「Macでデバイスマネージャーを開きたい!」
「WindowsからMacに乗り換えたけど、デバイスマネージャーが見つからない」
「Macで接続デバイスやハードウェア情報を確認したい」
こんな悩みを抱えていませんか?
実は、Macには「デバイスマネージャー」という名前のツールは存在しません。
しかし、Windowsのデバイスマネージャーと同じような機能を持つツールがMacにもちゃんとあります。
今回は、Macでハードウェアやデバイスの情報を確認・管理する方法を、Windows経験者にも分かりやすく徹底解説していきます!
【重要】Macには「デバイスマネージャー」はない

まず、最も重要なポイントから説明します。
WindowsとMacの違い
Windows
- デバイスマネージャーという専用ツールがある
- ハードウェアの状態確認、ドライバーの更新・再インストールができる
- 黄色い「!」マークでトラブルを可視化
Mac
- 「デバイスマネージャー」という名前のツールは存在しない
- 代わりに「システム情報」「ディスクユーティリティ」などを使う
- ドライバーの概念がWindowsとは異なる
なぜMacにデバイスマネージャーがないのか
Macには「デバイスマネージャー」がない理由がいくつかあります。
1. ドライバーの扱いが違う
Windowsでは、デバイスごとに個別のドライバーをインストールする必要があります。
しかしMacでは、多くのドライバーがmacOSに最初から組み込まれています。
そのため、ユーザーがドライバーを手動で更新・管理する必要がほとんどありません。
2. Apple純正ハードウェアが中心
MacはAppleがハードウェアとソフトウェアの両方を設計しています。
そのため、互換性の問題が起こりにくく、デバイスマネージャーのような管理ツールが不要なのです。
3. 自動認識・自動設定
Macは「Plug and Play」(プラグアンドプレイ)が非常に優れています。
デバイスを接続すると、自動的に認識・設定されるため、手動で管理する必要が少ないのです。
Windowsのデバイスマネージャーに相当するMacのツール
Macでハードウェア情報を確認・管理するには、以下のツールを使います。
| 用途 | Macのツール | Windowsの相当ツール |
|---|---|---|
| ハードウェア情報の確認 | システム情報 | デバイスマネージャー |
| ディスク管理 | ディスクユーティリティ | ディスクの管理 |
| USB接続確認 | システム情報 → USB | デバイスマネージャー → USB |
| ネットワーク設定 | システム設定 → ネットワーク | デバイスマネージャー → ネットワークアダプター |
| 詳細なデバイス情報 | ターミナル(コマンド) | デバイスマネージャー |
システム情報(System Information)の開き方
Macでハードウェア情報を確認する最も重要なツールが「システム情報」です。
方法1:Appleメニュー + Option(最速)
これが最も速い方法です!
手順
- 画面左上のAppleロゴ(リンゴマーク)をクリック
- 同時にOptionキーを押し続ける
- メニューに「システム情報」が表示される
- 「システム情報」をクリック
通常のメニューとの違い
- Optionキーなし:「このMacについて」が表示される
- Optionキーあり:「システム情報」が表示される
方法2:このMacについて → システムレポート
手順
- 画面左上のAppleロゴをクリック
- 「このMacについて」を選択
- 「システムレポート」ボタンをクリック
方法3:Spotlightで検索
手順
- Command + SpaceでSpotlightを開く
- 「システム情報」と入力
- 検索結果から「システム情報」を選択
方法4:ユーティリティフォルダから開く
手順
- Finderを開く
- アプリケーション → ユーティリティフォルダを開く
- 「システム情報」をダブルクリック
方法5:システム設定から開く(macOS Ventura以降)
手順
- Appleメニュー → システム設定
- サイドバーから「一般」をクリック
- 「情報」をクリック
- 「システムレポート」ボタンをクリック
システム情報で確認できる内容
システム情報では、Macのあらゆるハードウェア情報を確認できます。
ハードウェアセクション
確認できる主な項目
- ATA:内蔵ハードディスクの情報
- Bluetooth:Bluetooth機器の接続状況
- カメラ:内蔵カメラの情報
- カードリーダー:SDカードスロットの情報
- ディスク作成:CD/DVDドライブの情報
- ディスプレイ/グラフィックス:ディスプレイとグラフィックカードの情報
- オーディオ:サウンド入出力デバイスの情報
- メモリ:RAMの容量と仕様
- NVMExpress:SSDの情報
- 電源:バッテリーとACアダプターの情報
- プリンタ:接続されているプリンターの情報
- ストレージ:すべてのストレージデバイス
- USB:USB接続デバイスの一覧(★重要)
ネットワークセクション
- Ethernet:有線LANの設定
- ファイアウォール:ファイアウォールの状態
- 場所:ネットワーク設定のプロファイル
- Wi-Fi:無線LAN設定
ソフトウェアセクション
- アプリケーション:インストールされているアプリ一覧
- 機能拡張:カーネル拡張(ドライバーに相当)
- フォント:インストールされているフォント
- ログ:システムログ
USB接続デバイスの確認方法(最重要)
Windowsのデバイスマネージャーで最もよく使う機能が「USB接続デバイスの確認」です。
Macでも同じことができます。
システム情報からUSB接続を確認
手順
- システム情報を開く
- 左側のサイドバーで「ハードウェア」セクションを展開
- 「USB」をクリック
表示される情報
- 製品名:デバイスの商品名
- 製造元:メーカー名
- 製品ID / ベンダーID:デバイスの識別番号
- シリアル番号
- 速度:USB 2.0、USB 3.0など
- 電流:必要な電力
USBデバイスの詳細を確認
- 各デバイスをクリックすると、さらに詳しい情報が表示される
- USBメモリの場合、ボリューム情報も表示される
ターミナルでUSB接続を確認
コマンドライン環境に慣れている人向けです。
手順
- アプリケーション → ユーティリティ → ターミナルを開く
- 以下のコマンドを入力してEnter
system_profiler SPUSBDataType
これで、USB接続デバイスの一覧がターミナルに表示されます。
すべてのハードウェア情報を表示
system_profiler
これを実行すると、すべてのハードウェア情報が表示されます(非常に長い)。
ディスクユーティリティの使い方
ストレージ(ハードディスク、SSD、USBメモリなど)を管理するツールです。
ディスクユーティリティの開き方
方法1:Spotlightで検索
- Command + Space
- 「ディスクユーティリティ」と入力
- 選択してEnter
方法2:ユーティリティフォルダから
- Finder → アプリケーション → ユーティリティ
- 「ディスクユーティリティ」をダブルクリック
ディスクユーティリティでできること
1. ディスクの状態確認
接続されているストレージの一覧を表示
2. ディスクの検証・修復(First Aid)
ディスクにエラーがないかチェックし、修復できる
3. フォーマット(消去)
ディスクを初期化する
4. パーティション作成
1つのディスクを複数の領域に分割
5. ディスクイメージの作成
ディスクのバックアップイメージを作成
Finderでデバイスを確認・管理

接続されているストレージデバイスは、Finderから簡単にアクセスできます。
デスクトップにデバイスを表示
設定方法
- Finderを開く
- メニューバーから「Finder」→「設定」(または「環境設定」)
- 「一般」タブをクリック
- 「デスクトップに表示する項目」で以下にチェック
- ハードディスク
- 外部ディスク
- CD、DVD、およびiPod
これで、接続されたデバイスがデスクトップに表示されます。
Finderのサイドバーにデバイスを表示
設定方法
- Finder → 設定(または環境設定)
- 「サイドバー」タブをクリック
- 「場所」セクションで以下にチェック
- コンピュータ名(Macのホスト名)
- ハードディスク
- 外部ディスク
- CD、DVD、およびiPod
システム設定(System Settings)でデバイス管理
macOS Ventura(13.0)以降では、「システム環境設定」が「システム設定」に変わりました。
Bluetooth機器の管理
手順
- Appleメニュー → システム設定
- サイドバーから「Bluetooth」をクリック
- 接続されているデバイスの一覧が表示される
できること
- デバイスの接続/切断
- デバイスの削除
- デバイス名の確認
プリンターとスキャナの管理
手順
- Appleメニュー → システム設定
- サイドバーから「プリンタとスキャナ」をクリック
- 接続されているプリンターが表示される
できること
- プリンターの追加/削除
- デフォルトプリンターの設定
- 印刷ジョブの確認
ネットワークデバイスの管理
手順
- Appleメニュー → システム設定
- サイドバーから「ネットワーク」をクリック
確認できる情報
- Wi-Fiの接続状況
- Ethernetの接続状況
- IPアドレス、サブネットマスク、ルーター
アクティビティモニタでシステムリソースを確認
Windowsの「タスクマネージャー」に相当するツールです。
アクティビティモニタの開き方
方法1:Spotlightで検索
- Command + Space
- 「アクティビティモニタ」と入力
- 選択してEnter
方法2:ユーティリティフォルダから
- アプリケーション → ユーティリティ → アクティビティモニタ
アクティビティモニタで確認できること
- CPU:プロセッサの使用状況
- メモリ:RAMの使用状況
- エネルギー:バッテリーへの影響
- ディスク:ディスクの読み書き状況
- ネットワーク:ネットワーク使用状況
Windows経験者向け:対応表
WindowsからMacに移行した人のために、対応表を作成しました。
| やりたいこと | Windows | Mac |
|---|---|---|
| ハードウェア情報を確認 | デバイスマネージャー | システム情報 |
| USB機器を確認 | デバイスマネージャー → USB | システム情報 → USB |
| ドライバーを更新 | デバイスマネージャー → ドライバーの更新 | 通常は不要(macOSアップデートで自動更新) |
| ディスクを管理 | ディスクの管理 | ディスクユーティリティ |
| プロセスを確認 | タスクマネージャー | アクティビティモニタ |
| Bluetooth機器を管理 | デバイスマネージャー → Bluetooth | システム設定 → Bluetooth |
| ネットワークを設定 | ネットワークと共有センター | システム設定 → ネットワーク |
| 不明なデバイスを特定 | デバイスマネージャー → ハードウェアID確認 | システム情報 → 各デバイスの詳細 |
よくある質問と回答
Q1:Macでドライバーが認識されない場合はどうすればいいですか?
A:Macでは、ほとんどのドライバーがmacOSに組み込まれています。
対処法
- macOSを最新バージョンにアップデート
- Appleメニュー → システム設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
- メーカーの公式サイトからmacOS用ドライバーをダウンロード
- 特にプリンター、スキャナー、特殊なUSB機器の場合
- デバイスを接続し直す
- USBケーブルを抜き差しする
- Macを再起動
- 別のUSBポートに接続してみる
Q2:USBデバイスが認識されません
A:以下の手順を試してください。
手順1:システム情報で確認
- システム情報 → USB
- デバイスが表示されているか確認
手順2:デバイスが表示される場合
ハードウェア的には認識されています。
- ディスクユーティリティで確認
- Finderのサイドバーで確認
- デスクトップに表示設定を確認
手順3:デバイスが表示されない場合
- 別のUSBポートに接続
- USBケーブルを交換
- 別のMacやPCで試す(デバイス自体の故障の可能性)
- SMCリセットを実行
Q3:SMCリセットとは何ですか?
A:SMC(System Management Controller)は、Macの電源管理やハードウェア管理を行うシステムです。
SMCリセットの方法(Intel Mac)
- Macをシャットダウン
- Shift + Control + Option + 電源ボタンを10秒間押し続ける
- すべてのキーを離す
- 電源ボタンを押してMacを起動
Apple Silicon Mac(M1/M2/M3など)の場合
Apple Silicon Macでは、SMCリセットは不要です。
単純にMacを再起動するだけで同等の効果があります。
Q4:Macで「不明なデバイス」を特定する方法は?
A:システム情報で詳細を確認します。
手順
- システム情報を開く
- 該当するセクション(USB、Bluetoothなど)を開く
- 不明なデバイスをクリック
- 「製品ID」「ベンダーID」をメモ
- GoogleでIDを検索してデバイスを特定
Q5:Macにグラフィックカードのドライバーは必要ですか?
A:基本的に不要です。
理由
- Macは、AMD、NVIDIA、Intel内蔵グラフィックスのドライバーをmacOSに組み込んでいる
- ハードウェアとOSが最適化されている
- macOSアップデートで自動的に更新される
例外
外部GPU(eGPU)を使用する場合、一部のモデルで追加設定が必要な場合があります。
Q6:システム情報で「利用不可」と表示されます
A:そのハードウェアが物理的に搭載されていないか、無効になっていることを意味します。
例
- CD/DVDドライブ:最近のMacには搭載されていない
- SDカードリーダー:一部のモデルにのみ搭載
Q7:Bluetoothデバイスが接続できません
A:以下の手順を試してください。
手順1:Bluetooth設定を確認
- システム設定 → Bluetooth
- Bluetoothが「オン」になっているか確認
手順2:デバイスをペアリングし直す
- Bluetoothデバイスのリストから削除
- デバイスを再度ペアリング
手順3:Bluetoothモジュールをリセット
- Option + Shiftキーを押しながらメニューバーのBluetoothアイコンをクリック
- 「Bluetoothモジュールをリセット」を選択
- Macを再起動
Q8:システムレポートをAppleサポートに送る方法は?
A:システム情報から直接送信できます。
手順
- システム情報を開く
- メニューバーから「ファイル」→「Appleに送信」を選択
- 確認画面で「送信」をクリック
これで、システム構成情報がAppleサポートに送信されます。
まとめ:Macでデバイス情報を確認する方法
Macの「デバイスマネージャー」に相当する機能について、詳しく解説してきました。
重要ポイントのおさらい
Macには「デバイスマネージャー」はない
代わりに以下のツールを使います:
- システム情報(最重要)
- Appleメニュー + Optionキー → システム情報
- ディスクユーティリティ
- ストレージデバイスの管理
- システム設定
- Bluetooth、プリンター、ネットワークの管理
- Finder
- 接続デバイスの表示
- ターミナル
- system_profilerコマンド
最速でシステム情報を開く方法
Appleメニュー + Optionキー → システム情報
この方法を覚えておけば、いつでも素早くハードウェア情報を確認できます。
WindowsからMacに移行した人へ
Macでは、ドライバーの手動管理がほとんど不要です。
デバイスを接続すれば自動的に認識され、macOSアップデートでドライバーも更新されます。
最初は戸惑うかもしれませんが、慣れればWindowsよりシンプルだと感じるはずです。
最後に
Macには「デバイスマネージャー」という名前のツールはありませんが、同等以上の機能を持つツールが揃っています。
特にシステム情報は、Windowsのデバイスマネージャー以上に詳細な情報を提供してくれます。
この記事で紹介した方法を使って、ぜひMacのハードウェア管理をマスターしてください!
快適なMacライフを楽しんでくださいね。


コメント