哺乳類の種類一覧|実は6800種以上!意外すぎる仲間たちを紹介

科学

犬、猫、ゾウ、クジラ——私たちの身近にいる動物から、海を泳ぐ巨大生物まで。これらに共通点があるとしたら、何だと思いますか?

答えは「哺乳類」。お母さんのおっぱいで育つ仲間たちです。

でも、ちょっと待ってください。卵を産む哺乳類がいるって知っていましたか? 毒を持つ哺乳類は? 1日20分しか眠らない哺乳類は?

この記事では、哺乳類の種類を一覧で紹介しながら、思わず「へぇ〜」と言いたくなる意外な事実をたっぷりお届けします。


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哺乳類ってどんな動物?

「哺乳類」という名前は、「乳を哺(ふく)む」という意味から来ています。つまり、赤ちゃんにおっぱいをあげて育てる動物のことですね。

地球上には現在6800種以上の哺乳類がいるとされています。砂漠を歩くラクダも、深海を潜るクジラも、空を飛ぶコウモリも、全部同じ仲間なんです。

哺乳類には他にもいくつかの共通点があります。体が毛で覆われていること、体温を一定に保てること(恒温動物)、そして肺で呼吸すること。クジラやイルカが海にいるのに定期的に水面に上がってくるのは、肺呼吸をしているからなんですね。


哺乳類は3タイプに分かれる

哺乳類は赤ちゃんの産み方・育て方によって、大きく3つのグループに分けられます。

1. 単孔類(たんこうるい)——卵を産む異端児たち

「哺乳類なのに卵を産む?」

そう、いるんです。カモノハシとハリモグラがその代表格。オーストラリアとその周辺にしかいない、超レアな存在です。

現存するのはたったの5種類。哺乳類全体から見ると0.1%にも満たない、まさに「生きた化石」と呼ばれる動物たちです。卵を産むのに、ちゃんとお乳で赤ちゃんを育てます。進化の不思議を感じますよね。

2. 有袋類(ゆうたいるい)——袋で育てるお母さんたち

カンガルーやコアラでおなじみの、お腹の袋(育児嚢)で赤ちゃんを育てるグループです。約330種類が存在します。

驚くのは赤ちゃんのサイズ。カンガルーの赤ちゃんは生まれた時わずか2〜3cm。ジェリービーンズくらいの大きさで、目も見えない状態でお母さんの袋まで自力で這い上がります。そこから数ヶ月かけて、袋の中でゆっくり成長するんですね。

3. 有胎盤類(ゆうたいばんるい)——私たちの仲間

哺乳類の大多数を占めるのがこのグループ。お母さんのお腹の中で胎盤を通じて栄養をもらい、ある程度成長してから生まれてきます。人間もここに含まれます。

5000種以上がこのグループに属していて、ネズミから象まで、多種多様な動物がいます。


主要な目(もく)を見てみよう

哺乳類は20以上の「目(もく)」というグループに細かく分けられています。その中でも特に種類が多い、または面白いものをピックアップしてみましょう。

げっ歯目(ネズミの仲間)——哺乳類界のナンバーワン

ハムスター、リス、ビーバー、カピバラ……。これらは全部「げっ歯目」の仲間です。

種類の数は約2300種。哺乳類全体の約3分の1を占める、圧倒的ナンバーワンのグループなんです。彼らの特徴は、一生伸び続ける前歯。だから常に何かをかじって、歯を削り続ける必要があります。

ちなみに、ネズミはくすぐると笑うって知っていましたか? 人間には聞こえない高い周波数で「キャッキャ」と喜びの声を出すそうです。

翼手目(コウモリの仲間)——空を飛ぶ唯一の哺乳類

「空を飛べる哺乳類」と聞いて、モモンガを思い浮かべた方もいるかもしれません。でも、モモンガは「滑空」しているだけ。自力で飛び続けられるのはコウモリだけなんです。

約1400種類が存在し、げっ歯目に次ぐ大グループ。吸血コウモリのイメージが強いかもしれませんが、実際に血を吸う種類はごくわずか。多くは虫や果物を食べています。

霊長目(サルの仲間)——人間もここ

ゴリラ、チンパンジー、オランウータン、そして私たち人間。約500種が属するグループです。

面白いのは、チンパンジーがお酒を飲むという研究報告。発酵したヤシの樹液を、葉っぱをスポンジ代わりにして飲んでいたとか。酔っ払うチンパンジーもいたそうですよ。

鯨偶蹄目(クジラとウシの仲間)——意外な組み合わせ

「クジラとウシが同じグループ?」と思いますよね。実は最新のDNA研究で、クジラの最も近い親戚はカバだということがわかったんです。

このグループには、シカ、キリン、ブタ、ラクダ、イルカなども含まれます。海の王者と陸の草食動物が同じ仲間だなんて、進化って本当に不思議です。

食肉目(肉食獣の仲間)——意外とパンダもここ

ライオン、トラ、オオカミ、クマ……。約280種の肉食獣が属するグループです。

ただし「食肉目」という名前に反して、実は草食に近い動物もいます。その代表がジャイアントパンダ。1日の99%を竹を食べて過ごしています。でも、体の構造は肉食獣のまま。だから竹の栄養をうまく吸収できず、1日に12〜38kgも食べ続けなければならないんですね。


こんな動物も哺乳類だった!?

カモノハシ——哺乳類界の珍獣王

卵を産み、クチバシがあり、水かきがあり、オスは後ろ足に毒針を持つ——。初めてヨーロッパに標本が届いた時、学者たちは「いくつかの動物を縫い合わせた偽物だ」と思ったそうです。

でも本物でした。しかも哺乳類。毒を持つ哺乳類は世界でも数えるほどしかいません。

ハダカデバネズミ——唯一の冷血哺乳類

その名の通り、毛がほとんどない裸のネズミ。見た目のインパクトもすごいですが、もっとすごいのはその生態です。

哺乳類は普通、体温を一定に保ちます。でもハダカデバネズミは例外。周囲の温度に合わせて体温が変わる、唯一の「冷血哺乳類」なんです。さらに、18分間も酸素なしで生きられ、痛みをほとんど感じず、ガンにもならない。科学者たちが注目する、不思議だらけの動物です。

シロナガスクジラ——史上最大の動物

現存する最大の哺乳類であり、恐竜を含めても地球史上最大の動物。体長は30メートル以上、体重は180トンにもなります。

心臓だけで軽自動車くらいの重さがあり、舌の上には象が50頭乗れるとか。赤ちゃんでさえ生まれた時点で体長7メートル。スケールが違いすぎて、もはや想像の限界を超えていますよね。


哺乳類おもしろトリビア

せっかくなので、思わず誰かに話したくなる哺乳類トリビアをいくつか紹介しましょう。

キリンの睡眠時間は1日約20分。しかも熟睡しているのは1〜2分だけ。草食動物は肉食獣に襲われる危険があるので、のんびり寝ていられないんですね。一方、コアラは1日18〜22時間も眠ります。ユーカリの葉は栄養が少なく消化にエネルギーを使うので、省エネモードで過ごしているわけです。

イルカには「名前」がある。個体ごとに固有のホイッスル(鳴き声)を持っていて、仲間を呼ぶ時にその「名前」を使います。

コアラの指紋は人間とそっくり。あまりにも似ているので、オーストラリアでは「犯罪現場でコアラの指紋と間違えるかも」と心配されたことがあるとか。

ラッコの食費は年間約500万円。体温維持のために大量のエネルギーが必要で、ウニやホタテなどの高級食材を好む個体もいるそうです。


哺乳類の主要グループ一覧

グループ代表的な動物種数(概算)
げっ歯目ネズミ、リス、ビーバー約2,300種
翼手目コウモリ約1,400種
霊長目サル、類人猿、ヒト約500種
鯨偶蹄目クジラ、イルカ、ウシ、シカ約330種
食肉目ライオン、クマ、イヌ、ネコ約280種
有袋類カンガルー、コアラ、ウォンバット約330種
奇蹄目ウマ、サイ、バク約17種
長鼻目ゾウ3種
単孔類カモノハシ、ハリモグラ5種

まとめ

哺乳類について、ポイントを振り返ってみましょう。

  • 哺乳類は地球上に約6,800種以上存在する
  • 「単孔類」「有袋類」「有胎盤類」の3グループに大別される
  • 最も種類が多いのはネズミの仲間(げっ歯目)で約2,300種
  • 卵を産むカモノハシも、海を泳ぐクジラも、空を飛ぶコウモリも、みんな哺乳類
  • 睡眠時間20分のキリンから22時間のコアラまで、生態は実に多様

普段何気なく見ている犬や猫も、動物園の人気者も、深海の巨大生物も、みんな「おっぱいで育つ仲間」だと思うと、ちょっと親近感が湧いてきませんか?

次に動物を見かけた時は、「この子は哺乳類の中でどんなグループなんだろう?」と考えてみると、新しい発見があるかもしれませんね。

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