スマホでFirefoxを使っていると、ページの表示が崩れたり、読み込みが遅くなったりすることがあります。
その原因の多くは、溜まったキャッシュにあります。
この記事では、Android版とiPhone版それぞれのFirefoxで、キャッシュを削除する具体的な手順を画像なしで解説します。
自動削除の設定方法や、キャッシュクリアで失われるデータについても詳しく説明するので、安心して操作できます。
キャッシュとは何か
キャッシュとは、一度見たウェブページの画像やファイルを一時的に保存しておく仕組みです。
再訪問したときに、保存したデータを使って素早くページを表示できます。
便利な機能ですが、キャッシュが古くなると逆に問題を引き起こします。
ページのレイアウトが崩れたり、更新した内容が反映されなかったりするのです。
定期的にキャッシュをクリアすることで、これらの問題を解決できます。
キャッシュクリアが必要な症状
以下のような症状が出たら、キャッシュをクリアするタイミングです。
表示の問題
- ページのレイアウトが崩れる
- 画像が正しく表示されない
- ボタンやリンクが反応しない
- 更新したはずの内容が古いまま
動作の問題
- ページの読み込みが遅い
- アプリの動作が重い
- ログインできない、またはすぐログアウトされる
これらの症状が出た場合、まずキャッシュクリアを試してみましょう。
Android版Firefoxでキャッシュをクリアする方法
Android版Firefoxには、アプリ内から削除する方法と、Android本体の設定から削除する方法の2種類があります。
アプリ内から削除する方法
- Firefoxアプリを開く
- 画面右下の三点リーダー(⋮)をタップ
- 「設定」を選択
- 「閲覧データを削除」をタップ
- 「画像とファイルのキャッシュ」にチェックを入れる
- この時、他の項目(履歴、Cookie等)のチェックは外しておく
- Cookieにチェックを入れると、ログイン状態が解除される
- 「閲覧履歴データを削除」をタップ
- 確認メッセージで「削除」を選択
これでキャッシュのみが削除されます。
Android設定から削除する方法
より完全にキャッシュを削除したい場合は、Android本体の設定から行います。
- 端末の「設定」を開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」を選択
- アプリ一覧から「Firefox」を探してタップ
- 「ストレージ」を選択
- 「キャッシュを削除」をタップ
この方法は、アプリ内の削除では消えない深い階層のキャッシュも削除できます。
ウェブ開発者など、完全にキャッシュをクリアしたい人に向いています。
注意点
「データを消去」をタップすると、Firefoxが初期状態に戻ります。
ブックマークや設定も消えるため、「キャッシュを削除」だけを使いましょう。
iPhone版Firefoxでキャッシュをクリアする方法
iPhone版(iOS版)Firefoxでは、データ管理から個別に削除する方法と、履歴からまとめて削除する方法があります。
データ管理から削除する方法
キャッシュだけを選択的に削除したい場合はこちらです。
- Firefoxアプリを開く
- 画面右下(iPadの場合は右上)の三本線メニューをタップ
- 「環境設定」または「設定」を選択
- 「データ管理」をタップ
- 「キャッシュ」のスイッチだけをオンにする
- 他の項目(Cookie、履歴等)はオフのままにする
- 「プライベートデータを消去」をタップ
- 確認メッセージで「OK」を選択
これでキャッシュのみが削除されます。
履歴から削除する方法
履歴とキャッシュをまとめて削除する簡単な方法もあります。
- Firefoxアプリを開く
- 画面右下の三本線メニューをタップ
- 「履歴」を選択
- 左下のゴミ箱アイコンをタップ
- 削除する期間を選択
- 「今日」
- 「今日と昨日」
- 「すべて」
- 確認して削除を実行
- 完了したら右上の「完了」をタップ
この方法は、キャッシュだけでなく閲覧履歴も一緒に削除されます。
個別のサイトだけ削除したい場合
履歴一覧で削除したいページを左にスワイプすると、赤い「削除」ボタンが表示されます。
これをタップすれば、そのページのキャッシュと履歴だけを削除できます。
自動でキャッシュをクリアする設定
毎回手動で削除するのが面倒な場合は、自動削除の設定が便利です。
Android版での自動削除設定
残念ながら、2025年1月時点のAndroid版Firefoxには、ブラウザを閉じたときに自動でキャッシュを削除する機能が標準搭載されていません。
ただし、「終了時に閲覧データを削除」という機能が追加される可能性があります。
設定メニューに「終了時にデータを削除」という項目があれば、以下の手順で設定できます。
- メニュー(⋮)から「設定」を開く
- 「終了時にデータを削除」をタップ
- 削除したい項目にチェックを入れる
- メニューから「終了」を選択してFirefoxを閉じる
通常のアプリ切り替えでは削除されず、明示的に「終了」を選んだときだけ削除されます。
iPhone版での自動削除設定
iOS版Firefoxも、Android版と同様に自動削除機能は限定的です。
現時点では手動での削除が基本となっています。
代替案として、定期的にキャッシュクリアを習慣化するのがおすすめです。
月に1回程度、記事で紹介した手順でキャッシュを削除しましょう。
キャッシュクリアで失われるデータ
キャッシュをクリアしても、以下のデータは失われません。
削除されないもの
- ブックマーク
- 保存したパスワード
- 入力フォームの履歴
- 拡張機能の設定
削除されるもの
- 一時的に保存された画像やファイル
- ページの読み込み速度を速めるためのデータ
ただし、「Cookie」も一緒に削除した場合は、各サイトのログイン状態が解除されます。
再度ログインが必要になるので注意しましょう。
キャッシュクリア後の変化
キャッシュをクリアした直後は、以下のような変化があります。
最初の読み込みが遅くなる
キャッシュを削除すると、次回アクセス時にすべてのデータを新しくダウンロードします。
そのため、初回の読み込みは少し時間がかかります。
ページが正常に表示される
古いキャッシュが原因だった表示崩れやエラーは解消されます。
更新した内容も正しく反映されるようになります。
ストレージ容量が増える
溜まっていたキャッシュファイルが削除されるため、スマホの空き容量が増えます。
2回目以降のアクセスでは、再びキャッシュが作られて読み込みが速くなります。
キャッシュクリアしても問題が解決しない場合
キャッシュをクリアしても症状が改善しない場合は、他の原因が考えられます。
試してみるべき対処法
- Firefoxアプリを最新版にアップデート
- スマホ本体を再起動
- Firefoxアプリを再インストール
- 別のブラウザ(ChromeやSafari)で同じページを確認
それでも解決しない場合は、ウェブサイト側の問題かもしれません。
時間をおいてから再度アクセスしてみましょう。
まとめ
スマホ版Firefoxのキャッシュクリアは、AndroidとiPhoneで手順が異なります。
しかし、どちらも設定メニューから簡単に削除できます。
定期的にキャッシュをクリアすることで、ブラウザを快適に使い続けられます。
ページの表示がおかしいと感じたら、まずキャッシュクリアを試してみましょう。
重要なポイント
- キャッシュのみを削除すれば、ログイン状態は保たれる
- Cookieも削除すると、再ログインが必要になる
- 保存したパスワードやブックマークは消えない
- キャッシュクリア直後は、初回読み込みが遅くなる
これらを理解した上で、適切なタイミングでキャッシュをクリアしていきましょう。


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