「ZoomやGoogle MeetでSafariを使おうとしたら、マイクが使えない…」「このWebサイトがマイクへのアクセスを求めています、と表示されたけど、どうすればいい?」そんな経験はありませんか?
Safariでビデオ通話やボイスチャット、音声入力などを使うには、マイクへのアクセス許可が必要なんです。プライバシー保護のため、初期設定ではWebサイトが勝手にマイクを使えないようになっているんですね。
今回は、Safariでマイクの許可を設定する方法を、iPhone・iPad・Macそれぞれで分かりやすく解説していきます。許可の仕方から、うまく動作しない時の解決方法まで、これを読めば安心して使えるようになりますよ。
Safariがマイク許可を求める理由

まず、なぜWebサイトがマイクへのアクセスを求めるのか、基本的なことを理解しておきましょう。
プライバシー保護のための仕組み
AppleのSafariは、ユーザーのプライバシーを守ることを最優先に設計されています。そのため、Webサイトがカメラやマイク、位置情報などにアクセスしようとすると、必ずユーザーの許可を求めるんです。
勝手にマイクをオンにされたら困りますよね。だから、あなたが明示的に「許可する」を選ばない限り、Webサイトはマイクを使えない仕組みになっているんですね。
どんな時にマイクが必要か
Webサイトがマイクへのアクセスを求めるのは、主に以下のような場面です。
ビデオ会議・Web会議
Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどのオンライン会議ツールでは、あなたの声を相手に届けるためにマイクが必要です。
ボイスチャット
Discord、Slack Call、LINE通話など、ブラウザ上で音声通話する時にもマイクを使います。
音声入力
Google音声検索や、音声で文章を入力する機能を使う時も、マイクへのアクセスが必要なんですね。
音声認識サービス
言語学習アプリで発音をチェックしたり、音声翻訳サービスを使ったりする場合も、マイクが必要になります。
オンラインゲーム
ブラウザゲームの中には、ボイスチャット機能があるものもあります。
許可しても安全?
信頼できるWebサイトなら、許可しても問題ありません。ただし、以下の点に注意してください。
- 知らないサイトや怪しいサイトには許可しない
- 許可は「このセッションのみ」など、一時的なものを選ぶ
- 使い終わったら、許可を取り消すことも検討する
iPhone・iPadでの許可設定
iPhoneやiPadでSafariを使う場合の設定方法を見ていきましょう。
Webサイトからマイク許可を求められた時
初めてWebサイトがマイクを使おうとすると、ポップアップが表示されます。
表示されるメッセージ
「”example.com”がマイクへのアクセスを求めています」というメッセージと、選択肢が表示されるんです。
選択肢の意味
許可
そのWebサイトにマイクの使用を許可します。選択すると、すぐにマイクが使えるようになりますよ。
許可しない
マイクの使用を拒否します。ビデオ会議などでは、相手にあなたの声が届きません。
一度「許可」を選ぶと、そのWebサイトでは次回から自動的にマイクが使えるようになります。ただし、Safariを閉じたり、履歴を削除したりすると、再度許可を求められることがあるんです。
設定アプリから許可を変更する
すでに許可したマイクの設定を変更したい、または最初に「許可しない」を選んでしまった場合の変更方法です。
手順
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Safari」を探してタップ
- 「カメラとマイク」セクションを確認
- 「マイク」の項目で設定を確認
ここでは、すべてのWebサイトに対するマイクの許可設定を管理できます。
設定オプション
確認
Webサイトがマイクを使おうとするたびに、許可を求められます。これが最も安全な設定ですね。
拒否
すべてのWebサイトに対して、マイクへのアクセスを拒否します。ビデオ会議などが使えなくなるので、通常は選択しません。
許可
すべてのWebサイトが、確認なしでマイクを使えるようになります。プライバシー上のリスクがあるため、推奨されません。
基本的には「確認」のままにして、信頼できるサイトだけ個別に許可するのがベストです。
Safari設定内での個別サイト管理
特定のWebサイトだけ許可設定を変更したい場合の方法です。
手順
- Safariで該当のWebサイトを開く
- アドレスバーの左側にある「ぁあ」または「AA」マークをタップ
- 「Webサイトの設定」を選択
- 「マイク」の項目を確認
- 「確認」「拒否」「許可」から選択
この方法なら、サイトごとに細かく設定できますよ。
一時的にマイクをオフにする方法
通話中に一時的にマイクをミュートしたい場合は、Safariの設定ではなく、Webサイト側のマイクボタンを使いましょう。
ZoomやGoogle Meetなどには、画面上にマイクのオン・オフボタンがあります。これを使えば、簡単にミュートできるんです。
Macでの許可設定
MacでSafariを使う場合の設定方法を説明します。
初回アクセス時の許可
Webサイトが初めてマイクを使おうとすると、ポップアップウィンドウが表示されます。
表示される内容
「”example.com”がマイクへのアクセスを求めています」というメッセージと、「拒否」「許可」のボタンが表示されるんです。
許可する場合
「許可」ボタンをクリックします。すぐにマイクが使えるようになりますよ。
拒否する場合
「拒否」をクリックすると、そのWebサイトではマイクが使えません。
システム設定からの管理
macOS全体でのマイク許可を管理する方法です。
macOS Ventura(13)以降の場合
- 画面左上のAppleメニューをクリック
- 「システム設定」を選択
- 左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 右側の一覧から「マイク」をクリック
- アプリの一覧が表示されるので、「Safari」のスイッチを確認
オンになっていれば、SafariはmacOSからマイクの使用を許可されています。オフになっていると、Safariはマイクをまったく使えません。
macOS Monterey(12)以前の場合
- Appleメニューから「システム環境設定」を開く
- 「セキュリティとプライバシー」をクリック
- 「プライバシー」タブを選択
- 左側のリストから「マイク」を選択
- 右側でSafariにチェックが入っているか確認
Safari設定での個別管理
Safari独自の設定で、Webサイトごとにマイク許可を管理できます。
手順
- Safariを開く
- メニューバーから「Safari」→「設定」(または「環境設定」)を選択
- 「Webサイト」タブをクリック
- 左側のリストから「マイク」を選択
ここで、各Webサイトのマイク許可状態を確認・変更できます。
表示される情報
現在開いているWebサイトや、過去に許可したWebサイトのリストが表示されるんです。それぞれに対して、以下の設定ができますよ。
- 確認:毎回許可を求める
- 拒否:マイクの使用を拒否
- 許可:自動的にマイクの使用を許可
また、画面下部の「ほかのWebサイトにアクセスしたとき」という項目で、新しいWebサイトに対するデフォルトの動作を設定できます。
アドレスバーからの素早い変更
現在表示しているWebサイトの許可を素早く変更する方法もあります。
- アドレスバーの左側にあるアイコン(鍵マークや盾マークなど)をクリック
- 表示されるメニューで「マイク」の項目を確認
- 「確認」「拒否」「許可」から選択
この方法なら、わざわざ設定画面を開かなくても、その場で変更できて便利です。
マイクが使えない時のトラブルシューティング

許可したはずなのにマイクが使えない、そんな時の対処法を紹介します。
1. システムレベルでの許可を確認
iPhoneの場合
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」と進んで、「Safari」がオンになっているか確認してください。
オフになっていると、Safari全体でマイクが使えません。オンに切り替えましょう。
Macの場合
システム設定(またはシステム環境設定)で、Safariにマイクの使用が許可されているか確認します。前のセクションで説明した手順で確認してくださいね。
2. Safari設定を確認
Safari自体の設定で、マイクが拒否されていないか確認しましょう。
「設定」アプリ(またはSafari設定)で、該当サイトのマイク許可が「拒否」になっていないか、「確認」または「許可」になっているかをチェックしてください。
3. 正しいマイクが選択されているか確認
複数のマイクがある場合(外部マイク、Bluetoothヘッドセットなど)、正しいデバイスが選択されているか確認が必要です。
Macの場合
Webサイト上のマイク設定で、使いたいマイクを選択できることがあります。ZoomやGoogle Meetなら、設定メニューからマイクデバイスを変更できますよ。
また、macOSのシステム設定で「サウンド」→「入力」を開いて、デフォルトのマイクを確認することもできます。
4. マイクが物理的にミュートされていないか
MacBookの場合、一部のモデルではキーボードにミュートボタンがあります。また、外部マイクやヘッドセットには、物理的なミュートスイッチがついているものもあるんです。
これらがオンになっていないか確認しましょう。
5. Safariを再起動する
一時的な不具合の場合、Safariを完全に終了して再起動すると解決することがあります。
iPhoneの場合
アプリ切り替え画面からSafariを上にスワイプして終了させ、再度開きます。
Macの場合
「command + Q」キーでSafariを終了し、再度起動してください。
6. Webサイトデータを削除
該当Webサイトのキャッシュやデータが原因の場合もあります。
手順
- Safari設定を開く
- 「プライバシー」または「Webサイト」セクションを探す
- 「Webサイトデータ」を管理
- 該当サイトを検索して削除
その後、Webサイトを再度開いて、マイク許可を求められたら「許可」を選択しましょう。
7. OSとSafariのアップデート確認
古いバージョンのiOSやmacOSでは、マイク関連の不具合がある可能性があります。
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」(iPhoneの場合)、またはシステム設定の「一般」→「ソフトウェアアップデート」(Macの場合)で、最新版があるか確認してください。
8. 別のブラウザで試す
Safariで解決しない場合、ChromeやEdgeなど別のブラウザで同じWebサイトを開いてみましょう。
別のブラウザで正常に動作すれば、Safari特有の問題だと分かります。この場合、Safariのリセットや再インストールを検討してもいいかもしれません。
セキュリティとプライバシーの注意点
マイクへのアクセス許可は便利ですが、セキュリティ面での注意も必要です。
信頼できるサイトだけに許可する
マイクへのアクセスを許可するのは、以下のような信頼できるWebサイトだけにしましょう。
- 公式のWeb会議サービス(Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなど)
- よく知られた企業のWebサイト
- HTTPS(鍵マーク付き)のWebサイト
知らないサイトや、URLが怪しいサイトには許可しないでください。
常時許可は避ける
「確認」設定を使えば、毎回あなたの判断で許可できます。これが最も安全な方法なんですね。
「許可」にすると、そのサイトを開くたびに自動的にマイクが使えるようになりますが、セキュリティリスクが高まります。
定期的に許可の見直しを
時々、Safari設定でマイク許可のリストを確認して、もう使わないWebサイトの許可は取り消しましょう。
「設定」→「Safari」→「カメラとマイク」(iPhoneの場合)、または「Safari」→「設定」→「Webサイト」→「マイク」(Macの場合)で確認できますよ。
マイクのインジケーターを確認
iPhoneの場合
iOS 14以降では、マイクが使用中の時、画面右上にオレンジ色の点が表示されます。これを見れば、今マイクが使われているか一目で分かるんです。
予期しない時にこの点が表示されたら、どのアプリやWebサイトがマイクを使っているか確認しましょう。
Macの場合
一部のMacBookでは、マイクが使用中の時、カメラの横にあるLEDライトが点灯します(カメラとマイクが同時使用の場合)。
主要サービスでの使い方
人気のWeb会議サービスでのマイク設定を紹介します。
Zoom
初回アクセス時
Zoomに初めてアクセスすると、Safariのマイク許可ダイアログが表示されます。「許可」を選択してください。
会議中の設定
画面下部にマイクアイコンがあります。クリックするとミュート・ミュート解除を切り替えられますよ。
音声テスト
設定メニュー(歯車アイコン)から「オーディオ」を選ぶと、マイクのテストができます。正しく動作しているか確認できるんです。
Google Meet
マイク許可
会議に参加する時、Safariがマイクへのアクセスを求めます。「許可」をクリックしましょう。
マイク選択
画面下部の「その他のオプション」(三点アイコン)→「設定」から、使用するマイクを選択できます。
Microsoft Teams
ブラウザ版の利用
SafariでTeamsのWeb版を使う時も、マイク許可が必要です。初回アクセス時に許可してください。
デバイス設定
会議画面の「その他」メニューから「デバイスの設定」を開くと、マイクやスピーカーの選択・テストができますよ。
Discord
ボイスチャンネル参加時
ボイスチャンネルに参加すると、マイク許可を求められます。「許可」を選択すれば、すぐに通話できます。
入力感度の調整
ユーザー設定から「音声・ビデオ」を選ぶと、マイクの入力感度を調整できます。周りの騒音が多い場合は、感度を下げるといいですね。
よくある質問と回答
Q1. 毎回マイク許可を求められるのは面倒です。自動で許可できませんか?
Safari設定で、特定のWebサイトに対して「許可」を選択すれば、次回から自動的に許可されます。
ただし、セキュリティ上は「確認」のままにして、必要な時だけ許可する方が安全です。よく使うサービスだけ「許可」にするのがバランスが良いですよ。
Q2. マイクを許可したら、常に音声を聞かれているのですか?
いいえ、許可しただけでは音声は送信されません。実際にWebサイトがマイクを使い始めた時だけ、音声が送信されるんです。
iPhoneでは画面右上にオレンジ色の点が表示されるので、マイクが使用中か確認できますよ。
Q3. 間違って「許可しない」を選んでしまいました。どうすればいいですか?
Safari設定から変更できます。iPhone・iPadなら「設定」→「Safari」→アドレスバーの左側のアイコンから「Webサイトの設定」、Macなら「Safari」→「設定」→「Webサイト」→「マイク」で変更しましょう。
または、Webサイトのデータを削除すれば、次回アクセス時に再度許可を求められます。
Q4. 外部マイクを使いたいのですが、どう設定すればいいですか?
まず、外部マイクをデバイスに接続します。Macの場合、システム設定の「サウンド」→「入力」で、外部マイクを選択してください。
Web会議サービスの設定画面でも、使用するマイクデバイスを選択できることが多いです。
Q5. マイクの音質が悪いのですが、改善できますか?
いくつか試してみる価値がある方法があります。
- 周囲の騒音を減らす
- マイクに近づきすぎない(適度な距離を保つ)
- 外部マイクやヘッドセットを使う
- Wi-Fi接続を安定させる(通信が不安定だと音質も悪化します)
Safari自体の設定では音質は変わりませんが、Webサイト側で入力レベルを調整できる場合があります。
Q6. iPadで分割表示中もマイクは使えますか?
はい、Split ViewやSlide Overでも、Safariのマイク機能は正常に動作します。たとえば、ZoomでWeb会議をしながら、メモアプリでメモを取る、といった使い方ができますよ。
Q7. プライベートブラウズモードでもマイクは使えますか?
はい、使えます。ただし、通常モードで許可した設定は引き継がれません。プライベートブラウズモードでも、改めて許可する必要があるんです。
プライベートモードを終了すると、その時の許可設定は保存されません。
Q8. VPNを使っているとマイクに影響しますか?
VPN自体はマイクの動作に影響しませんが、通信速度が遅くなることで、音声品質が低下する可能性があります。
Web会議中に音声が途切れたり遅延したりする場合は、VPNを一時的にオフにしてみることも検討してください。
まとめ
Safariでマイクを使うための許可設定は、プライバシーを守りながら、必要なサービスを快適に使うために重要です。
基本的な手順をおさらいしましょう。
iPhone・iPadの場合
- Webサイトがマイク許可を求めたら「許可」を選択
- 「設定」→「Safari」→「カメラとマイク」で管理
- 個別サイトは「ぁあ」マーク→「Webサイトの設定」で変更
Macの場合
- ポップアップで「許可」をクリック
- システム設定でSafariにマイク使用を許可
- Safari設定の「Webサイト」→「マイク」で個別管理
トラブル時は
- システムレベルの許可を確認
- Safari設定を見直す
- Safariとデバイスを再起動
- 必要に応じてデータ削除やアップデート
セキュリティのポイント
- 信頼できるサイトだけに許可
- 基本は「確認」設定を維持
- 定期的に許可リストを見直す
- マイクの使用状況をインジケーターで確認
適切にマイク許可を管理することで、Web会議やオンライン通話を安全に、快適に楽しめます。この記事が、Safariでのマイク使用をスムーズにする助けになれば幸いです。


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