出版社一覧|大手から専門まで主要出版社を徹底紹介

雑学

「この本、どこの出版社から出てるんだろう?」
「マンガの出版社と小説の出版社って違うの?」

本を読んでいると、ふとそんな疑問を持つことがありませんか?
実は日本には約3,000社以上の出版社が存在します。

この記事では、誰もが知る大手から専門分野に特化した出版社まで、日本の主要な出版社を一覧でご紹介します。


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日本の出版業界とは

日本の出版業界は、世界でもトップクラスの規模を誇ります。
2024年の出版市場は紙と電子を合わせて約1兆5,700億円。特に電子コミックの成長が著しく、全体の約9割を占めています。

出版社の数は約3,000社以上ありますが、その中で「大手」と呼ばれるのはわずか4社。
売上高1,000億円を超える出版社は数えるほどしかありません。

ちなみに、出版社は大きく分けて以下のように分類できます。

  • 総合出版社:マンガ、小説、雑誌など幅広く手がける
  • 専門出版社:教科書、医学書、児童書など特定分野に特化
  • グループ系列:新聞社や企業グループに属する出版社

大手4社を知ろう

まずは日本の出版業界を牽引する「大手4社」から見ていきましょう。
この4社は「4大出版社」とも呼ばれ、圧倒的な存在感を放っています。

集英社

『週刊少年ジャンプ』を擁する、漫画界の王者といえる存在です。
『ONE PIECE』『ドラゴンボール』『鬼滅の刃』など、誰もが一度は聞いたことがある作品を次々と世に送り出しています。

意外かもしれませんが、集英社はもともと小学館から分離して誕生した会社なんです。
1926年に「娯楽誌部門」として独立し、今では本体を凌ぐほどの存在感を持つようになりました。

売上高は約2,043億円(2024年5月期)で、電子コミックの好調により業績を伸ばし続けています。

講談社

「おもしろくて、ためになる」がモットーの総合出版社です。
『週刊少年マガジン』『進撃の巨人』『ブルーロック』など、こちらも人気作品が目白押し。

1909年創業と100年以上の歴史を持ち、マンガだけでなく文芸書や学術書も幅広く手がけています。
『群像』という純文学誌では、数々の文学賞受賞作が発表されてきました。

売上高は約1,710億円(2024年11月期)。近年はハリウッドに映像制作会社を設立するなど、グローバル展開にも積極的です。

小学館

『ドラえもん』『名探偵コナン』でおなじみの出版社です。
社名の通り、もともとは「小学生向けの学習雑誌」からスタートしました。

1922年創業で、集英社とは兄弟会社の関係にあります。
両社は「一ツ橋グループ」として、本社ビルも隣り合わせに建っているんですよ。

『小学館の図鑑NEO』シリーズは、子どもの頃にお世話になった人も多いのではないでしょうか。
売上高は約1,096億円(2025年2月期)です。

KADOKAWA

ライトノベルやアニメ原作に強い、エンタメ特化型の出版社です。
『涼宮ハルヒの憂鬱』『ソードアート・オンライン』など、アニメ化作品を数多く輩出しています。

もともと「角川書店」として文芸出版社でしたが、2014年にドワンゴと経営統合。
出版だけでなく、映像やゲームなど多角的なメディア展開を行う企業に変貌しました。

売上高は約2,779億円(2025年3月期)ですが、これには映像やゲーム事業も含まれています。
出版事業単体では約1,400億円ほどとされています。


準大手・中堅の出版社

大手4社に続くのが、特定分野で強みを持つ準大手・中堅出版社です。

文藝春秋

「週刊文春」で有名なジャーナリズムの雄です。
1923年に作家・菊池寛が創業し、芥川賞・直木賞の運営も担っています。

「文春砲」と呼ばれるスクープ報道は、政界や芸能界を揺るがすことも。
文芸出版社としての格式と、週刊誌としての切れ味を併せ持つユニークな存在です。

新潮社

『週刊新潮』と新潮文庫でおなじみの老舗出版社です。
1896年創業と、大手4社よりも長い歴史を持っています。

村上春樹作品の多くを出版していることでも知られます。
近年はマンガ事業にも参入し、『月刊コミックバンチ』などを展開中です。

岩波書店

学術書や古典の岩波文庫で知られる、知識人御用達の出版社です。
1913年創業で、夏目漱石の『こころ』を出版したことで出版社としての地位を確立しました。

『広辞苑』は日本を代表する国語辞典として、多くの家庭に置かれています。
「岩波新書」は教養書の代名詞的存在といえるでしょう。

光文社

「カッパ・ブックス」で一世を風靡した出版社です。
講談社の関連会社として1945年に設立されました。

『女性自身』などの女性誌や、知恵の森文庫などを展開。
近年はマンガ事業にも力を入れています。


専門分野別の主要出版社

ここからは、特定の分野に特化した出版社を見ていきましょう。

教科書出版社

学校で使う教科書を作っている出版社です。
国語の教科書でおなじみの「光村図書出版」、理数系に強い「東京書籍」などがあります。

教科書は文部科学省の検定を通過する必要があるため、出版できる会社は限られています。
約50社ほどが教科書発行の資格を持っているとされています。

児童書出版社

子ども向けの絵本や児童文学を専門とする出版社です。
『ぐりとぐら』の福音館書店、『かいけつゾロリ』のポプラ社などが有名。

フレーベル館は『アンパンマン』シリーズでおなじみですね。
こぐま社の『こぐまちゃん』シリーズも、多くの子どもたちに愛されています。

学術・専門書出版社

大学の教科書や専門的な研究書を出版する会社です。
法律書の有斐閣、医学書の南江堂、理工書のオーム社などがあります。

これらの出版社は一般にはあまり知られていませんが、各分野の専門家にとっては欠かせない存在です。

ビジネス書出版社

ビジネスパーソン向けの実用書を多く出版しています。
『週刊ダイヤモンド』のダイヤモンド社、『週刊東洋経済』の東洋経済新報社などが代表的です。

日経BPは日本経済新聞グループの出版部門として、『日経ビジネス』などを発行しています。


日本の主要出版社一覧表

出版社名読み方創業年主な特徴・代表作
集英社しゅうえいしゃ1926年週刊少年ジャンプ、ONE PIECE、ドラゴンボール
講談社こうだんしゃ1909年週刊少年マガジン、進撃の巨人、群像
小学館しょうがくかん1922年ドラえもん、名探偵コナン、図鑑NEO
KADOKAWAかどかわ1945年ライトノベル、角川文庫、電撃文庫
新潮社しんちょうしゃ1896年新潮文庫、週刊新潮、村上春樹作品
文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう1923年週刊文春、芥川賞・直木賞運営
岩波書店いわなみしょてん1913年岩波文庫、岩波新書、広辞苑
光文社こうぶんしゃ1945年女性自身、カッパ・ブックス
中央公論新社ちゅうおうこうろんしんしゃ1886年中央公論、中公新書
宝島社たからじましゃ1971年付録付きムック、このミステリーがすごい!
幻冬舎げんとうしゃ1993年ベストセラー文芸書
PHP研究所ピーエイチピーけんきゅうじょ1946年自己啓発書、ビジネス書
ダイヤモンド社だいやもんどしゃ1913年週刊ダイヤモンド、ビジネス書
東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ1895年週刊東洋経済、会社四季報
日経BPにっけいビーピー1969年日経ビジネス、IT系雑誌
学研(Gakken)がっけん1947年学習参考書、図鑑、科学と学習
旺文社おうぶんしゃ1931年受験参考書、英検教材
東京書籍とうきょうしょせき1909年教科書(理数系に強い)
光村図書出版みつむらとしょしゅっぱん1949年教科書(国語に強い)
三省堂さんせいどう1881年辞典・辞書、教科書
有斐閣ゆうひかく1877年法律書、経済学書
早川書房はやかわしょぼう1945年SF、ミステリー、海外文学
創元社そうげんしゃ1892年東京創元社、ミステリー
河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ1886年文藝、河出文庫
筑摩書房ちくましょぼう1940年ちくま文庫、学術・教養書
平凡社へいぼんしゃ1914年百科事典、平凡社ライブラリー
白水社はくすいしゃ1915年語学書、海外文学
福音館書店ふくいんかんしょてん1952年絵本(ぐりとぐら、こどものとも)
ポプラ社ぽぷらしゃ1947年児童書(かいけつゾロリ)
偕成社かいせいしゃ1936年児童書、ノンタンシリーズ
こぐま社こぐましゃ1966年こぐまちゃんシリーズ
フレーベル館ふれーべるかん1907年アンパンマン、保育教材
秋田書店あきたしょてん1948年週刊少年チャンピオン
白泉社はくせんしゃ1973年花とゆめ、LaLa(少女漫画)
双葉社ふたばしゃ1948年漫画アクション、クレヨンしんちゃん
竹書房たけしょぼう1972年4コマ漫画、近代麻雀
芳文社ほうぶんしゃ1950年まんがタイムきらら
南江堂なんこうどう1879年医学書
医学書院いがくしょいん1944年医学・看護書
オーム社おーむしゃ1914年理工書、電気・電子
技術評論社ぎじゅつひょうろんしゃ1968年IT書籍、パソコン書
インプレスいんぷれす1992年IT・デジタル関連書
翔泳社しょうえいしゃ1985年IT書籍、資格試験対策
マガジンハウスまがじんはうす1945年BRUTUS、anan、POPEYE
主婦の友社しゅふのともしゃ1916年料理本、生活実用書
世界文化社せかいぶんかしゃ1946年家庭画報、料理本

まとめ

日本の出版業界は、大手4社を中心に多様な出版社が活躍しています。

押さえておきたいポイント

  • 大手4社は集英社・講談社・小学館・KADOKAWA
  • 準大手には新潮社・文藝春秋・岩波書店など老舗が多い
  • 教科書・児童書・学術書など専門分野に特化した出版社も多数
  • 日本には約3,000社以上の出版社が存在する

本を選ぶとき、出版社にも注目してみると面白い発見があるかもしれません。
お気に入りの出版社を見つけて、読書ライフをさらに充実させてみてはいかがでしょうか。

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