「デバイスマネージャーって何?」
「Windows 11でどうやって使うの?」
「マウスが動かない時にどうすればいい?」
パソコンのハードウェアやドライバーに問題が起きた時、必ず使うことになるデバイスマネージャー。でも、初めて使う方にとっては「何ができるの?」「どうやって使うの?」と分からないことだらけですよね。
この記事では、Windows 11のデバイスマネージャーについて、初心者の方にも分かりやすく、基本から実用的な使い方まで完全解説します。
デバイスマネージャーとは?

簡単に言うと
パソコンに接続されているハードウェア(デバイス)を一覧表示して、管理するためのWindowsの標準機能です。
デバイスって何?
デバイスとは、パソコンを構成する部品や、パソコンに接続する機器のことです。
パソコン本体の部品(内蔵デバイス)
- CPU(プロセッサ)
- メモリ(RAM)
- ハードディスク・SSD
- グラフィックボード(ディスプレイアダプター)
- サウンドカード
- ネットワークアダプター(Wi-Fi、LAN)
- Bluetoothアダプター
パソコンに接続する機器(周辺機器)
- マウス
- キーボード
- プリンター
- Webカメラ
- 外付けHDD
- USBメモリ
- ヘッドセット
なぜ必要なの?
パソコンのハードウェアは、ドライバーというソフトウェアがないと動きません。
ドライバーとは?
- ハードウェアをWindowsで使えるようにするための「通訳ソフト」
- メーカーが提供する専用のプログラム
- ドライバーがないと、ハードウェアは動かない
デバイスマネージャーの役割
- すべてのデバイスの状態を一覧表示
- ドライバーが正しくインストールされているか確認
- ドライバーの更新・削除・再インストール
- エラーの発見と解決
例えばこんな時に使う
マウスが動かない
→ デバイスマネージャーでマウスが認識されているか確認
音が出ない
→ サウンドデバイスのドライバーが正常か確認
Wi-Fiに接続できない
→ ネットワークアダプターが有効になっているか確認
Bluetoothが使えない
→ Bluetoothドライバーがインストールされているか確認
グラフィックボードを追加した
→ 正しく認識されているか、ドライバーが必要か確認
Windows 11のデバイスマネージャーでできること
1. デバイスの状態確認
何が確認できる?
- デバイスが正常に動作しているか
- ドライバーがインストールされているか
- エラーが発生していないか
- デバイスが有効か無効か
表示されるマーク
- 黄色い三角(!):警告。ドライバーに問題あり
- 赤い×:デバイスが停止している
- 下向き矢印:デバイスが無効になっている
- ?マーク:不明なデバイス。ドライバーが未インストール
2. ドライバーの更新
いつ必要?
- デバイスが正常に動作しない時
- パフォーマンスを向上させたい時
- セキュリティ上の問題を修正したい時
- 新機能を追加したい時
2つの更新方法
- 自動更新:Windowsが最適なドライバーを探してインストール
- 手動更新:メーカーサイトからダウンロードしてインストール
3. ドライバーのアンインストール
いつ必要?
- ドライバーが原因でトラブルが起きている時
- 古いドライバーを完全に削除したい時
- デバイスを取り外す前
注意点
- アンインストール後は再起動すると自動的に再インストールされる
- 「ドライバーソフトウェアを削除」にチェックを入れると完全削除
4. ドライバーのロールバック
ロールバックとは?
- 更新したドライバーを「前のバージョンに戻す」こと
- 更新後に問題が起きた時に便利
いつ使う?
- ドライバー更新後にデバイスが動かなくなった
- 更新後にエラーが出るようになった
- 以前の方が調子が良かった
5. デバイスの有効化・無効化
無効化とは?
- デバイスの機能を一時的にオフにすること
- アンインストールではないので、すぐに有効に戻せる
いつ使う?
- 使っていないデバイスを停止させたい
- トラブルシューティングで問題を特定したい
- バッテリーを節約したい(ノートPC)
6. ハードウェア変更のスキャン
スキャンとは?
- 新しく接続したデバイスを検出する機能
- 手動でハードウェアを再認識させる
いつ使う?
- 新しいデバイスを接続した時
- デバイスが認識されない時
- ドライバーをアンインストールした後
7. デバイスの詳細情報を確認
何が分かる?
- デバイスの正式名称
- 製造元(メーカー)
- ドライバーのバージョン
- ドライバーの日付
- ハードウェアID
- デバイスの状態
デバイスマネージャーの画面の見方
基本的な画面構成
デバイスマネージャーを開くと、デバイスがカテゴリ別に表示されます。
主なカテゴリ(上から順に)
- オーディオ入力および出力
- スピーカー、マイクなど
- カメラ
- Webカメラ
- ディスクドライブ
- ハードディスク、SSD
- ディスプレイアダプター
- グラフィックボード、内蔵GPU
- DVD/CD-ROMドライブ
- 光学ドライブ
- ヒューマンインターフェイスデバイス
- タッチパッド、タッチスクリーンなど
- Bluetooth
- Bluetoothアダプター
- IDE ATA/ATAPIコントローラー
- ストレージコントローラー
- イメージングデバイス
- スキャナー
- キーボード
- キーボード
- サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー
- サウンドカード、ゲームコントローラー
- システムデバイス
- マザーボード関連の様々なデバイス
- ネットワークアダプター
- Wi-Fi、有線LAN、Bluetooth(ネットワーク機能)
- バッテリー
- バッテリー(ノートPCのみ)
- プロセッサ
- CPU
- マウスとそのほかのポインティングデバイス
- マウス、タッチパッド
- モニター
- ディスプレイ
- ユニバーサルシリアルバスコントローラー
- USBコントローラー、接続されているUSBデバイス
カテゴリの展開方法
各カテゴリの左側に「>」マークがあります。
- >をクリックすると、カテゴリが展開されて中のデバイスが表示される
- もう一度クリックすると、折りたたまれる
エラーマークの意味
デバイスに問題がある場合、アイコンにマークが付きます。
黄色い三角に!(エクスクラメーションマーク)
- 最もよく見るエラー
- ドライバーに問題がある
- デバイスが正常に動作していない
赤い×
- デバイスが停止している
- 重大なエラー
下向き矢印
- デバイスが無効になっている
- 手動で無効にした、またはWindowsが無効にした
?マーク(不明なデバイス)
- ドライバーがインストールされていない
- Windowsがデバイスを認識できていない
デバイスマネージャーの基本操作
デバイスの詳細を見る
手順
- カテゴリの「>」をクリックして展開
- デバイス名をダブルクリック
- プロパティウィンドウが開く
プロパティウィンドウの各タブ
全般タブ
- デバイス名
- デバイスの種類
- 製造元
- デバイスの状態(「このデバイスは正常に動作しています」など)
ドライバータブ
- ドライバーの提供元
- ドライバーの日付
- ドライバーのバージョン
- ボタン:ドライバーの詳細、ドライバーの更新、ドライバーを元に戻す、無効、アンインストール
詳細タブ
- プロパティを選択して詳細情報を表示
- ハードウェアID、デバイスインスタンスパスなど
イベントタブ
- デバイスに関するイベントログ
リソースタブ(一部デバイスのみ)
- IRQ、I/Oポート、メモリアドレスなどのリソース情報
ドライバーを更新する
自動更新(推奨)
- デバイスを右クリック
- 「ドライバーの更新」を選択
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
- Windowsが最適なドライバーを検索してインストール
- 更新が完了したら「閉じる」
- 必要に応じて再起動
手動更新(メーカーサイトから)
- パソコンまたはデバイスのメーカーサイトにアクセス
- サポートページで型番を検索
- 最新のドライバーをダウンロード
- ダウンロードしたファイルを実行してインストール
- 再起動
ドライバーをアンインストールする
手順
- デバイスを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 確認画面が表示される
- 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」にチェック
- チェックを入れる:完全削除
- チェックを入れない:再起動で自動再インストール
- 「アンインストール」をクリック
- 再起動
注意点
- 重要なデバイス(ディスプレイアダプター、キーボードなど)をアンインストールする時は慎重に
- 完全削除する場合は、事前にドライバーをダウンロードしておく
ドライバーをロールバックする
手順
- デバイスをダブルクリックしてプロパティを開く
- 「ドライバー」タブをクリック
- 「ドライバーを元に戻す」ボタンをクリック
- ロールバックの理由を選択(任意)
- 「はい」をクリック
- 再起動
注意点
- ドライバーを更新した直後にのみ使える
- 更新していない場合、ボタンはグレーアウトして押せない
デバイスを無効化・有効化する
無効化
- デバイスを右クリック
- 「デバイスを無効にする」を選択
- 警告が表示される場合は「はい」
- デバイスのアイコンに下向き矢印が表示される
有効化
- 無効になっているデバイスを右クリック
- 「デバイスを有効にする」を選択
- デバイスが有効になる
ハードウェア変更をスキャンする
手順
- デバイスマネージャーのメニューバーで「操作」をクリック
- 「ハードウェア変更のスキャン」をクリック
- スキャンが実行される(数秒〜数十秒)
- 新しいデバイスが見つかればリストに追加される
Windows 11でデバイスマネージャーを開く方法

Windows 11でデバイスマネージャーを開く方法はいくつかあります。
方法1:スタートボタンを右クリック(最も簡単)
- 画面下のスタートボタン(Windowsロゴ)を右クリック
- メニューから「デバイスマネージャー」をクリック
方法2:検索から
- タスクバーの虫眼鏡アイコン(検索)をクリック
- 「デバイスマネージャー」と入力
- 検索結果から「デバイスマネージャー」をクリック
方法3:設定アプリから
- Windows + Iキーで「設定」を開く
- 左側の「システム」をクリック
- 右側を下にスクロールして「バージョン情報」をクリック
- さらに下にスクロールして「デバイスマネージャー」をクリック
方法4:ファイル名を指定して実行(最速)
- Windows + Rキーを押す
- 「devmgmt.msc」と入力
- Enterキーを押す
よくあるトラブルと解決方法
トラブル1:黄色い!マークがある
問題
ドライバーに問題がある、またはデバイスが正常に動作していない。
解決方法
- デバイスを右クリック→「ドライバーの更新」
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
- それでもダメなら、メーカーサイトから最新ドライバーをダウンロード
- それでも解決しない場合は、デバイスをアンインストールして再起動
トラブル2:不明なデバイスが表示される
問題
ドライバーがインストールされていないデバイス。
解決方法
- 不明なデバイスをダブルクリック
- 「詳細」タブ→プロパティで「ハードウェアID」を選択
- IDをコピーしてGoogle検索
- どのデバイスか特定できたら、メーカーサイトからドライバーをダウンロード
- インストールして再起動
トラブル3:デバイスが表示されない
問題
本来あるはずのデバイスがリストに表示されない。
解決方法
- メニューバーの「表示」→「非表示のデバイスの表示」をクリック
- 「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」
- それでも表示されない場合、物理的に接続されていない、またはハードウェアの故障の可能性
トラブル4:ドライバー更新後に動かなくなった
問題
ドライバーを更新したら、デバイスが動作しなくなった。
解決方法
- デバイスをダブルクリック
- 「ドライバー」タブ→「ドライバーを元に戻す」
- 再起動
- それでもダメなら、デバイスをアンインストールして再起動(自動的に前のドライバーがインストールされる)
トラブル5:デバイスマネージャーが開かない
問題
デバイスマネージャーが起動しない。
解決方法
- 管理者権限で開く
- 検索で「デバイスマネージャー」と入力
- 右クリック→「管理者として実行」
- システムファイルチェッカーを実行
- コマンドプロンプトを管理者として実行
sfc /scannowと入力してEnter
- それでもダメならWindowsの修復を検討
Windows 11での変更点
Windows 10からWindows 11になって、デバイスマネージャーに関して変更された点を紹介します。
変更点1:設定アプリからのアクセス
Windows 10
- 設定→システム→バージョン情報→関連設定→デバイスマネージャー
Windows 11
- 設定→システム→バージョン情報→デバイスマネージャー
より直接的にアクセスできるようになりました。
変更点2:UIの変更
Windows 11の特徴
- より現代的で丸みを帯びたデザイン
- 基本的な機能は変わらず
共通点
以下は変わっていません:
- デバイスマネージャー自体の機能
- スタートボタン右クリックからのアクセス
- devmgmt.mscコマンド
- 基本的な操作方法
よくある質問(FAQ)
Q1:デバイスマネージャーとは何ですか?
A:パソコンに接続されているハードウェアを一覧表示して管理するWindows標準機能です。
デバイスの状態確認、ドライバーの更新・削除、トラブルシューティングなどができます。
Q2:いつ使うものですか?
A:ハードウェアやドライバーに問題が起きた時、または新しいデバイスを追加した時に使います。
例:
- マウスやキーボードが動かない
- 音が出ない
- Wi-Fiに接続できない
- グラフィックボードを交換した
Q3:ドライバーって何ですか?
A:ハードウェアをWindowsで使えるようにするための「通訳ソフト」です。
ドライバーがないと、ハードウェアは動作しません。メーカーが提供する専用プログラムです。
Q4:黄色い!マークは何ですか?
A:ドライバーに問題がある、またはデバイスが正常に動作していないことを示す警告マークです。
対処法:
- デバイスを右クリック→「ドライバーの更新」
- メーカーサイトから最新ドライバーをダウンロード
- デバイスをアンインストールして再起動
Q5:ドライバーを更新すべきですか?
A:問題がなければ無理に更新する必要はありません。
更新すべき場合:
- デバイスが正常に動作しない
- 新機能を使いたい
- セキュリティ上の問題がある
- パフォーマンスを向上させたい
Q6:デバイスを無効にするとどうなりますか?
A:そのデバイスの機能が一時的に停止します。
- アンインストールではないので、すぐに有効に戻せる
- 無効にしても、ドライバーは削除されない
- バッテリー節約やトラブルシューティングに便利
Q7:不明なデバイスって何ですか?
A:ドライバーがインストールされていないため、Windowsが認識できないデバイスです。
対処法:
- ハードウェアIDを確認
- Google検索でデバイスを特定
- メーカーサイトからドライバーをダウンロード
Q8:管理者権限がないと使えませんか?
A:表示はできますが、変更には管理者権限が必要です。
管理者権限が必要な操作:
- ドライバーの更新
- ドライバーのアンインストール
- デバイスの無効化・有効化
表示のみなら標準ユーザーでもOKです。
Q9:Windows 10と11で違いはありますか?
A:基本的な機能は同じですが、アクセス方法が一部変更されました。
変更点:
- 設定アプリからのアクセスが簡略化
- UIが現代的なデザインに
デバイスマネージャー自体の機能は変わっていません。
Q10:勝手にドライバーが更新されるのを止めたい
A:Windows Updateの設定で、特定のドライバーの自動更新を無効にできます。
ただし、セキュリティ上の理由から、基本的には自動更新を有効にしておくことをおすすめします。
まとめ
Windows 11のデバイスマネージャーについて、重要なポイントをおさらいしましょう。
デバイスマネージャーとは
パソコンのハードウェア(デバイス)を管理するWindows標準機能
- すべてのデバイスを一覧表示
- ドライバーの状態を確認
- トラブルシューティング
主な機能7つ
- デバイスの状態確認
- ドライバーの更新
- ドライバーのアンインストール
- ドライバーのロールバック
- デバイスの有効化・無効化
- ハードウェア変更のスキャン
- 詳細情報の確認
エラーマークの意味
- 黄色い!:ドライバーに問題あり
- 赤い×:デバイス停止
- 下向き矢印:無効
- ?マーク:不明なデバイス
開き方(Windows 11)
最も簡単
スタートボタン右クリック→デバイスマネージャー
最速
Windows + R → devmgmt.msc → Enter
よくあるトラブル対処
黄色い!マーク
→ ドライバーの更新
不明なデバイス
→ ハードウェアIDを確認してドライバーをダウンロード
デバイスが表示されない
→ 非表示のデバイスを表示、ハードウェア変更のスキャン
更新後に動かない
→ ドライバーのロールバック
覚えておくべきこと
- 問題がなければドライバーは無理に更新しない
- 重要なデバイスを削除する時は慎重に
- トラブル時は再起動が基本
- 管理者権限があると便利
デバイスマネージャーは、パソコンのハードウェアトラブルを解決するための必須ツールです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的な見方と操作方法を覚えてしまえば、マウスが動かない、音が出ないといった様々な問題を自分で解決できるようになります。
まずはスタートボタンを右クリック→デバイスマネージャーという開き方を覚えて、実際に画面を見てみることから始めましょう!

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