Firefoxでウェブページを閲覧中、誤ってタブを閉じてしまった経験はありませんか?
大量のタブを開いている状態で、間違って必要なタブの「×」ボタンをクリックしてしまうと焦りますよね。
この記事では、Firefoxで閉じたタブを簡単に復元する方法を、基本から応用まで詳しく解説します。
タブを閉じたときに起こること

Firefoxでタブを閉じると、そのページは表示されなくなりますが、完全に消えるわけではありません。
Firefoxは閉じたタブの履歴を保存しており、いつでも復元できるようになっています。
保存される情報
- ページのURL
- ページの閲覧履歴(戻る・進むで移動できる範囲)
- フォームの入力内容(場合により)
- スクロール位置
これらの情報が保存されるため、タブを復元すると閉じる直前の状態にほぼ戻ります。
方法1: ショートカットキーで復元(最速)
最も簡単で素早い方法がショートカットキーを使う方法です。
Windowsの場合
キーボードで以下のキーを同時に押します。
Ctrl + Shift + T
Macの場合
Command + Shift + T
使い方のコツ
直前に閉じたタブを復元
一度ショートカットキーを押すと、最後に閉じたタブが復元されます。
複数のタブを順番に復元
ショートカットキーを繰り返し押すことで、閉じた順番の逆(新しいものから古いもの)に次々とタブを復元できます。
復元できる数の制限
Firefoxのデフォルト設定では、最近閉じた10個のタブまで復元できます。
10個を超えた古いタブの履歴は自動的に削除されます。
覚え方
「T = Tab(タブ)のT」と覚えると忘れにくいです。
Ctrl(または Command)とShiftを押しながら、Tを押すだけです。
方法2: 右クリックメニューから復元
マウス操作が好きな方には、この方法が便利です。
手順
- タブバー(タブが並んでいるエリア)の空白部分を右クリック
- 「閉じたタブを元に戻す」または「Undo Close Tab」を選択
注意点
タブ自体(タブのタイトル部分)を右クリックすると、「閉じたタブを元に戻す」オプションは表示されません。
必ずタブバーの空白部分を右クリックしてください。
複数のタブを復元する場合
この方法で復元できるのは、直前に閉じたタブのみです。
さらに古いタブを復元したい場合は、もう一度右クリックして同じ操作を繰り返します。
方法3: 履歴メニューから特定のタブを復元
ショートカットキーでは閉じた順番にしか復元できませんが、履歴メニューを使えば特定のタブを選んで復元できます。
手順
- メニューボタン(画面右上の三本線アイコン)をクリック
- 「履歴」を選択
- 「最近閉じたタブ」をクリック
- 復元したいタブを一覧から選択
すべてのタブを一括復元
Firefox 112以降では、「最近閉じたタブ」メニューの下部に「すべてのタブを復元」オプションがあります。
これをクリックすると、閉じたタブすべてを一度に復元できます。
ライブラリメニューから復元
より詳しい履歴を確認したい場合は、以下の手順で操作します。
- メニューボタンをクリック
- 「ライブラリ」を選択
- 「履歴」→「最近閉じたタブ」を選択
方法4: ブラウザを閉じた後のセッション復元
Firefox全体(ブラウザウィンドウ)を閉じてしまった場合でも、前回のセッションを復元できます。
Firefox起動時に自動復元する設定
設定手順
- メニューボタンをクリック
- 「設定」を選択
- 「一般」タブを開く
- 「起動」セクションで「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」を選択
この設定を有効にすると、Firefoxを起動するたびに前回終了時に開いていたタブがすべて復元されます。
ショートカットキーでセッション復元(Firefox 112以降)
重要なアップデート
Firefox 112(2023年4月リリース)以降では、Ctrl+Shift+T(Mac: Command+Shift+T)で前回のブラウザセッション全体も復元できるようになりました。
使い方
- Firefoxを起動
- Ctrl+Shift+T(Mac: Command+Shift+T)を押す
- 前回閉じたウィンドウとすべてのタブが復元される
これにより、ブラウザを誤って閉じてしまっても、すぐに元の状態に戻せます。
メニューから手動で復元
Firefox 112より前のバージョンや、ショートカットキーを使いたくない場合は、以下の方法で復元できます。
- メニューボタンをクリック
- 「履歴」を選択
- 「前回のセッションを復元」をクリック
方法5: 復元可能なタブ数を増やす(上級者向け)
デフォルトでは10個までのタブしか復元できませんが、この数を変更できます。
設定手順
- アドレスバーに
about:configと入力してEnterキーを押す - 「危険性を承知の上で使用する」をクリック
- 検索ボックスに
browser.sessionstore.maxと入力 browser.sessionstore.max_tabs_undoをダブルクリック- 数値を入力(最大25まで設定可能)
- OKをクリック
注意事項
WebExtensions APIの制限により、最大値は25個です。
それ以上の数値を入力しても、25個までしか復元できません。
ウィンドウの復元数も変更可能
同様の手順でbrowser.sessionstore.max_windows_undoの値を変更すると、復元可能なウィンドウ数も増やせます。
方法6: 拡張機能を使う
より便利にタブを復元したい場合は、専用の拡張機能を使用できます。
Undo Close Tab
概要
Undo Close Tabは、閉じたタブを簡単に復元できる拡張機能です。
主な機能
- ツールバーボタンをワンクリックで直前のタブを復元
- 右クリックメニューから最近閉じたタブの一覧を表示
- Firefoxのテーマに自動的に適応
- 最大25個のタブ履歴をサポート
インストール方法
- Undo Close Tabにアクセス
- 「Firefoxへ追加」をクリック
- 「追加」をクリックして確認
使い方
ツールバーに追加されたアイコンをクリックするだけで、直前に閉じたタブが復元されます。
アイコンを右クリックすると、最近閉じたタブの一覧が表示されます。
評価
利用者評価: 4.7/5(579件のレビュー)
誤ってタブを閉じないための予防策

タブを閉じてから復元するよりも、最初から誤って閉じないようにする方が効率的です。
複数タブを閉じる前に確認ダイアログを表示
設定手順
- アドレスバーに
about:preferencesと入力してEnterキーを押す - 「一般」タブを開く
- 「タブ」セクションを探す
- 「複数のタブを閉じる際は確認する」にチェックを入れる
この設定を有効にすると、複数のタブを開いた状態でFirefoxを閉じようとすると、確認ダイアログが表示されます。
うっかりブラウザ全体を閉じてしまうミスを防げます。
タブのピン留め
頻繁に使うタブは「ピン留め」しておくと、誤って閉じにくくなります。
ピン留め方法
- タブを右クリック
- 「タブをピン留め」を選択
ピン留めされたタブは、タブバーの左端に小さく固定表示され、通常のタブより閉じにくくなります。
タブが復元できない場合のトラブルシューティング
プライベートブラウジングモードの場合
プライベートブラウジング(プライベートウィンドウ)では、履歴が一切保存されません。
そのため、プライベートウィンドウで閉じたタブは復元できません。
これはプライバシー保護のための仕様で、変更できません。
ブラウザクラッシュ後の復元
Firefoxがクラッシュした場合でも、通常は次回起動時に自動的に「セッションの復元」ダイアログが表示されます。
もし表示されない場合は、以下の方法を試してください。
- メニューボタン→「履歴」→「前回のセッションを復元」
- それでも復元できない場合は、方法7(上級者向け)を参照
Ctrl+Shift+Tが動作しない
ショートカットキーが動作しない場合、以下を確認してください。
他のアプリケーションとの競合
バックグラウンドで動作している他のアプリケーションが、同じショートカットキーを使用している可能性があります。
Firefoxのセッションリセット
Firefoxに既知のバグがあり、まれにタブ復元機能が完全に動作しなくなることがあります。
この場合、ブラウザのセッションをリセットする必要があります。
方法7: sessionstore.jsonlz4から手動復元(上級者向け)
通常の方法で復元できない場合、セッションファイルから直接復元できます。
重要な警告
この方法は高度な操作を含みます。
操作を誤るとFirefoxの設定が破損する可能性があるため、慎重に行ってください。
手順
プロファイルフォルダを開く
- アドレスバーに
about:supportと入力してEnterキーを押す - 「アプリケーション基本情報」セクションで「プロファイルフォルダー」の「フォルダーを開く」をクリック
バックアップファイルを探す
- プロファイルフォルダ内の
sessionstore-backupsフォルダを開く recovery.jsonlz4、previous.jsonlz4などのファイルを確認- 更新日時から復元したいセッションのファイルを特定
ファイルを復元
- Firefoxを完全に終了
- プロファイルフォルダの
sessionstore.jsonlz4ファイルをバックアップ(名前を変更) sessionstore-backupsフォルダから選んだファイルをコピー- プロファイルフォルダに貼り付け
- ファイル名を
sessionstore.jsonlz4に変更 - Firefoxを起動
この方法で、前々回のセッションなども復元できます。
まとめ
Firefoxで閉じたタブを復元する方法は、複数用意されています。
最速の方法
Ctrl+Shift+T(Mac: Command+Shift+T)のショートカットキーを使う
特定のタブを選びたい場合
メニューボタン→履歴→最近閉じたタブから選択
ブラウザ全体を閉じてしまった場合
Firefox 112以降: Ctrl+Shift+T(Mac: Command+Shift+T)で復元
それ以前: メニューボタン→履歴→前回のセッションを復元
より便利に使いたい場合
Undo Close Tab拡張機能をインストール
復元可能なタブ数
デフォルトで10個まで(最大25個まで設定変更可能)
予防策
- 「複数のタブを閉じる際は確認する」設定を有効化
- 重要なタブはピン留めする
- 「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」設定を有効化
これらの方法を覚えておけば、誤ってタブを閉じてしまっても慌てる必要はありません。
特にCtrl+Shift+T(Mac: Command+Shift+T)のショートカットキーは、すべてのFirefoxユーザーが覚えておくべき必須のテクニックです。
注意事項
プライベートブラウジングモードでは復元不可
プライバシー保護のため、プライベートウィンドウで閉じたタブは復元できません。
入力途中のフォームデータ
一部のフォーム入力内容は復元されない場合があります。
重要な情報を入力中の場合は、こまめに保存することをおすすめします。
Firefoxのバージョンによる違い
Firefox 112以降では、Ctrl+Shift+Tでセッション全体も復元できるようになりました。
それより古いバージョンを使用している場合は、メニューから手動で「前回のセッションを復元」を選択する必要があります。

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