飲食店や小売店を経営していて、もっと多くのお客様に来てほしいと思ったことはありませんか。実は、Facebookのスポット登録機能を使えば、お客様が自然とあなたのお店を宣伝してくれる仕組みを作れます。
スポット登録とは、Facebookの地図上にお店や施設の位置情報を登録すること。これにより、来店したお客様が「チェックイン」できるようになり、その投稿が友達のタイムラインに表示されます。さらに、Instagramの地図検索にも連動表示されるため、集客効果は絶大です。
この記事では、Facebookスポット登録の基本から具体的な設定方法、よくあるトラブルの解決法まで、わかりやすく解説します。
Facebookスポット登録とは
スポットの基本的な仕組み
Facebookスポットとは、特定の場所に関連付けられた位置情報のことです。レストラン、カフェ、美容室、観光地など、実際に人が訪れる場所であれば、どんな施設でもスポットとして登録できます。
スポット登録されると、その場所を訪れた人が「チェックイン」機能を使って、自分がそこにいることを友達に知らせられるようになります。このチェックイン投稿は写真やコメントと一緒にシェアでき、友達のタイムラインに表示される仕組みです。
チェックイン機能の役割
チェックイン機能は、スマートフォンのGPS機能を使って現在地を検出します。ユーザーが投稿画面で「チェックイン」ボタンをタップすると、近くのスポットが一覧表示され、その中から選んで投稿できる仕組みになっています。
もし目的のスポットが表示されない場合は、ユーザー自身が新しいスポットを追加することも可能です。ただし、店舗オーナーとしては事前に公式のスポット登録を済ませておくことが重要になります。
スポット登録の3つのメリット
1. 無料で得られる宣伝効果
お客様がチェックインすると、その投稿が友達のタイムラインに表示されます。これは実質的に無料の広告と同じ効果を持ちます。特にFacebookは友人・知人とのつながりが強いSNSなので、チェックイン投稿は高い信頼性を持って受け止められます。
友達が「このカフェに来てます」と投稿すれば、「私も行ってみたい」と思う人が自然と現れるでしょう。口コミ効果が自動的に生まれる仕組みと言えます。
2. 地図検索での露出増加
Facebookには位置情報から近くのスポットを探す機能があります。スポット登録していれば、周辺で検索したユーザーにあなたの店舗が表示されるようになります。
さらに重要なのは、Instagramの地図検索機能にも連動して表示される点です。Instagramでは、地図から近くのお店を探して写真をチェックしてから来店するユーザーが増えています。スポット登録していないと、こうした潜在顧客を逃してしまう可能性があります。
3. 顧客エンゲージメントの向上
スポット登録することで、お客様とのつながりが深まります。来店記念の投稿がしやすくなり、お店の雰囲気を自然な形で広めてもらえるからです。
一部の店舗では「チェックインでドリンク1杯サービス」といった特典を用意し、積極的にチェックインを促しています。こうした工夫により、さらに宣伝効果を高めることができます。
Facebookスポット登録の2つの方法
スポット登録には大きく分けて2つの方法があります。公式な方法として推奨されるのは、Facebookビジネスページから設定する方法ですが、簡易的にスマホアプリのチェックイン機能から追加することも可能です。
方法1:Facebookビジネスページから設定する(推奨)
店舗オーナーには、こちらの公式な方法を強くおすすめします。ビジネスページから設定すると、位置情報だけでなく営業時間や電話番号なども一緒に管理でき、Instagramにも自動的に連動します。
ビジネスページ作成の前提条件
スポット登録する前に、Facebookビジネスページを作成しておく必要があります。まだ作成していない場合は、Facebookにログインして「ページを作成」から始めましょう。
ページのカテゴリは「ローカルビジネス」や「ブランド」を選択します。基本情報を入力したら、次の手順でスポット設定を行います。
具体的な設定手順
- Facebookビジネスページにログインする
- ページ上部の「編集」ボタンをクリック
- 左側メニューから「ページ情報を編集」を選択
- 「住所」欄を探して「住所がある」にチェックを入れる
- 「町名、番地」欄に詳細な住所を入力する(例:中央区銀座1-2-3)
- 「都道府県、市区町村」欄に英数入力モードで市区町村名を入力
- 表示される候補から正しい住所を選択
- 地図上のピンをドラッグして正確な位置に調整
- 「顧客がビジネスの所在地に来店する」にチェックを入れる
- 「変更を保存」をクリック
住所入力の重要な注意点
「都道府県、市区町村」欄は、他の入力欄と異なり、手打ちでは受け付けてくれません。必ず表示される候補から選択する必要があります。
入力のコツは、英語(ローマ字)で市区町村名を入力することです。たとえば東京都渋谷区なら「Shibuya」と入力すると、「Tokyo, Shibuya」といった候補が表示されます。この候補をクリックして選択しましょう。
もし候補が表示されない場合は、「japan」→「都道府県名(英語)」→「市区町村名(英語)」の順に入力してみてください。確実に候補が表示されるはずです。
地図位置の精密な調整
住所を入力すると自動的に地図上にピンが立ちますが、この位置がずれていることがよくあります。できるだけ地図を拡大表示し、ピンをドラッグして建物の正確な位置に合わせましょう。
GPS精度を高めるためには、この調整が非常に重要です。正確な位置を設定することで、お客様がチェックインしやすくなり、地図検索でも見つけてもらいやすくなります。
方法2:スマホアプリのチェックイン機能から追加する
急いでスポット登録したい場合や、まだビジネスページを作成していない場合は、スマホのFacebookアプリから簡易的にスポットを追加できます。
追加の具体的手順
- Facebookアプリを開いてログイン
- 投稿作成画面で「チェックイン」をタップ
- 現在地周辺のスポット一覧が表示される
- 一番下までスクロールして「新しいスポットを追加」をタップ
- スポット名(店舗名)を入力
- 住所を入力(候補が出ない場合はローマ字で入力)
- カテゴリを選択(レストラン、カフェなど)
- 「カスタムスポットを保存」をタップ
この方法の制限事項
スマホアプリから追加したスポットは、簡易的なものになります。詳細な情報(営業時間、電話番号、ウェブサイトなど)を後から追加する場合は、ビジネスページの設定が必要です。
また、スマホでスポットを作成する際は、必ず店舗の場所にいる必要があります。GPS機能で現在地を検出するため、離れた場所からは登録できません。
非公式スポットへの対処法
すでに誰かがあなたの店舗を非公式スポットとして登録している場合があります。この場合、公式のビジネスページと統合することができます。
ビジネスページの設定画面から「スポットを統合」を選択し、既存の非公式スポットを探して統合申請を行いましょう。Facebookの承認を受けることで、これまでのチェックイン履歴やレビューを引き継ぐことができます。
Instagramとの連動について
Facebookでスポット登録すると、自動的にInstagramにも位置情報が連動します。これにより、Instagram投稿時に場所を追加できるようになり、Instagram地図検索にも表示されるようになります。
Instagram地図検索の重要性
Instagramには地図検索機能があり、ユーザーが地図上から近くのお店を探して投稿写真をチェックする使い方が増えています。特に飲食店や美容室、観光スポットなどは、この機能から新規顧客を獲得するチャンスが大きくなっています。
Facebookでスポット登録していない場合、Instagram地図検索に表示されないため、大きな機会損失になります。必ず設定しておきましょう。
Instagramビジネスプロフィールの住所設定
Instagramのビジネスプロフィールには、独自の住所設定欄もあります。ただし、これはプロフィールに表示される住所であり、位置情報タグ(スポット)とは別のものです。
Facebookページの住所を変更した場合は、Instagramビジネスプロフィールの住所も手動で更新する必要があります。両方を最新の状態に保つことで、顧客が正確な情報にアクセスできるようになります。
よくあるトラブルと解決方法
スポットが検索で表示されない
スポット登録してもすぐには検索結果に表示されないことがあります。Facebookのシステムに反映されるまで数時間から数日かかる場合があるため、少し待ってから確認しましょう。
それでも表示されない場合は、位置情報サービスがオンになっているか確認してください。スマートフォンの設定で、Facebookアプリに位置情報の利用を許可する必要があります。
住所入力でエラーが出る
「都道府県、市区町村」欄で最も多いトラブルが、エラーメッセージが表示されて次に進めないケースです。これは手打ち入力したことが原因です。
必ず英数入力モードで市区町村名を入力し、表示される候補から選択してください。どうしても候補が表示されない場合は、「japan」から順番に入力していく方法を試しましょう。
地図の位置がずれている
自動検出された地図位置がずれている場合は、手動で調整できます。ビジネスページの「ページ情報を編集」から地図を表示し、ピンをドラッグして正確な位置に移動させてください。
地図をできるだけ拡大表示してから調整すると、より正確な位置設定ができます。建物の入口付近にピンを合わせるのが理想的です。
チェックイン機能が使えない
Facebookアプリで位置情報サービスの許可設定がオフになっていると、チェックイン機能自体が使えません。スマートフォンの設定アプリから、Facebookに位置情報の利用を許可してください。
それでも解決しない場合は、Facebookアプリとスマートフォン本体を再起動してみましょう。GPS信号の受信状況が改善され、正常に動作する可能性があります。
まとめ
Facebookスポット登録は、店舗ビジネスにとって非常に効果的な集客ツールです。お客様のチェックイン投稿によって自然と口コミが広がり、地図検索やInstagram検索からも新規顧客を獲得できるようになります。
設定方法は、Facebookビジネスページから住所を登録するだけ。数分で完了する簡単な作業ですが、その効果は長期的に続きます。まだスポット登録していない店舗オーナーの方は、ぜひこの機会に設定してみてください。

コメント