「臥薪嘗胆の末に成功を収めた」
「臥薪嘗胆の精神で頑張る」
こんな表現を耳にしたことはありませんか?「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」は、目的達成のために苦難に耐える様子を表す四字熟語で、中国春秋時代の壮絶な復讐劇に由来する故事成語です。
この記事では、「臥薪嘗胆」の正しい意味や読み方、呉と越の戦いという興味深い歴史的背景、実際の使い方、類義語・対義語、英語表現まで、初心者にもわかりやすく徹底解説していきます!
「臥薪嘗胆」の意味と読み方
基本的な意味
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)とは、以下の意味を持つ四字熟語です:
主な意味:
- 復讐を成功させるために苦労に耐えること
- 目的を達成するために長期間の苦難を我慢すること
- 屈辱を忘れず、雪辱のために努力を重ねること
簡単に言うと、「大きな目標のために、どんな苦しみにも耐え抜く」という意味です。
読み方
がしんしょうたん
- 「臥薪」:がしん
- 「嘗胆」:しょうたん
決して「がしんじょうたん」とは読みません。
文字の意味
この四字熟語は、2つの行為を組み合わせたものです。
臥薪(がしん)
- 「臥(が)」=寝る、横たわる
- 「薪(しん)」=たきぎ
- 合わせて「薪の上に寝る」
嘗胆(しょうたん)
- 「嘗(しょう)」=なめる、味わう
- 「胆(たん)」=きも、胆のう
- 合わせて「苦い胆をなめる」
つまり、「硬い薪の上で寝て、苦い肝をなめる」という、自らに苦痛を課す行為を表しています。
「臥薪嘗胆」の由来 —呉越戦争の壮絶な物語—
「臥薪嘗胆」は、今から約2,500年前の中国春秋時代に起きた、呉(ご)と越(えつ)という2つの国の戦いに由来します。
舞台:春秋時代の中国
時代:
- 紀元前5世紀(約2,500年前)
- 中国の春秋時代
登場する国:
- 呉(ご):現在の江蘇省蘇州あたり
- 越(えつ):現在の浙江省紹興あたり
主な登場人物:
- 呉王・闔閭(こうりょ):呉の王
- 呉王・夫差(ふさ):闔閭の息子
- 越王・勾践(こうせん):越の王
- 伍子胥(ごししょ):呉の重臣
- 范蠡(はんれい):越の重臣
- 文種(ぶんしょう):越の大臣
第一幕:檇李の戦い —闔閭の死—
紀元前496年
越王・允常(いんじょう)が亡くなったと聞いた呉王・闔閭は、「今がチャンスだ」と考え、越に攻め込みました。
しかし、若き越王・勾践は范蠡の奇策を用いて呉軍を翻弄。檇李(ずいり)の戦いで呉軍を打ち破りました。
この戦いで闔閭は足に重傷を負い、傷が化膿して死期が近づきます。
闔閭の遺言:
臨終の際、闔閭は息子の夫差を枕元に呼び、こう言い残しました。
「夫差よ。おまえは越人が、おまえの父を殺したことを忘れることができるか?」
夫差は答えました。
「忘れません。3年以内に必ず仇を討ちます!」
第二幕:夫差の「臥薪」 —薪の上で寝る—
父・闔閭を失った夫差は、呉王となりました。
復讐の誓い:
夫差は父の仇を忘れまいと、次のような苦行を自らに課しました。
夫差の苦行:
- 毎晩、硬い薪の上で寝た
- 柔らかい寝床を捨てた
- 薪の痛みで眠れない夜を過ごした
- その痛みで父の仇を思い出した
- 人に復讐心を確認させた
- 部屋を出入りするたびに、家臣に次のように叫ばせた
- 「夫差よ。おまえは越人が父を殺したことを忘れたのか?」
- 夫差は必ず答えた
- 「忘れていません。必ず復讐を成し遂げます!」
この行為が「臥薪(がしん)」の由来です。
夫差はこうして3年間、薪の上で寝続け、軍備を整え、越への復讐の機会を待ちました。
第三幕:会稽の戦い —勾践の屈辱—
紀元前494年
呉が越を攻めようとしている情報を得た勾践は、先手を打って呉に攻め込みました。
しかし、3年間準備を重ねてきた夫差の軍は強力でした。会稽山(かいけいざん)の戦いで、越軍は大敗北を喫し、勾践は会稽山に追い詰められます。
勾践の降伏:
部下の文種の進言に従い、勾践は降伏を決断。伯嚭(はくひ)に賄賂を贈り、講和を求めました。
呉の重臣・伍子胥は強く反対しました。
「越を滅ぼし、禍根を断つべきです!」
しかし、大勝利に気分が良くなっていた夫差は、伯嚭の説得もあり、勾践の降伏を受け入れました。
勾践の屈辱:
勾践夫妻は呉に連行され、夫差の奴隷となりました。
- 夫差の馬小屋の番人をさせられた
- 夫差が病気になると、その排泄物の味を見て病状を判断させられた
- 徹底的に屈辱を与えられた
これが「会稽の恥(かいけいのはじ)」の語源です。
伍子胥の予言:
伍子胥は嘆きました。
「いつか越に滅ぼされるだろう…」
第四幕:勾践の「嘗胆」 —苦い胆をなめる—
3年後、勾践は夫差から赦され、越に帰国を許されました。
しかし、勾践の心には復讐の炎が燃え続けていました。
勾践の苦行:
帰国した勾践は、会稽の恥を忘れまいと、次のような行為を続けました。
- 獣の胆を寝床のそばに吊るした
- 動物の肝臓(非常に苦い)を常に手の届くところに置いた
- 熊の胆(熊胆)だったという説が有力
- 寝起きのたびに胆をなめた
- 起床時と就寝時、必ず苦い胆をなめた
- 食事の前にも胆をなめた
- 自分に問いかけた
- 胆をなめるたびに言った
- 「おまえは会稽の恥を忘れたのか?」
この行為が「嘗胆(しょうたん)」の由来です。
富国強兵:
勾践は復讐のために、国を立て直しました。
- 民衆と共に働いた:自ら田畑を耕した
- 軍備を強化:范蠡と共に軍隊を訓練
- 人口増加政策:国力の増強に努めた
- 質素な生活:贅沢を一切しなかった
一方、呉の夫差は:
- 勝利に慢心し、贅沢な生活を送った
- 各地に兵を送り、国力を疲弊させた
- 忠臣・伍子胥の諫言を無視した
第五幕:伍子胥の死 —忠臣の悲劇—
紀元前484年
勾践は、夫差を油断させるため、絶世の美女・西施(せいし)を呉に献上しました。
夫差は西施に夢中になり、政治を疎かにしました。
伍子胥は何度も諫めました。
「越の勾践は必ず復讐してきます。今のうちに滅ぼすべきです!」
しかし、伯嚭が夫差に讒言しました。
「伍子胥は勾践と内通しています」
夫差は怒り、伍子胥に自殺を命じました。
伍子胥の遺言:
伍子胥は自殺する前、家族に遺言を残しました。
「私の墓に楸(ひさぎ)の木を植えよ。その木は棺桶の材料になる—夫差の棺桶だ。そして、私の目をえぐり出して、都の東門に掛けてくれ。越軍が呉を滅ぼすのを、この目で見届けたい」
そう言って、自ら首をはねて死にました。
怒った夫差は、伍子胥の遺体を馬の皮袋に入れ、長江に投げ捨てました。
第六幕:勾践の復讐 —呉の滅亡—
紀元前473年
約20年の時を経て、越は強大な国になりました。
勾践は満を持して呉に攻め込みました。
国力を消耗し、忠臣を失っていた呉は、越軍に大敗しました。
夫差の最期:
追い詰められた夫差は、勾践に講和を申し入れました。
しかし、かつて自分が受けた屈辱を忘れていない勾践は、これを拒否しました。
夫差は言いました。
「私には(あの世で)伍子胥に会わせる顔がない…」
そして、顔を布で覆い、自殺しました。
こうして呉は滅び、勾践の復讐は完成しました。
出典
主な出典:
- 『史記』越王勾践世家(「嘗胆」の記述)
- 『十八史略』春秋戦国・呉の条(「臥薪」と「嘗胆」両方の記述)
注意点:
実は、最古の史書『史記』には「嘗胆」の記述しかありません。「臥薪」の記述は『十八史略』などの後代の書物に登場します。
「臥薪嘗胆」という四字が揃った形での初出は、宋代(11世紀)の蘇軾の詩『擬孫権答曹操書』とされています。
「臥薪嘗胆」の使い方と例文
実際にどのように使うのか、様々なシチュエーション別に例文を見ていきましょう。
ビジネスシーン
例文1:起業
「彼は失敗から学び、臥薪嘗胆の末に会社を軌道に乗せた」
一度の失敗にめげず、苦労を重ねて成功した様子です。
例文2:プロジェクト
「臥薪嘗胆の精神で、困難なプロジェクトに取り組む」
どんな困難も乗り越える決意を表現しています。
例文3:企業の復活
「業績不振に陥った同社は、臥薪嘗胆して市場への復帰を目指す」
苦難の時期を耐え忍ぶ覚悟を示しています。
スポーツ
例文4:アスリート
「オリンピックで金メダルを取るため、臥薪嘗胆の日々を送った」
厳しい練習に耐え抜いた努力を表現しています。
例文5:チームの再起
「昨季の屈辱を晴らすべく、チームは臥薪嘗胆して優勝を目指す」
リベンジのために努力する決意です。
例文6:個人記録への挑戦
「彼女は臥薪嘗胆の末、ついに自己ベストを更新した」
長期間の努力が実を結んだことを示しています。
学業・受験
例文7:受験勉強
「息子は臥薪嘗胆の末、第一志望の大学に合格した」
厳しい受験勉強を乗り越えた様子です。
例文8:資格取得
「3年間の臥薪嘗胆の結果、難関資格を取得できた」
長期間の努力が報われたことを表現しています。
例文9:研究
「10年にわたる臥薪嘗胆の研究が、ついに実を結んだ」
長期間の地道な努力を示しています。
歴史・政治
例文10:国家の再建
「戦後、日本は臥薪嘗胆して経済大国へと復興した」
苦難を乗り越えて復興した歴史を表現しています。
例文11:政治家の再起
「スキャンダルで失脚した彼は、5年間の臥薪嘗胆を経て政界に復帰した」
雌伏の時期を経て復活したことを示しています。
個人の目標達成
例文12:芸術家
「彼は臥薪嘗胆してピアノの練習を続け、ついにコンクールで優勝した」
厳しい練習に耐え抜いた努力です。
例文13:作家
「10年間の臥薪嘗胆の末、ようやくデビュー作が出版された」
長期間の下積み時代を表現しています。
類義語・似た意味の表現
「臥薪嘗胆」と似た意味を持つ言葉を紹介します。
主な類義語
1. 捲土重来(けんどちょうらい/けんどじゅうらい)
意味:
一度敗れた者が、再び勢力を盛り返して攻めてくること。
出典:
中国・唐の詩人杜牧の詩
例文:
「彼は選挙に落選したが、捲土重来を期している」
臥薪嘗胆との違い:
- 臥薪嘗胆:苦難に耐える過程を強調
- 捲土重来:再起・復活の結果を強調
2. 雌伏雄飛(しふくゆうひ)
意味:
機会を待ちながら実力を養い、やがて大いに活躍すること。
由来:
雌が伏して待ち、雄が飛び立つ様子から。
例文:
「長い雌伏の時を経て、雄飛の時が来た」
臥薪嘗胆との共通点:
どちらも「待機期間」と「成功」を表現
3. 艱難辛苦(かんなんしんく)
意味:
非常につらい苦労。困難や災難に遭って苦しむこと。
例文:
「艱難辛苦の末に事業を成功させた」
臥薪嘗胆との違い:
- 臥薪嘗胆:目的達成のための苦労
- 艱難辛苦:苦労そのものを強調
4. 忍辱負重(にんじょくふじゅう)
意味:
屈辱に耐え、重い責任を担うこと。
出典:
中国の古典
例文:
「忍辱負重して家族を支えた」
臥薪嘗胆との共通点:
どちらも「耐え忍ぶ」ことを表現
5. 堅忍不抜(けんにんふばつ)
意味:
どんな困難にも屈せず、じっと我慢し通すこと。
例文:
「堅忍不抜の精神で困難を乗り越えた」
臥薪嘗胆との違い:
- 臥薪嘗胆:復讐・目的達成のニュアンス
- 堅忍不抜:忍耐力そのものを強調
6. 呉越同舟(ごえつどうしゅう)
意味:
仲の悪い者同士が、同じ場所に居合わせること。または、共通の目的のために協力すること。
出典:
『孫子』九地篇(呉と越の故事から)
例文:
「ライバル企業が呉越同舟で共同プロジェクトを進める」
注意:
同じ「呉越」の故事に由来しますが、意味は異なります。
7. 会稽の恥(かいけいのはじ)
意味:
忘れることのできない屈辱。
由来:
勾践が会稽山で夫差に敗れた屈辱から。
例文:
「あの敗北は会稽の恥だ」
関係:
「臥薪嘗胆」のきっかけとなった出来事
対義語・反対の意味の表現
「臥薪嘗胆」とは逆の意味を持つ言葉も見ていきましょう。
主な対義語
1. 安逸(あんいつ)
意味:
心安らかで、のんびりしていること。楽をすること。
対比:
- 臥薪嘗胆:自ら苦難に身を置く
- 安逸:楽な生活を送る
2. 驕奢淫逸(きょうしゃいんいつ)
意味:
おごり高ぶって贅沢をし、快楽にふけること。
例:
夫差が勾践を赦した後、驕奢淫逸な生活を送り、国を滅ぼした。
対比:
- 臥薪嘗胆:自制と努力
- 驕奢淫逸:放縦と堕落
3. 安穏無事(あんのんぶじ)
意味:
何事もなく穏やかであること。
対比:
- 臥薪嘗胆:困難に挑む
- 安穏無事:平和を保つ
4. 現状維持
意味:
今の状態を保つこと。
対比:
- 臥薪嘗胆:変革のための努力
- 現状維持:変化を避ける
英語ではなんて言う?
「臥薪嘗胆」を英語でどう表現するか見ていきましょう。
主な英語表現
1. endure hardships to accomplish one’s goal
意味:
目標を達成するために困難に耐える
例文:
- He endured hardships to accomplish his goal of becoming a doctor.
(彼は医者になるという目標のために臥薪嘗胆した)
2. go through thick and thin to attain one’s objective
意味:
目的を達成するためにあらゆる困難を経験する
「thick and thin」:良い時も悪い時も
例文:
- She went through thick and thin to attain her objective.
(彼女は目的達成のために臥薪嘗胆した)
3. nurse vengeance / harbor revenge
意味:
復讐心を抱き続ける
例文:
- He nursed vengeance for twenty years before finally achieving his goal.
(彼は20年間復讐心を抱き続け、ついに目標を達成した)
4. undergo self-imposed hardships
意味:
自ら苦難を課す
例文:
- He underwent self-imposed hardships to strengthen his resolve.
(彼は決意を固めるために自ら苦難を課した)
5. stoop to conquer
意味:
身をかがめて(屈辱に耐えて)勝利を得る
例文:
- He had to stoop to conquer his enemies.
(彼は敵を倒すために臥薪嘗胆しなければならなかった)
6. suffer patiently but firmly resolved on revenge
意味:
忍耐強く苦しみながらも、復讐を固く決意している
例文:
- He suffered patiently but was firmly resolved on revenge.
(彼は忍耐強く耐えたが、復讐を固く決意していた)
7. lie on firewood and taste gall
意味:
薪の上に寝て胆をなめる(直訳)
注意:
これは中国語の成語「卧薪尝胆(wò xīn cháng dǎn)」の直訳で、英語圏では通じないことが多い。説明が必要。
例文(説明付き):
- In Japanese, there’s a phrase “Gashin-shotan” which literally means “to lie on firewood and taste gall.” It refers to enduring severe hardships to achieve something important.
(日本語に「臥薪嘗胆」という表現があり、文字通りには「薪の上に寝て胆をなめる」という意味です。重要な目標を達成するために厳しい困難に耐えることを指します)
日本における「臥薪嘗胆」
明治時代のスローガン
日本では、明治時代に「臥薪嘗胆」が重要なスローガンとなりました。
背景:三国干渉(1895年)
出来事:
- 1895年、日清戦争に勝利した日本
- 下関条約で遼東半島を獲得
- しかし、ロシア・ドイツ・フランスの三国が干渉
- 日本は遼東半島を清に返還せざるを得なかった
国民の反応:
この屈辱に対し、日本国民は「臥薪嘗胆」をスローガンに掲げました。
意味:
「ロシアに対する復讐のために、今は屈辱に耐えよう」
結果:
10年後の1905年、日露戦争で日本はロシアに勝利し、「雪辱」を果たしました。
注意点:
現代では、このような復讐的な意味よりも、「困難に耐えて目標を達成する」という前向きな意味で使われることが多くなっています。
「臥薪嘗胆」から学ぶ教訓
この故事から、現代の私たちが学べることは何でしょうか?
1. 目標への強い意志
教訓:
大きな目標を達成するには、強い意志が必要。
現代への応用:
- 明確な目標設定
- ブレない決意
- 継続する力
2. 長期的視点
教訓:
勾践は20年かけて復讐を果たした。短期的な成果を求めすぎない。
現代への応用:
- 中長期的な計画
- 焦らず着実に進む
- 小さな成功を積み重ねる
3. 謙虚さと忍耐
教訓:
勾践は屈辱に耐え、謙虚に振る舞った。
現代への応用:
- 謙虚な姿勢を保つ
- 一時的な失敗にめげない
- 感情的にならず冷静に対処
4. 自己管理の重要性
教訓:
苦い胆をなめることで、自分を律した。
現代への応用:
- 自己規律を保つ
- 誘惑に負けない
- 初心を忘れない
5. 慢心の危険性
教訓:
夫差は勝利に慢心し、忠臣の諫言を無視して滅んだ。
現代への応用:
- 成功しても謙虚さを失わない
- 批判や助言に耳を傾ける
- 常に危機意識を持つ
まとめ:「臥薪嘗胆」の精神を現代に活かす
「臥薪嘗胆」について、詳しく見てきました。最後にポイントをおさらいしましょう。
基本情報:
- 読み方:がしんしょうたん
- 意味:目的達成のために苦難に耐えること
- 語源:呉と越の戦い
由来となった故事:
- 臥薪:呉王・夫差が薪の上で寝た
- 嘗胆:越王・勾践が苦い胆をなめた
- 両者とも復讐心を忘れないための苦行
主な登場人物:
- 呉王・夫差:父の仇を討つために臥薪
- 越王・勾践:会稽の恥を雪ぐために嘗胆
- 伍子胥:呉の忠臣、夫差に諫言して処刑される
- 范蠡:越の智将、勾践を助ける
歴史の流れ:
- 檇李の戦い:闔閭が戦死
- 夫差の復讐:会稽の戦いで勾践を破る
- 勾践の屈辱:呉で奴隷となる
- 勾践の帰国:富国強兵に励む
- 呉の滅亡:勾践が夫差を滅ぼす
現代的な意味:
- 困難に耐えて目標を達成する
- 長期的視点を持つ
- 復讐よりも、前向きな努力の意味で使われる
類義語:
- 捲土重来
- 雌伏雄飛
- 艱難辛苦
- 堅忍不抜
対義語:
- 安逸
- 驕奢淫逸
- 安穏無事
英語表現:
- endure hardships to accomplish one’s goal
- go through thick and thin
- nurse vengeance
- undergo self-imposed hardships
教訓:
- 強い意志を持つ
- 長期的視点で考える
- 謙虚さと忍耐を保つ
- 自己管理を徹底する
- 慢心しない
「臥薪嘗胆」は、約2,500年前の物語ですが、その教訓は現代にも通じる普遍的な価値を持っています。
大切なのは、復讐心ではなく、目標に向かって努力し続ける姿勢です。
どんなに困難な状況でも、諦めずに努力を続ければ、必ず道は開けます。
「臥薪嘗胆」の精神を胸に、自分の目標に向かって一歩ずつ進んでいきましょう!


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