「Safariの翻訳機能を使っても日本語にならない…」「英語のページを翻訳したいのに、日本語が選択肢に出てこない…」そんな困った経験はありませんか?
Safariには便利な翻訳機能が搭載されていますが、時々うまく動作しないことがあるんです。設定の問題だったり、システムの言語設定が原因だったり、理由は様々。
今回は、Safari翻訳で日本語が表示されない・翻訳できない問題について、原因から具体的な解決方法まで、分かりやすく解説していきます。一つずつ試していけば、きっと問題が解決するはずですよ。
Safari翻訳機能の基本

まず、Safariの翻訳機能について基本的なことを確認しておきましょう。
対応デバイスとOSバージョン
Safariの翻訳機能は、iOS 15以降のiPhone・iPad、およびmacOS Monterey(12)以降のMacで利用できます。
それより古いバージョンのOSを使っている場合は、翻訳機能自体が利用できません。まずは自分のデバイスのOSバージョンを確認してみましょう。
確認方法
- iPhone・iPad:「設定」→「一般」→「情報」でバージョンを確認
- Mac:画面左上のAppleメニュー→「このMacについて」でバージョンを確認
どんな言語に対応しているか
Safariの翻訳機能は、多くの言語に対応していますが、すべての言語ペアで翻訳できるわけではないんです。
日本語に関しては、英語、中国語(簡体字・繁体字)、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、アラビア語などから翻訳できます。
逆に、日本語から他の言語への翻訳も可能ですよ。
翻訳機能の使い方
通常、外国語のWebページを開くと、アドレスバーの左側に翻訳アイコン(AAのようなマーク)が自動的に表示されます。
このアイコンをタップまたはクリックすると、「日本語に翻訳」という選択肢が出てくるはずなんです。選択すれば、ページ全体が日本語に翻訳されます。
日本語にならない主な原因
翻訳機能があるのに日本語が選択できない場合、いくつかの原因が考えられます。
システム言語が日本語に設定されていない
最も多い原因がこれです。デバイスの主言語が日本語以外に設定されていると、翻訳先の言語として日本語が表示されないことがあるんですね。
Safariは、システムの主言語を翻訳先の言語として自動的に選択します。主言語が英語なら英語に、中国語なら中国語に翻訳しようとするんです。
優先する言語の順序
iOSやmacOSでは、複数の言語を優先順位をつけて設定できます。日本語が優先リストに含まれていない、または順位が低いと、翻訳先として認識されないことがあります。
Safari自体の言語設定
システム言語とは別に、Safari独自の言語設定が影響している場合もあります。
翻訳機能がオフになっている
そもそも翻訳機能自体が無効になっていることも考えられます。設定画面で確認が必要ですね。
ページの言語が正しく検出されていない
Safariが、そのWebページの言語を正しく認識できていない可能性もあります。この場合、翻訳アイコンが表示されないことがあるんです。
キャッシュやデータの問題
古いキャッシュやデータが残っていて、翻訳機能が正常に動作しないケースもあります。
【基本編】まず確認すべき設定
問題を解決するために、基本的な設定から確認していきましょう。
1. システム言語を日本語に設定する
最初に確認すべきなのが、デバイスの主言語設定です。
iPhone・iPadの場合
「設定」アプリを開いて、「一般」→「言語と地域」と進みます。
「iPhoneの使用言語」(またはiPadの使用言語)という項目を確認してください。ここが「日本語」になっていれば問題ありません。
もし英語や他の言語になっている場合は、タップして「日本語」を選択しましょう。変更すると、デバイスが再起動します。
Macの場合
画面左上のAppleメニューから「システム設定」(または「システム環境設定」)を開きます。
「一般」→「言語と地域」と進んで、「優先する言語」のリストを確認してください。「日本語」が一番上にあるのが理想的です。
もし日本語がリストにない場合は、「+」ボタンをクリックして日本語を追加しましょう。追加後は、日本語を一番上にドラッグして優先順位を上げてください。
2. 翻訳機能が有効になっているか確認
Safariの翻訳機能がオンになっているか確認しましょう。
iPhone・iPadの場合
「設定」→「Safari」と進んで、下にスクロールします。「翻訳」または「Webサイトの翻訳」という項目を探してください。
この項目がオンになっていることを確認しましょう。オフになっていたら、オンに切り替えてください。
Macの場合
Safariを開いて、メニューバーから「Safari」→「設定」(または「環境設定」)を選択します。
「一般」タブを開いて、「翻訳」のセクションを確認してください。「Webページの翻訳を有効にする」にチェックが入っているか確認しましょう。
3. 優先する翻訳言語を設定する
翻訳機能の詳細設定で、日本語を優先言語として設定できます。
iPhone・iPadの場合
「設定」→「Safari」→「翻訳」と進むと、「優先する翻訳言語」という項目があります。
ここで「日本語」が選択されているか確認してください。もし他の言語になっていたら、タップして日本語に変更しましょう。
Macの場合
Safari設定の「一般」タブ内にある翻訳セクションで、「翻訳先の言語」を「日本語」に設定できます。
【実践編】具体的な解決方法
基本設定を確認しても問題が解決しない場合は、次の方法を試してみましょう。
4. Safariを再起動する
設定を変更した後は、Safariを完全に終了させてから再起動することが重要です。
iPhone・iPadの場合
画面下から上にスワイプ(ホームボタンがあるモデルは2回タップ)して、アプリ切り替え画面を表示します。Safariを見つけて、上にスワイプして終了させましょう。
その後、ホーム画面からSafariを再度開いてください。
Macの場合
「command + Q」キーを押して、Safariを完全に終了させます。Dockまたはアプリケーションフォルダから再度起動しましょう。
5. デバイスを再起動する
システム言語の変更などを行った場合、デバイス全体を再起動することで設定が確実に反映されます。
iPhone・iPadの再起動
モデルによって方法が異なりますが、音量ボタンとサイドボタンを長押しして、スライダーが表示されたら電源を切ります。数秒待ってから、サイドボタンを長押しして再起動してください。
Macの再起動
画面左上のAppleメニューから「再起動」を選択します。
6. 履歴とWebサイトデータを削除する
キャッシュや古いデータが原因の場合、これらを削除することで問題が解決することがあります。
iPhone・iPadの場合
「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。確認画面で「履歴とデータを消去」を選択してください。
Macの場合
Safariを開いて、メニューバーから「Safari」→「履歴を消去」を選択します。期間を「すべての履歴」に設定して実行しましょう。
注意点として、ログイン情報は保持されますが、一部のサイトで再ログインが必要になる場合があります。
7. 手動で翻訳言語を選択する
翻訳アイコンをタップした時に日本語が表示されない場合でも、手動で選択できることがあります。
手動選択の方法
アドレスバーの翻訳アイコン(AAマーク)をタップすると、現在選択されている言語が表示されます。
この言語名をタップすると、利用可能な言語の一覧が表示されるので、ここから「日本語」を探して選択してみてください。
【上級編】それでも直らない場合

基本的な方法で解決しない場合は、もう少し踏み込んだ対処が必要かもしれません。
ソフトウェアアップデートを確認
古いバージョンのiOSやmacOSでは、翻訳機能に不具合がある可能性があります。
iPhone・iPadの場合
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」でアップデートの有無を確認しましょう。利用可能なアップデートがあれば、Wi-Fi環境で充電しながら実行してください。
Macの場合
Appleメニューから「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選択します。
翻訳機能に関するバグ修正が含まれているアップデートがある場合は、積極的に適用することをおすすめします。
地域設定を確認する
言語設定だけでなく、地域設定も翻訳機能に影響することがあります。
設定方法
「設定」(またはシステム設定)→「一般」→「言語と地域」と進んで、「地域」が「日本」になっているか確認してください。
もし他の国になっている場合は、「日本」に変更してみましょう。
プライベートブラウズモードで試す
通常モードで問題がある場合、プライベートブラウズモードでは正常に動作することがあります。
iPhone・iPadの場合
Safariのタブボタンを長押しして、「プライベート」を選択します。このモードで外国語のページを開いて、翻訳機能が正常に動作するか確認してください。
Macの場合
「ファイル」メニューから「新規プライベートウインドウ」を選択するか、「shift + command + N」キーを押します。
プライベートモードで正常に動作する場合は、通常モードのキャッシュやCookieに問題があることが分かりますね。
すべての設定をリセット(最終手段)
どうしても解決しない場合の最終手段として、Safari関連の設定をリセットする方法があります。
iPhone・iPadの場合
「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「すべての設定をリセット」を選択します。
注意点として、この操作はWi-Fiパスワードなど、すべての設定が初期化されます。重要な設定は事前にメモしておきましょう。
Macの場合
Safariの設定を初期化するには、Safariを終了してから、Finderで「移動」メニュー→「フォルダへ移動」を選択します。
~/Library/Safari/と入力して、このフォルダ内のファイルを一時的にデスクトップに移動させます。その後Safariを起動すると、新しい設定ファイルが作成されますよ。
特定の状況での対処法
状況によって、専用の対処法が効果的な場合もあります。
特定のWebサイトだけ翻訳できない場合
他のサイトは翻訳できるのに、特定のサイトだけできない場合の対処法です。
原因
そのWebサイトが翻訳をブロックしている、または特殊な構造になっている可能性があります。また、JavaScriptで動的に生成されるコンテンツは、翻訳機能が対応できないことがあるんです。
対処法
このようなサイトでは、Google翻訳やDeepLなどの外部翻訳サービスを使うのが確実です。URLをコピーして、これらのサービスに貼り付けることで翻訳できますよ。
翻訳アイコンが表示されない場合
そもそも翻訳アイコン(AAマーク)が表示されない場合の対処法です。
手動で翻訳を開始
アイコンが表示されなくても、アドレスバーをタップして表示されるメニューから「翻訳」を選択できる場合があります。
また、ページ上で長押しすると表示されるメニューに「翻訳」オプションが含まれていることもありますよ。
ページの言語を確認
Safariがページの言語を正しく検出できていない可能性があります。ページのソース言語が明確でない場合、翻訳機能が起動しないことがあるんです。
翻訳の精度が低い・おかしい場合
日本語に翻訳はできるけれど、内容がおかしい場合の対処法です。
Safari翻訳の限界
Safari翻訳は便利ですが、精度は専門の翻訳サービスに比べると劣ることがあります。特に専門用語や複雑な文章では、不自然な翻訳になることがあるんですね。
代替手段
より正確な翻訳が必要な場合は、以下のサービスを検討しましょう。
- Google翻訳:無料で多言語対応
- DeepL:精度が高いことで知られる翻訳サービス
- Microsoft翻訳:Office製品と連携できる
これらのサービスにテキストをコピー&ペーストすることで、より自然な翻訳が得られることがあります。
言語ごとの対応状況
Safari翻訳で日本語に翻訳できる主な言語と、よくある問題を紹介します。
英語から日本語
最も一般的な翻訳ペアで、通常は問題なく動作します。ビジネス文書やニュース記事など、幅広いコンテンツに対応していますよ。
中国語から日本語
中国語(簡体字・繁体字)からの翻訳も対応しています。ただし、固有名詞の翻訳が不自然になることがあるので注意が必要です。
韓国語から日本語
韓国語からの翻訳も可能です。文化的に近い言語なので、比較的自然な翻訳になることが多いですね。
その他の言語
フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、アラビア語なども日本語に翻訳できます。
ただし、マイナーな言語や新しい言語は対応していない場合があります。その場合は、Google翻訳などの外部サービスを使う必要があるんです。
代替の翻訳方法
Safari翻訳がどうしても使えない、または機能が不十分な場合の代替手段を紹介します。
Google翻訳の活用
Webサイトの翻訳
Google ChromeブラウザをインストールするのもOkですが、SafariからGoogle翻訳のWebサイト(translate.google.com)にアクセスして、URLを貼り付けることで翻訳できます。
テキストの翻訳
翻訳したいテキストをコピーして、Google翻訳に貼り付ける方法もあります。短い文章ならこれで十分ですね。
翻訳アプリの利用
App Storeには、優秀な翻訳アプリがたくさんあります。
- Google翻訳アプリ:カメラ翻訳や音声翻訳も可能
- Microsoft翻訳:会話の翻訳に強い
- DeepL:高精度な翻訳で評判
これらのアプリをインストールしておけば、Safariで見つけたテキストをコピーして、アプリで翻訳できますよ。
ショートカットアプリの活用
iOSやmacOSの「ショートカット」アプリを使えば、選択したテキストを自動的に翻訳する機能を作れます。
少し上級者向けですが、一度設定すれば非常に便利に使えますね。
よくある質問と回答
Q1. Safari翻訳は無料で使えますか?
はい、完全無料です。追加料金やサブスクリプションは必要ありません。AppleデバイスとSafariブラウザがあれば、誰でも利用できますよ。
Q2. 翻訳したページを元の言語に戻すには?
翻訳アイコン(AAマーク)をタップして、「原文を表示」または「翻訳を中止」を選択すれば、元の言語に戻ります。
Q3. オフラインでも翻訳できますか?
いいえ、Safari翻訳にはインターネット接続が必要です。オフラインでは翻訳機能を使えません。
ただし、一部の翻訳アプリ(Google翻訳など)では、言語パックをダウンロードしてオフライン翻訳が可能なものもあります。
Q4. 複数の言語が混在するページはどうなりますか?
基本的には、ページ全体が一つの言語として検出され、翻訳されます。複数言語が混在している場合、正しく翻訳されないことがあるんです。
この場合は、翻訳したい部分だけをコピーして、外部の翻訳サービスを使う方が確実ですよ。
Q5. Safari翻訳とGoogle翻訳、どちらが正確ですか?
一般的には、Google翻訳の方が精度が高いと言われています。Googleは長年翻訳技術に投資しており、膨大なデータを持っているからです。
ただし、Safari翻訳も日々改善されており、一般的な文章なら十分実用的な品質ですよ。
Q6. 翻訳機能を使うと、プライバシーは大丈夫ですか?
Appleは、翻訳処理をできるだけデバイス上で行うよう設計しています。ただし、一部の処理では、暗号化された形でAppleのサーバーにデータが送信されることがあります。
プライバシーポリシーによれば、翻訳データは個人と関連付けられず、翻訳の品質向上にのみ使用されるとのことです。
まとめ
Safari翻訳で日本語にならない問題は、ほとんどの場合、設定の確認と調整で解決できます。
すぐに試すべき基本的な対処法は以下の通りです。
- システム言語が日本語に設定されているか確認
- Safari翻訳機能が有効になっているか確認
- 優先する翻訳言語を日本語に設定
- Safariとデバイスを再起動
- 履歴とWebサイトデータを削除
これらの方法で解決しない場合は、ソフトウェアアップデートの実行や、プライベートブラウズモードでのテスト、設定のリセットなども検討しましょう。
どうしてもSafari翻訳が使えない場合は、Google翻訳やDeepLなどの代替サービスを活用することもできます。状況に応じて、最適な翻訳方法を選んでくださいね。
外国語のWebページを読む機会が多い方にとって、翻訳機能は非常に便利なツールです。この記事で、問題が解決して快適に使えるようになることを願っています。

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