「アプリをクリックしても何も起こらない」
「起動してもすぐに閉じてしまう」
「エラーメッセージが表示される」
こんな問題に困っていませんか?
この記事では、アプリが起動しない原因と、デバイス別の具体的な対処法を分かりやすく解説します。
基本的な対処法から高度な解決策まで、順番に試していけば問題を解決できます。
アプリが起動しない主な原因

まず、アプリが起動しない原因を理解しましょう。
原因トップ10:
- システムの一時的な不具合
- アプリ自体の破損
- OSのバージョンが古いまたは新しすぎる
- メモリ(RAM)不足
- ストレージ容量の不足
- 必要なランタイムの欠如
- セキュリティソフトのブロック
- 管理者権限の不足
- 他のアプリとの競合
- システムファイルの破損
デバイスごとに詳しく見ていきましょう。
Windows編:アプリが起動しない時の対処法
Windowsパソコンでアプリが起動しない場合の対処法です。
基本的な対処法
方法1: パソコンを再起動する
最も基本的ですが、最も効果的な方法です。
多くの一時的な問題は、再起動で解決します。
手順:
- すべての作業を保存
- スタートメニュー → 電源 → 再起動
- 再起動後、アプリを起動
高速スタートアップを無効にして再起動:
通常の再起動でダメな場合、完全再起動を試します。
- スタートメニュー → 設定 → システム → 電源とスリープ
- 「電源の追加設定」をクリック
- 「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
- パソコンを再起動
方法2: タスクマネージャーでプロセスを終了
アプリのプロセスがバックグラウンドで残っている可能性があります。
手順:
- Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く
- 「プロセス」タブを確認
- 起動したいアプリがあれば選択
- 「タスクの終了」をクリック
- アプリを再起動
方法3: Windowsアップデートを実行
OSが古いと、アプリが正常に動作しないことがあります。
手順:
- スタートメニュー → 設定 → 更新とセキュリティ
- Windows Update → 「更新プログラムのチェック」
- 利用可能な更新をすべてインストール
- 必要に応じて再起動
Windows 11の場合:
- 設定 → Windows Update
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
アプリ自体の問題を解決
方法4: アプリを更新する
古いバージョンのアプリは不具合がある可能性があります。
Microsoft Storeアプリの場合:
- Microsoft Storeを起動
- 画面右上の「…」→ ダウンロードと更新
- 「最新情報を取得する」をクリック
- または個別のアプリの「更新」をクリック
通常のアプリの場合:
- アプリを起動(起動できる場合)
- メニューから「ヘルプ」→「更新の確認」
- または公式サイトから最新版をダウンロード
方法5: アプリを修復する
Windows 10/11には、アプリを修復する機能があります。
手順:
- 設定 → アプリ → アプリと機能
- 問題のアプリを探してクリック
- 「詳細オプション」を選択
- 「修復」ボタンをクリック
- 数秒待ってから、アプリを起動
修復でダメなら「リセット」も試してください。
注意: リセットするとアプリのデータが削除されます。
方法6: アプリを再インストール
修復で解決しない場合、再インストールします。
手順:
- 設定 → アプリ → アプリと機能
- 問題のアプリを選択
- 「アンインストール」をクリック
- アンインストール完了後、パソコンを再起動
- 公式サイトまたはMicrosoft Storeから再インストール
重要: ライセンスキーが必要なアプリは事前にメモしておく
互換性の問題を解決
方法7: 互換モードで実行
古いアプリが新しいWindowsで動かない場合に有効です。
手順:
- アプリのショートカットまたは実行ファイル(.exe)を右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「互換性」タブを開く
- 「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェック
- ドロップダウンから古いWindowsバージョンを選択
- Windows 8
- Windows 7
- Windows Vista
- Windows XP SP3
- 「適用」→「OK」
- アプリを起動
追加設定:
- 「管理者としてこのプログラムを実行する」にもチェック
- 「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」にもチェック
方法8: 管理者として実行
権限不足で起動できない場合があります。
手順:
- アプリを右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- ユーザーアカウント制御で「はい」をクリック
常に管理者として実行する設定:
- アプリを右クリック → プロパティ
- 「互換性」タブ
- 「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック
- 「適用」→「OK」
必要な環境を整える
方法9: 必要なランタイムをインストール
一部のアプリは、追加のソフトウェアが必要です。
主なランタイム:
Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ
- 多くのゲームやアプリで必要
- Microsoft公式サイトからダウンロード
- 複数のバージョン(2013、2015-2022など)が必要な場合あり
.NET Framework
- Microsoftアプリで必要
- Windows 10/11には標準インストール済み
- 古いバージョンが必要な場合は追加インストール
DirectX
- ゲームで必要
- 通常はWindowsに含まれる
- 最新版はMicrosoft公式サイトから
Java Runtime Environment (JRE)
- Javaアプリで必要
- Oracle公式サイトからダウンロード
Adobe AIR
- 特定のアプリで必要
- Adobe公式サイトからダウンロード
確認方法:
エラーメッセージに「DLL」「ランタイム」「DirectX」「.NET」などの単語があれば、ランタイムが必要です。
システムの問題を解決
方法10: セキュリティソフトを確認
ウイルス対策ソフトがアプリをブロックしている可能性があります。
Windows Defenderの場合:
- 設定 → 更新とセキュリティ → Windowsセキュリティ
- 「ウイルスと脅威の防止」→ 「設定の管理」
- 「除外」→ 「除外の追加または削除」
- 「除外の追加」→ アプリのフォルダまたは実行ファイルを指定
他のセキュリティソフトの場合:
各ソフトの設定から、アプリを「例外」または「除外」リストに追加してください。
方法11: システムファイルチェッカーを実行
Windowsのシステムファイルが破損している場合の対処法です。
手順:
- スタートメニューで「cmd」と検索
- 「コマンドプロンプト」を右クリック → 管理者として実行
- 以下のコマンドを入力してEnter:
sfc /scannow
- スキャンが完了するまで待つ(10〜30分)
- 完了後、パソコンを再起動
方法12: クリーンブートで起動
他のアプリやサービスが干渉している可能性があります。
手順:
- Win + Rで「ファイル名を指定して実行」
- 「msconfig」と入力してEnter
- 「サービス」タブを開く
- 「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェック
- 「すべて無効」をクリック
- 「スタートアップ」タブ → 「タスクマネージャーを開く」
- タスクマネージャーで不要な項目を「無効化」
- パソコンを再起動
- アプリを起動して動作確認
問題が解決したら:
干渉しているサービスを特定するため、一つずつ有効にしていきます。
リソース不足を解決
方法13: メモリ使用量を確認
メモリ不足でアプリが起動できないことがあります。
確認手順:
- Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャー
- 「パフォーマンス」タブ → メモリ
- 使用率が90%以上なら要注意
対処法:
- 不要なアプリを終了
- ブラウザのタブを減らす
- メモリを増設(8GB→16GB推奨)
方法14: ストレージ容量を確認
空き容量が少ないと、アプリが起動しません。
確認手順:
- 設定 → システム → ストレージ
- 空き容量を確認(最低10GB以上推奨)
空き容量を増やす方法:
- 不要なファイルを削除
- ディスククリーンアップを実行
- 大きなファイルを外付けHDDに移動
- 「一時ファイル」を削除
Mac編:アプリが起動しない時の対処法

Macでアプリが起動しない場合の対処法です。
基本的な対処法
方法1: Macを再起動
- Appleメニュー → 再起動
- 再起動後、アプリを起動
方法2: アプリを強制終了
- Command + Option + Escで「アプリケーションの強制終了」
- 問題のアプリを選択
- 「強制終了」をクリック
- アプリを再起動
方法3: macOSをアップデート
- Appleメニュー → システム環境設定 → ソフトウェアアップデート
- 利用可能な更新をインストール
アプリの問題を解決
方法4: アプリを更新
App Storeのアプリ:
- App Storeを開く
- 「アップデート」タブ
- 「すべてをアップデート」または個別に更新
その他のアプリ:
公式サイトから最新版をダウンロード
方法5: アプリを再インストール
- アプリをアプリケーションフォルダからゴミ箱へ
- ゴミ箱を空にする
- Finderで以下のフォルダを確認し、関連ファイルを削除:
- ~/Library/Application Support/
- ~/Library/Preferences/
- ~/Library/Caches/
- Macを再起動
- アプリを再インストール
セキュリティ設定を確認
方法6: Gatekeeperの確認
App Store以外からダウンロードしたアプリが起動しない場合:
- Appleメニュー → システム環境設定 → セキュリティとプライバシー
- 「一般」タブを確認
- 「このまま開く」ボタンがあればクリック
- または、アプリを右クリック → 「開く」
開発元が未確認のアプリを許可:
- ターミナルを開く
- 以下のコマンドを入力:
sudo spctl --master-disable
- パスワードを入力
- アプリを起動後、再度有効化:
sudo spctl --master-enable
その他の対処法
方法7: セーフモードで起動
- Macを再起動
- 起動音が鳴ったらすぐにShiftキーを押し続ける
- Appleロゴが表示されたらShiftキーを離す
- セーフモードでアプリを起動
方法8: ディスクユーティリティでエラー修復
- アプリケーション → ユーティリティ → ディスクユーティリティ
- 起動ディスクを選択
- 「First Aid」→ 「実行」
- 完了後、再起動
スマホ編:アプリが起動しない時の対処法
Android
方法1: スマホを再起動
- 電源ボタン長押し
- 「再起動」をタップ
方法2: アプリを強制停止
- 設定 → アプリ
- 問題のアプリを選択
- 「強制停止」をタップ
- アプリを再起動
方法3: アプリのキャッシュをクリア
- 設定 → アプリ
- 問題のアプリを選択
- ストレージ → 「キャッシュを削除」
- アプリを再起動
データも削除したい場合:「データを削除」
注意: ログイン情報も削除されます
方法4: アプリを更新
- Google Playストアを開く
- マイアプリ&ゲーム → 更新
- 該当アプリを更新
方法5: アプリを再インストール
- アプリをアンインストール
- Google Playストアから再インストール
方法6: システムアップデート
- 設定 → システム → システムアップデート
- 利用可能な更新をインストール
方法7: 空き容量を確保
- 設定 → ストレージ
- 空き容量を確認(最低1GB以上)
- 不要なアプリやファイルを削除
iPhone/iPad
方法1: iPhoneを再起動
iPhone X以降:
- 音量ボタン(どちらか)とサイドボタンを同時長押し
- スライダーをドラッグして電源オフ
- 30秒待って電源ボタンを長押しして起動
iPhone 8以前:
- 電源ボタン長押し
- スライダーをドラッグ
- 30秒待って再起動
方法2: アプリを完全終了
- 画面下から上にスワイプ(またはホームボタン2回押し)
- アプリのプレビューを上にスワイプして終了
- アプリを再起動
方法3: アプリを更新
- App Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 下にスクロールして該当アプリを更新
方法4: アプリを再インストール
- アプリを長押し → 「Appを削除」
- App Storeから再インストール
方法5: iOSアップデート
- 設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
- 利用可能な更新をダウンロード&インストール
方法6: 空き容量を確保
- 設定 → 一般 → iPhoneストレージ
- 空き容量を確認
- 不要なアプリやファイルを削除
方法7: iPhoneをリセット(最終手段)
設定をリセット:
- 設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット
- 「リセット」→「すべての設定をリセット」
注意: データは削除されませんが、設定は初期化されます
よくある質問
Q. 複数のアプリが起動しません
OSまたはシステムファイルの問題です。
Windowsアップデート、システムファイルチェッカー、最悪の場合はOSの再インストールを検討してください。
Q. 特定のアプリだけ起動しません
そのアプリに問題があります。
再インストール、互換モード設定、必要なランタイムのインストールを試してください。
Q. エラーメッセージが表示されます
エラーメッセージの内容で検索してください。
「DLL」「ランタイム」などの単語があれば、追加ソフトが必要です。
Q. アプリが途中で落ちます
メモリ不足またはアプリの不具合です。
他のアプリを終了するか、アプリを再インストールしてください。
Q. 最近Windowsをアップデートしました
互換性の問題です。
互換モードで実行するか、アプリの最新版をインストールしてください。
Q. 新しいパソコンにアプリをインストールしましたが起動しません
システム要件を満たしていない可能性があります。
アプリの公式サイトで動作環境を確認してください。
Q. すべて試しましたが起動しません
アプリの開発元に問い合わせるか、代替アプリの使用を検討してください。
トラブルシューティングフローチャート
Windows編:
- パソコンを再起動 → 解決? → 終了
- タスクマネージャーでプロセス終了 → 解決? → 終了
- Windowsアップデート実行 → 解決? → 終了
- アプリを更新 → 解決? → 終了
- アプリを修復 → 解決? → 終了
- 互換モードで実行 → 解決? → 終了
- 管理者として実行 → 解決? → 終了
- 必要なランタイムをインストール → 解決? → 終了
- セキュリティソフトを確認 → 解決? → 終了
- アプリを再インストール → 解決? → 終了
- システムファイルチェッカー実行 → 解決? → 終了
- クリーンブート → 解決? → 終了
- サポートに問い合わせ
予防策
アプリが起動しない問題を予防する方法です。
定期的なメンテナンス:
- 月1回はWindowsアップデートを確認
- 使わないアプリはアンインストール
- ディスククリーンアップを実行
- ウイルススキャンを実行
- 空き容量は常に20%以上確保
アプリのインストール時:
- 公式サイトからダウンロード
- システム要件を事前確認
- 必要なランタイムを確認
- インストール後すぐに動作確認
システム要件の目安:
最低限:
- CPU: Intel Core i3以上
- メモリ: 8GB
- ストレージ: SSD 256GB
- OS: Windows 10/11、macOS最新版
推奨:
- CPU: Intel Core i5以上
- メモリ: 16GB
- ストレージ: SSD 512GB
- OS: 最新版
まとめ
アプリが起動しない問題の解決法をまとめます。
最も効果的な対処法トップ5:
- パソコン/スマホを再起動
- 一時的な不具合の大半はこれで解決
- アプリを再インストール
- アプリ自体の問題に効果的
- OSをアップデート
- 互換性問題を解決
- 互換モードで実行(Windows)
- 古いアプリに有効
- メモリとストレージの確保
- リソース不足を解消
重要なポイント:
- 問題が起きたら、まず再起動
- 一つずつ対処法を試す
- バックアップを定期的に取る
- システム要件を事前確認
- 公式サイトから最新版をダウンロード
それでも解決しない場合:
- アプリの開発元に問い合わせ
- パソコンメーカーのサポートに連絡
- 専門業者に依頼
- 代替アプリを探す
アプリが起動しない問題は、ほとんどの場合、この記事の方法で解決できます。
焦らず、順番に試していきましょう!


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