「エラー: 操作を完了できませんでした」の原因と解決方法を完全解説

プログラミング・IT

パソコンを使っていて、ファイルを削除しようとしたり、アプリで作業しようとした時、こんなエラーメッセージが表示されたことはありませんか?

「操作を完了できませんでした」
「別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません」
「この操作を完了できませんでした。もう一度お試しください」
「The action can’t be completed」(英語版)

このエラーは、Windows、Office、Apple Musicなど、様々なアプリケーションで発生する非常に一般的な問題です。

この記事では、「操作を完了できませんでした」というエラーの意味、発生する状況、そして具体的な解決方法を初心者の方にも分かりやすく解説します。


スポンサーリンク
  1. このエラーの意味とは?
    1. なぜこのエラーが表示されるのか?
  2. 主な発生状況
    1. 1. Windowsでのファイル操作時
    2. 2. Microsoft Officeで
    3. 3. Apple Music / iTunesで
    4. 4. その他のアプリケーション
  3. エラーが発生する主な原因
    1. 【Windowsファイル操作の場合】
  4. 【基本】まず試すべき対処法
    1. 1. ファイルを使用しているアプリを閉じる
    2. 2. Windowsエクスプローラーを再起動する
    3. 3. パソコンを再起動する
    4. 4. 少し時間を置いてから再試行
  5. 【詳細】プレビューウィンドウを無効化する
    1. 手順
  6. 【詳細】ファイルを使用中のプログラムを特定する
    1. 方法1: リソースモニターを使用
    2. 方法2: Process Explorer(高度)
  7. 【詳細】コマンドプロンプトで強制削除
    1. ファイルを強制削除
    2. フォルダーを強制削除
  8. 【詳細】セーフモードで削除
    1. Windows 10/11でセーフモード起動
  9. 【OneDrive特有】OneDrive関連のエラー対処法
    1. 「クラウド上のみ」のファイルを操作する
    2. OneDriveの同期を一時停止
  10. 【Excel/Office】Excel特有のエラー対処法
    1. 自動保存を無効にする
    2. アドインを無効化
  11. 【Apple Music】Apple Music / iTunes の対処法
    1. ライブラリを同期を無効→有効
    2. コンピューターの再承認
    3. アプリを再インストール
  12. 【上級】一時ファイルを削除する
    1. 手順
    2. ディスククリーンアップを実行
  13. 【上級】ファイルのアクセス権限を変更する
    1. 手順
    2. 所有者を変更
  14. 【上級】読み取り専用属性を解除
    1. 手順
  15. 【トラブルシューティング】サードパーティツール
    1. File Locksmith (PowerToys)
    2. Unlocker (サードパーティ)
  16. よくある質問
  17. まとめ:段階的に対処しよう

このエラーの意味とは?

「操作を完了できませんでした」は、実行しようとした操作が何らかの理由で完了できなかったことを示す汎用的なエラーメッセージです。

なぜこのエラーが表示されるのか?

基本的な理由:

  • ファイルやフォルダーが他のプログラムによって使用されている
  • 必要な権限がない
  • ファイルが破損している
  • ネットワーク接続の問題
  • ソフトウェアの不具合

主な発生状況

このエラーは、様々な状況で発生します。

1. Windowsでのファイル操作時

最も一般的なケース:

「別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません」

発生するタイミング:

  • ファイルを削除しようとした時
  • ファイルを移動しようとした時
  • ファイル名を変更しようとした時
  • フォルダーを削除しようとした時
  • ファイルをコピーしようとした時

2. Microsoft Officeで

Excel、Word、PowerPointなどで:

  • ファイルを保存する時
  • シートをコピーする時
  • マクロを実行する時
  • 数式を入力する時

3. Apple Music / iTunesで

音楽再生時:
「操作を完了できませんでした。原因不明のエラーが起きました(-16913)」などのエラーコード付きで表示される

4. その他のアプリケーション

  • Autodesk Revit(CADソフト)
  • Adobe製品
  • ゲームアプリ
  • クラウドストレージアプリ(OneDrive、Google Driveなど)

エラーが発生する主な原因

【Windowsファイル操作の場合】

1. ファイルが他のプログラムで開かれている

最も多い原因です。

ファイルがアプリケーションで使用中の場合、Windowsはそのファイルを「ロック」します。ロックされたファイルは削除・移動・名前変更ができません。

具体例:

  • Excelファイルを開いている状態で削除しようとした
  • 動画ファイルをメディアプレイヤーで再生中に移動しようとした
  • PDFをAdobe Readerで開いたまま削除しようとした

2. Windowsエクスプローラーがロックしている

エクスプローラー自体がファイルをロックしていることがあります。

特に発生しやすい状況:

  • プレビューウィンドウを有効にしている
  • 詳細ウィンドウを表示している
  • サムネイル表示している

3. バックグラウンドプロセスが使用している

目に見えないバックグラウンドのプロセスやサービスがファイルを使用していることがあります。

例:

  • ウイルス対策ソフトがスキャン中
  • バックアップソフトが動作中
  • クラウド同期サービス(OneDrive、Dropboxなど)が同期中

4. アクセス権限の問題

ユーザーアカウントに必要な権限がありません。

原因:

  • 管理者権限が必要なファイル
  • 他のユーザーが作成したファイル
  • システムファイル

5. ファイルやフォルダーの破損

ファイルシステムの破損により、正常にアクセスできません。

6. 読み取り専用属性

ファイルが読み取り専用に設定されています。

7. OneDriveの同期問題

OneDriveと同期中のファイルは、操作できないことがあります。

特有の問題:

  • 「クラウド上のみ」のファイル
  • 同期中のファイル
  • アップロード待ちのファイル

8. パスが長すぎる

Windowsには、ファイルパスの長さ制限があります(260文字)。

9. ウイルス感染

マルウェアやウイルスがファイルをロックしています。


【基本】まず試すべき対処法

エラーが出たら、以下の簡単な方法から試しましょう。

1. ファイルを使用しているアプリを閉じる

手順:

  1. 開いているアプリケーションをすべて閉じる
  2. 特に該当ファイルを開いていたアプリを終了
  3. もう一度ファイル操作を試す

確認すべきアプリ:

  • Microsoft Office(Word、Excel、PowerPointなど)
  • Adobe Reader
  • メディアプレイヤー
  • 画像ビューア

2. Windowsエクスプローラーを再起動する

手順:

  1. Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
  2. 「プロセス」タブを選択
  3. 「Windows エクスプローラー」を探す
  4. 右クリックして「再起動」を選択

効果:
エクスプローラーがロックしていたファイルが解放されます。

3. パソコンを再起動する

最もシンプルで効果的:
再起動することで、すべてのプログラムが終了し、ファイルのロックが解除されます。

手順:

  1. スタートメニューを開く
  2. 電源ボタンをクリック
  3. 「再起動」を選択

4. 少し時間を置いてから再試行

バックグラウンドプロセスが原因の場合:

  • ウイルススキャンの完了を待つ
  • クラウド同期の完了を待つ
  • バックアップ処理の終了を待つ

目安: 5〜10分程度待ってから再試行


【詳細】プレビューウィンドウを無効化する

エクスプローラーのプレビュー機能が原因の場合があります。

手順

  1. エクスプローラーを開く
  2. 上部の「表示」タブをクリック
  3. 「プレビューウィンドウ」のチェックを外す
  4. 「詳細ウィンドウ」のチェックも外す

もう一度ファイル操作を試してみてください。


【詳細】ファイルを使用中のプログラムを特定する

方法1: リソースモニターを使用

手順:

  1. Windows + R キーを押す
  2. 「resmon.exe」と入力してEnter
  3. 「CPU」タブを開く
  4. 下部の「関連付けられたハンドル」を展開
  5. 検索ボックスにファイル名またはフォルダ名の一部を入力
  6. 該当するプロセスが表示される
  7. そのプロセスを右クリックして「プロセスの終了」

方法2: Process Explorer(高度)

Microsoftの公式ツールです。

手順:

  1. Process Explorerをダウンロード
    (https://learn.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/)
  2. procexp.exe を実行
  3. Ctrl + F で検索ダイアログを開く
  4. ファイル名を入力して「Search」
  5. 見つかったプロセスを確認
  6. 必要に応じてプロセスを終了

【詳細】コマンドプロンプトで強制削除

通常の方法で削除できない場合、コマンドで強制削除できます。

ファイルを強制削除

手順:

  1. スタートメニューで「cmd」と検索
  2. 右クリックして「管理者として実行」
  3. 以下のコマンドを入力
del /f /q "ファイルのフルパス"

例:

del /f /q "C:\Users\YourName\Documents\test.txt"

フォルダーを強制削除

コマンド:

rd /s /q "フォルダーのフルパス"

注意:

  • /f = 強制削除
  • /q = 確認なし
  • /s = サブフォルダーも含む

重要: フォルダーだけを指定すると、中身がすべて削除されます。必ずファイル名まで指定してください。


【詳細】セーフモードで削除

バックグラウンドプログラムが原因の場合に有効です。

Windows 10/11でセーフモード起動

手順:

  1. 設定を開く(Windows + I)
  2. 「システム」→「回復」
  3. 「今すぐ再起動」(詳細オプションの下)
  4. 再起動後、「トラブルシューティング」を選択
  5. 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
  6. F4キーを押して「セーフモードを有効にする」

セーフモードで:

  1. 問題のファイルを削除
  2. 通常モードで再起動

【OneDrive特有】OneDrive関連のエラー対処法

「クラウド上のみ」のファイルを操作する

手順:

  1. ファイルが入っているフォルダーを右クリック
  2. 「常にこのデバイス上に保持する」を選択
  3. ダウンロード完了後、操作を試す

または:

  1. フォルダーを右クリック
  2. 「常にこのデバイス上に保持する」のチェックを外す
  3. もう一度操作を試す

OneDriveの同期を一時停止

手順:

  1. タスクバーのOneDriveアイコンをクリック
  2. 歯車アイコン→「同期を一時停止」
  3. 「2時間」を選択
  4. ファイル操作を行う
  5. 完了後、「同期を再開」

【Excel/Office】Excel特有のエラー対処法

自動保存を無効にする

手順:

  1. Excelを開く
  2. 「ファイル」→「オプション」
  3. 「保存」タブを選択
  4. 「自動回復用データの保存間隔」の値を長くする
    (例: 10分→30分)
  5. または「AutoSaveを有効にする」のチェックを外す

アドインを無効化

手順:

  1. Excelを開く
  2. 「ファイル」→「オプション」→「アドイン」
  3. 下部の「管理」で「Excelアドイン」を選択
  4. 「設定」をクリック
  5. すべてのアドインのチェックを外す
  6. 「OK」をクリック
  7. Excelを再起動

【Apple Music】Apple Music / iTunes の対処法

ライブラリを同期を無効→有効

手順:

  1. Apple Musicまたはミュージックアプリを開く
  2. 「編集」→「環境設定」(Windowsの場合)
  3. 「一般」タブを選択
  4. 「ライブラリを同期」のチェックを外す
  5. アプリを再起動
  6. 再度「ライブラリを同期」にチェックを入れる

コンピューターの再承認

手順:

  1. iTunes/Apple Musicを開く
  2. 「アカウント」→「認証」→「このコンピュータを認証」
  3. Apple IDとパスワードを入力
  4. 「認証」をクリック

アプリを再インストール

Windows:

  1. 「設定」→「アプリ」
  2. 「Apple Music」または「iTunes」を選択
  3. 「アンインストール」
  4. Microsoft Storeまたは公式サイトから再インストール

【上級】一時ファイルを削除する

破損した一時ファイルが原因の場合があります。

手順

  1. Windows + R キーを押す
  2. 「%temp%」と入力してEnter
  3. Ctrl + A ですべて選択
  4. Shift + Delete で完全削除
    (削除できないファイルは スキップ)

ディスククリーンアップを実行

手順:

  1. スタートメニューで「ディスク クリーンアップ」と検索
  2. クリーンアップするドライブを選択(通常はCドライブ)
  3. 削除するファイルの種類にチェック:
  • 一時ファイル
  • ダウンロードされたプログラムファイル
  • ごみ箱
  • サムネイル
  1. 「OK」をクリック
  2. 「ファイルの削除」で確認

【上級】ファイルのアクセス権限を変更する

手順

  1. ファイルまたはフォルダーを右クリック
  2. 「プロパティ」を選択
  3. 「セキュリティ」タブをクリック
  4. 「編集」ボタンをクリック
  5. ユーザー名を選択
  6. 「フルコントロール」の「許可」にチェック
  7. 「適用」→「OK」

所有者を変更

手順:

  1. ファイルを右クリック→「プロパティ」
  2. 「セキュリティ」タブ→「詳細設定」
  3. 「所有者」の横の「変更」をクリック
  4. 「選択するオブジェクト名を入力してください」に自分のユーザー名を入力
  5. 「名前の確認」→「OK」
  6. 「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェック
  7. 「適用」→「OK」

【上級】読み取り専用属性を解除

手順

  1. ファイルを右クリック→「プロパティ」
  2. 「全般」タブで「読み取り専用」のチェックを外す
  3. 「適用」→「OK」

【トラブルシューティング】サードパーティツール

File Locksmith (PowerToys)

Windows 11/10向けの公式ツールです。

機能:

  • どのプロセスがファイルを使用しているか簡単に確認
  • 右クリックメニューから直接アクセス

インストール:

  1. Microsoft StoreでPowerToysを検索
  2. インストール
  3. ファイルを右クリック→「What’s using this file?」

Unlocker (サードパーティ)

機能:

  • ロックされたファイルを強制的に解除
  • 右クリックメニューに追加

注意:
非公式ツールのため、ウイルススキャンを行ってから使用してください。


よくある質問

Q: すべてのアプリを閉じてもエラーが出ます。

A: バックグラウンドプロセスが原因の可能性があります。リソースモニターまたはProcess Explorerで確認してください。または、パソコンを再起動すると解決することが多いです。

Q: OneDriveのファイルが削除できません。

A: OneDriveが同期中の可能性があります。同期を一時停止するか、「常にこのデバイス上に保持する」設定を変更してください。フォルダー名が長すぎる場合は、短くすることでも解決できます。

Q: システムファイルやWindowsフォルダーで発生します。

A: システムファイルは重要なため、Windowsが保護しています。本当に削除が必要か再確認してください。必要な場合は、セーフモードまたは管理者権限で実行してください。

Q: 外付けHDDやUSBメモリで発生します。

A: 安全な取り外しを行わずにデバイスを抜いた可能性があります。デバイスを再接続し、「ハードウェアの安全な取り外し」を実行してから操作してください。また、ウイルススキャンも推奨します。

Q: ごみ箱を空にできません。

A: ごみ箱内のファイルが使用中です。パソコンを再起動してから、もう一度「ごみ箱を空にする」を試してください。

Q: エラーコードが表示されます(-16913など)。

A: エラーコードはアプリ固有のものです。Apple Musicの場合は、ライブラリの同期をオフ→オンにする、コンピューターの再承認、アプリの再インストールを試してください。

Q: ファイルパスが長すぎると言われます。

A: Windowsはファイルパスを260文字までしか扱えません。フォルダー階層を浅くするか、ファイル名を短くしてください。

Q: 削除したファイルを復元できますか?

A: ごみ箱を空にする前であれば、ごみ箱から復元できます。完全に削除した場合は、データ復元ソフト(Recuva、EaseUS Data Recovery Wizardなど)を試してください。ただし、100%の復元保証はありません。


まとめ:段階的に対処しよう

「操作を完了できませんでした」エラーは様々な原因で発生しますが、適切な対処で解決できます。

対処の基本手順:

レベル1: 即座にできる対処(所要時間: 1-2分)

  1. 開いているアプリをすべて閉じる
  2. Windowsエクスプローラーを再起動
  3. パソコンを再起動

レベル2: 基本的な対処(所要時間: 5-10分)

  1. プレビューウィンドウを無効化
  2. リソースモニターで使用中プロセスを確認
  3. 少し時間を置いて再試行
  4. OneDrive同期を一時停止(OneDrive使用時)

レベル3: 中級の対処(所要時間: 10-20分)

  1. 一時ファイルを削除
  2. ディスククリーンアップを実行
  3. セーフモードで削除
  4. ごみ箱を空にする

レベル4: 高度な対処(所要時間: 20-30分)

  1. コマンドプロンプトで強制削除
  2. アクセス権限を変更
  3. 所有者を変更
  4. 読み取り専用属性を解除

レベル5: アプリ固有の対処

  • Excel: 自動保存無効化、アドイン無効化
  • Apple Music: ライブラリ同期リセット、再承認
  • OneDrive: 同期設定変更、フォルダー名短縮

重要なポイント:

  • ほとんどの場合、再起動で解決する
  • ファイルを使用中のプログラムを特定することが重要
  • OneDrive使用時は同期状態を確認
  • システムファイルの削除は慎重に
  • 重要なファイルは事前にバックアップ
  • サードパーティツールは信頼できるもののみ使用

このエラーの多くは、アプリを閉じる、エクスプローラーを再起動する、パソコンを再起動するだけで解決します。それでも解決しない場合は、リソースモニターで原因を特定するか、セーフモードで操作してください。

どうしても解決しない場合は、ファイルが破損している可能性もあるため、ディスクチェック(chkdsk)やシステムファイルチェック(sfc /scannow)を実行することをおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました