SteelSeriesのゲーミングデバイスを使っているなら、絶対に知っておきたいソフトウェアが「SteelSeries GG」です。
このソフトを使えば、マウスやキーボード、ヘッドセットの設定を自由にカスタマイズできるだけでなく、ゲームプレイの録画や音質調整まで、ゲーム環境を大幅に向上させることができます。
今回は、SteelSeries GGの全機能と使い方を、初心者の方にもわかりやすく解説していきますね。
SteelSeries GGとは?基本を理解しよう
SteelSeries GGは、SteelSeries製のゲーミングデバイス向けの統合管理ソフトウェアです。
以前は「SteelSeries Engine」という名前でしたが、2021年に大幅リニューアルされて「GG」という名前に生まれ変わりました。
GGは「Good Game(グッドゲーム)」の略で、ゲーマー同士がお互いの健闘を称え合う言葉からきています。
SteelSeries GGの主な特徴
SteelSeries GGの最大の特徴は、複数の機能を1つのプラットフォームにまとめている点です。
デバイス設定、音質調整、ゲームプレイ録画、エイムトレーニングなど、ゲームプレイに必要な機能がすべて揃っています。
また、無料でダウンロードできる点も大きな魅力です。
対応デバイスと動作環境
SteelSeries GGは、以下のデバイスに対応しています。
- ゲーミングマウス
- ゲーミングキーボード
- ゲーミングヘッドセット
- ゲーミングマイク
- マウスパッド(RGB対応製品)
対応OSはWindows 10以降です。
macOS版は現在開発中となっており、Macユーザーは従来の「SteelSeries Engine」を使用する必要があります。
SteelSeries製品を持っていなくても使える?
実は、SteelSeries GGの一部機能は他社製品でも使用可能です。
特に「Sonar(サウンド機能)」は、どんなヘッドセットでも使えるため、SteelSeries製品を持っていなくても恩恵を受けられます。
SteelSeries GGの5大機能を詳しく解説
SteelSeries GGには、大きく分けて5つの主要機能があります。
それぞれの機能について、わかりやすく説明していきましょう。
1. Engine(エンジン)- デバイス設定の中核
Engineは、SteelSeriesデバイスの設定を管理するコアとなる機能です。
従来のSteelSeries Engineが、GGの中に組み込まれた形になっています。
Engineでできること
- RGBライティングの色やパターンを変更
- マウスのDPI(感度)設定
- キーボードのキー割り当て変更
- マクロの作成と登録
- ゲームごとのプロファイル設定
- デバイスのファームウェアアップデート
特に便利なのが、ゲームごとに自動で設定を切り替える機能です。
例えば、Apex Legendsをプレイするときは自動的にFPS用の設定に、音楽を聴くときは通常の設定に戻る、といった使い方ができます。
PrismSync機能とは
複数のSteelSeriesデバイスを持っている場合、PrismSync機能を使えばすべてのデバイスのライティングを同期できます。
マウス、キーボード、ヘッドセットのRGBライトを統一して、より洗練されたゲーミング環境を作れるわけですね。
2. Sonar(ソナー)- 革新的なオーディオ機能
Sonarは、ゲーミングサウンドを劇的に向上させる高度なオーディオ処理機能です。
この機能は「どんなヘッドセットでも使える」という点が画期的で、SteelSeries製品以外でも利用できます。
Sonarの主な機能
- 5チャンネルオーディオミックス:ゲーム音、ボイスチャット、メディア音、その他の音、マイク音を個別に調整
- 10バンドイコライザー:音質を細かくカスタマイズ
- 180以上のゲームプリセット:人気ゲームタイトルに最適化された設定
- 3D空間オーディオ:敵の足音や銃声の方向を正確に把握
- AIノイズキャンセリング:マイクとボイスチャットの両方でノイズを除去
- ストリーマーモード:配信者向けの最適化設定
特にFPSゲームでは、足音の方向がわかりやすくなるため、競技シーンでも多くのプレイヤーが活用しています。
Sonarの設定方法
- SteelSeries GGを起動してSonarタブを開く
- 使用するヘッドセットを選択
- ゲームタイトルに合わせたプリセットを選ぶ、または手動でイコライザーを調整
- チャンネルごとに音量バランスを設定
これで、ゲーム音は大きく、ボイスチャットは控えめに、といった細かな調整が可能になります。
3. Moments(モーメンツ)- ゲームプレイ録画機能
Momentsは、ゲームの名場面を簡単に録画・共有できるキャプチャ機能です。
NVIDIA ShadowPlayやOBSに似た機能ですが、より軽量で使いやすい設計になっています。
Momentsの特徴
- 遡り録画:ホットキーを押すだけで、過去のプレイを録画
- 自動クリップ:マルチキル、低体力時のキルなどを自動保存
- ゲーム検出:主要タイトル(Apex Legends、Valorant、CS:GO、League of Legends、Fortniteなど)を自動認識
- 低負荷録画:GPUのビデオエンコード機能を使用するため、ゲームパフォーマンスに影響が少ない
- 簡単な編集機能:アプリ内で基本的な編集が可能
- SNS連携:YouTube、Twitter、Discord、Redditなどに直接アップロード
録画は常にバックグラウンドで行われるため、「あ、今のシーン録画しておけば良かった!」という後悔がなくなります。
自動クリップが便利
対応ゲームでは、重要なイベントを自動でクリップとして保存してくれます。
例えば、League of Legendsでオブジェクトを奪取したときや、Apex Legendsで複数人を連続キルしたときなど、見返したくなるシーンを逃しません。
Momentsの設定
不要な場合は、設定から無効化することも可能です。
無効にすれば、バックグラウンドで動作しなくなり、PCのパフォーマンスに影響を与えません。
4. 3D Aim Trainer(3DAT)- エイム練習ツール
3D Aim Trainerは、FPSゲームのエイム(照準)スキルを向上させるトレーニングツールです。
数百種類のエクササイズが用意されており、すべて無料で利用できます。
3DATでできること
- ゲーム設定の同期:使用しているFPSゲームの感度やFOV(視野角)設定をインポート
- 弱点分析:プレイデータから改善点を自動検出
- 構造化されたトレーニング:フリック、トラッキング、ターゲット切り替えなど、スキル別の練習メニュー
- 進捗トラッキング:スコアやタイムの記録・比較
KovaaKやAim Labsといった専門のエイムトレーナーと同様の機能を持ちながら、SteelSeries GGに統合されているため、別途ソフトを立ち上げる手間がありません。
5. Giveaways(プレゼント)- 無料ゲームコード
Giveawaysタブでは、ゲームの無料コードやDLCを入手できます。
SteelSeriesアカウントに登録(無料)すれば、毎月更新される特典にアクセス可能です。
入手できる特典の例
- Delta Force
- World of Warships
- The Finals
- 黒い砂漠
- Escape from Tarkov
- Star Wars Hunters
コードの入手方法は簡単で、「キーを入手」ボタンをクリックするだけです。
特典は定期的に追加されるため、時々チェックしてみる価値があります。
SteelSeries GGのダウンロードとインストール方法
それでは、実際にSteelSeries GGをダウンロードしてインストールする手順を見ていきましょう。
ダウンロード手順
- SteelSeries公式サイト(https://steelseries.com/gg)にアクセス
- 「無料ダウンロード」ボタンをクリック
- インストーラー(SteelSeriesGG.XXX.Setup.exe)がダウンロードされる
ダウンロードは数秒で完了します。
インストール手順
- ダウンロードしたインストーラーを実行
- ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリック
- 使用言語を選択(日本語を含む12言語に対応)
- セットアップウィザードの指示に従って「次へ」をクリック
- インストールが完了したら「完了」をクリック
インストールには数分かかります。
「SteelSeries GGを実行」にチェックを入れたまま完了すれば、自動的にアプリが起動します。
初回起動とアカウント設定
SteelSeries GGを初めて起動すると、アカウントのログイン画面が表示されます。
アカウントなしでも使用可能ですが、以下の機能が制限されます。
- 設定のクラウド同期
- Giveaways(無料ゲームコード)
- ベータ版機能へのアクセス
デバイスの基本設定だけなら、アカウントなしでも問題ありません。
アカウント作成方法
- 「アカウントを作成」を選択
- メールアドレスとパスワードを入力
- プライバシーポリシーを確認してアカウント作成
- 登録したメールアドレスに確認メールが届く
- メール内の「Verify My Account」をクリックして認証完了
アカウント作成は無料で、数分で完了します。
旧SteelSeries Engineからの移行
すでにSteelSeries Engineを使用している場合、設定はそのまま引き継がれます。
GGのインストール時に自動的に移行されるため、再設定の必要はありません。
ライティング設定、マクロ、プロファイルなど、すべてがGGに移植されます。
SteelSeries GGの基本的な使い方
インストールが完了したら、実際に使ってみましょう。
ここでは、よく使う機能の基本的な使い方を説明します。
デバイスの認識と設定
SteelSeriesデバイスを接続すると、GGが自動的に認識します。
Engineタブを開くと、接続されているデバイスの一覧が表示されるので、設定したいデバイスをクリックしましょう。
マウスの設定例
マウスをクリックすると、以下の設定が可能です。
- CPI/DPI設定:感度を100刻みで調整
- ポーリングレート:125Hz、250Hz、500Hz、1000Hzから選択
- リフトオフディスタンス:マウスを持ち上げたときの反応距離を調整
- ボタン割り当て:各ボタンの機能を変更
- RGBライティング:色やエフェクトを設定
設定は即座に反映されるため、リアルタイムで確認しながら調整できます。
キーボードの設定例
キーボードでは、以下の設定ができます。
- キー割り当て:個々のキーに別の機能を割り当て
- マクロ作成:複数のキー入力を1つのキーにまとめる
- アクチュエーションポイント(対応製品のみ):キーの反応する深さを調整
- RGBライティング:キーごとに色やエフェクトを設定
- キーボード領域:日本語配列か英語配列かを選択
特に、英語配列キーボードを使用している場合は、必ず「OLED&設定」タブからキーボード領域を英語配列に変更しましょう。
これを忘れると、キー配置が正しく表示されず、一部のキーが設定できなくなります。
ヘッドセットの設定例
ヘッドセットでは、以下の調整が可能です。
- イコライザー:音質を細かくカスタマイズ
- サラウンドサウンド:仮想7.1chサラウンドのオン/オフ
- マイクレベル:マイクの感度調整
- サイドトーン:自分の声をヘッドセットに返す機能
- バッテリー節約オプション(ワイヤレス製品のみ)
イコライザーは、プリセットから選ぶこともできますし、10バンドで手動調整することもできます。
ゲームごとのプロファイル設定
SteelSeries GGの便利な機能の1つが、ゲームごとに自動で設定を切り替える機能です。
設定方法は以下の通りです。
- Engineタブで「ライブラリ」をクリック
- 「ゲームをスキャン」で自動検出、または「ゲームを追加」で手動追加
- 追加したゲームのカードにある「+デバイスを追加」をクリック
- 設定したいデバイスを選択
- そのゲーム用のプロファイルを選択
これで、そのゲームを起動すると自動的に設定が切り替わるようになります。
例えば、FPS用のイコライザー設定を作っておき、Apex Legendsに紐付けておけば、ゲーム起動時に自動で音質が最適化されるわけです。
RGBライティングのカスタマイズ
複数のSteelSeriesデバイスを持っている場合、統一されたライティングエフェクトを設定できます。
Engineタブから「Prism」セクションを開き、以下の設定が可能です。
- カラー選択:単色、グラデーション、レインボーなど
- エフェクト:呼吸、波、リアクティブなど
- 同期設定:複数デバイス間でライティングを同期
- ゲーム連動:体力やクールダウンに応じてライトが変化
ライティング設定は、視覚的な楽しみだけでなく、ゲーム内の情報を色で伝える実用的な機能としても活用できます。
よくあるトラブルと解決方法
SteelSeries GGを使用していると、時々問題が発生することがあります。
ここでは、よくあるトラブルとその解決方法をまとめました。
SteelSeries GGが起動しない
原因:インストールの不具合、システムファイルの破損、古いバージョンとの競合
解決方法
- Windowsを再起動する
- SteelSeries GGを完全にアンインストールする(Win+Rキーで「appwiz.cpl」を実行し、プログラム一覧から削除)
- 公式サイトから最新版をダウンロードして再インストール
- それでも起動しない場合は、Windowsのシステムスキャンを実行
多くの場合、再インストールで問題が解決します。
デバイスが認識されない
原因:USBポートの問題、ドライバーの不具合、デバイスの接続不良
解決方法
- デバイスを別のUSBポートに接続してみる(USB 2.0とUSB 3.0の両方を試す)
- デバイスを一度取り外し、PCを再起動してから再接続
- SteelSeries GGを最新版にアップデート
- デバイスのファームウェアをアップデート
- Windowsのデバイスマネージャーで、該当デバイスのドライバーを削除して再インストール
ワイヤレスデバイスの場合は、レシーバーの位置や電池残量も確認しましょう。
Sonarの音が出ない、マイクが認識されない
原因:音声出力デバイスの設定ミス、Windowsの既定デバイスの問題
解決方法
- SonarのミキサーでPC起動時の既定デバイスが正しく選択されているか確認
- 各チャンネル(ゲーム、チャット、メディアなど)で正しいデバイスが選択されているか確認
- Windowsの音声設定で、SteelSeries Sonar Gamingを既定のデバイスに設定
- SteelSeries GGを再起動
- PCを再起動
PC起動時に毎回NVIDIAデバイスに切り替わってしまう場合は、Windowsの既定デバイス設定を固定する必要があります。
Momentsでゲームが検出されない
原因:ゲームディレクトリの認識不良、権限の問題
解決方法
- Momentsの設定で「ゲームキャプチャ」が有効になっているか確認
- ライブラリにゲームを手動で追加
- 「ディスプレイキャプチャ」を試す(負荷は少し高くなる)
- ゲームを管理者権限で起動してみる
- SteelSeries GGも管理者権限で起動してみる
Steam経由のゲームの場合、Steamのオーバーレイ機能との相性問題が起きることがあるため、オーバーレイを一時的に無効化してみるのも有効です。
キーボードの配列がおかしい
原因:キーボード領域の設定ミス
解決方法
- Engineタブで該当キーボードを選択
- 「OLED&設定」タブを開く
- 「キーボード領域」の項目を確認
- 使用している配列(日本語配列または英語配列)を選択
- GGを完全に終了(システムトレイからも終了)
- GGを再起動
これで、正しいキー配置が表示されるようになります。
Cloud Syncが使えない
SteelSeries公式の発表によると、Cloud Sync機能は現在一時的に無効化されています。
ユーザーのニーズに合わなかったため、より良いバージョンを開発中とのことです。
将来のアップデートで機能が強化されて復活する予定ですが、現時点では使用できません。
アップデート後に不具合が発生した
原因:新バージョンのバグ、設定ファイルの破損
解決方法
- 設定から「ベータ版の早期リリース」を無効化して、安定版に戻す
- SteelSeries GGを完全にアンインストール
- 古いバージョンをダウンロードして使用(Uptodownなどで入手可能)
- 公式サイトのサポートページでバグ報告を確認
SteelSeries Japan公式Twitterでも、不具合情報や対処方法が案内されることがあるため、フォローしておくと便利です。
SteelSeries GGを最大限活用するコツ
最後に、SteelSeries GGをより便利に使うためのコツをいくつか紹介します。
必要な機能だけを有効化する
すべての機能を有効にする必要はありません。
使わない機能は設定から無効化することで、システムリソースを節約できます。
例えば、ゲームプレイを録画しない場合は、Momentsを無効化しましょう。
SteelSeriesデバイスを接続していない状態では、Engineも自動的にバックグラウンドで動作しなくなります。
デスクトップにショートカットを作成
SteelSeries GGは、デフォルトではデスクトップにショートカットが作成されません。
頻繁に使う場合は、手動でショートカットを作成すると便利です。
- エクスプローラーで「SteelSeries GG」を検索
- または「C:\Program Files\SteelSeries\GG」を開く
- 「SteelSeries GG Launcher」を右クリック
- 「ショートカットの作成」を選択してデスクトップに配置
これで、デスクトップから簡単に起動できるようになります。
ベータ版機能を試す
SteelSeriesアカウントでログインすると、ベータ版の新機能にアクセスできます。
設定の「全般」タブから「早期リリース」をオプトインすることで、最新機能をいち早く試せます。
ただし、ベータ版は不安定な場合があるため、問題が起きたらオプトアウトして安定版に戻しましょう。
コミュニティを活用する
SteelSeriesの公式Discordサーバーでは、他のユーザーと設定を共有したり、質問したりできます。
カスタムプリセットやライティング設定など、有用な情報が多く共有されています。
定期的なアップデートを確認
SteelSeries GGは、定期的に機能追加やバグ修正が行われています。
自動更新が有効になっていれば、新バージョンが自動的にインストールされます。
ただし、重要な設定変更がある場合は、公式サイトやSNSで事前に告知されることが多いため、チェックしておくと安心です。
まとめ
SteelSeries GGは、ゲーミングデバイスの設定からゲームプレイの録画、音質調整、エイムトレーニングまで、ゲーマーに必要な機能がすべて揃った統合プラットフォームです。
無料で使えて、SteelSeries製品以外でも一部機能を利用できる点が大きな魅力ですね。
主な機能として、デバイス設定を管理する「Engine」、高度なオーディオ処理を行う「Sonar」、ゲームプレイを録画する「Moments」、エイム練習ができる「3D Aim Trainer」、無料ゲームコードがもらえる「Giveaways」の5つがあります。
インストールは簡単で、数分で完了します。
初めて使う場合でも、直感的なインターフェースのおかげで、すぐに使いこなせるはずです。
もしトラブルが発生した場合でも、多くは再インストールや設定の見直しで解決できます。
SteelSeriesのゲーミングデバイスを使っているなら、ぜひSteelSeries GGを導入して、ゲーム環境をさらに快適にしてみてください。

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