「昨日まで使えていたBluetoothが突然消えた!」
「デバイスマネージャーにBluetoothの項目がない…」
「設定画面にもBluetoothのオン/オフボタンが表示されない」
こんな経験はありませんか?
WindowsのデバイスマネージャーからBluetoothが突然消えてしまう問題は、実は多くのユーザーが遭遇するトラブルです。特にWindows Updateの後に発生することが多く、Bluetoothマウスやキーボード、ヘッドセットが使えなくなって困ってしまいますよね。
この記事では、デバイスマネージャーからBluetoothが消えた原因と、初心者の方でもできる解決方法を順番に解説していきます。
- Bluetoothが消える原因
- 解決方法|試す順番が重要
- 解決法1:パソコンを再起動する(最優先)
- 解決法2:物理スイッチを確認する(ノートPC)
- 解決法3:ハードウェア変更のスキャン
- 解決法4:非表示のデバイスを表示する
- 解決法5:Bluetoothトラブルシューティングツール
- 解決法6:高速スタートアップを無効にする
- 解決法7:Windows Updateの確認と適用
- 解決法8:Bluetoothサービスの再起動
- 解決法9:Bluetoothドライバーの再インストール
- 解決法10:メーカーサイトから最新ドライバーをインストール
- 解決法11:Winsockカタログのリセット
- 解決法12:BIOS設定の確認とリセット
- 解決法13:システムの復元
- 解決法14:BIOS/UEFIのアップデート(上級者向け)
- それでも解決しない場合
- トラブル別の対処法早見表
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
Bluetoothが消える原因

まず、なぜBluetoothがデバイスマネージャーから消えてしまうのか、主な原因を理解しましょう。
原因1:Windows Updateによる不具合(最も多い)
最も多い原因がWindows Updateです。
Windowsの更新プログラムをインストールした後、Bluetoothドライバーが正常に動作しなくなったり、設定が変更されてしまうことがあります。
なぜWindows Updateで問題が起こる?
- 新しいWindowsのバージョンと、古いBluetoothドライバーの互換性がない
- 更新プログラム自体にバグがある
- ドライバーが上書きされて正常に動作しなくなる
原因2:高速スタートアップの影響
Windows 10/11では、起動を速くするために「高速スタートアップ」という機能が有効になっています。
高速スタートアップとは?
前回シャットダウン時の状態を保存して、次回起動時に読み込むことで起動を速くする機能です。
問題点
保存された情報に不具合があると、Bluetoothが正常に認識されないことがあります。
原因3:ドライバーの問題
Bluetoothドライバー自体に問題が発生している可能性があります。
ドライバーの問題の種類
- ドライバーが破損している
- ドライバーが削除されている
- ドライバーのバージョンが古い
- ドライバーが無効になっている
原因4:物理スイッチがオフ(ノートPCの場合)
ノートパソコンには、Bluetooth/Wi-Fiを物理的にオン/オフするスイッチがついている機種があります。
確認箇所
- キーボード上の専用キー(Fnキー+F2など)
- 本体側面の物理スイッチ
このスイッチがオフになっていると、デバイスマネージャーにも表示されません。
原因5:BIOS設定の問題
BIOSでBluetoothが無効になっている、またはBIOS設定に問題がある可能性があります。
原因6:Bluetoothサービスの停止
Windowsのバックグラウンドで動作している「Bluetoothサポートサービス」が停止している可能性があります。
原因7:ハードウェアの故障
上記の対処法を試しても解決しない場合、Bluetoothアダプター自体が物理的に故障している可能性があります。
解決方法|試す順番が重要
それでは、Bluetoothを復旧させるための解決方法を、試すべき順番で解説していきます。
簡単な方法から順に試していき、1つ試すたびに問題が解決したか確認してください。
解決法1:パソコンを再起動する(最優先)
最も簡単で効果的な方法です。
多くの問題は、単純な再起動で解決します。
手順
- すべてのアプリケーションを終了
- 「スタート」→「電源」→「再起動」
- 再起動後、デバイスマネージャーでBluetoothが表示されているか確認
完全シャットダウンも試す
通常の再起動で解決しない場合は、完全シャットダウンを試してください。
- Shiftキーを押しながら「シャットダウン」をクリック
- パソコンの電源が完全に切れるまで待つ(ランプが消える)
- 電源ケーブルを抜いて1分以上待つ(ノートPCの場合は可能なら)
- 電源を入れる
解決法2:物理スイッチを確認する(ノートPC)
ノートパソコンの場合、Bluetoothの物理スイッチを確認してください。
確認箇所
キーボード上
- Fn + F2(機種によってF3、F5など)
- Bluetoothやアンテナのアイコンがあるキー
本体側面や前面
- 小さなスライドスイッチ
- 物理的なボタン
確認方法
- キーボードを確認して、Bluetoothマークのあるキーを探す
- Fnキーを押しながら、そのキーを押す
- または、本体の側面・前面のスイッチを「オン」にする
解決法3:ハードウェア変更のスキャン
デバイスマネージャーで手動スキャンを実行します。
手順
- Windows + Xキーを押す
- 「デバイスマネージャー」を選択
- 上部メニューの「操作」をクリック
- 「ハードウェア変更のスキャン」をクリック
- スキャンが完了するまで待つ
- Bluetoothが表示されたか確認
解決法4:非表示のデバイスを表示する
デバイスマネージャーは、接続されていないデバイスを非表示にすることがあります。
手順
- デバイスマネージャーを開く
- 上部メニューの「表示」をクリック
- 「非表示のデバイスの表示」をクリック
- Bluetoothやネットワークアダプターを展開して確認
- グレーアウトしているBluetoothデバイスがあれば、右クリック→「デバイスを有効にする」
解決法5:Bluetoothトラブルシューティングツール
Windowsの自動診断・修復ツールを使います。
Windows 11の場合
- Windows + Iキーで「設定」を開く
- 「システム」→「トラブルシューティング」
- 「その他のトラブルシューティング ツール」をクリック
- 「Bluetooth」を探して「実行する」をクリック
- 画面の指示に従って診断・修復を実行
Windows 10の場合
- Windows + Iキーで「設定」を開く
- 「更新とセキュリティ」をクリック
- 「トラブルシューティング」をクリック
- 「追加のトラブルシューティング ツール」をクリック
- 「Bluetooth」を選択して「トラブルシューティング ツールの実行」
解決法6:高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップが原因の場合、これで解決します。
手順
- Windows + Rキーを押す
- 「control」と入力してEnter(コントロールパネルが開く)
- 「電源オプション」をクリック
- 左側の「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
- パソコンを再起動
確認
再起動後、デバイスマネージャーでBluetoothが表示されているか確認してください。
解決法7:Windows Updateの確認と適用
最新の更新プログラムをインストールすることで、問題が解決することがあります。
手順
- Windows + Iキーで「設定」を開く
- 「Windows Update」をクリック(左下または左側メニュー)
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新がある場合は、すべてインストール
- 再起動を求められたら再起動
注意
Windows Updateが原因で問題が発生した場合もありますが、その後のアップデートで修正されていることもあります。
解決法8:Bluetoothサービスの再起動
Bluetoothサービスが停止している場合の対処法です。
手順
- Windows + Rキーを押す
- 「services.msc」と入力してEnter
- サービス一覧から以下を探す:
- Bluetooth Support Service
- Bluetooth オーディオ ゲートウェイ サービス
- Bluetooth ユーザー サポート サービス
- 各サービスをダブルクリック
- 「サービスの状態」が「停止」の場合、「開始」をクリック
- 「スタートアップの種類」を「自動」に変更
- 「適用」→「OK」
- すべてのBluetoothサービスに対して同じ操作を行う
- パソコンを再起動
解決法9:Bluetoothドライバーの再インストール
ドライバーを一度削除して、再インストールします。
手順
- デバイスマネージャーを開く
- Bluetoothが表示されている場合:
- 「Bluetooth」を展開
- Bluetoothアダプターを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 「このデバイスのドライバー ソフトウェアを削除します」にチェックを入れる
- 「アンインストール」をクリック
- パソコンを再起動
- 再起動後、Windowsが自動的にドライバーをインストール
自動インストールされない場合
- デバイスマネージャーを開く
- 「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」
それでもダメな場合は、パソコンメーカーのサイトから最新ドライバーをダウンロードしてインストールしてください。
解決法10:メーカーサイトから最新ドライバーをインストール
自動インストールで解決しない場合、手動でドライバーをインストールします。
手順
- パソコンの型番を確認
- パソコンメーカーの公式サイトにアクセス
- Dell、HP、Lenovo、NEC、富士通など
- サポートページで自分の型番を検索
- 「ドライバー」や「ダウンロード」セクションから「Bluetoothドライバー」を探す
- 最新版をダウンロード
- ダウンロードしたファイルを実行してインストール
- 再起動
Intel Bluetooth Driverの場合
多くのパソコンはIntel製のBluetoothアダプターを使用しています。
Intel公式サイトから「Intel Wireless Bluetooth Driver」をダウンロードできます。
解決法11:Winsockカタログのリセット
ネットワーク設定に問題がある場合の対処法です。
手順
- Windows + Xキーを押す
- 「Windows PowerShell(管理者)」または「ターミナル(管理者)」を選択
- 以下のコマンドを入力してEnter:
netsh winsock reset
- 「Winsockカタログをリセットしました」と表示される
- パソコンを再起動
解決法12:BIOS設定の確認とリセット
BIOSでBluetoothが無効になっている可能性を確認します。
注意
BIOS設定の変更は上級者向けです。不安な場合は、この方法はスキップしてください。
手順
- パソコンを再起動
- 起動時にF2キー(またはDel、F10キーなど)を連打してBIOSに入る
※機種によってキーが異なります - BIOS画面で以下を探す:
- Bluetooth
- Wireless
- Onboard Devices
- Bluetoothが「Disabled」になっている場合、「Enabled」に変更
- Save and Exitで保存して終了
BIOS設定のリセット
- BIOSメニューで「Load Default Settings」や「Reset to Default」を選択
- 保存して終了
- 問題が解決したか確認
解決法13:システムの復元
問題が発生する前の状態に戻します。
手順
- Windows + Rキーを押す
- 「rstrui」と入力してEnter
- 「システムの復元」が起動
- 「次へ」をクリック
- Bluetoothが正常に動作していた日付の復元ポイントを選択
- 「次へ」→「完了」
- 復元が完了するまで待つ
注意
システムの復元では、選択した日付以降にインストールしたアプリやドライバーが削除される可能性があります。
解決法14:BIOS/UEFIのアップデート(上級者向け)
古いBIOSではBluetoothを正常に認識しないことがあります。
注意
BIOSアップデートは失敗するとパソコンが起動しなくなるリスクがあります。
十分に注意して、メーカーの手順を必ず確認してから実行してください。
手順
- パソコンメーカーのサポートサイトにアクセス
- 自分の型番を検索
- 「BIOS」または「ファームウェア」の最新版をダウンロード
- メーカーの手順に従ってアップデート
- 再起動
それでも解決しない場合

上記の方法をすべて試しても解決しない場合、以下の可能性があります。
可能性1:ハードウェアの故障
Bluetoothアダプター自体が物理的に故障している可能性が高いです。
対処法
メーカーサポートに連絡
- 保証期間内の場合:無償修理の可能性
- 保証期間外の場合:修理費用の見積もり
USB Bluetoothアダプターを購入
- 費用:1,000円〜3,000円程度
- USBポートに挿すだけで使える
- 修理より安価で即座に解決
おすすめのUSB Bluetoothアダプター
- TP-Link UB500
- BUFFALO BSBT4D200BK
- エレコム LBT-UAN05C2
可能性2:Windows自体の深刻な不具合
システムファイルが破損している可能性があります。
対処法
システムファイルチェッカーを実行
- コマンドプロンプトを管理者として実行
- 以下のコマンドを入力:
sfc /scannow
- スキャンが完了するまで待つ(30分〜1時間)
Windowsのクリーンインストール(最終手段)
すべてのデータが消えるため、必ずバックアップを取ってから実行してください。
トラブル別の対処法早見表
| 症状 | 推奨される解決法 |
|---|---|
| Windows Update後に消えた | 解決法6(高速スタートアップ無効)→ 解決法9(ドライバー再インストール) |
| 突然消えた | 解決法1(再起動)→ 解決法3(ハードウェアスキャン) |
| ノートPCで消えた | 解決法2(物理スイッチ確認)→ 解決法5(トラブルシューティング) |
| デバイスマネージャーに何も表示されない | 解決法4(非表示デバイス表示)→ 解決法9(ドライバー再インストール) |
| 黄色い!マークがある | 解決法9(ドライバー再インストール)→ 解決法10(最新ドライバーインストール) |
よくある質問(FAQ)
Q1:Bluetoothが消えるのはなぜ?
A:最も多い原因はWindows Updateです。
更新プログラムとドライバーの互換性問題、または更新プログラム自体のバグが原因で、Bluetoothが認識されなくなることがあります。
Q2:再起動だけで直ることはある?
A:はい、多くの場合は再起動で解決します。
まずは「完全シャットダウン」を試してください。Shiftキーを押しながらシャットダウンすることで、高速スタートアップをスキップできます。
Q3:どの解決法から試せばいい?
A:この記事の順番通りに試してください。
簡単で安全な方法から順に並べています。最初から難しい方法を試すと、余計な問題を引き起こす可能性があります。
Q4:ドライバーを削除するのは安全?
A:はい、安全です。
再起動後、Windowsが自動的に再インストールします。万が一うまくいかなくても、システムの復元で元に戻せます。
Q5:USBのBluetoothアダプターでも大丈夫?
A:はい、問題なく使えます。
内蔵Bluetoothが故障している場合、USB Bluetoothアダプター(1,000円〜3,000円程度)を購入するのが最も手軽で確実な解決方法です。
Q6:メーカーサポートに連絡すべき?
A:保証期間内なら連絡をおすすめします。
保証期間内であれば無償修理の可能性があります。保証期間外の場合は、修理費用とUSB Bluetoothアダプターの価格を比較して判断してください。
Q7:Windows 11にアップグレードしたら消えた
A:ドライバーの互換性問題の可能性が高いです。
解決法10(メーカーサイトから最新ドライバーをインストール)を試してください。Windows 11対応の最新ドライバーが必要です。
Q8:Bluetoothサービスが見つからない
A:Bluetoothハードウェアが認識されていない可能性があります。
解決法3(ハードウェア変更のスキャン)→ 解決法9(ドライバー再インストール)を試してください。
まとめ
デバイスマネージャーからBluetoothが消えた問題について、重要なポイントをおさらいしましょう。
最も多い原因
Windows Update後の不具合
更新プログラムとドライバーの互換性問題が最も一般的な原因です。
最初に試すべき3つの方法
- 完全シャットダウン&再起動(Shiftキーを押しながらシャットダウン)
- 物理スイッチの確認(ノートPCの場合)
- ハードウェア変更のスキャン
効果的な解決法トップ3
- 高速スタートアップを無効化
- Bluetoothドライバーの再インストール
- Bluetoothトラブルシューティングツールの実行
それでもダメなら
- メーカーサポートに連絡
- USB Bluetoothアダプターを購入(1,000円〜3,000円)
予防策
- Windows Updateの前に復元ポイントを作成
- 定期的にドライバーを最新版に更新
- 高速スタートアップは無効化しておく
重要な注意点
- 簡単な方法から順に試す
- 1つ試すごとに問題が解決したか確認
- BIOS設定やドライバー削除は慎重に
- どうしても解決しない場合は、USB Bluetoothアダプターが確実
Bluetoothが突然使えなくなると焦ってしまいますが、ほとんどの場合はこの記事で紹介した方法で解決できます。
焦らず、順番に試していけば必ず解決しますので、諦めずに取り組んでみてください!


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