Safari を使おうとしたら「ページを開けません」「サーバが見つかりません」といったエラーメッセージが表示され、インターネットに接続できない経験はありませんか。
実は Safari が繋がらない原因はさまざまで、ネットワーク設定の問題からアプリの不具合まで多岐にわたります。
今回は、Safari が繋がらない時の原因と、デバイス別の具体的な解決方法を初心者でもわかりやすく解説していきます。
Safari が繋がらない主な原因

Safari でインターネットに接続できない場合、以下のような原因が考えられます。
1. ネットワーク接続の問題
最も多いのがネットワーク自体に問題がある場合です。
- Wi-Fi やモバイルデータ通信がオフになっている
- Wi-Fi ルーターやモデムの不具合
- 接続している Wi-Fi に問題がある
- 通信制限がかかっている(モバイルデータ)
- 機内モードがオンになっている
2. Safari の設定や不具合
Safari 自体に問題がある場合もあります。
- キャッシュやクッキーの蓄積
- 拡張機能の干渉
- コンテンツブロッカーの誤作動
- Safari のバグや不具合
3. DNS やプロキシの設定問題
やや専門的ですが、ネットワーク設定に問題がある場合です。
- DNS サーバーの応答なし
- プロキシ設定の誤り
- VPN 接続の問題
4. セキュリティ設定
セキュリティ機能が接続を妨げている場合もあります。
- ペアレンタルコントロールによる制限
- スクリーンタイムの制限
- 会社や学校のネットワーク制限
5. システムやアプリの問題
デバイス全体に関わる問題です。
- iOS/iPadOS/macOS のバグ
- システムファイルの破損
- ストレージ容量不足
- 日付と時刻の設定ミス
それでは、デバイス別に具体的な対処法を見ていきましょう。
【共通】最初に試すべき基本的な対処法
どのデバイスでも、まず以下の基本的な対処法を試してみてください。
1. 他のアプリでも繋がらないか確認
Safari だけが繋がらないのか、他のアプリも繋がらないのかを確認します。
確認方法:
- YouTube アプリや Twitter アプリなど、他のアプリを開く
- メールアプリで新着メールを取得してみる
結果の判断:
- 他のアプリも繋がらない → ネットワーク自体の問題
- Safari だけ繋がらない → Safari 固有の問題
2. 別のブラウザで試す
Chrome や Firefox など、別のブラウザでサイトが開けるか試します。
別のブラウザで開ける場合は、Safari 固有の問題である可能性が高くなります。
3. 特定のサイトだけ開けないか確認
一つのサイトだけ開けないのか、すべてのサイトが開けないのかを確認します。
確認方法:
- Google.com や Yahoo.co.jp など、複数の大手サイトにアクセスしてみる
結果の判断:
- 特定のサイトだけ開けない → そのサイト側の問題や DNS の問題
- すべてのサイトが開けない → ネットワークや Safari の問題
4. 機内モードのオン・オフ
一時的なネットワークの不具合は、機内モードの切り替えで解決することがあります。
iPhone・iPad:
- コントロールセンターを開く
- 飛行機マークの「機内モード」をタップしてオン
- 5秒待つ
- もう一度タップしてオフ
Mac:
- 上部メニューバーの Wi-Fi アイコンをクリック
- 「Wi-Fi をオフにする」を選択
- 10秒待つ
- もう一度クリックして「Wi-Fi をオンにする」
5. デバイスの再起動
多くの不具合は、単純な再起動で解決します。
iPhone X 以降:
- 音量ボタン(どちらか)とサイドボタンを同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライド
- 完全に電源が切れたら、サイドボタンを長押しして起動
iPhone 8 以前:
- トップボタン(または電源ボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」をスライド
- サイドボタンを長押しして起動
Mac:
- 左上のアップルメニューから「再起動」を選択
iPhone・iPad で Safari が繋がらない時の対処法
iOS や iPadOS での具体的な解決方法を紹介します。
対処法1:モバイルデータ通信を確認
Wi-Fi がオフの状態で Safari を使う場合、モバイルデータ通信が許可されているか確認します。
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」(または「モバイルデータ通信」)をタップ
- 下にスクロールして「Safari」を探す
- Safari のスイッチがオンになっているか確認
オフになっている場合は、オンに切り替えてください。
対処法2:Wi-Fi 接続を確認
Wi-Fi に接続しているのに繋がらない場合は、以下を確認します。
Wi-Fi がオンになっているか確認:
- 「設定」→「Wi-Fi」
- Wi-Fi がオンになっているか確認
- 接続中のネットワーク名にチェックマークがついているか確認
Wi-Fi ネットワークを再接続:
- 接続中のネットワーク名の右にある「i」マークをタップ
- 「このネットワーク設定を削除」をタップ
- 「削除」で確定
- もう一度同じネットワークを選択してパスワードを入力
対処法3:Safari のキャッシュとデータを削除
蓄積されたキャッシュやクッキーが原因で接続できない場合があります。
履歴とデータを消去:
- 「設定」アプリを開く
- 「Safari」をタップ
- 「履歴と Web サイトデータを消去」をタップ
- 「履歴とデータを消去」で確定
注意:
この操作を行うと、保存されているログイン情報や閲覧履歴が削除されます。
キャッシュだけを削除:
- 「設定」→「Safari」→「詳細」
- 「Web サイトデータ」をタップ
- 「全 Web サイトデータを削除」をタップ
対処法4:コンテンツブロッカーを無効化
広告ブロッカーなどのコンテンツブロッカーが干渉している可能性があります。
- 「設定」→「Safari」
- 「コンテンツブロッカー」(または「機能拡張」)をタップ
- すべてのコンテンツブロッカーを一時的にオフ
- Safari で接続を試す
接続できた場合は、コンテンツブロッカーが原因です。
対処法5:プライバシー設定を確認
厳格なプライバシー設定が接続を妨げている場合があります。
- 「設定」→「Safari」
- 「サイト越えトラッキングを防ぐ」を一時的にオフ
- 「詐欺 Web サイトの警告」がオンになっているか確認
対処法6:DNS 設定を変更
DNS サーバーに問題がある場合、Google の公開 DNS に変更すると改善することがあります。
- 「設定」→「Wi-Fi」
- 接続中のネットワークの「i」マークをタップ
- 「DNS を構成」をタップ
- 「手動」を選択
- 既存の DNS サーバーを削除
- 「サーバを追加」をタップ
- 「8.8.8.8」と入力
- もう一度「サーバを追加」で「8.8.4.4」と入力
- 「保存」をタップ
対処法7:ネットワーク設定をリセット
ネットワーク設定に問題がある場合は、設定をリセットします。
- 「設定」→「一般」
- 「転送またはiPhoneをリセット」(または「リセット」)
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- パスコードを入力
- 「ネットワーク設定をリセット」で確定
注意:
保存されている Wi-Fi のパスワードや VPN 設定が削除されます。
対処法8:日付と時刻の設定を確認
日付や時刻が正しくないと、SSL 証明書の検証に失敗して接続できないことがあります。
- 「設定」→「一般」→「日付と時刻」
- 「自動設定」がオンになっているか確認
- オフの場合はオンに切り替える
対処法9:iOS/iPadOS をアップデート
システムのバグが原因の場合、アップデートで解決することがあります。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- 利用可能なアップデートがあればインストール
Mac で Safari が繋がらない時の対処法

macOS での具体的な解決方法を紹介します。
対処法1:Wi-Fi 接続を確認
接続状態の確認:
- 上部メニューバーの Wi-Fi アイコンをクリック
- 接続中のネットワークにチェックマークがついているか確認
Wi-Fi を再接続:
- Wi-Fi アイコンをクリック
- 接続中のネットワークをクリックして「切断」
- もう一度同じネットワークをクリックして接続
Wi-Fi 設定を削除して再設定:
- 「システム設定」(または「システム環境設定」)を開く
- 「ネットワーク」をクリック
- Wi-Fi を選択して「詳細」をクリック
- 問題のあるネットワークを選択して「−」ボタンで削除
- 「OK」→「適用」
- もう一度ネットワークに接続
対処法2:Safari のキャッシュを削除
履歴とデータの消去:
- Safari のメニューバーから「Safari」→「設定」(または「環境設定」)
- 「プライバシー」タブを開く
- 「Web サイトデータを管理」をクリック
- 「すべてを削除」をクリック
開発メニューからキャッシュを空にする:
- Safari のメニューバーで「開発」→「キャッシュを空にする」
※「開発」メニューが表示されていない場合は、「Safari」→「設定」→「詳細」→「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェックを入れてください。
対処法3:Safari の拡張機能を無効化
拡張機能が干渉している可能性があります。
- Safari のメニューバーから「Safari」→「設定」
- 「機能拡張」タブを開く
- すべての拡張機能のチェックを外す
- Safari を再起動して接続を試す
接続できた場合は、拡張機能を一つずつ有効にして、原因を特定します。
対処法4:DNS 設定を変更
- 「システム設定」→「ネットワーク」
- 接続中のネットワーク(Wi-Fi または Ethernet)を選択
- 「詳細」をクリック
- 「DNS」タブを開く
- 左下の「+」ボタンをクリック
- 「8.8.8.8」と入力(Google Public DNS)
- もう一度「+」で「8.8.4.4」と入力
- 「OK」→「適用」
対処法5:プロキシ設定を確認
誤ったプロキシ設定が原因の場合があります。
- 「システム設定」→「ネットワーク」
- 接続中のネットワークを選択
- 「詳細」→「プロキシ」タブ
- すべてのプロキシ設定がオフになっているか確認
- オンになっている場合は、オフに切り替える
対処法6:Safari をリセット
Safari の設定に問題がある場合は、完全にリセットします。
Safari の設定ファイルを削除:
- Safari を終了
- Finder で「移動」メニュー→「フォルダへ移動」
- 「~/Library/Safari/」と入力して移動
- 以下のファイルをゴミ箱に移動
- History.db
- TopSites.plist
- LastSession.plist
- Mac を再起動
注意:
この操作を行うと、閲覧履歴、トップサイト、開いていたタブなどが削除されます。
対処法7:ファイアウォール設定を確認
Mac のファイアウォールが Safari をブロックしている可能性があります。
- 「システム設定」→「ネットワーク」
- 「ファイアウォール」をクリック
- ファイアウォールがオンの場合、「オプション」をクリック
- Safari が許可されているか確認
対処法8:macOS をアップデート
- 左上のアップルメニュー→「システム設定」
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- 利用可能なアップデートがあればインストール
ルーターやモデムの問題を解決する方法
デバイス側に問題がない場合は、ルーターやモデムに原因があるかもしれません。
ルーター・モデムの再起動
- ルーターとモデムの電源を切る(電源ケーブルを抜く)
- 30秒〜1分待つ
- モデムの電源を先に入れる
- モデムのランプが安定したら、ルーターの電源を入れる
- ルーターのランプが安定したら、デバイスを接続
ISP(プロバイダ)の障害確認
インターネットサービスプロバイダ側で障害が発生している可能性もあります。
- プロバイダの公式サイトやSNSで障害情報を確認
- 別のネットワーク(モバイルデータなど)で確認
ルーターの設定を確認
ルーターの管理画面にログインして、以下を確認します。
- ファームウェアが最新か
- MAC アドレスフィルタリングで制限されていないか
- DNS 設定が正しいか
詳しくはルーターの取扱説明書を参照してください。
特定のエラーメッセージ別の対処法
Safari でよく表示されるエラーメッセージごとの対処法です。
「ページを開けません。サーバが見つかりませんでした」
原因:
- インターネット接続がない
- DNS サーバーが応答しない
- URL が間違っている
対処法:
- インターネット接続を確認
- DNS 設定を変更(上記参照)
- URL のスペルミスを確認
「安全ではありません」
原因:
- SSL 証明書の問題
- サイト側の設定問題
- デバイスの日付・時刻のずれ
対処法:
- 日付と時刻の設定を確認
- サイトが正規のものか確認
- 別のブラウザで試す
「多くのリダイレクトが発生しています」
原因:
- クッキーの問題
- サイト側の設定ミス
対処法:
- Safari のキャッシュとクッキーを削除
- プライベートブラウズモードで試す
- 時間をおいてから再度アクセス
「接続がタイムアウトになりました」
原因:
- ネットワークが不安定
- サーバーの応答が遅い
対処法:
- Wi-Fi を再接続
- 別のネットワークで試す
- 時間をおいてから再度アクセス
それでも解決しない場合の最終手段
上記の方法を試しても解決しない場合は、以下を検討してください。
VPN を試す
ネットワーク制限が原因の場合、VPN 接続で解決することがあります。
信頼できる VPN サービスを利用して、接続を試してみましょう。
Apple サポートに問い合わせ
ハードウェアの問題やシステムの深刻なバグの可能性もあります。
- Apple サポートアプリから問い合わせ
- Apple Store の Genius Bar で診断
デバイスの初期化(最終手段)
すべての方法を試しても解決しない場合は、デバイスを初期化します。
注意:
必ずバックアップを取ってから実行してください。
iPhone・iPad:
- 「設定」→「一般」→「転送または iPhone をリセット」
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」
- 指示に従って初期化
Mac:
- macOS を再インストール(復旧モードから)
よくある質問(FAQ)
Q1. Safari だけが繋がらず、他のアプリは正常です
A. Safari のキャッシュ削除、コンテンツブロッカーの無効化、DNS 設定の変更を試してください。それでも解決しない場合は、Safari の設定ファイルを削除してリセットします。
Q2. 特定のサイトだけ開けません
A. そのサイト側に問題がある可能性があります。別のブラウザで試すか、時間をおいてから再度アクセスしてください。DNS キャッシュのクリアも有効です。
Q3. 「安全ではありません」と表示されます
A. SSL 証明書の問題です。まず日付と時刻の設定を確認してください。それでも解決しない場合は、サイトが本当に安全か確認が必要です。
Q4. 家の Wi-Fi では繋がるのに外出先では繋がりません
A. モバイルデータ通信の設定で Safari が許可されているか確認してください。また、通信制限がかかっていないかもチェックしましょう。
Q5. Safari が突然繋がらなくなりました
A. iOS/macOS のアップデート直後の場合、一時的なバグの可能性があります。デバイスを再起動して、数時間待ってから再度試してみてください。
まとめ
Safari が繋がらない問題は、原因によって対処法が異なります。
問題解決の基本手順:
- 他のアプリや別のブラウザで確認する
- 機内モードのオン・オフやデバイスの再起動を試す
- Safari のキャッシュとクッキーを削除する
- ネットワーク接続を確認して再接続する
- DNS 設定を変更(Google DNS: 8.8.8.8)
- 拡張機能やコンテンツブロッカーを無効化する
- ネットワーク設定をリセットする
- ルーター・モデムを再起動する
多くの場合、基本的な対処法で解決します。焦らず一つずつ試していきましょう。
それでも解決しない場合は、システムの深刻な問題やハードウェアの故障も考えられるため、Apple サポートに相談することをおすすめします。

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