SharePointのフォルダをOneDriveで同期しているけれど、同期を解除したいと思ったことはありませんか。
本記事では、SharePointとエクスプローラーの同期を解除する方法、一時停止との違い、注意点、トラブルシューティングまで詳しく解説します。
SharePointの同期解除とは
SharePointの同期解除とは、PCのエクスプローラーとSharePointライブラリの間で確立されている同期接続を切断することです。
OneDrive同期クライアントを通じて設定された同期を停止します。
同期解除と一時停止の違い
SharePointの同期には、「解除」と「一時停止」という2つの停止方法があります。
同期の解除
SharePointライブラリとPCフォルダの接続を完全に切断します。
エクスプローラーからフォルダが削除されますが、SharePoint上のファイルはそのまま残ります。
再度同期する場合は、新しいフォルダが作成されます。
同期の一時停止
同期を2時間、8時間、または24時間だけ一時的に停止します。
フォルダとの接続は維持され、指定時間後に自動的に同期が再開されます。
システムリソースを一時的に節約したい場合に便利です。
同期解除が必要な場合
以下のような状況で、SharePointの同期解除が必要になることがあります。
ストレージ容量を節約したい
PCのストレージ容量が不足している場合、使用頻度の低いSharePointライブラリの同期を解除することで空き容量を確保できます。
プロジェクトが完了した
プロジェクトが終了し、もはやローカルアクセスが不要になった場合、同期を解除して整理できます。
同期エラーが解決しない
同期エラーが繰り返し発生する場合、一度同期を解除してから再設定することで問題が解決することがあります。
アクセス権限を制限したい
特定のSharePointフォルダへのローカルアクセスを制限したい場合、同期を解除することでエクスプローラーからアクセスできなくなります。
同期場所を変更したい
SharePointライブラリの同期先フォルダを変更する場合、まず既存の同期を解除する必要があります。
SharePoint同期を解除する方法
SharePointとOneDriveの同期を解除する方法を、状況別に説明します。
方法1: 特定のフォルダの同期を解除
特定のSharePointライブラリやフォルダだけの同期を解除する方法です。
Windows
- タスクバーの通知領域(画面右下)でOneDriveアイコン(青い雲)をクリック
- ヘルプと設定をクリック
- 設定を選択
- アカウントタブを開く
- 同期中のSharePointライブラリの一覧が表示される
- 同期を解除したいSharePointフォルダを探す
- そのフォルダの横にある同期の停止をクリック
- 確認画面が表示されたら同期の停止をクリック
同期が停止されると、エクスプローラーからそのフォルダが削除されます。
ただし、SharePoint上のファイルは削除されず、引き続きブラウザからアクセスできます。
Mac
- メニューバーのOneDriveアイコンをクリック
- ヘルプと設定をクリック
- 環境設定を選択
- アカウントタブを開く
- 同期を解除したいSharePointフォルダを探す
- 同期の停止をクリック
- 確認画面で同期の停止をクリック
方法2: フォルダ選択から同期解除
特定のフォルダだけを選択解除する方法です。
Windows
- タスクバーの通知領域でOneDriveアイコンをクリック
- ヘルプと設定→設定を選択
- アカウントタブを開く
- フォルダーの選択をクリック
- 同期を解除したいSharePointフォルダのチェックを外す
- OKをクリック
この方法では、複数のフォルダの同期を一度に解除できます。
Mac
- メニューバーのOneDriveアイコンをクリック
- ヘルプと設定→環境設定を選択
- アカウントタブを開く
- フォルダーの選択をクリック
- 同期を解除したいフォルダのチェックを外す
- OKをクリック
方法3: PCのリンクを完全に解除
OneDriveアカウント自体をPCから完全にリンク解除する方法です。
すべてのSharePointライブラリとOneDriveの同期が停止されます。
Windows
- タスクバーの通知領域でOneDriveアイコンをクリック
- ヘルプと設定→設定を選択
- アカウントタブを開く
- このPCのリンク解除をクリック
- 確認画面でアカウントのリンク解除をクリック
リンク解除後、「OneDriveを設定」画面が起動する場合がありますが、再度同期したくない場合はサインインしないでください。
Mac
- メニューバーのOneDriveアイコンをクリック
- ヘルプと設定→環境設定を選択
- アカウントタブを開く
- このMacのリンク解除をクリック
- 確認画面でアカウントのリンク解除をクリック
方法4: OneDriveウェブからショートカットを削除
SharePointのショートカットをOneDriveに追加している場合、ウェブから削除できます。
- ブラウザでOneDriveにサインイン
- マイファイルタブに移動
- 削除したいSharePointショートカットにチェックを入れる
- ショートカットフォルダには、チェーンアイコンが表示される
- 上部の削除をクリック
注意: この方法は「ショートカット」を削除するもので、「同期」を解除するものではありません。
同期されたフォルダを解除する場合は、方法1または方法2を使用してください。
方法5: エクスプローラーからショートカットを削除
エクスプローラーから直接ショートカットを削除する方法です。
Windows
- エクスプローラーを開く
- OneDrive同期フォルダに移動
- ショートカットフォルダ(リンクアイコン付き)を右クリック
- その他のオプションを表示をクリック(Windows 11の場合)
- ショートカットの削除を選択
Mac
- Finderを開く
- OneDrive同期フォルダに移動
- ショートカットフォルダを右クリック
- ショートカットの削除を選択
同期を一時停止する方法
同期を完全に解除せず、一時的に停止する方法です。
Windows
- タスクバーの通知領域でOneDriveアイコンを右クリック
- 同期の一時停止を選択
- 停止時間を選択
- 2時間
- 8時間
- 24時間
指定した時間が経過すると、自動的に同期が再開されます。
Mac
- メニューバーのOneDriveアイコンをクリック
- 同期の一時停止を選択
- 停止時間を選択
同期を手動で再開
一時停止を解除して、すぐに同期を再開する方法です。
- OneDriveアイコンをクリック
- 同期の再開を選択
エクスプローラーからフォルダを削除
同期解除後、エクスプローラーに残っているフォルダを削除する方法です。
Windows
- エクスプローラーを開く
- 削除したいフォルダを見つける
- フォルダを選択してDeleteキーを押す
- または、フォルダを右クリックして削除を選択
フォルダはごみ箱に移動されます。
完全に削除する場合は、ごみ箱を空にしてください。
Mac
- Finderを開く
- 削除したいフォルダを見つける
- フォルダをゴミ箱にドラッグ
- または、フォルダを選択してCommand+Deleteを押す
同期解除時の注意点
SharePointの同期を解除する際は、以下の点に注意してください。
ローカルファイルは削除されるが、SharePointには残る
同期を解除すると、エクスプローラーからフォルダとファイルが削除されます。
しかし、SharePoint上のファイルはそのまま残り、ブラウザからアクセスできます。
未保存の変更は失われる
同期中にローカルで編集していたファイルが、まだSharePointに同期されていない場合、同期を解除するとその変更が失われる可能性があります。
同期解除前に、すべてのファイルが正常に同期されていることを確認してください。
OneDriveアイコンをクリックして、同期状態を確認できます。
再同期時は新しいフォルダが作成される
同期を解除した後、再度同期すると新しいフォルダが作成されます。
同じ名前を使用する場合、フォルダ名の末尾に数字(1、2など)が追加されます。
例: 「プロジェクトA」を解除後に再同期すると「プロジェクトA 1」が作成される
削除も同期の対象
同期中のフォルダ内でファイルを削除すると、SharePoint上のファイルも削除されます。
これは同期解除前も解除後も変わりません。
誤ってファイルを削除した場合は、SharePointのごみ箱から復元できます。
職場または学校用のOneDriveやSharePointでは、削除されたファイルは最大93日間保管されます。
バックアップフォルダも解除される
PCのリンクを完全に解除する場合、OneDriveのバックアップフォルダ(ドキュメント、デスクトップ、ピクチャ)も解除されます。
必要なファイルは、事前にバックアップしてください。
個別ファイルの同期解除は不可
SharePointでは、ライブラリ全体またはフォルダ単位で同期を解除できますが、個別のファイルの同期は解除できません。
特定のファイルだけをローカルから削除したい場合は、ファイルオンデマンド機能を使用してください。
トラブルシューティング
SharePointの同期解除でよくある問題と解決方法を紹介します。
同期の停止ボタンが表示されない
症状: 設定画面にSharePointフォルダが表示されない、または「同期の停止」ボタンがない
原因1: ショートカットと同期の混同
SharePointのショートカットを追加しただけで、実際には同期していない可能性があります。
解決方法: エクスプローラーでフォルダを確認し、リンクアイコンが表示されている場合はショートカットです。
ショートカットを削除する場合は、右クリックから「ショートカットの削除」を選択してください。
原因2: OneDriveアプリのバージョンが古い
古いバージョンのOneDrive同期アプリでは、設定画面のレイアウトが異なります。
解決方法: OneDriveを最新版にアップデートしてください。
https://aka.ms/installodbから最新版をダウンロードできます。
同期の停止ボタンがグレーアウトしている
症状: 「同期の停止」ボタンがクリックできない状態になっている
原因: 読み取り専用フォルダ、または他のユーザーが同期中
解決方法
- フォルダの設定を確認
- 所有者に連絡して、読み取り専用モードになっていないか確認
- OneDrive同期クライアントを再起動
- タスクバーのOneDriveアイコンを右クリック
- OneDriveの終了を選択
- スタートメニューからOneDriveを再起動
同期解除後もフォルダがエクスプローラーに残る
症状: 同期を停止したのに、エクスプローラーにフォルダが表示され続ける
原因1: 他のデバイスで同期中
別のPCやデバイスでまだ同期している可能性があります。
解決方法: 他のデバイスでも同期を停止してください。
原因2: キャッシュの問題
OneDriveのキャッシュにフォルダ情報が残っている可能性があります。
解決方法
- エクスプローラーで手動でフォルダを削除
- PCを再起動
- OneDrive同期クライアントをリセット
複数のフォルダを一度に解除できない
症状: 複数のSharePointフォルダの同期を一度に解除したい
解決方法: 「フォルダーの選択」から複数のフォルダのチェックを同時に外すことで、一度に複数の同期を解除できます。
- OneDrive設定→アカウント→フォルダーの選択
- 解除したいすべてのフォルダのチェックを外す
- OKをクリック
同期解除時にエラーメッセージが表示される
症状: 「ファイルが使用中です」などのエラーが表示される
原因: SharePointフォルダ内のファイルが他のアプリケーションで開かれている
解決方法
- すべてのOfficeアプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)を閉じる
- SharePointフォルダ内のファイルを使用しているアプリをすべて閉じる
- 再度同期の停止を試す
ショートカット競合エラー
症状: 「この共有ライブラリから既にフォルダへのショートカットを同期しています」というエラー
原因: SharePointライブラリ内のフォルダがOneDriveにショートカットとして追加されており、ライブラリ全体を同期しようとしている
解決方法
- OneDriveフォルダをエクスプローラーで開く
- リンクアイコンが表示されているフォルダを探す
- 右クリックして「ショートカットの削除」を選択
- ブラウザでOneDriveを開く
- マイファイルでショートカットを確認して削除
- OneDrive同期クライアントが変更を同期するまで待つ
- 再度SharePointライブラリの同期を試す
OneDriveアイコンが表示されない
症状: タスクバーにOneDriveアイコンが表示されない
原因: OneDriveが起動していない
解決方法
Windows
- Windowsキーを押す
- 検索ボックスに「OneDrive」と入力
- 職場または学校用OneDriveを選択
- サインインして同期を開始
Mac
- Spotlight検索を開く(Command+Space)
- 「OneDrive」と入力
- OneDriveアプリを選択
OneDrive同期クライアントのリセット
同期解除がうまくいかない場合、OneDrive同期クライアントをリセットすることで解決できる場合があります。
Windows
- Windowsキー + Rを押す
- 「
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset」と入力 - OKをクリック
- タスクバーからOneDriveアイコンが消える
- 1〜2分待つ
- OneDriveアイコンが再表示されることを確認
数分経ってもアイコンが表示されない場合:
- Windowsキー + Rを押す
- 「
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe」と入力 - OKをクリック
Mac
- Finderを開く
- 移動メニュー→フォルダへ移動を選択
- 「
~/Library/Application Support/OneDrive」と入力 - OneDrive.appを右クリック
- パッケージの内容を表示を選択
- Contents→Resources→ResetOneDriveApp.commandをダブルクリック
同期を再開する方法
同期を解除した後、再度SharePointライブラリを同期する方法です。
同期の再開手順
- ブラウザでSharePointサイトを開く
- 同期したいドキュメントライブラリに移動
- ツールバーの同期ボタンをクリック
- OneDriveが起動し、同期が開始される
注意点
新しいフォルダが作成される
以前と同じ名前のライブラリを再同期すると、末尾に数字が追加された新しいフォルダが作成されます。
例: 「営業資料」→「営業資料 1」
古いフォルダは残る
以前のフォルダは自動的には削除されません。
手動で削除する必要があります。
まとめ
SharePointのエクスプローラー同期を解除することで、ストレージ容量の節約やアクセス制限、同期エラーの解決ができます。
同期解除の主な方法
- 特定のフォルダの同期を停止: OneDrive設定→アカウント→同期の停止
- フォルダ選択から解除: OneDrive設定→アカウント→フォルダーの選択
- PCのリンクを完全に解除: OneDrive設定→アカウント→このPCのリンク解除
- ショートカットの削除: エクスプローラーまたはOneDriveウェブから削除
同期の一時停止
完全に解除せず、2時間、8時間、24時間だけ一時停止できます。
指定時間後に自動的に同期が再開されます。
注意点
- ローカルファイルは削除されるが、SharePointには残る
- 未保存の変更は失われる可能性がある
- 再同期時は新しいフォルダが作成される
- 個別ファイルの同期解除は不可
トラブルシューティング
同期解除がうまくいかない場合は、OneDrive同期クライアントのリセットや再インストールを試してください。
ショートカットと同期の違いを理解することも重要です。
SharePointの同期を適切に管理して、効率的なファイル管理を実現しましょう。

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