SharePoint Onlineには、様々な場面でメールを活用する機能があります。
ファイルが更新されたら通知を受け取る、リストにアイテムが追加されたらメールで知らせる、など、メールとSharePointを連携させることで、作業効率が大きく向上します。
主なメール機能:
- 通知機能(アラート) – ファイルやリストの変更をメールで通知
- ルール機能 – リストの条件に基づいて自動メール送信
- @メンション通知 – ページやニュースでメンションされた時の通知
- 共有通知 – ファイルやフォルダを共有した時の通知
- Power Automateによるメール送信 – 高度なカスタマイズ
- メール受信機能 – メールでドキュメントをライブラリに追加(代替方法)
この記事では、それぞれの機能の設定方法と実践的な使い方を解説します。
重要なお知らせ:SharePointアラート廃止について

2026年7月以降、SharePoint Onlineの従来のアラート機能は完全に廃止されます。
現在アラート機能を使っている場合は、以下の代替方法への移行が必要です。
推奨される代替方法:
- リストのルール機能
- Power Automate
- Microsoft Teams通知
Microsoftは、早めの移行を推奨しています。
1. 通知機能(アラート)の設定
従来のSharePointアラート機能は、2026年7月に廃止予定ですが、それまでは使用できます。
アラート機能でできること
ファイルやフォルダの変更を監視:
- ファイルが追加された
- ファイルが変更された
- ファイルが削除された
- フォルダが作成された
リストアイテムの変更を監視:
- 新しいアイテムが追加された
- アイテムが変更された
- アイテムが削除された
ドキュメントライブラリへのアラート設定
手順:
ステップ1: ライブラリ全体にアラートを設定
- SharePointサイトを開く
- 対象のドキュメントライブラリに移動
- 画面右上の「…」(その他のアクション)をクリック
- 「通知」をクリック
ステップ2: アラート設定を構成
「アイテムが変更されたときに通知」画面が表示されます。
通知のタイトル:
メール件名に表示される名前を設定します。
デフォルトは「ドキュメント:ライブラリ名」です。
通知の送信先:
通知を受け取るメールアドレスを入力します。
複数のアドレスをセミコロン(;)で区切って指定できます。
自分以外のユーザーにも送信可能です。
配信方法:
- 電子メール(推奨)
- テキストメッセージ(SMS) – 管理者が有効にしている場合のみ
変更のタイプ:
以下から選択します。
- すべての変更
- 新しいアイテムの追加
- 既存のアイテムの変更
- アイテムの削除
次の場合に通知する:
- すべての変更(全ユーザーの変更を通知)
- 自分以外のユーザーが変更した場合
- 自分が作成したアイテムまたは最後に変更したアイテム
- ビューに表示されるアイテム
通知を送信するタイミング:
- すぐに通知する
- 1日1回のダイジェスト(午前9時に送信)
- 1週間1回のダイジェスト(月曜日の午前9時に送信)
ステップ3: 設定を保存
「OK」をクリックして設定を保存します。
特定のファイルやフォルダへのアラート設定
ライブラリ全体ではなく、特定のファイルやフォルダだけを監視することもできます。
手順:
- 対象のファイルまたはフォルダを選択
- ファイル名/フォルダ名を右クリック
- 「通知」を選択
- 上記と同じ設定画面で構成
リストへのアラート設定
リストの場合も、ドキュメントライブラリと同じ手順で設定できます。
- リストを開く
- 「…」→「通知」
- 設定を構成
- 「OK」
アラートの管理と削除
設定したアラートを確認・変更・削除する方法です。
手順:
- 対象のライブラリまたはリストを開く
- 「…」→「個人通知の管理」
- 「このサイトの個人通知」ページが表示される
- アラートを選択して「選択した通知の削除」または編集
アラートメールの内容
アラートメールには以下の情報が含まれます。
- 変更内容の説明
- 変更したユーザー名
- 変更日時
- ファイル/アイテムへのリンク
- ライブラリ/リストへのリンク
注意点:
通知が届くまで最大4時間かかる場合があります。
2. リストのルール機能でメール通知
リストのルール機能は、SharePointアラートの代替として推奨される方法です。
重要: ルール機能は現時点でリストのみ対応で、ドキュメントライブラリでは使用できません。
ルール機能の特徴
できること:
- 条件に基づいた通知
- 列の値が変更された時の通知
- 特定の値になった時の通知
- 複数の条件を組み合わせた通知
アラートとの違い:
- より柔軟な条件設定
- 最大15個のルール作成可能
- ルールのON/OFF切り替え可能
- HTML形式のメール
ルールの設定方法
手順:
ステップ1: ルール作成画面を開く
- SharePointリストを開く
- 画面上部の「統合」→「Power Automate」→「ルールを作成」
または
画面上部の「自動化」→「ルールを作成」
ステップ2: トリガーを選択
以下のトリガーから選択します。
- 新しいアイテムが作成されたとき
リストに新規アイテムが追加されたら通知 - 列の値が変更されたとき
特定の列の値が変更されたら通知 - 列の値が[特定の値]になったとき
列が指定した値になったら通知
ステップ3: 条件を設定
選択したトリガーに応じて、詳細な条件を設定します。
例:列の値が変更されたとき
- 監視する列を選択(例:ステータス、承認者)
- 条件を追加(オプション)
例:列の値が特定の値になったとき
- 監視する列を選択(例:進捗状況)
- 期待する値を入力(例:完了)
ステップ4: アクションを設定
「メールを送信」アクションが自動的に追加されます。
- 宛先: メールアドレスを入力(複数可)
- 件名: デフォルトまたはカスタマイズ
- 本文: アイテムの情報が自動的に挿入される
動的コンテンツの使用:
リストの列の値をメールに挿入できます。
例:「タイトル」「作成者」「変更日」など
ステップ5: 作成
「作成」ボタンをクリックして、ルールを保存します。
ルールの管理
ルール一覧の確認:
- リストを開く
- 「自動化」→「ルールを管理」
ルールの編集:
- ルール一覧で対象のルールを選択
- 「編集」をクリック
- 設定を変更して保存
ルールの有効/無効切り替え:
- ルール一覧でトグルスイッチをクリック
- 一時的に停止したい場合に便利
ルールの削除:
- ルール一覧で対象のルールを選択
- 「削除」をクリック
ルール機能の実例
例1:タスクが完了したら通知
- トリガー:列の値が「完了」になったとき
- 監視列:ステータス
- 値:完了
- 宛先:プロジェクトマネージャー
例2:高優先度タスクが追加されたら通知
- トリガー:新しいアイテムが作成されたとき
- 条件:優先度が「高」
- 宛先:チーム全体
例3:回答が記入されたら質問者に通知
- トリガー:列の値が変更されたとき
- 監視列:回答
- 宛先:作成者(質問者)
3. Power Automateによる高度なメール送信
より複雑な要件には、Power Automateを使用します。
Power Automateのメリット
ルール機能との違い:
Power Automateでできること:
- メール本文の完全なカスタマイズ
- 添付ファイルの追加
- 複雑な条件分岐
- 複数のアクションの組み合わせ
- Teams通知との連携
- 外部サービスとの連携
ルール機能との使い分け:
- シンプルな通知 → ルール機能
- 複雑なカスタマイズ → Power Automate
基本的なフローの作成
SharePointリスト更新時にメール送信する例
手順:
ステップ1: フローの作成開始
- SharePointリストを開く
- 「自動化」→「Power Automate」→「フローの作成」
- 「自動化したクラウドフロー」を選択
ステップ2: トリガーの設定
- 「SharePoint」を検索
- 「項目が作成されたとき」を選択
- サイトのアドレスとリスト名を指定
ステップ3: メール送信アクションの追加
- 「+新しいステップ」をクリック
- 「メール」を検索
- 「メールの送信(V2)」を選択
Office 365 Outlookの場合:
- 差出人:フロー作成者のアドレス
- 件名:自由に設定
- 本文:HTML対応
ステップ4: 動的コンテンツの挿入
「動的なコンテンツの追加」から、リストの列を挿入できます。
例:
件名:
新しいタスク:[Title]が追加されました
本文:
<p>新しいタスクが追加されました。</p>
<ul>
<li>タイトル:[Title]</li>
<li>担当者:[AssignedTo DisplayName]</li>
<li>期限:[DueDate]</li>
<li>優先度:[Priority]</li>
</ul>
<p><a href="[リストへのリンク]">リストを開く</a></p>
ステップ5: 保存とテスト
- 「保存」をクリック
- リストに新しいアイテムを追加してテスト
SharePointからのメール送信
Power Automateの「メールの送信」アクションでは、送信者が個人アドレスになります。
SharePointからのメール送信にする方法があります。
SharePoint OnlineのHTTP要求を使う方法:
- トリガー:項目が作成されたとき
- アクション:「SharePointにHTTP要求を送信します」を追加
設定:
- サイトのアドレス:SharePointサイトURL
- メソッド:POST
- URI:
_api/SP.Utilities.Utility.SendEmail - ヘッダー:
{
"Accept": "application/json;odata=verbose",
"Content-Type": "application/json;odata=verbose"
}
- 本文:
{
"properties": {
"__metadata": {
"type": "SP.Utilities.EmailProperties"
},
"To": {
"results": ["user@example.com"]
},
"Subject": "件名",
"Body": "本文"
}
}
このメールは「SharePoint Online」(no-reply@sharepointonline.com)から送信されます。
条件分岐を使った高度な例
例:優先度によって宛先を変える
- トリガー:項目が作成されたとき
- 条件:優先度フィールドをチェック
- 「はいの場合」:マネージャーにメール送信
- 「いいえの場合」:チームメンバーにメール送信
フローの構成:
トリガー:項目が作成されたとき
↓
条件:優先度 が 「高」 に等しい
↓(はい)
メール送信:宛先=マネージャー
↓(いいえ)
メール送信:宛先=チーム
添付ファイル付きメールの送信
SharePointのファイルを添付してメール送信する例です。
- トリガー:項目が作成されたとき
- アクション:「ファイルコンテンツの取得」
- サイトのアドレス:SharePointサイト
- ファイル識別子:動的コンテンツから選択
- アクション:「メールの送信(V2)」
- 添付ファイル名:ファイル名
- 添付ファイルのコンテンツ:ファイルコンテンツ
4. @メンション通知

SharePointのページやニュース投稿で@メンションを使うと、メンション先のユーザーに通知メールが送信されます。
@メンション機能の使い方
対応場所:
- SharePointページ
- ニュース投稿
- コメント
使用方法:
- テキストエリアで「@」を入力
- ユーザー名を入力
- 候補から選択
メンションされたユーザーには、自動的にメール通知が送信されます。
@メンション通知の設定
ユーザーは@メンション通知の受信設定を変更できます。
手順:
- SharePointサイトを開く
- 画面右上の自分のプロフィール画像をクリック
- 「アカウント設定」→「通知」
- 「@メンション」のON/OFF設定
5. 共有通知
ファイルやフォルダを共有すると、共有先のユーザーに通知メールが自動送信されます。
共有通知の内容
メールに含まれる情報:
- 共有したユーザー名
- 共有されたファイル/フォルダ名
- アクセス権限レベル
- ファイル/フォルダへのリンク
共有時のメッセージ追加
共有時に、メッセージを追加できます。
手順:
- ファイルまたはフォルダを選択
- 「共有」をクリック
- 共有先のユーザーを入力
- 「メッセージを追加」欄にメッセージを入力
- 「送信」
メッセージは通知メールに含まれます。
6. ニュースとページのメール送信
SharePointのニュース投稿やページは、メールで送信できます。
ニュースのメール送信
従来の方法:
画面上部の「送信」ボタンからメールまたはViva Engageで送信できました。
新しい方法(2023年以降):
「送信」が「共有」に変更されました。
手順:
- ニュース投稿を開く
- 「共有」ボタンをクリック
- 送信方法を選択:
- メール
- Teams
- リンクのコピー
- メールの場合、件名と本文が自動生成される
- 宛先を入力して送信
ニュースの完全メール配信
SharePointニュースの内容を丸ごとメールで送信する新機能があります(ロールアウト中)。
特徴:
- リンクではなく、コンテンツ全体をメールに埋め込み
- メーラーで直接内容を確認可能
- SharePoint側にもニュースとして保存
利用シーン:
- SharePointライセンスがない従業員への情報配信
- メール中心の業務環境
- 外出先での情報確認
7. メール受信機能(代替方法)
SharePoint Onlineには、オンプレミス版にあった「メール受信機能」がありません。
しかし、Power Automateを使って同等の機能を実現できます。
メール受信機能とは
オンプレミス版の機能:
ドキュメントライブラリにメールアドレスを設定し、そのアドレスにメールを送ると、添付ファイルが自動的にライブラリに保存される機能でした。
SharePoint Onlineでの状況:
この機能は提供されていません。
代替方法:共有メールボックス + Power Automate
共有メールボックスとPower Automateを組み合わせて、メール受信機能を再現します。
必要なもの:
- 共有メールボックス(ライブラリごとに1つ)
- Power Automateフロー
手順:
ステップ1: 共有メールボックスの作成
- Microsoft 365管理センターを開く
- 「チームとグループ」→「共有メールボックス」
- 「共有メールボックスを追加」をクリック
- 表示名とメールアドレスを設定
例:表示名「契約書ライブラリ」、アドレス「contracts@会社名.com」 - 作成
共有メールボックスはライセンス不要です。
ステップ2: Power Automateフローの作成
- Power Automateを開く
- 「作成」→「自動化したクラウドフロー」
- フロー名を入力:「メールから契約書ライブラリへ保存」
トリガー:
「新しいメールが届いたとき(V3)」を選択
- メールボックス:共有メールボックスのアドレス
- フォルダー:受信トレイ
- 添付ファイルを含める:はい
- 添付ファイルのみ:はい(推奨)
アクション1: 添付ファイルの処理
「Apply to each」アクションが自動的に追加されます。
この中に「ファイルの作成」アクションを追加:
- サイトのアドレス:SharePointサイト
- フォルダーのパス:ドキュメントライブラリ
- ファイル名:
Attachments Name(動的コンテンツ) - ファイルのコンテンツ:
Attachments Content(動的コンテンツ)
ステップ3: テスト
- フローを保存
- 共有メールボックスにテストメールを送信
- SharePointライブラリに添付ファイルが保存されるか確認
高度な設定例
差出人ドメインのフィルタリング:
条件アクションを追加して、特定のドメインからのメールのみ処理します。
- 「Apply to each」の前に「条件」を追加
- 条件:
From contains @会社名.com - 「はい」の場合のみファイルを保存
件名でフォルダ分け:
件名に応じて、異なるフォルダに保存します。
- 「条件」アクションで件名をチェック
- 件名に「見積」が含まれる → 見積フォルダ
- 件名に「契約」が含まれる → 契約フォルダ
メール本文の保存:
添付ファイルだけでなく、メール本文も保存できます。
- 「ファイルの作成」アクション
- ファイル名:
Subject.txt - ファイルのコンテンツ:
Body
メール送信者のメタデータ保存:
SharePointリストの列に送信者情報を保存します。
- ライブラリに「送信者」列を作成(1行テキスト)
- フローに「ファイルプロパティの更新」アクションを追加
- 送信者:
From(動的コンテンツ)
8. トラブルシューティング
よくある問題と解決方法を紹介します。
問題1: 通知メールが届かない
原因と解決方法:
原因1:迷惑メールフォルダに振り分けられている
SharePointからのメールは以下のアドレスから送信されます。
- no-reply@sharepointonline.com
このアドレスを受信許可リストに追加してください。
原因2:通知が有効になっていない
アラート設定を確認してください。
「個人通知の管理」から設定を確認できます。
原因3:メールアドレスが間違っている
Microsoft 365のプロフィールで、正しいメールアドレスが設定されているか確認してください。
原因4:遅延
通知メールは最大4時間遅延する場合があります。
時間を置いて再確認してください。
問題2: Power Automateのメールが送信されない
原因と解決方法:
原因1:フローが無効
- Power Automateでフローを開く
- フローが「オン」になっているか確認
- オフの場合、「オンにする」をクリック
原因2:接続エラー
- フローの「編集」を開く
- 各アクションの「…」→「接続を削除」
- 再度接続を設定
原因3:権限不足
送信者に代理送信権限が必要な場合があります。
Exchange管理センターで権限を確認してください。
問題3: ルールが動作しない
原因と解決方法:
原因1:条件が間違っている
- ルールを編集
- 条件を再確認
- テストデータで動作確認
原因2:ルールが無効
- 「ルールを管理」を開く
- ルールがオンになっているか確認
原因3:リストアイテムが条件に合わない
実際のアイテムが、設定した条件を満たしているか確認してください。
問題4: メール受信フローのエラー
原因と解決方法:
原因1:共有メールボックスのパスワードが設定されていない
サービスアカウントを使用する方法に切り替えてください。
原因2:添付ファイル名に特殊文字
ファイル名から特殊文字を削除する処理を追加してください。
replace(replace(items('Apply_to_each')?['name'], '/', '-'), '\', '-')
原因3:同じファイル名が存在
ファイル名に日時を追加して一意にします。
concat(items('Apply_to_each')?['name'], '_', formatDateTime(utcNow(), 'yyyyMMddHHmmss'))
問題5: メール本文が文字化けする
原因と解決方法:
Power Automateのメール本文はHTML形式で送信されます。
解決方法:
メール本文の最初に文字コードを指定します。
<meta charset="UTF-8">
<p>本文</p>
ベストプラクティス
SharePointのメール機能を効果的に使うためのヒントです。
1. 通知の使い分け
用途に応じた選択:
- シンプルな更新通知 → リストのルール機能
- 複雑な条件・カスタマイズ → Power Automate
- メンション通知 → @メンション機能
- ファイル共有 → 共有通知
2. 通知の過剰配信を避ける
問題:
通知が多すぎると、重要なメールを見逃します。
対策:
条件を絞る:
本当に必要な変更だけを通知対象にします。
ダイジェスト配信:
1日1回または1週間1回のダイジェストを活用します。
自分の変更を除外:
「自分以外のユーザーが変更した場合」を選択します。
3. メール本文をわかりやすく
Power Automateでメールを作成する際のポイント:
件名を明確に:
[緊急]契約書承認依頼:[取引先名]
本文はHTML形式で:
<h2>承認依頼</h2>
<p>以下の契約書の承認をお願いします。</p>
<ul>
<li>取引先:[取引先名]</li>
<li>金額:[金額]</li>
<li>担当者:[担当者]</li>
</ul>
<p><a href="[リンク]">詳細を確認</a></p>
アクションリンクを含める:
承認、確認、編集などの直接リンクを含めます。
4. エラーハンドリングを実装
Power Automateフローには、エラー処理を追加します。
例:メール送信失敗時の通知
- メール送信アクションの「…」→「実行後の設定」
- 「エラー時にのみ実行」を選択
- 管理者にエラー通知メールを送信
5. テスト環境で確認
本番環境で実行する前に、必ずテストしてください。
テスト手順:
- テスト用のリストまたはライブラリを作成
- フローまたはルールを設定
- テストデータで動作確認
- メールの内容を確認
- 問題なければ本番環境に適用
6. ドキュメント化
設定した通知やフローは、ドキュメント化しておきます。
記録する内容:
- 目的
- トリガー条件
- 宛先
- 作成日
- 作成者
- メンテナンス方法
7. 定期的な見直し
通知設定は定期的に見直します。
チェックポイント:
- 不要な通知はないか
- 宛先は適切か
- 条件は最新か
- フローは正常に動作しているか
よくある質問
Q1: SharePointアラートはいつまで使えますか?
A: 2026年7月まで使用できます。
それ以降は完全に廃止されるため、リストのルール機能またはPower Automateへの移行が必要です。
Q2: 1つのリストに何個までルールを作成できますか?
A: リスト1つあたり最大15個のルールを作成できます。
Q3: 共有メールボックスは何個まで作成できますか?
A: Microsoft 365のプランによって異なりますが、通常は制限なく作成できます。
共有メールボックスはライセンス不要です。
Q4: メール通知は無料ですか?
A: SharePointの標準機能として無料で使用できます。
ただし、Power Automateを使う場合、実行回数に制限があります(プランによる)。
Q5: 外部ユーザーにもメール通知を送れますか?
A: はい、外部ユーザーにもメール通知を送信できます。
ただし、外部ユーザーがSharePointサイトへのアクセス権を持っている必要があります。
Q6: メール送信者のアドレスを変更できますか?
A: Power Automateの標準「メールの送信」アクションでは、フロー作成者のアドレスが送信者になります。
SharePoint OnlineのHTTP要求を使う方法なら、「SharePoint Online」から送信できます。
共有メールボックスを送信者にすることも可能ですが、代理送信権限の設定が必要です。
Q7: 添付ファイルのサイズ制限はありますか?
A: Power Automateのメール送信では、添付ファイルは合計25MBまでです。
SharePointへのファイル保存には、この制限は適用されません。
Q8: 通知メールの送信元アドレスは?
A: SharePointの通知は、no-reply@sharepointonline.com から送信されます。
このアドレスは変更できません。
Q9: HTML形式のメールを送れますか?
A: はい、Power Automateの「メールの送信(V2)」アクションを使えば、HTML形式のメールを送信できます。
Q10: ルール機能とPower Automateの違いは?
A: ルール機能はシンプルで設定が簡単ですが、リストのみ対応です。
Power Automateは複雑な処理が可能で、ドキュメントライブラリにも対応していますが、設定に技術的知識が必要です。
まとめ
SharePoint Onlineのメール機能を活用すれば、情報共有と業務効率が大きく向上します。
主な機能:
- 通知機能(アラート) – 2026年7月まで使用可能
- リストのルール機能 – アラートの代替として推奨
- Power Automate – 高度なカスタマイズが可能
- @メンション通知 – ページやニュースでのメンション
- 共有通知 – ファイル共有時の自動通知
- メール受信機能 – Power Automateで代替実装
移行が必要な機能:
SharePointアラートは2026年7月に廃止されます。
早めにリストのルール機能またはPower Automateへの移行を計画してください。
推奨される使い方:
- シンプルな通知 → リストのルール機能
- 複雑なカスタマイズ → Power Automate
- メール受信 → 共有メールボックス + Power Automate
重要なポイント:
- 通知の過剰配信を避ける
- 条件を適切に設定する
- HTML形式でわかりやすいメールを作成
- エラーハンドリングを実装
- 定期的に設定を見直す
SharePointのメール機能を効果的に活用して、チームのコミュニケーションと生産性を向上させましょう!

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