SharePoint「502 Bad Gateway」エラー完全ガイド!原因と対処法を徹底解説

プログラミング・IT
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  1. 502 Bad Gatewayエラーとは
  2. エラーメッセージの表示例
  3. 502エラーが発生する仕組み
  4. SharePointで502エラーが発生する原因
    1. 原因1: サーバー間の通信障害
    2. 原因2: プロキシサーバーの問題
    3. 原因3: サーバーの過負荷
    4. 原因4: タイムアウト
    5. 原因5: サービスまたはアプリケーションプールの停止
    6. 原因6: ネットワークの問題
    7. 原因7: 設定の誤り
    8. 原因8: データベースの問題
    9. 原因9: Power Automate / Logic Appでのフィールド長超過
    10. 原因10: SharePoint API呼び出しでのバージョン管理エラー
    11. 原因11: サーバーメンテナンス
  5. ユーザー側でできる対処法
    1. 対処法1: ページを再読み込みする
    2. 対処法2: 時間をおいて再度アクセス
    3. 対処法3: ブラウザのキャッシュをクリア
    4. 対処法4: シークレットモード/プライベートブラウズで試す
    5. 対処法5: 別のブラウザで試す
    6. 対処法6: 別のネットワークで接続
    7. 対処法7: DNSキャッシュをクリア
    8. 対処法8: ルーターを再起動
    9. 対処法9: サービス正常性を確認
    10. 対処法10: IT管理者に連絡
  6. 管理者側での対処法
    1. 対処法1: サーバーログを確認
    2. 対処法2: SharePointサービスの状態を確認
    3. 対処法3: IISアプリケーションプールを確認
    4. 対処法4: サービスアカウントのパスワードを更新
    5. 対処法5: サーバーのリソースを確認
    6. 対処法6: データベース接続を確認
    7. 対処法7: プロキシ設定を確認
    8. 対処法8: ネットワーク設定を確認
    9. 対処法9: SSL/TLS証明書を確認
    10. 対処法10: サーバーを再起動
    11. 対処法11: 代替アクセスマッピング(AAM)を確認
    12. 対処法12: タイムアウト設定を延長
    13. 対処法13: 最近の変更をロールバック
    14. 対処法14: サーバーのスペックアップ
  7. 502エラーを防ぐための予防策
    1. 予防策1: 定期的な監視
    2. 予防策2: 負荷分散
    3. 予防策3: 定期メンテナンス
    4. 予防策4: パスワード管理
    5. 予防策5: バックアップ
    6. 予防策6: テスト環境での検証
    7. 予防策7: ドキュメント化
  8. 502エラーとSEOへの影響
    1. 影響1: クローラーがアクセスできない
    2. 影響2: インデックスからの削除
    3. 影響3: 検索順位の低下
    4. 影響4: ユーザーエクスペリエンスの低下
    5. SEO対策
  9. まとめ

502 Bad Gatewayエラーとは

502 Bad Gatewayエラーとは、Webサーバーが他のサーバーから無効な応答を受信したときに表示されるHTTPステータスコードです。

エラーの意味

ゲートウェイまたはプロキシサーバーとして機能しているWebサーバーが、上流のサーバーから不正な応答を受け取ったことを示します。

HTTPステータスコードの分類

コード分類意味
1xx情報リクエストを受信し、処理中
2xx成功リクエストが正常に処理された
3xxリダイレクト追加のアクションが必要
4xxクライアントエラーリクエストに問題がある
5xxサーバーエラーサーバー側に問題がある

502エラーは「5xx」番台のサーバーエラーに分類されます。

エラーメッセージの表示例

SharePointや一般的なWebサイトで、502エラーは以下のように表示されます。

一般的な表示

  • 502 Bad Gateway
  • HTTP 502
  • 502 Service Temporarily Unavailable
  • Error 502
  • 502 Server Error
  • 502 Bad Gateway nginx
  • The server returned an error: “(502) Bad Gateway”

SharePoint特有の表示

  • The SharePoint server returned an error: “(502) Bad Gateway”
  • Temporary Error (502)
  • Bad Gateway – The web server received an invalid response

502エラーが発生する仕組み

Webサイトにアクセスする際の通信経路を理解することで、502エラーの発生原因がわかりやすくなります。

通常の通信フロー

ユーザー(ブラウザ)
  ↓ リクエスト
ゲートウェイ/プロキシサーバー
  ↓ 転送
Webサーバー(SharePoint)
  ↓ 応答
ゲートウェイ/プロキシサーバー
  ↓ 転送
ユーザー(ブラウザ)

502エラー発生時

ユーザー(ブラウザ)
  ↓ リクエスト
ゲートウェイ/プロキシサーバー
  ↓ 転送
Webサーバー(SharePoint) ← ここで問題発生!
  ✗ 応答なし/無効な応答
ゲートウェイ/プロキシサーバー
  ↓ 502エラーを返す
ユーザー(ブラウザ)

ゲートウェイサーバーが上流のWebサーバーから正常な応答を受け取れない場合、502エラーが発生します。

SharePointで502エラーが発生する原因

原因1: サーバー間の通信障害

SharePoint Farmの場合

SharePoint Serverは複数のサーバーで構成されることが多く、サーバー間の通信に問題が発生すると502エラーになります。

  • Webフロントエンドサーバーとアプリケーションサーバー間の通信エラー
  • アプリケーションサーバーとデータベースサーバー間の接続問題
  • ファーム内のサーバー間のネットワーク切断

SharePoint Online の場合

Microsoft のデータセンター内でのサーバー間通信の一時的な障害です。

原因2: プロキシサーバーの問題

組織でプロキシサーバーを使用している場合、以下の問題で502エラーが発生します。

  • プロキシサーバーの設定ミス
  • プロキシとSharePointサーバー間の通信エラー
  • プロキシサーバーの過負荷
  • プロキシのタイムアウト設定が短すぎる

原因3: サーバーの過負荷

SharePointサーバーに過剰な負荷がかかると、リクエストに応答できなくなります。

過負荷の原因

  • 同時アクセス数の急増
  • 大量のファイルアップロード
  • 重いクエリの実行
  • インデックス作成やバックアップの実行中
  • メモリ不足
  • CPU使用率100%

原因4: タイムアウト

処理に時間がかかりすぎて、タイムアウトが発生します。

タイムアウトが発生する処理

  • 大容量ファイルのアップロード
  • 複雑な検索クエリ
  • 大量データのエクスポート
  • ワークフローの実行
  • カスタムコードの無限ループ

デフォルトのタイムアウト設定

  • プロキシサーバー:30〜60秒
  • IIS(Internet Information Services):2分
  • Application Gateway:20秒(v1)、30秒(v2)

原因5: サービスまたはアプリケーションプールの停止

SharePoint Serverの重要なサービスが停止すると、502エラーが発生します。

停止する可能性のあるサービス

  • SharePoint Timer Service
  • World Wide Web Publishing Service
  • IISアプリケーションプール
  • SharePoint Search Service
  • SharePoint User Profile Service

アプリケーションプール停止の原因

  • サービスアカウントのパスワード期限切れ
  • アカウント権限の不足
  • メモリ制限の超過
  • アプリケーションのクラッシュ
  • 手動での停止

原因6: ネットワークの問題

ネットワーク関連の問題で502エラーが発生します。

  • ファイアウォールの設定
  • ルーティングの問題
  • DNS解決エラー
  • ネットワーク機器の障害
  • 帯域幅の不足
  • パケットロス

原因7: 設定の誤り

SharePointやネットワーク機器の設定ミスです。

  • IISの設定エラー
  • ロードバランサーの設定ミス
  • SSL/TLS証明書の問題
  • 代替アクセスマッピング(AAM)の設定誤り
  • ポート番号の不一致
  • ホスト名の設定ミス

原因8: データベースの問題

SQL Serverデータベースに問題があると、SharePointは正常に応答できません。

  • SQL Serverの停止
  • データベース接続の上限に達した
  • SQL Serverの過負荷
  • データベースのロック
  • トランザクションログの肥大化
  • tempdbの容量不足

原因9: Power Automate / Logic Appでのフィールド長超過

SharePoint OnlineにPower AutomateやAzure Logic Appから投稿する際、フィールドの最大長を超えると502エラーが発生します。

一般的なケース

  • タイトルフィールド:255文字制限
  • 単一行テキスト:255文字制限
  • 複数行テキスト:設定による(デフォルト無制限だが実質的な上限あり)

RSSフィードから記事タイトルを取得してSharePointに投稿する際、タイトルが255文字を超えていると502エラーになります。

解決方法

substring(variables('Title'), 0, 255)

Power Automateで文字列を255文字に制限します。

原因10: SharePoint API呼び出しでのバージョン管理エラー

SharePoint REST APIを使用してアイテムのプロパティを更新する際、特にメジャーバージョンで502エラーが発生することがあります。

validateUpdateListItem() API

マイナーバージョンでは正常に動作するが、メジャーバージョンで502エラーになるケースがあります。

解決方法

ModifiedとEditorフィールドを更新対象に追加します。

[
  {
    "FieldName": "CustomField",
    "FieldValue": "値"
  },
  {
    "FieldName": "Modified",
    "FieldValue": "現在の日時"
  },
  {
    "FieldName": "Editor",
    "FieldValue": "ユーザー情報"
  }
]

原因11: サーバーメンテナンス

SharePoint Onlineの場合、Microsoftによるメンテナンスが実施されることがあります。

  • 定期メンテナンス
  • 緊急メンテナンス
  • アップデートの適用
  • データセンターのメンテナンス

ユーザー側でできる対処法

502エラーはサーバー側の問題ですが、ユーザー側でも試せる対処法があります。

対処法1: ページを再読み込みする

一時的なネットワークエラーの場合、再読み込みで解決することがあります。

手順

  1. キーボードの「F5」キーを押す
  2. または、ブラウザの「更新」ボタンをクリック
  3. Ctrl + F5(Windows)またはCmd + Shift + R(Mac)でハードリロード

有効なケース

  • 一時的な通信エラー
  • ネットワークの瞬断
  • サーバーの一時的な過負荷

対処法2: 時間をおいて再度アクセス

サーバーの過負荷が原因の場合、数分〜数十分待つと解決します。

推奨待機時間

  • 5〜10分待ってから再アクセス
  • ピーク時間を避ける(午前9〜10時、午後1〜2時)

対処法3: ブラウザのキャッシュをクリア

古いキャッシュが原因でエラーが発生している場合があります。

Google Chromeの場合

  1. 右上の「︙」(設定)をクリック
  2. 「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」
  3. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  4. 「データを削除」をクリック

Microsoft Edgeの場合

  1. 右上の「…」(設定)をクリック
  2. 「設定」→「プライバシー、検索、サービス」
  3. 「閲覧データをクリア」→「クリアするデータの選択」
  4. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  5. 「今すぐクリア」をクリック

対処法4: シークレットモード/プライベートブラウズで試す

キャッシュの影響を完全に排除してテストできます。

手順

  • Chrome:Ctrl + Shift + N(Windows)またはCmd + Shift + N(Mac)
  • Edge:Ctrl + Shift + N
  • Firefox:Ctrl + Shift + P
  • Safari:Cmd + Shift + N

対処法5: 別のブラウザで試す

ブラウザ固有の問題を切り分けます。

試すブラウザ

  • Microsoft Edge
  • Google Chrome
  • Mozilla Firefox
  • Safari(Mac)

対処法6: 別のネットワークで接続

ネットワーク側の問題を切り分けます。

試す方法

  • Wi-FiからモバイルデータWi-Fiに切り替え
  • 別のWi-Fiネットワークに接続
  • テザリングを使用
  • VPNをオン/オフ切り替え

対処法7: DNSキャッシュをクリア

DNSの問題を解決します。

Windowsの場合

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行
  2. 以下のコマンドを入力
ipconfig /flushdns

Macの場合

  1. ターミナルを開く
  2. 以下のコマンドを入力
sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder

対処法8: ルーターを再起動

ネットワーク機器の一時的な問題を解消します。

手順

  1. モデム/ルーターの電源を切る
  2. 3〜5分待つ
  3. 電源を入れる
  4. ネットワークが安定するまで待つ(約2分)
  5. 再度アクセスを試す

対処法9: サービス正常性を確認

SharePoint Onlineの場合、Microsoftのサービス正常性を確認します。

確認方法

  1. Microsoft 365管理センターにアクセス
  2. 「正常性」→「サービス正常性」を開く
  3. SharePoint Onlineのステータスを確認

または

https://status.office.com/ にアクセスしてステータスを確認

対処法10: IT管理者に連絡

上記の方法で解決しない場合、組織のIT管理者に連絡してください。

連絡時に伝える情報

  • エラーが発生した日時
  • アクセスしようとしたURL
  • エラーメッセージの全文
  • 行っていた操作
  • 使用していたブラウザとバージョン
  • 他のユーザーも同じエラーが出ているか

管理者側での対処法

サーバー管理者やSharePoint管理者が実施する対処法です。

対処法1: サーバーログを確認

エラーの詳細な原因を特定します。

SharePoint Server の場合

ULS(Unified Logging Service)ログ

場所:C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\Web Server Extensions\16\LOGS

確認方法

Get-SPLogEvent -StartTime "2025-01-25 09:00" | Where-Object {$_.Level -eq "Error" -or $_.Level -eq "Critical"}

IISログ

場所:C:\inetpub\logs\LogFiles\W3SVC1

Windows イベントログ

  1. イベントビューアーを開く
  2. 「Windowsログ」→「アプリケーション」
  3. ソース「SharePoint」でフィルター

SharePoint Online の場合

監査ログとアクティビティレポートを確認します。

  1. Microsoft 365管理センター
  2. 「レポート」→「使用状況」
  3. SharePoint のアクティビティを確認

対処法2: SharePointサービスの状態を確認

SharePoint Serverの重要なサービスが実行中か確認します。

PowerShellで確認

Get-Service | Where-Object {$_.DisplayName -like "*SharePoint*"} | Select-Object DisplayName, Status

主要サービス

  • SharePoint Administration
  • SharePoint Search Host Controller
  • SharePoint Timer Service
  • SharePoint Tracing Service
  • SharePoint User Code Host
  • World Wide Web Publishing Service

停止しているサービスの起動

Start-Service "SPTimerV4"

または

  1. services.mscを実行
  2. 該当サービスを右クリック
  3. 「開始」を選択

対処法3: IISアプリケーションプールを確認

アプリケーションプールが停止していないか確認します。

IISマネージャーで確認

  1. IISマネージャーを開く
  2. 左ペインで「アプリケーションプール」を選択
  3. SharePoint関連のプールの状態を確認

停止しているプールの開始

  1. 該当プールを右クリック
  2. 「開始」を選択

PowerShellで確認

Import-Module WebAdministration
Get-ChildItem IIS:\AppPools | Where-Object {$_.state -eq "Stopped"}

自動的に停止する場合

原因を調査します。

  • サービスアカウントのパスワード期限切れ
  • メモリ制限の超過
  • アプリケーションエラー

対処法4: サービスアカウントのパスワードを更新

パスワード期限切れでアプリケーションプールが停止している場合があります。

手順

  1. Active Directoryでサービスアカウントのパスワードをリセット
  2. SharePointの構成ウィザードを実行
  3. 新しいパスワードを設定
  4. サービスを再起動

対処法5: サーバーのリソースを確認

CPUやメモリの使用率を確認します。

タスクマネージャーで確認

  1. Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
  2. 「パフォーマンス」タブを確認

パフォーマンスモニターで詳細確認

  1. perfmon.exeを実行
  2. 以下のカウンタを追加
  • Processor(_Total)\% Processor Time
  • Memory\Available MBytes
  • PhysicalDisk(_Total)\Avg. Disk Queue Length

高負荷の場合の対処

  • 不要なプロセスを停止
  • サーバーのスペックアップ
  • 負荷分散の導入
  • リソースを消費している処理を特定して最適化

対処法6: データベース接続を確認

SQL Serverとの接続を確認します。

SQL Server Management Studioで確認

  1. SQL Server Management Studioを開く
  2. SharePointデータベースに接続できるか確認

接続文字列の確認

$webapp = Get-SPWebApplication "http://sharepoint"
$webapp.ApplicationPool.Username

SQL Serverサービスの状態

services.msc

SQL Server(インスタンス名)が実行中か確認します。

ファイアウォール設定

SQL Serverのポート(デフォルト:1433)が開いているか確認します。

対処法7: プロキシ設定を確認

プロキシサーバーの設定を確認します。

チェック項目

  • プロキシサーバーが稼働しているか
  • SharePointサーバーへの接続設定
  • タイムアウト設定(推奨:60秒以上)
  • SSL/TLS設定
  • ポート番号の設定

nginxプロキシの場合

タイムアウトを延長します。

location / {
    proxy_pass http://sharepoint-server;
    proxy_read_timeout 300;
    proxy_connect_timeout 300;
}

対処法8: ネットワーク設定を確認

SharePoint ServerとAzure Application Gatewayを使用している場合の確認項目です。

NSG(ネットワークセキュリティグループ)の確認

  • バックエンドプールへのアクセスが許可されているか
  • 必要なポートが開いているか

UDR(ユーザー定義ルート)の確認

  • ルーティングが正しく設定されているか

DNS設定の確認

  • FQDNが正しく解決されるか
  • カスタムDNSサーバーの設定

対処法9: SSL/TLS証明書を確認

証明書の有効期限や設定を確認します。

確認項目

  • 証明書の有効期限
  • 証明書のホスト名が一致しているか
  • 中間証明書が正しくインストールされているか
  • 証明書チェーンが完全か

PowerShellで証明書を確認

Get-SPCertificate

対処法10: サーバーを再起動

一時的な問題の多くは再起動で解消されます。

注意事項

  • 必ず事前にバックアップを取る
  • ユーザーへの事前通知
  • メンテナンスウィンドウ内で実施
  • 再起動の順序を守る

SharePoint Farmの再起動順序

  1. SQL Server
  2. SharePointサーバー(バックエンドから順に)
  3. Webフロントエンドサーバー

対処法11: 代替アクセスマッピング(AAM)を確認

SharePoint Server の場合、AAAMの設定を確認します。

PowerShellで確認

Get-SPAlternateURL

設定の追加

New-SPAlternateURL -Url "https://sharepoint.contoso.com" -Zone "Internet" -WebApplication "http://sharepoint"

対処法12: タイムアウト設定を延長

処理時間の長い操作のために、タイムアウトを延長します。

IISのタイムアウト設定

  1. IISマネージャーを開く
  2. サイトを選択
  3. 「ASP」をダブルクリック
  4. 「制限のプロパティ」→「スクリプトタイムアウト」を延長(デフォルト:90秒)

Web.configの設定

<system.web>
  <httpRuntime executionTimeout="300" />
</system.web>

対処法13: 最近の変更をロールバック

直前に行った設定変更が原因の場合、ロールバックします。

ロールバック対象

  • IIS設定
  • SharePoint構成
  • ファイアウォールルール
  • ネットワーク設定
  • カスタムコードのデプロイ

対処法14: サーバーのスペックアップ

恒常的に負荷が高い場合、サーバーリソースを増強します。

SharePoint Server の場合

  • メモリの増設
  • CPU のアップグレード
  • ディスクI/Oの改善(SSD化)
  • サーバーの追加(スケールアウト)

SharePoint Online の場合

  • ライセンスプランの見直し(ストレージ・帯域幅)
  • Microsoft サポートへの相談

502エラーを防ぐための予防策

予防策1: 定期的な監視

サーバーの状態を常時監視します。

監視項目

  • サーバーのCPU・メモリ使用率
  • ディスク容量
  • ネットワークトラフィック
  • サービスの稼働状況
  • エラーログ

監視ツール

  • System Center Operations Manager
  • Azure Monitor
  • PowerShell スクリプトによる自動監視

予防策2: 負荷分散

複数のサーバーに負荷を分散します。

  • ロードバランサーの導入
  • SharePoint Farmの構成
  • CDN(Content Delivery Network)の活用

予防策3: 定期メンテナンス

定期的にメンテナンスを実施します。

メンテナンス内容

  • Windowsアップデートの適用
  • SharePointアップデートの適用
  • データベースのメンテナンス(インデックス再構築、統計更新)
  • 不要ファイルの削除
  • ログのアーカイブと削除

予防策4: パスワード管理

サービスアカウントのパスワード期限切れを防ぎます。

  • パスワードの有効期限を管理
  • パスワード変更時の確実な更新
  • Managed Service Accountの使用

予防策5: バックアップ

定期的なバックアップで、迅速な復旧を可能にします。

  • SharePoint構成のバックアップ
  • データベースのバックアップ
  • IIS設定のバックアップ
  • 証明書のバックアップ

予防策6: テスト環境での検証

本番環境に変更を加える前に、テスト環境で検証します。

  • 設定変更のテスト
  • アップデートの事前検証
  • カスタムコードのテスト

予防策7: ドキュメント化

構成情報を文書化して、トラブルシューティングを迅速化します。

ドキュメント内容

  • サーバー構成図
  • ネットワーク構成図
  • サービスアカウント一覧
  • 設定変更履歴
  • トラブルシューティング手順

502エラーとSEOへの影響

502エラーを放置すると、SEOに深刻な影響を与えます。

影響1: クローラーがアクセスできない

Googleのクローラーがページにアクセスできなくなります。

結果

  • ページ情報が更新されない
  • 新しいコンテンツがインデックスされない

影響2: インデックスからの削除

エラーが長期間続くと、ページがインデックスから削除されます。

タイムライン

  • 数時間〜数日:一時的なエラーとして扱われる
  • 数日〜数週間:インデックスの更新が停止
  • 数週間以上:インデックスから削除される可能性

影響3: 検索順位の低下

アクセスできないページは、検索順位が下がります。

影響4: ユーザーエクスペリエンスの低下

Googleはユーザーエクスペリエンスを重視します。
頻繁にエラーが発生するサイトは評価が下がります。

SEO対策

早期発見と対処

  • Google Search Consoleでエラーを監視
  • クロールエラーレポートを定期確認
  • アラート設定

復旧後の対応

  1. Google Search Consoleで「URL検査」を実行
  2. 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
  3. サイトマップを再送信

まとめ

502 Bad Gatewayエラーは、サーバー間の通信に問題が発生したときに表示されるエラーです。

主な原因

  1. サーバー間の通信障害
  2. プロキシサーバーの問題
  3. サーバーの過負荷
  4. タイムアウト
  5. サービス・アプリケーションプールの停止
  6. ネットワークの問題
  7. 設定の誤り
  8. データベースの問題
  9. Power Automate / Logic Appでのフィールド長超過
  10. SharePoint API呼び出しでのバージョン管理エラー
  11. サーバーメンテナンス

ユーザー側の対処法

  1. ページを再読み込み
  2. 時間をおいて再アクセス
  3. ブラウザのキャッシュをクリア
  4. シークレットモードで試す
  5. 別のブラウザで試す
  6. 別のネットワークで接続
  7. DNSキャッシュをクリア
  8. ルーターを再起動
  9. サービス正常性を確認
  10. IT管理者に連絡

管理者側の対処法

  1. サーバーログを確認
  2. SharePointサービスの状態を確認
  3. IISアプリケーションプールを確認
  4. サービスアカウントのパスワードを更新
  5. サーバーのリソースを確認
  6. データベース接続を確認
  7. プロキシ設定を確認
  8. ネットワーク設定を確認
  9. SSL/TLS証明書を確認
  10. サーバーを再起動
  11. 代替アクセスマッピング(AAM)を確認
  12. タイムアウト設定を延長
  13. 最近の変更をロールバック
  14. サーバーのスペックアップ

予防策

  1. 定期的な監視
  2. 負荷分散
  3. 定期メンテナンス
  4. パスワード管理
  5. バックアップ
  6. テスト環境での検証
  7. ドキュメント化

重要なポイント

  • 502エラーは基本的にサーバー側の問題
  • ユーザーは時間をおいて再アクセスするのが基本
  • 管理者は迅速な原因特定と対処が必要
  • 長期間放置するとSEOに深刻な影響
  • 定期的な監視と予防策で多くのエラーは防げる

502エラーが発生したら、まずは一時的な問題か恒常的な問題かを見極め、適切な対処を行いましょう。

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