「WordPressのメニューを階層化して、ドロップダウンにしたい」
「メニュー項目が多すぎてヘッダーが見づらくなってきた…」
ウェブサイトのメニュー項目が増えてくると、すべてを横一列に並べるだけでは見づらくなりますよね。
そんな時に便利なのがメニューの階層化(ドロップダウンメニュー)です。親メニューにカーソルを合わせると、その下に子メニューが表示される仕組みです。
この記事では、WordPressでメニューを階層化する方法から、使いやすいメニュー構造にするためのポイント、よくあるトラブルの解決方法まで、わかりやすく解説していきます。
ドロップダウンメニュー(階層化メニュー)とは?

ドロップダウンメニューとは、メニュー項目にマウスカーソルを合わせたり、タップしたりすると、その下に関連する項目が表示されるメニューのことです。
例えば、「会社情報」という親メニューの下に:
- 会社概要
- 代表挨拶
- アクセス
といった子メニューを配置することで、メニューをスッキリ整理できます。
階層の呼び方
WordPressのメニューでは、以下のように階層を呼びます:
- 第1階層(親メニュー):最上位のメニュー項目
- 第2階層(子メニュー・サブメニュー):親メニューの下に表示される項目
- 第3階層(孫メニュー):子メニューの下にさらに配置できる項目
理論上は何階層でも作れますが、ユーザビリティの観点から2〜3階層までが推奨されています。
メニュー階層化のメリット
見た目がスッキリする
多くのページへのリンクを、限られたスペースにコンパクトに収められます。
情報の整理がしやすい
関連するページをグループ化することで、サイトの構造をわかりやすく伝えられます。
ユーザーの利便性向上
訪問者が目的のページを探しやすくなり、サイト内の回遊率が向上します。
SEO効果
整理されたメニュー構造は、検索エンジンのクローラーがサイトを理解しやすくなります。
メニューを階層化する基本手順
WordPressでメニューを階層化する方法は、使用しているテーマのタイプによって2通りあります。
【方法1】クラシックテーマの場合(外観→メニュー)
多くのWordPressサイトで使われている従来の方法です。
ステップ1:メニュー編集画面を開く
- WordPress管理画面(ダッシュボード)にログイン
- 左側のメニューから「外観」→「メニュー」をクリック
- 編集したいメニューを選択(または新規作成)
ステップ2:メニュー項目を追加
左側の「メニュー項目を追加」セクションから、メニューに追加したい項目を選びます。
追加できる項目:
- 固定ページ:会社概要、お問い合わせなど
- 投稿:個別の記事
- カスタムリンク:外部サイトや特定のURLへのリンク
- カテゴリー:ブログのカテゴリーページ
追加したい項目にチェックを入れて「メニューに追加」をクリックします。
ステップ3:階層化する
ここが重要なポイントです。
子メニューにしたい項目をマウスでドラッグして、右側に少しずらします。
具体的には:
- 子メニューにしたい項目をクリックして掴む
- 親メニューの真下に配置
- そのまま右側に少しドラッグ
- 「副項目」という表示が出たら手を離す
これだけで階層化が完了します。項目の右側に「副項目」と表示されていれば、正しく階層化されています。
ステップ4:孫メニュー(第3階層)を作る
さらに深い階層が必要な場合は、子メニューをさらに右にずらすことで孫メニューを作れます。
ただし、あまり深い階層にすると使いづらくなるので注意が必要です。
ステップ5:保存する
設定が完了したら、必ず「メニューを保存」ボタンをクリックしましょう。
保存しないと、ここまでの設定がすべて消えてしまいます。
【方法2】ブロックテーマの場合(サイトエディター)
WordPress 6.0以降で増えているブロックテーマ(フルサイト編集対応テーマ)では、少し方法が異なります。
ステップ1:サイトエディターを開く
- 管理画面から「外観」→「エディター」をクリック
- 編集したいテンプレートまたはテンプレートパーツを選択
- 左上の「リスト表示」(3本線のアイコン)を開く
ステップ2:ナビゲーションブロックを選択
リスト表示から「ナビゲーション」ブロックを見つけてクリックします。
ナビゲーションブロックは、「ヘッダー」や「グループ」などの中にネストされている場合があります。
ステップ3:サブメニューを追加
方法A:メニュー項目から追加
- サブメニューを追加したい親メニュー項目の横にある3点アイコン(⋮)をクリック
- 「サブメニューを追加」を選択
- 表示したいページを選択
方法B:ツールバーから追加
- ドロップダウンにしたいメニュー項目をクリック
- ツールバーに表示される「サブメニューを追加」ボタン(曲がった矢印と横線のアイコン)をクリック
- 「+」アイコンまたは「リンクを追加」から新しいリンクを追加
ステップ4:保存
右上の「保存」ボタンをクリックして変更を保存します。
メニューの並び替え方法
メニュー項目の順序を変更したい場合も、ドラッグ&ドロップで簡単にできます。
クラシックテーマの場合
- 移動したい項目をクリックして掴む
- 上下にドラッグして希望の位置に移動
- 手を離す
- 「メニューを保存」をクリック
ブロックテーマの場合
- リスト表示でメニュー項目を選択
- 上下にドラッグして移動
- 保存
使いやすいメニュー構造にするためのポイント
階層化メニューを作る際は、以下のポイントを意識すると、ユーザーにとって使いやすいサイトになります。
1. メニュー項目は5〜7個が理想
メニュー項目が多すぎると、ユーザーが迷ってしまいます。
一般的に、メニュー項目は5〜7個程度が理想とされています。これ以上増える場合は、階層化してグループ化を検討しましょう。
2. 階層は2〜3階層まで
深すぎる階層は使いづらくなります。
例えば、「お知らせ」→「休業日のお知らせ」→「イベントのお知らせ」のように3階層にすると、ユーザーが「イベントのお知らせ」にたどり着けないことがあります。
可能な限り2階層(親と子)までに抑えるのがベストです。
3. わかりやすいラベル名を使う
「○○会社の沿革や事業の概要」のような長い名前は避けましょう。
「会社概要」「事業内容」のように、シンプルで一目でわかる名前が理想です。
4. 論理的なグループ化を意識
関連するページは同じ親メニューの下にまとめます。
良い例:
- 会社情報
- 会社概要
- 代表挨拶
- アクセス
悪い例:
- トップページ
- 会社概要
- 商品A
- 代表挨拶
5. 重要なページは上位階層に配置
ユーザーに最も見てもらいたいページは、第1階層(親メニュー)に配置しましょう。
深い階層に埋もれてしまうと、アクセスされにくくなります。
表示オプションを活用する
メニュー編集画面の右上にある「表示オプション」をクリックすると、さらに詳細な設定ができます。
利用可能な設定項目
リンクターゲット
リンクを別タブで開くかどうかを設定できます。
タイトル属性
マウスカーソルを合わせた時に表示されるツールチップを設定できます。
CSSクラス
独自のCSSクラスを追加して、特定のメニュー項目だけデザインを変更できます。
説明
メニュー項目の下に補足説明を追加できます(テーマが対応している場合)。
表示オプションにチェックを入れると、各メニュー項目の編集画面にこれらの項目が表示されるようになります。
よくあるトラブルと解決方法

ドロップダウンが表示されない
原因1:テーマが対応していない
一部の古いテーマでは、ドロップダウンメニューに対応していない場合があります。
解決方法:テーマを変更するか、CSSでスタイリングを追加する必要があります。
原因2:階層化が正しくできていない
メニュー項目が右にずれて「副項目」と表示されているか確認しましょう。
原因3:JavaScriptエラー
ブラウザの開発者ツール(F12キー)でJavaScriptエラーが出ていないか確認します。
モバイルでメニューが見づらい
スマートフォンでは、ドロップダウンメニューはハンバーガーメニュー(☰)やアコーディオン形式で表示されることが多いです。
多くのテーマはレスポンシブ対応していますが、うまく表示されない場合は:
- テーマ設定で「モバイルメニュー」の設定を確認
- レスポンシブ対応のメニュープラグインを検討
メニューが反映されない
保存を忘れていないか確認
「メニューを保存」ボタンを押さないと変更は反映されません。
メニューの位置を設定しているか確認
メニューを作成しただけでは表示されません。「メニュー設定」の「メニューの位置」で、適切な場所にチェックを入れる必要があります。
キャッシュをクリア
キャッシュプラグインを使っている場合は、キャッシュをクリアしてみましょう。
階層が深すぎて使いづらい
既に3階層以上になってしまっている場合:
- メニュー構造を見直し、本当に必要な階層か検討
- 同じレベルの項目をまとめられないか検討
- 独立したページとして第1階層に配置することを検討
メニュー階層化の応用テクニック
クリックできない親メニューを作る
親メニュー自体はクリックさせず、ドロップダウンだけを表示したい場合があります。
設定方法:
- カスタムリンクを追加
- URLに「#」(ハッシュマーク)だけを入力
- リンクテキストに表示したい名前を入力
- その下に子メニューを追加
こうすると、親メニューはクリックできますが、どのページにも移動しません。
アイコンを追加する
プラグインやテーマによっては、メニューにアイコンを追加できます。
例えば、Font Awesomeを使う場合:
- Font Awesomeプラグインをインストール(テーマに含まれている場合も)
- メニュー項目の「ナビゲーションラベル」にアイコンコードを貼り付け
- アイコンの後にメニュー名を入力
メガメニューを使う
多くの情報を一度に表示したい場合は、「メガメニュー」という広いドロップダウンメニューが便利です。
これには専用のプラグインやテーマ機能が必要ですが、画像付きメニューやカテゴリー一覧を表示できます。
複数のメニューを使い分ける
WordPressでは、複数のメニューを作成して、場所ごとに使い分けることができます。
メニューの位置の種類
テーマによって異なりますが、一般的には:
- ヘッダーメニュー:ページ上部
- フッターメニュー:ページ下部
- サイドバーメニュー:サイドバー内
- モバイルメニュー:スマートフォン専用
使い分けの例
- ヘッダー:主要ページへのリンク(会社情報、サービス、お問い合わせなど)
- フッター:利用規約、プライバシーポリシー、サイトマップなど
- サイドバー:ブログのカテゴリー別メニュー
まとめ
WordPressのメニュー階層化について、重要なポイントをおさらいしましょう。
階層化の基本手順:
- クラシックテーマ:「外観」→「メニュー」で項目を右にドラッグ
- ブロックテーマ:サイトエディターでナビゲーションブロックから「サブメニューを追加」
使いやすいメニューのポイント:
- メニュー項目は5〜7個程度に抑える
- 階層は2〜3階層まで
- わかりやすいラベル名を使う
- 論理的にグループ化する
- 重要なページは上位階層に
注意点:
- 設定後は必ず「メニューを保存」
- メニューの位置を正しく設定
- モバイル表示も確認
メニューの階層化は、サイトの使いやすさを大きく左右する重要な要素です。この記事を参考に、訪問者にとってわかりやすいメニュー構造を作ってみてください。
最初は試行錯誤が必要かもしれませんが、一度設定方法を覚えてしまえば、メニューの編集は簡単にできるようになりますよ。
参考情報源
- WordPress.com サポート「ドロップダウンメニューを作成する」(https://wordpress.com/ja/support/menus/create-drop-down-menus/)

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