Firefoxで作業中、間違ってタブやウィンドウを閉じてしまった経験はありませんか。
重要な調べ物をしていたページや、後で読もうと思っていた記事が一瞬で消えてしまうと焦ってしまいます。
特に複数のタブを開いて作業している場合、誤操作でウィンドウ全体を閉じてしまうと大きな時間のロスになります。
また、Firefoxがクラッシュしたり、PCが予期せず再起動した場合も、開いていたタブをすべて失ってしまいます。
この記事では、Firefoxで閉じたウィンドウやタブを復元する方法を、状況別に5つご紹介します。
直前に閉じたタブから、数日前のセッションまで、様々なケースに対応した復元方法を解説します。
方法1:キーボードショートカットで直前に閉じたタブを復元(最速)

最も手軽で素早い方法は、キーボードショートカットを使う方法です。
直前に閉じたタブを数秒で復元できます。
ショートカットキー
Windows・Linux
- Ctrl + Shift + T
macOS
- Command + Shift + T
このショートカットを繰り返し押すと、閉じた順番に遡ってタブを復元できます。
例えば、3つのタブを連続で閉じた場合、ショートカットを3回押せばすべて復元されます。
この方法のメリット
操作が非常に簡単で、覚えやすいショートカットです。
マウスを使わずキーボードだけで操作できるため、作業の流れを止めません。
復元できるタブの数
Firefoxは最近閉じたタブを最大25個まで記憶しています。
それ以上前に閉じたタブは、この方法では復元できません。
方法2:右クリックメニューから復元する
マウス操作でタブを復元したい場合は、右クリックメニューが便利です。
手順
- 現在開いているタブのどれかを右クリック
- 「閉じたタブを元に戻す」を選択
この操作で、直前に閉じたタブが1つ復元されます。
複数のタブを復元したい場合は、この操作を繰り返してください。
この方法のメリット
視覚的にわかりやすく、ショートカットキーを覚えていなくても使えます。
どのタブからでも右クリックメニューにアクセスできます。
方法3:履歴メニューから特定のタブやウィンドウを選んで復元
閉じたタブの一覧を確認してから復元したい場合は、履歴メニューを使います。
タブを復元する手順
- Firefox右上のメニューボタン(三本線)をクリック
- 「履歴」を選択
- 「最近閉じたタブ」にカーソルを合わせる
- 復元したいタブをクリック
一覧には、タブのタイトルとURLが表示されます。
最大25個の閉じたタブが表示されるため、どのタブを復元するか選択できます。
ウィンドウを復元する手順
- Firefox右上のメニューボタン(三本線)をクリック
- 「履歴」を選択
- 「最近閉じたウィンドウ」にカーソルを合わせる
- 復元したいウィンドウをクリック
ウィンドウを復元すると、そのウィンドウで開いていたすべてのタブが一度に復元されます。
すべてのウィンドウを一括復元
複数のウィンドウを閉じてしまった場合は、「すべてのウィンドウを復元」オプションが便利です。
- Firefox右上のメニューボタン(三本線)をクリック
- 「履歴」を選択
- 「最近閉じたウィンドウ」にカーソルを合わせる
- 「すべてのウィンドウを復元」をクリック
この方法のメリットは、復元したい内容を確認してから選択できる点です。
間違ったタブを復元してしまう心配がありません。
方法4:Firefox起動時に前回のセッションを自動復元
Firefox起動時に、前回終了時のタブを自動的に復元する設定ができます。
自動復元の設定方法
- Firefox右上のメニューボタン(三本線)をクリック
- 「設定」を選択
- 「一般」タブを選択
- 「起動」セクションを探す
- 「前回のセッションのウィンドウとタブを開く」を選択
この設定を有効にすると、Firefoxを閉じる前に開いていたタブが、次回起動時に自動的に復元されます。
手動でセッションを復元
自動復元の設定をしていなくても、起動時に手動で前回のセッションを復元できます。
- Firefoxを起動
- メニューボタン(三本線)をクリック
- 「履歴」を選択
- 「前回のセッションを復元」をクリック
この方法は、Firefoxがクラッシュした後に特に便利です。
クラッシュ後の起動時には、Firefoxが自動的にセッション復元を提案する場合もあります。
この方法のメリット
毎回同じタブから作業を始められるため、作業効率が向上します。
Firefoxを終了してもタブの状態が保存されるため、安心して閉じられます。
注意点
この設定を有効にすると、複数のウィンドウを開いていた場合、すべてのウィンドウが復元されます。
不要なウィンドウは事前に閉じておくことをおすすめします。
方法5:セッションファイルから古いタブを復元(上級者向け)
上記の方法で復元できなかった場合や、数日前のセッションを復元したい場合は、セッションファイルから直接復元できます。
この方法は少し複雑ですが、失われたタブを確実に復元できる可能性があります。
セッションファイルとは
Firefoxは、開いているタブの情報を自動的にファイルに保存しています。
これらのファイルは「sessionstore.jsonlz4」という形式で保存されます。
Firefoxは複数のバックアップファイルを保持しているため、過去のセッションを復元できます。
復元手順
ステップ1:プロファイルフォルダを開く
- Firefoxのアドレスバーに「about:support」と入力してEnterキーを押す
- 「アプリケーション基本情報」セクションを探す
- 「プロファイルフォルダー」の横にある「フォルダーを開く」ボタンをクリック
ステップ2:バックアップフォルダを確認
- プロファイルフォルダ内の「sessionstore-backups」フォルダを開く
- フォルダ内に以下のようなファイルがあります
- recovery.jsonlz4(クラッシュ時の復元用)
- recovery.baklz4(recoveryのバックアップ)
- previous.jsonlz4(前回のセッション)
- upgrade.jsonlz4-数字(Firefoxアップデート時のバックアップ)
ステップ3:ファイルを選択
復元したいセッションに対応するファイルを選びます。
通常は「previous.jsonlz4」が最も新しい前回のセッションです。
ファイルサイズが大きいものほど、多くのタブが保存されています。
更新日時も参考にしてください。
ステップ4:ファイルを復元
- Firefoxを完全に終了する(タスクマネージャーで確認)
- 「sessionstore-backups」フォルダ全体を別の場所にコピー(バックアップ用)
- プロファイルフォルダに戻る
- 「sessionstore.jsonlz4」ファイルを「sessionstore-backup.jsonlz4」にリネーム
- 復元したいファイル(例:previous.jsonlz4)をプロファイルフォルダにコピー
- コピーしたファイルを「sessionstore.jsonlz4」にリネーム
- Firefoxを起動
Firefoxが起動すると、選択したセッションファイルのタブが復元されます。
この方法のメリット
履歴から削除されたセッションも復元できる可能性があります。
Firefoxアップデート時に自動保存されたセッションも利用できます。
注意点
ファイル操作を誤ると、現在のセッションも失われる可能性があります。
必ず元のファイルをバックアップしてから作業してください。
この方法はやや複雑なため、他の方法で復元できない場合の最終手段として考えてください。
拡張機能を使ってタブ管理を強化する
標準機能だけでは不安な場合、拡張機能を使うとより高度なタブ管理が可能になります。
おすすめの拡張機能
Tab Session Manager
- ウィンドウとタブを自動保存
- 名前を付けてセッションを管理
- 一定時間ごとに自動バックアップ
- クラウド同期機能
Tab Session Managerは最も人気のあるセッション管理拡張機能です。
手動でセッションを保存できるため、重要な作業状態を確実に保護できます。
拡張機能のインストール方法
- Firefox右上のメニューボタン(三本線)をクリック
- 「アドオンとテーマ」を選択
- 検索ボックスに「Tab Session Manager」と入力
- 「Firefoxへ追加」ボタンをクリック
拡張機能をインストールすると、ツールバーにアイコンが追加されます。
アイコンをクリックすると、保存されたセッションの一覧が表示されます。
タブを失わないための予防策

タブの復元方法を知っていても、そもそもタブを失わない工夫が重要です。
重要なページはブックマークする
一時的にしか使わないページと、何度も見返すページを区別しましょう。
重要なページはブックマークに保存しておくと、タブを閉じても安心です。
タブをピン留めする
頻繁に使うタブは、ピン留めしておくと誤って閉じにくくなります。
- ピン留めしたいタブを右クリック
- 「タブをピン留め」を選択
ピン留めしたタブは、タブバーの左端に小さく固定表示されます。
閉じるボタンも表示されないため、誤操作を防げます。
定期的にセッションを保存する
重要な調べ物をしている最中は、定期的に拡張機能でセッションを保存しましょう。
万が一のクラッシュに備えて、手動バックアップを取る習慣をつけると安心です。
よくある質問
Q1. 復元したタブのログイン状態は維持されますか?
はい、通常はログイン状態も維持されます。
ただし、セキュリティ設定やCookieの有効期限によっては、再ログインが必要な場合もあります。
Q2. 何日前までのタブを復元できますか?
標準機能では、最近閉じた25個のタブまでです。
ただし、セッションファイルから復元する場合、Firefoxのバージョンアップ時などに保存されたファイルがあれば、それより古いセッションも復元できる可能性があります。
Q3. プライベートブラウジングモードのタブは復元できますか?
いいえ、プライベートブラウジングモードで開いたタブは、セッション履歴に保存されません。
プライバシー保護のため、ウィンドウを閉じると完全に削除されます。
Q4. 自動復元が動作しない場合はどうすればよいですか?
以下を確認してください:
- 履歴の設定が「記憶させない」になっていないか
- プライベートブラウジングモードで使用していないか
- sessionstore.jsonlz4ファイルが破損していないか
設定で「履歴を記憶させる」を選択すると、セッション復元機能が正常に動作します。
Q5. 複数のウィンドウを開いていた場合、どのウィンドウが復元されますか?
「前回のセッションを復元」を実行すると、すべてのウィンドウが復元されます。
「最近閉じたウィンドウ」からは、個別にウィンドウを選んで復元できます。
まとめ
Firefoxで閉じたウィンドウやタブを復元する方法を5つご紹介しました。
最も簡単な方法は、Ctrl+Shift+T(Windows/Linux)またはCommand+Shift+T(macOS)のショートカットキーです。
直前に閉じたタブを瞬時に復元できます。
履歴メニューからは、最近閉じたタブやウィンドウの一覧を確認して選択的に復元できます。
自動復元設定を有効にしておけば、Firefox起動時に前回のセッションが自動的に復元されます。
どの方法でも復元できない場合は、セッションファイルから直接復元する上級者向けの方法を試してください。
重要なタブを失わないためには、拡張機能の活用やブックマークの整理など、日頃からの対策も大切です。
この記事の方法を覚えておけば、タブやウィンドウを誤って閉じてしまっても安心して作業を続けられます。

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