの送信
無料版でも1ファイルあたり最大2GBまで、有料版(Telegram Premium)なら4GBまでのファイルを送信できます。
動画や写真、ドキュメントなど、あらゆる形式のファイルを送れます。
無料で広告なし
基本機能はすべて無料で使えます。
個人間のメッセージには広告が表示されないため、快適に利用できます。
大規模グループ対応
1つのグループに最大20万人まで参加できます。
大人数でのコミュニケーションにも対応しています。
Telegramのインストール方法
Telegramは、さまざまなデバイスで利用できます。
まずは自分の使っているデバイスにアプリをインストールしましょう。
スマートフォンの場合
iPhone(iOS)
- App Storeを開く
- 「Telegram」で検索
- 「入手」をタップしてダウンロード
- インストールが完了したらアプリを開く
Android
- Google Play ストアを開く
- 「Telegram」で検索
- 「インストール」をタップ
- インストールが完了したらアプリを開く
パソコンの場合
Windows・Mac・Linux
- Telegram公式サイトにアクセス
- 自分のOSに対応したバージョンを選択
- インストーラーをダウンロード
- ダウンロードしたファイルを実行してインストール
- インストールが完了したらアプリを起動
Webブラウザ版
インストール不要で使いたい場合は、Webブラウザ版も利用できます。
- Telegram Web:シンプルで安定したバージョン
- Telegram WebK:新機能が早く実装されるバージョン
ブラウザからアクセスするだけで使えますが、スマホでの初回登録が必要です。
アカウントの作成方法
Telegramを使い始めるには、電話番号でアカウントを作成する必要があります。
登録手順
- アプリを開く
インストールしたTelegramアプリを起動します。
「START MESSAGING」(メッセージを開始)をタップしてください。
- 電話番号を入力
国番号を選択してから、自分の電話番号を入力します。
日本の場合は「+81」が国番号です。
電話番号の最初の「0」は省略して入力してください。
例:090-1234-5678の場合は「9012345678」と入力
- 認証コードを受け取る
入力した電話番号宛に、SMSで5桁の認証コードが送られてきます。
届いた認証コードを画面に入力してください。
SMSが届かない場合は、「Tap to get a code via SMS」をタップすると、再送信されます。
- プロフィールを設定
名前(ニックネーム可)とプロフィール写真を設定します。
本名を使う必要はありません。
後からいつでも変更できるので、まずは気軽に設定してOKです。
これでアカウント作成は完了です。
ユーザー名の設定(任意)
電話番号とは別に、ユーザー名を設定することもできます。
ユーザー名を設定すると、電話番号を知らない人からも検索してもらえるようになります。
ユーザー名の設定は任意なので、プライバシーを重視する場合は設定しなくてもOKです。
日本語化の方法
Telegramは初期状態では英語表示になっています。
日本語で使いたい場合は、言語設定を変更する必要があります。
日本語化の手順
- 日本語化用URLにアクセス
ブラウザ(SafariやChromeなど)で以下のURLを開きます。

- 「SET LANGUAGE」をタップ
URLを開くと、言語設定の画面が表示されます。
「SET LANGUAGE」または「言語を設定」というボタンが表示されるので、タップしてください。
- 「Change」を選択
Telegramアプリが自動的に開き、「Change language?」という確認画面が表示されます。
「Change」(変更)をタップしてください。
これで日本語表示に切り替わります。
注意点
日本語化は非公式の方法で、有志によって翻訳されたベータ版です。
一部の機能は英語のままの場合があります。
また、検索機能など一部の操作では英語が必要になる場合があるので、覚えておいてください。
基本的な使い方
ここからは、Telegramの基本的な操作方法を説明します。
連絡先の追加
スマホの連絡先から追加
Telegramは、スマホの連絡先を読み込んで、すでにTelegramを使っている友人を自動的に見つけてくれます。
- 「連絡先」タブを開く
- 連絡先へのアクセスを許可する
- Telegramを使っている友人が自動的に表示される
電話番号で追加
- 「連絡先」を開く
- 「+」ボタンをタップ
- 友人の電話番号を入力
- すでにTelegramを使っていれば、連絡先に追加される
ユーザー名で検索
ユーザー名を設定している人は、ユーザー名で検索できます。
- 検索バー(虫眼鏡アイコン)をタップ
- 「@ユーザー名」で検索
- 見つかったユーザーをタップして連絡先に追加
1対1のチャット
チャットを開始する
- 「チャット」タブを開く
- 右下の鉛筆アイコン(新規メッセージ)をタップ
- チャットしたい相手を選択
- チャット画面が開く
メッセージを送る
画面下部のテキストフィールドにメッセージを入力して、送信ボタン(紙飛行機アイコン)をタップします。
ファイルを送る
- クリップアイコンをタップ
- 送りたいファイルの種類を選択
- 写真・動画
- ファイル(ドキュメント)
- 位置情報
- 連絡先
- ファイルを選択して送信
音声通話・ビデオ通話
Telegramでは、インターネット経由で無料の音声通話とビデオ通話ができます。
通話の開始
- チャット画面を開く
- 画面上部の電話アイコン(音声通話)またはカメラアイコン(ビデオ通話)をタップ
- 相手が応答すると通話が開始される
通話はインターネット接続を使用するため、Wi-Fi環境での利用がおすすめです。
グループチャットの使い方
複数の人と同時にチャットしたい場合は、グループ機能を使います。
グループの作成
- 「チャット」タブを開く
- 新規メッセージアイコンをタップ
- 「新しいグループ」を選択
- グループに招待したいメンバーを選択(複数選択可)
- 「次へ」をタップ
- グループ名を入力
- グループのアイコン画像を設定(任意)
- 「作成」をタップ
グループには最大20万人まで参加できます。
グループでのメッセージ送信
通常のチャットと同じように、メッセージを入力して送信します。
グループ内のすべてのメンバーがメッセージを見ることができます。
グループの管理
グループを作成した人は管理者となり、以下の操作ができます。
- メンバーの追加・削除
- 管理者権限の付与
- グループ名やアイコンの変更
- メッセージの削除
- グループの設定変更
チャンネル機能
チャンネルは、管理者が一方的に情報を発信できる機能です。
グループとは異なり、参加人数に制限がありません。
チャンネルの特徴
- 管理者だけがメッセージを投稿できる
- メンバーは無制限に参加できる
- 公開チャンネル(誰でも検索して参加可能)と非公開チャンネル(招待リンクが必要)がある
- ニュース配信、情報共有、コミュニティ運営などに便利
チャンネルの検索・参加
- 検索バー(虫眼鏡アイコン)をタップ
- 興味のあるキーワードで検索
- 気になるチャンネルをタップ
- 「参加」または「Join」をタップ
仮想通貨関連、ニュース、技術情報など、さまざまなジャンルのチャンネルがあります。
シークレットチャット
Telegramの最大の特徴の1つが、シークレットチャット機能です。
通常のチャット以上に高いセキュリティとプライバシーを実現しています。
シークレットチャットの特徴
エンドツーエンド暗号化
メッセージが送信者と受信者の端末でのみ暗号化・復号化されます。
Telegramのサーバーにも暗号化された状態で保存されず、運営側でもメッセージを見ることができません。
自動消去機能
メッセージに自動消去タイマーを設定できます。
指定した時間が経過すると、メッセージが自動的に削除されます。
転送禁止
シークレットチャットのメッセージは、他のチャットに転送できません。
スクリーンショット通知
iPhoneの場合、相手がスクリーンショットを撮ると通知されます。
Androidの場合、スクリーンショット自体ができない仕組みになっています。
端末固定
シークレットチャットは、開始した端末でのみ利用できます。
他の端末には同期されません。
シークレットチャットの開始方法
- チャットしたい相手のプロフィールを開く
- 「…」(その他のオプション)をタップ
- 「シークレットチャットを開始」を選択
- シークレットチャット専用の画面が開く
シークレットチャット画面では、通常のチャットとは異なるデザインになっています。
ボット機能
Telegramには、自動化されたサービスを提供する「ボット」という機能があります。
ボットとは
ボットは、プログラムで動作する自動応答アカウントです。
ニュース配信、タスク管理、ゲーム、翻訳など、さまざまなサービスを提供しています。
ボットの使い方
- 検索バーで「@」とボット名を入力して検索
- ボットをタップ
- 「Start」または「開始」をタップ
- ボットの指示に従って操作
人気のボット例
- @wallet:暗号通貨ウォレット(仮想通貨の送受信)
- @GIFsBot:GIF画像検索
- @GameBot:ゲームボット
- 翻訳ボット:テキストの翻訳
プライバシー設定
Telegramは、細かいプライバシー設定ができます。
自分の情報をどこまで公開するか、しっかり設定しておきましょう。
プライバシー設定の変更方法
- 「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 変更したい項目を選択
主な設定項目
電話番号
電話番号を誰に見せるかを設定できます。
- 全員
- 連絡先に登録している人のみ
- 誰にも見せない
日本人は電話番号を公開することに慎重なので、「誰にも見せない」または「連絡先のみ」に設定することをおすすめします。
最終接続時刻
最後にTelegramを開いた時刻を表示するかどうかを設定できます。
プロフィール写真
プロフィール写真を誰に見せるかを設定できます。
通話
誰からの通話を受け付けるかを設定できます。
転送メッセージ
自分のメッセージが他の人に転送されたとき、自分の名前を表示するかどうかを設定できます。
二段階認証の設定
セキュリティを強化するため、二段階認証(パスワード保護)を設定することをおすすめします。
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「2段階認証」をタップ
- 「パスワードを追加する」をタップ
- パスワードを入力(2回)
- パスワードのヒントを設定
- 回復用メールアドレスを登録
設定したパスワードは忘れないように、安全な場所に記録しておいてください。
Telegram Premiumとは
Telegramは基本無料ですが、有料プラン「Telegram Premium」も提供されています。
料金
月額約4.99ドル(地域により異なる)
Premiumの特典
大容量ファイル送信
1ファイルあたり最大4GB(無料版は2GB)まで送信できます。
高速ダウンロード
帯域制限なしで、最高速度でファイルをダウンロードできます。
各種制限の緩和
- フォローできるチャンネル数:500→1000
- ピン留めできるチャット数:5→10
- 作成できるフォルダ数:10→20
- チャットフォルダーあたりのチャット数:100→200
プレミアムステッカー
月替わりで提供される、フルスクリーンアニメーションステッカーが使えます。
独自リアクション
メッセージへのリアクションが拡充されます。
広告なし
大規模な公開チャンネルに表示される広告が非表示になります。
Premiumの申し込み方法
- 「設定」を開く
- 「Telegram Premium」をタップ
- 「Subscribe」(購読)をタップ
- 支払い方法を選択して購入
無料版でもすべての基本機能は使えるので、まずは無料版を試してから、必要に応じてPremiumを検討するとよいでしょう。
データとストレージの設定
Telegramは、写真や動画の自動ダウンロード設定を細かくカスタマイズできます。
自動ダウンロード設定
- 「設定」を開く
- 「データとストレージ」を選択
- 「自動メディアダウンロード」を設定
モバイルデータ、Wi-Fi、ローミング時それぞれで、以下の設定ができます。
- 写真
- 動画
- ファイル
データ通信量を節約したい場合は、Wi-Fi接続時のみ自動ダウンロードするように設定しましょう。
ストレージの管理
Telegramのストレージ使用量を確認して、不要なデータを削除できます。
- 「設定」→「データとストレージ」を開く
- 「ストレージ使用量」をタップ
- 「ストレージをクリア」で不要なデータを削除
よくあるトラブルと対処法
Telegramを使っていて困ったときの対処法を紹介します。
認証コードが届かない
SMSが届かない場合
- 電話番号を正しく入力したか確認する
- 迷惑SMS設定を確認する
- 電波状況を確認する
- 30秒以上待ってから再送信を試す
固定電話や050番号を使っている場合
Telegramの認証にはSMS受信可能な携帯電話番号が必要です。
固定電話や050から始まる番号では認証できません。
ログインできない
パスワードを忘れた場合
Telegramには通常のパスワードはありません。
二段階認証を設定している場合のみ、パスワードが必要です。
パスワードを忘れた場合は、設定時に登録した回復用メールアドレスから再設定できます。
アカウントを削除してしまった場合
同じ電話番号で新規登録すれば、新しいアカウントを作成できます。
ただし、以前のチャット履歴やグループは復元できません。
通知が来ない
- スマホの設定でTelegramの通知を許可しているか確認
- Telegram内の設定を確認
- 「設定」→「通知とサウンド」
- 通知がONになっているか確認
- 重要度が「高」以上に設定されているか確認
- スマホを再起動してみる
日本語表示が英語に戻る
アプリをアップデートすると、言語設定が英語に戻る場合があります。
再度、日本語化の手順を実行してください。
Telegramを安全に使うためのポイント
Telegramは安全性の高いアプリですが、使い方次第ではリスクもあります。
安全に使うためのポイントを押さえておきましょう。
知らない人からのメッセージに注意
Telegramでは、電話番号やユーザー名がわかれば、誰でもメッセージを送れます。
知らない人からのメッセージには注意してください。
- 不審なリンクはクリックしない
- 個人情報を求められても教えない
- 詐欺の可能性がある場合はブロックする
怪しいグループやチャンネルに参加しない
Telegramには、詐欺や違法な情報を扱うグループやチャンネルも存在します。
参加する前に、信頼できる情報源かどうか確認しましょう。
プライバシー設定をしっかり行う
電話番号や最終接続時刻など、公開したくない情報は非公開に設定しましょう。
特に初期設定では電話番号が公開される設定になっているので、必ず確認してください。
二段階認証を有効にする
セキュリティを強化するため、二段階認証を設定することを強くおすすめします。
公共Wi-Fiでは慎重に
公共のWi-Fiを使う場合、通信が傍受される可能性があります。
重要なメッセージのやり取りは、信頼できるネットワークで行いましょう。
まとめ
Telegramは、高速で安全なメッセージングアプリです。
クラウドベースでマルチデバイス対応、大容量ファイルの送信、強力な暗号化など、多彩な機能を無料で利用できます。
基本的な使い方は以下の通りです。
- アプリをインストールして電話番号で登録
- 日本語化設定を行う(任意)
- 連絡先を追加してチャットを開始
- グループやチャンネル機能を活用
- プライバシー設定を確認して安全に使う
初期設定では英語表示ですが、日本語化することで使いやすくなります。
シークレットチャットやボット機能など、Telegram独自の機能も試してみてください。
プライバシー設定をしっかり行い、知らない人からのメッセージには注意しながら、Telegramを便利に活用しましょう。


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