Microsoft Edgeでウェブサイトにアクセスしようとすると、「接続がプライベートではありません」というエラーメッセージが表示されて、先に進めなくなることがあります。
この記事では、このエラーが表示される原因と、具体的な解決方法を詳しく解説します。
- 「接続がプライベートではありません」エラーとは
- エラーが表示される仕組み
- エラーが表示される主な原因
- 主要なエラーコード一覧
- NET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID
- NET::ERR_CERT_DATE_INVALID
- NET::ERR_CERT_COMMON_NAME_INVALID
- ERR_CERT_REVOKED
- Error Code: 0
- DLG_FLAGS_INVALID_CA
- DLG_FLAGS_SEC_CERT_CN_INVALID
- DLG_FLAGS_SEC_CERT_DATE_INVALID
- NET::ERR_CERT_WEAK_SIGNATURE_ALGORITHM
- NET::ERR_CERTIFICATE_TRANSPARENCY_REQUIRED
- NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH
- NET::ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR
- ERR_SSL_PINNED_KEY_NOT_IN_CERT_CHAIN
- NET::ERR_CERT_SYMANTEC_LEGACY
- 解決方法10選【試す順番で解説】
- 危険なサイトかどうかの判断方法
- SSL/TLS証明書とHTTPSの基礎知識
- よくある質問(FAQ)
- Q1. 「接続がプライベートではありません」エラーは無視しても大丈夫ですか?
- Q2. エラーが頻繁に表示される場合、どうすればいいですか?
- Q3. 特定のサイトだけでエラーが出る場合は?
- Q4. スマートフォンでも同じエラーが出ますか?
- Q5. 会社のPCでエラーが出る場合は?
- Q6. SSL状態のクリアは定期的に行うべきですか?
- Q7. Let’s Encryptの証明書は信頼できますか?
- Q8. ERR_CERT_REVOKEDエラーが出た場合、絶対にアクセスできませんか?
- Q9. InPrivateブラウズで正常にアクセスできた場合、どうすればいいですか?
- Q10. 自分でウェブサイトを運営していて、このエラーが表示される場合は?
- まとめ
- 参考情報
「接続がプライベートではありません」エラーとは

「接続がプライベートではありません」エラーは、Edgeがアクセスしようとしているウェブサイトの安全性を確認できなかった場合に表示されます。
Edgeでの表示例
Edgeでは、以下のようなメッセージが表示されます。
接続がプライベートではありません
攻撃者が[ウェブサイト]から情報を盗もうとしている可能性があります
または
このサイトは安全ではありません
赤い感嘆符マークとともに表示され、エラーコード(後述)が併記されることもあります。
他のブラウザでの表示
同じエラーは、他のブラウザでは異なる表現で表示されます。
- Google Chrome: 「接続はプライベートではありません」
- Mozilla Firefox: 「接続は安全ではありません」
- Safari: 「この接続はプライベートではありません」
いずれも同じ問題を指しています。
エラーが表示される仕組み
ウェブサイトにアクセスする際、以下のような流れで安全性が確認されます。
1. ブラウザがSSL/TLS証明書を要求
EdgeがHTTPS(セキュアな接続)のウェブサイトにアクセスする際、サーバーに対してSSL/TLS証明書を要求します。
2. サーバーが証明書を提示
ウェブサイトのサーバーは、SSL/TLS証明書をEdgeに送信します。
この証明書には、以下の情報が含まれています。
- 証明書の発行先(ドメイン名)
- 証明書の発行元(認証局)
- 証明書の有効期限
- 暗号化に使用する公開鍵
3. Edgeが証明書を検証
Edgeは受け取った証明書を検証します。
検証内容は以下の通りです。
- 証明書が有効期限内か
- 証明書のドメイン名がアクセス先のURLと一致するか
- 証明書が信頼できる認証局から発行されているか
- 証明書が改ざんされていないか
4. 検証に失敗するとエラー表示
いずれかの検証に失敗すると、「接続がプライベートではありません」エラーが表示されます。
エラーが表示される主な原因
このエラーが表示される原因は、いくつかあります。
1. SSL/TLS証明書の有効期限切れ
ウェブサイトのSSL証明書には有効期限があります。
証明書の有効期限が切れていると、Edgeは接続を拒否します。
原因の割合: 最も多い原因の1つです。
2. 信頼できない認証局から発行された証明書
SSL証明書は、信頼できる認証局(Let’s Encrypt、DigiCert、GlobalSignなど)から発行される必要があります。
ブラウザには、あらかじめ信頼できる認証局のリスト(ルート証明書)が組み込まれています。
このリストにない認証局から発行された証明書は、信頼できないと判断されます。
エラーコード: NET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID、DLG_FLAGS_INVALID_CA
3. ドメイン名の不一致
証明書に記載されているドメイン名と、アクセスしようとしているURLのドメイン名が一致しない場合にエラーが表示されます。
例えば、www.example.com用の証明書をexample.com(wwwなし)でアクセスすると、エラーが発生することがあります。
エラーコード: NET::ERR_CERT_COMMON_NAME_INVALID
4. 証明書の失効
証明書の所有者が意図的に証明書を無効化(失効)した場合にエラーが表示されます。
これは、情報変更や証明書の再取得の際に発生することがあります。
エラーコード: ERR_CERT_REVOKED
注意: このエラーの場合、サイトの閲覧を続行することはできません。
5. PCの日付・時刻の設定が間違っている
PCの日付や時刻が大きくずれていると、証明書の有効期限を正しく判定できず、エラーが表示されることがあります。
エラーコード: NET::ERR_CERT_DATE_INVALID、DLG_FLAGS_SEC_CERT_DATE_INVALID
6. 古いSSL/TLSプロトコルの使用
ウェブサイトが古いSSL/TLSバージョンや弱い暗号化アルゴリズムを使用している場合、Edgeは接続を拒否します。
エラーコード: NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH、NET::ERR_CERT_WEAK_SIGNATURE_ALGORITHM
7. 中間証明書の問題
SSL証明書には、ルート証明書と実際の証明書をつなぐ「中間証明書」が必要です。
この中間証明書が正しく設定されていないと、エラーが表示されます。
8. PCに保存されているSSL証明書のキャッシュの問題
PCには、過去にアクセスしたウェブサイトのSSL証明書がキャッシュとして保存されています。
このキャッシュが古かったり、破損していたりすると、エラーが表示されることがあります。
9. セキュリティソフトやVPNの干渉
セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)やVPNが、SSL証明書を独自にチェックしたり、置き換えたりすることがあります。
これにより、Edgeが証明書を正しく検証できなくなる場合があります。
10. ブラウザの拡張機能の影響
一部のブラウザ拡張機能が、SSL接続に干渉してエラーを引き起こすことがあります。
11. 公衆Wi-Fiの接続問題
公衆Wi-Fiは、HTTPSを正しく処理できない設定になっていることがあります。
また、悪意のある公衆Wi-Fiが中間者攻撃(Man-in-the-Middle攻撃)を試みている可能性もあります。
主要なエラーコード一覧

Edgeで表示される主なエラーコードと、その意味を解説します。
NET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID
意味: SSL証明書が信頼できる認証局から発行されていない、または認証できない
原因:
- 自己署名証明書(自分で作成した証明書)が使用されている
- 認証局のルート証明書がPCにインストールされていない
- 証明書チェーンが不完全
危険度: 高
対処: サイト管理者に問い合わせる
NET::ERR_CERT_DATE_INVALID
意味: SSL証明書の有効期限が切れている、またはまだ有効期間に入っていない
原因:
- 証明書の有効期限が切れている
- PCの日付・時刻設定が間違っている
危険度: 高(証明書期限切れの場合)、低(PCの時刻設定の問題の場合)
対処:
- PCの日付・時刻を確認
- サイト管理者に問い合わせる
NET::ERR_CERT_COMMON_NAME_INVALID
意味: 証明書のドメイン名(コモンネーム)がアクセス先のURLと一致しない
原因:
www.example.com用の証明書をexample.comでアクセスしている- 別のドメイン用の証明書が誤って設定されている
危険度: 中
対処:
- URLに「www」を追加または削除して試す
- サイト管理者に問い合わせる
ERR_CERT_REVOKED
意味: SSL証明書が失効(無効化)されている
原因:
- 証明書の所有者が意図的に失効させた(証明書の再取得など)
- 証明書の秘密鍵が漏洩した
危険度: 高
対処: サイトの閲覧を続行できない。サイト管理者に問い合わせる
Error Code: 0
意味: ウェブサイトのセキュリティ証明書が安全ではない
原因: 証明書に何らかの問題がある
危険度: 高
対処: サイト管理者に問い合わせる
DLG_FLAGS_INVALID_CA
意味: ウェブサイトの証明書が正しくインストールされていない、期限切れ、または悪意のある活動が検出されている
原因:
- 証明書の設定ミス
- 証明書の有効期限切れ
- 悪意のある活動
危険度: 高
対処: サイト管理者に問い合わせる
DLG_FLAGS_SEC_CERT_CN_INVALID
意味: ウェブサイトの証明書が無効、またはドメイン名が一致しない
原因: NET::ERR_CERT_COMMON_NAME_INVALIDと同じ
危険度: 中
対処: サイト管理者に問い合わせる
DLG_FLAGS_SEC_CERT_DATE_INVALID
意味: 証明書の有効期限が切れている、または有効期間が正しくない
原因: NET::ERR_CERT_DATE_INVALIDと同じ
危険度: 高
対処: PCの日付・時刻を確認、サイト管理者に問い合わせる
NET::ERR_CERT_WEAK_SIGNATURE_ALGORITHM
意味: SSL証明書が古いまたは弱い暗号化アルゴリズムを使用しているため、安全ではない
原因: 証明書が古い暗号化方式(SHA-1など)を使用している
危険度: 中
対処: サイト管理者に問い合わせる
NET::ERR_CERTIFICATE_TRANSPARENCY_REQUIRED
意味: SSL証明書が公開透明性ログに登録されていない
原因: 証明書がCertificate Transparency(CT)ログに記録されていない
危険度: 低
対処: サイト管理者に問い合わせる
NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH
意味: ウェブサイトが古いSSL/TLSバージョン、またはEdgeがサポートしていない暗号化アルゴリズムを使用している
原因:
- サーバーが古いSSL/TLSプロトコルを使用
- サーバーとブラウザで暗号化方式が一致しない
危険度: 高
対処: サイト管理者に問い合わせる
NET::ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR
意味: SSL接続の一般的な失敗
原因: ネットワーク設定、ブラウザの問題、サーバーの設定ミスなど
危険度: 中
対処: 複数の解決方法を試す
ERR_SSL_PINNED_KEY_NOT_IN_CERT_CHAIN
意味: セキュリティ証明書が予想されるキーと一致しない
原因:
- 改ざんの可能性
- セキュリティ設定のミス
危険度: 高
対処: サイト管理者に問い合わせる
NET::ERR_CERT_SYMANTEC_LEGACY
意味: Symantec CAが発行した古いSSL証明書で、Edgeが信頼しなくなった
原因: Symantecが発行した証明書はセキュリティ上の理由で信頼されなくなった
危険度: 高
対処: サイト管理者に証明書の更新を依頼
解決方法10選【試す順番で解説】
エラーが表示された場合、以下の方法を順番に試してください。
1. ページを更新する
一時的な通信エラーの可能性があります。
手順
- ブラウザ左上の「更新」ボタン(回転矢印アイコン)をクリック
- またはキーボードの
F5キーを押す
効果: 一時的な接続エラーが解消される
試す時間: 10秒
2. Microsoft Edgeを再起動する
ブラウザの一時的な不具合が原因の場合があります。
手順
- 開いているEdgeのページをすべて閉じる
- Edgeを完全に終了する
- 再度Edgeを起動し、ウェブサイトにアクセスする
効果: ブラウザのキャッシュや一時的な設定がリセットされる
試す時間: 30秒
3. InPrivateブラウズ(プライベートモード)を使う
ブラウザのキャッシュや拡張機能が原因の場合、InPrivateブラウズで解決することがあります。
手順
- Edgeの右上の「…」(設定など)をクリック
- 「新しいInPrivateウィンドウ」をクリック
- またはキーボードの
Ctrl+Shift+Nを押す - InPrivateウィンドウで問題のウェブサイトにアクセスする
効果:
- 拡張機能が無効化される
- キャッシュが使われない
- Cookieが保存されない
判断: InPrivateで正常にアクセスできた場合、通常モードの拡張機能やキャッシュが原因
試す時間: 1分
4. ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
古いキャッシュやCookieが原因でエラーが発生することがあります。
手順
- Edgeを開く
- 右上の「…」(設定など) → 「設定」をクリック
- 左側メニューの「プライバシー、検索、サービス」をクリック
- 「閲覧データをクリア」セクションの「クリアするデータの選択」をクリック
- 時間の範囲:「すべての期間」を選択
- 以下にチェックを入れる
- Cookieおよびその他のサイトデータ
- キャッシュされた画像とファイル
- 「今すぐクリア」をクリック
- Edgeを再起動して、ウェブサイトにアクセスする
効果: 古いSSL証明書のキャッシュや破損したCookieが削除される
注意: ログイン状態が解除される
試す時間: 2分
5. SSL状態のクリア【重要】
PCに保存されているSSL証明書のキャッシュをクリアします。
手順
- Windowsの「スタート」メニューをクリック
- 検索ボックスに「インターネットオプション」と入力
- 「インターネットオプション」をクリック
- 「インターネットのプロパティ」ウィンドウが開く
- 「コンテンツ」タブをクリック
- 「証明書」セクションの「SSL状態のクリア」ボタンをクリック
- 「SSL キャッシュが正常にクリアされました。」と表示される
- 「OK」をクリック
- Edgeを再起動して、ウェブサイトにアクセスする
効果: PC側に保存されている古いSSL証明書のキャッシュが削除される
対象ブラウザ: Edge、Chrome、その他Windowsのシステム設定を使用するブラウザ
成功率: 特定サイトでのみエラーが出る場合、高い確率で解決する
試す時間: 2分
6. PCの日付と時刻を確認する
日付や時刻がずれていると、証明書の有効期限を正しく判定できません。
手順
- タスクバー右下の日付・時刻をクリック
- 「日付と時刻の設定を調整する」をクリック
- 「時刻を自動的に設定する」をオンにする
- 「タイムゾーンを自動的に設定する」をオンにする
- 設定後、Edgeを再起動して、ウェブサイトにアクセスする
効果: 日付・時刻のずれが原因のエラーが解消される
確認: 日付と時刻が正しく表示されているか確認
試す時間: 2分
7. 拡張機能を無効化する
ブラウザの拡張機能(アドオン)が、SSL接続に干渉している可能性があります。
手順
- Edgeの右上の「…」(設定など) → 「拡張機能」 → 「拡張機能の管理」をクリック
- インストールされている拡張機能の一覧が表示される
- すべての拡張機能のトグルをオフにする(青→灰色)
- Edgeを再起動して、ウェブサイトにアクセスする
- 正常にアクセスできた場合、拡張機能を1つずつオンにして原因を特定
効果: 拡張機能の干渉が解消される
原因になりやすい拡張機能: 広告ブロッカー、VPN、セキュリティ関連の拡張機能
試す時間: 5分
8. セキュリティソフトやファイアウォールを一時的に無効化する
セキュリティソフトがSSL証明書をスキャンして、エラーを引き起こすことがあります。
手順
- セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)を開く
- SSL/HTTPSスキャン機能を一時的に無効化
- ウェブサイトにアクセスできるか確認
- アクセスできた場合、セキュリティソフトが原因
- 重要: 確認後、必ずセキュリティソフトを再度有効化する
Windows Defenderファイアウォールの無効化手順(非推奨だが必要な場合)
- 「スタート」メニュー → 「設定」をクリック
- 「プライバシーとセキュリティ」 → 「Windows セキュリティ」をクリック
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
- 現在のネットワークプロファイル(通常は「プライベートネットワーク」)をクリック
- 「Microsoft Defender ファイアウォール」のトグルをオフにする
- ウェブサイトにアクセスできるか確認
- 重要: 確認後、必ずトグルをオンに戻す
注意: セキュリティソフトやファイアウォールを無効化すると、PCが危険にさらされる可能性があります。確認後は必ず再度有効化してください。
試す時間: 5分
9. VPNを無効化する
VPNがSSL証明書を独自に処理して、エラーを引き起こすことがあります。
手順
- 使用中のVPNアプリを開く
- VPN接続を切断する
- ウェブサイトにアクセスできるか確認
- アクセスできた場合、VPNが原因
効果: VPNの干渉が解消される
対処: VPNの設定を確認、またはVPN提供会社に問い合わせる
試す時間: 2分
10. 詳細設定からアクセスする【最終手段】
上記の方法で解決しない場合で、ウェブサイトの安全性が確かな場合のみ、詳細設定からアクセスできます。
手順
- エラー画面で「詳細設定」ボタンをクリック
- エラーの詳細情報が表示される
- 「[ドメイン名]に進む(安全ではありません)」をクリック
- ウェブサイトが表示される
注意:
- この方法は、信頼できるウェブサイトでのみ使用してください
- 個人情報(パスワード、クレジットカード情報など)を入力しないでください
- 一時的な回避策であり、根本的な解決にはなりません
危険性: SSL証明書が正しく検証されていないため、データが暗号化されていない可能性があります
推奨: 可能な限り、サイト管理者に問題を報告して、証明書を修正してもらうべきです
試す時間: 1分
危険なサイトかどうかの判断方法
エラーが表示されたとき、実際に危険なサイトなのか、それとも一時的な問題なのかを判断することが重要です。
安全性が高いと判断できるケース
以下の条件を満たす場合、一時的な問題の可能性が高いです。
- 有名な企業や組織のウェブサイト
- 大手企業、銀行、政府機関など
- 過去に何度もアクセスしたことがあるサイト
- 以前は問題なくアクセスできていた
- エラーコードがNET::ERR_CERT_DATE_INVALIDで、PCの時刻がずれている
- PC側の設定ミスの可能性が高い
- 複数のデバイスやブラウザで同じエラーが出る
- サイト側の一時的な問題の可能性
これらの場合、上記の解決方法を試すか、時間をおいてから再度アクセスしてみてください。
危険性が高いと判断すべきケース
以下の条件に当てはまる場合、アクセスを控えるべきです。
- 信頼性の低いサイト
- 知らない送信者からのメールのリンク
- 広告やポップアップからのリンク
- 怪しいショッピングサイト
- エラーコードがERR_CERT_REVOKED
- 証明書が失効している(アクセス不可)
- エラーコードがNET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID
- 信頼できない認証局から発行された証明書
- 他のデバイスやブラウザでは正常にアクセスできる
- 自分のPCやネットワークが攻撃されている可能性
重要: 偽ショッピングサイトや詐欺サイトは、本物のサイトに似せて作られていることがあります。エラーが表示された場合、個人情報の入力は絶対に避けてください。
SSL/TLS証明書とHTTPSの基礎知識
エラーを理解するために、SSL/TLS証明書とHTTPSの仕組みを簡単に解説します。
SSL/TLS証明書とは
SSL(Secure Sockets Layer)とTLS(Transport Layer Security)は、インターネット上でデータを安全に送受信するための暗号化技術です。
現在はTLSが主流ですが、歴史的経緯から「SSL」という呼び方が一般的です。
SSL/TLS証明書の役割
- ウェブサイトの身元確認: このサイトが本物であることを証明
- データの暗号化: 送受信するデータを暗号化して、第三者に読まれないようにする
HTTPSとHTTPの違い
- HTTP: 通常の接続(暗号化なし)
- HTTPS: セキュアな接続(SSL/TLS証明書による暗号化あり)
見分け方
ブラウザのアドレスバーを確認してください。
- HTTPS: アドレスバーに鍵マーク(🔒)が表示される
- HTTP: 鍵マークなし、または「保護されていない通信」と表示される
SSL証明書の種類
SSL証明書には、認証レベルによって3種類があります。
1. ドメイン認証(DV: Domain Validation)
- 認証内容: ドメインの所有権のみ
- 発行時間: 数分~数時間
- 用途: 個人サイト、ブログなど
- 例: Let’s Encrypt(無料)
2. 組織認証(OV: Organization Validation)
- 認証内容: ドメインの所有権 + 組織の実在性
- 発行時間: 数日
- 用途: 企業サイトなど
- 例: DigiCert、GlobalSign
3. EV認証(EV: Extended Validation)
- 認証内容: ドメインの所有権 + 組織の実在性 + 法的存在の証明
- 発行時間: 数週間
- 用途: 銀行、ECサイトなど
- 例: DigiCert、GlobalSign
重要: どの種類の証明書でも、暗号化の強度は同じです。違いは認証レベルのみです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「接続がプライベートではありません」エラーは無視しても大丈夫ですか?
A: 基本的には無視すべきではありません。
信頼できるサイトで一時的な問題だと確信できる場合のみ、「詳細設定」から進むことができます。
ただし、個人情報の入力は避けてください。
Q2. エラーが頻繁に表示される場合、どうすればいいですか?
A: 以下を確認してください。
- PCの日付・時刻設定が正しいか
- セキュリティソフトやVPNが干渉していないか
- ブラウザやOSが最新バージョンか
それでも解決しない場合、PCやネットワークに問題がある可能性があります。
Q3. 特定のサイトだけでエラーが出る場合は?
A: そのサイトのSSL証明書に問題がある可能性が高いです。
サイト管理者に問い合わせて、証明書の確認を依頼してください。
Q4. スマートフォンでも同じエラーが出ますか?
A: はい、スマートフォン(Android、iPhone)でも同様のエラーが表示されます。
解決方法も基本的に同じです(ブラウザキャッシュのクリア、日付・時刻の確認など)。
Q5. 会社のPCでエラーが出る場合は?
A: 企業のネットワークでは、独自のSSL証明書を使用していることがあります。
IT部門に問い合わせて、適切な証明書をインストールしてもらってください。
Q6. SSL状態のクリアは定期的に行うべきですか?
A: 通常は不要です。
エラーが発生した場合のみ、トラブルシューティングの一環として行ってください。
Q7. Let’s Encryptの証明書は信頼できますか?
A: はい、Let’s Encryptは信頼できる認証局です。
無料で提供されていますが、暗号化の強度は有料の証明書と変わりません。
Q8. ERR_CERT_REVOKEDエラーが出た場合、絶対にアクセスできませんか?
A: はい、このエラーの場合、ブラウザはアクセスをブロックします。
証明書が失効しているため、サイト管理者が証明書を更新するまで待つ必要があります。
Q9. InPrivateブラウズで正常にアクセスできた場合、どうすればいいですか?
A: 通常モードの拡張機能またはキャッシュが原因です。
拡張機能を1つずつ無効化して原因を特定するか、ブラウザのキャッシュをクリアしてください。
Q10. 自分でウェブサイトを運営していて、このエラーが表示される場合は?
A: サイト管理者として、以下を確認してください。
- SSL証明書の有効期限が切れていないか
- 証明書が正しくインストールされているか
- 中間証明書が正しく設定されているか
- ドメイン名が証明書と一致しているか
ホスティング会社に問い合わせて、証明書の再インストールや更新を依頼してください。
まとめ
Microsoft Edgeの「接続がプライベートではありません」エラーは、SSL/TLS証明書の検証に失敗した場合に表示されます。
主な原因
- SSL証明書の有効期限切れ
- 信頼できない認証局から発行された証明書
- ドメイン名の不一致
- 証明書の失効
- PCの日付・時刻設定の間違い
- 古いSSL/TLSプロトコルの使用
- PCに保存されているSSL証明書キャッシュの問題
- セキュリティソフトやVPNの干渉
解決方法(推奨順)
- ページを更新する
- Edgeを再起動する
- InPrivateブラウズを使う
- ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
- SSL状態のクリア(Windows インターネットオプション経由)
- PCの日付と時刻を確認する
- 拡張機能を無効化する
- セキュリティソフトやファイアウォールを一時的に無効化する
- VPNを無効化する
- 詳細設定からアクセスする(最終手段、信頼できるサイトのみ)
重要なポイント
- 信頼性の低いサイトでエラーが出た場合、アクセスを控える
- 個人情報(パスワード、クレジットカード情報)は入力しない
- ERR_CERT_REVOKEDエラーの場合、アクセスできない
- 問題が解決しない場合、サイト管理者に問い合わせる
セキュリティのために
- HTTPSのサイトのみでログインや決済を行う
- アドレスバーの鍵マーク(🔒)を確認する
- 怪しいリンクをクリックしない
- セキュリティソフトを常に有効にする
このエラーは、ブラウザがあなたの安全を守るために表示しています。
安易に無視せず、適切に対処することが重要です。

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