MacをWindowsから乗り換えた方や、初めて使い始めた方で「キーボードの配置が慣れない」「操作がしづらい」と感じている人は多いんです。
実は、Macのキーボードは自分好みに細かくカスタマイズできることをご存じでしょうか。
この記事では、Macのキーボード設定を変更して、あなたにぴったりの操作環境を作る方法を紹介します。キーの配置変更からショートカットのカスタマイズまで、知っておくと作業効率が大幅にアップする設定ばかりですよ。
システム設定からキーボード設定を開く方法

まずは、キーボード設定の開き方から確認していきましょう。
設定画面の開き方
- 画面左上のAppleロゴ()をクリック
- 「システム設定」を選択
- サイドバーの「キーボード」をクリック
これで、キーボードに関するすべての設定ができる画面が表示されます。
macOS Venturaより前のバージョンでは「システム環境設定」という名前でしたが、基本的な操作は同じです。
修飾キーをカスタマイズして使いやすくする
修飾キーとは、Commandキー、Optionキー、Controlキーなど、他のキーと組み合わせて使う特殊なキーのことです。
Macの修飾キーは、Windowsとは配置や役割が異なるため、慣れるまで時間がかかります。でも、自分好みに変更できれば、すぐに使いこなせるようになりますよ。
修飾キーの変更方法
- 「システム設定」→「キーボード」を開く
- 「キーボードショートカット」ボタンをクリック
- サイドバーから「修飾キー」を選択
- 変更したいキーのプルダウンメニューから、別の機能を選択
変更できる修飾キーは以下の5つです:
- Controlキー:主にテキスト編集で使用
- Optionキー(Altキー):特殊文字の入力や補助的な操作
- Commandキー:コピー、ペーストなど基本操作
- Caps Lockキー:英字の大文字固定
- 地球儀キー(fnキー):絵文字呼び出しなど
実用例:Caps LockをControlに変更
US配列キーボードを使っている方に人気なのが、ほとんど使わないCaps Lockキーを、よく使うControlキーに変更する設定です。
ホームポジションから指を動かさずに操作できるようになるため、作業効率が上がります。
設定後、元に戻したい場合は「デフォルトに戻す」ボタンをクリックすれば、すぐに初期状態に戻せますよ。
キーボードショートカットを自由に変更する
Macには、様々な操作を素早く実行できるキーボードショートカットがたくさん用意されています。でも、標準設定のショートカットが覚えにくかったり、使いにくかったりすることもありますよね。
そんな時は、自分で好きなキーの組み合わせに変更してしまいましょう。
ショートカットの変更手順
- 「システム設定」→「キーボード」→「キーボードショートカット」を開く
- サイドバーから変更したいカテゴリを選択
- 変更したいショートカットをダブルクリック
- 新しいキーの組み合わせを押す
- 「完了」をクリック
カテゴリの種類
キーボードショートカットは、以下のようなカテゴリに分かれています:
- Launchpad と Dock:アプリ起動や管理
- Mission Control:ウィンドウ管理
- Spotlight:検索機能
- アクセシビリティ:支援機能
- アプリケーション:各アプリ専用のショートカット
- ファンクションキー:F1〜F12の動作設定
- 入力ソース:言語切り替え
- スクリーンショット:画面キャプチャ
アプリごとにカスタムショートカットを作成
特定のアプリでよく使う機能に、独自のショートカットを設定することもできます。
設定方法:
- 「キーボードショートカット」→サイドバーの「アプリケーション」を選択
- 「+」ボタンをクリック
- アプリケーション名を選択
- メニュータイトルに、ショートカットを割り当てたい機能の名前を正確に入力
- キーボードショートカットに、使いたいキーの組み合わせを入力
- 「完了」をクリック
例えば、テキストエディットで「ペーストしてスタイルを合わせる」を⌘Vに設定すれば、書式を無視したペーストが簡単にできるようになります。
ファンクションキーの動作を変更する
Macのファンクションキー(F1〜F12)は、デフォルトで画面の明るさや音量調節などのMac独自の機能が割り当てられています。
Windowsのように、標準のファンクションキーとして使いたい場合は、設定を変更しましょう。
設定変更の手順
- 「システム設定」→「キーボード」を開く
- 「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックを入れる
この設定をオンにすると、明るさや音量調節は「fnキーを押しながら」ファンクションキーを押すことで操作できます。
地球儀キー(fnキー)の動作をカスタマイズ
地球儀キー(fnキー)は、以下のような動作に変更できます:
- 何もしない
- 絵文字と記号を表示
- 入力ソースを変更
- 音声入力を開始
- ショートカットアプリを使用
使用頻度の低い機能なら、絵文字呼び出しに設定すると便利です。ワンボタンで絵文字パレットが開くので、メールやメッセージ作成がスムーズになりますよ。
キーのリピート速度を調整する
文字キーを長押しすると、同じ文字が連続して入力されますよね。このキーリピートの速度は、好みに合わせて調整できます。
リピート速度の設定
- 「システム設定」→「キーボード」を開く
- 「キーのリピート速度」スライダーを調整
- 右に動かすと速くなる
- 左に動かすと遅くなる(左端でオフ)
リピート入力認識までの時間も調整可能
キーを押してからリピートが始まるまでの時間も変更できます。
「リピート入力認識までの時間」スライダーを調整してください:
- 右側(短い):すぐにリピートが始まる
- 左側(長い):誤入力を防げる
タイピングの速度に合わせて調整すると、快適に文字入力できるようになります。
キーボードだけでMacを操作する方法

マウスやトラックパッドを使わず、キーボードだけでMacを操作したい時もありますよね。そんな時は「フルキーボードアクセス」という機能が便利です。
フルキーボードアクセスの有効化
- 「システム設定」→「キーボード」を開く
- 「キーボードナビゲーション」をオンにする
これで、Tabキーを使ってボタンやメニューなどの項目間を移動できるようになります。
基本的な操作方法
- Tabキー:次の項目へ移動
- Shift + Tab:前の項目へ移動
- Spaceキー:選択した項目を実行
- 矢印キー:メニュー内を移動
- Returnキー:デフォルトボタンを実行
アクセシビリティ機能として、マウスキーという設定もあります。これは、テンキーを使ってマウスカーソルを動かせる機能です。
アクセシビリティ設定から「ポインタコントロール」→「代替コントロール方法」→「マウスキー」で有効にできますよ。
入力ソース(キーボードレイアウト)を追加・変更する
複数の言語で入力する場合や、異なるキーボード配列を使いたい場合は、入力ソースを追加できます。
入力ソースの追加方法
- 「システム設定」→「キーボード」を開く
- 「入力ソース」セクションの「編集」をクリック
- 左下の「+」ボタンをクリック
- 左側のリストから言語を選択
- 右側のリストからキーボード配列を選択
- 「追加」をクリック
入力ソースの切り替え
追加した入力ソースは、以下の方法で切り替えられます:
- メニューバーのアイコンをクリックして選択
- Control + Spaceキー(デフォルトのショートカット)
ショートカットは「キーボードショートカット」→「入力ソース」から変更できます。
macOSは、ANSI(北米標準)、JIS(日本語)、ISO(欧州)の3種類のキーボード配列を認識します。外付けキーボードを接続すると、「キーボード設定アシスタント」が自動的に開き、キーボードの種類を識別してくれますよ。
アクセシビリティキーボードで画面上から入力
物理キーボードが使いにくい場合や、タッチ操作で入力したい場合は、アクセシビリティキーボードという画面上のキーボードが使えます。
有効化の方法
- 「システム設定」→「アクセシビリティ」を開く
- 「キーボード」を選択
- 「アクセシビリティキーボード」をオンにする
画面上にキーボードが表示され、マウスやトラックパッドでクリックして文字入力ができるようになります。
他にも、以下のようなアクセシビリティ機能があります:
- 複合キー:修飾キーを1つずつ押せる機能
- スローキー:キーを長押ししないと入力されない機能
これらは、キー操作が難しい方のサポート機能として用意されています。
まとめ:自分好みの設定で快適なMacライフを
Macのキーボード設定は、思っている以上に柔軟にカスタマイズできます。
今回紹介した設定のポイント:
- 修飾キーの配置は自由に変更可能
- キーボードショートカットは自分好みにカスタマイズできる
- ファンクションキーの動作も変更可能
- キーリピート速度を調整すれば快適に文字入力できる
- キーボードだけでMacを操作することも可能
- 複数の言語や配列のキーボードを切り替えて使える
初期設定のまま使い続けるのではなく、自分の作業スタイルに合わせて調整することで、作業効率が大きく変わります。
特にWindowsから移行した方は、慣れたキー配置に近づけることで、ストレスなくMacを使いこなせるようになりますよ。
まずは、よく使う修飾キーやショートカットから変更してみてください。きっと、今までより快適なMac操作ができるはずです!

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