「パソコンから音が出なくなった」
「音声にノイズが入る」
「Realtek Audioドライバが原因で不具合が起きている」
こんな時は、Realtek Audioドライバをアンインストールして再インストールすることで、問題が解決する場合があります。
ただし、Realtek Audioドライバのアンインストールには、いくつか注意点があるんです。間違った方法でアンインストールすると、再起動後に勝手に元に戻ってしまったり、音が出なくなったりすることも。
この記事では、Realtek Audioドライバを正しくアンインストールする方法と、再インストールの手順、そしてよくあるトラブルの対処法まで、わかりやすく解説していきます。
Realtek Audioドライバとは?

まず、Realtek Audioドライバについて簡単に説明しましょう。
Realtek Audioって何?
Realtek(リアルテック)は、台湾の半導体メーカーで、多くのパソコンのマザーボードにオーディオチップを提供しています。
Realtek Audioドライバは、このオーディオチップを動かすためのソフトウェアです。
主な名称:
- Realtek High Definition Audio
- Realtek(R) Audio
- Realtek HD Audio
パソコンによって、表示名が少し違うことがありますが、すべて同じRealtek製のオーディオドライバです。
なぜアンインストールが必要?
Realtek Audioドライバをアンインストールする理由は、主に以下の通りです:
1. 音声トラブルの解決
- 音が出ない
- ノイズが入る
- 音質が悪い
- マイクが認識されない
2. ドライバの更新
- 古いバージョンから新しいバージョンへ更新する前に、一度アンインストールする
3. 外付けサウンドカードの使用
- USB DACなど外部オーディオ機器を使う場合、内蔵のRealtek Audioを無効にしたい
4. システムの不具合
- 起動が遅くなった
- PCの再起動に時間がかかる
アンインストールの基本手順
それでは、Realtek Audioドライバをアンインストールする基本的な手順を見ていきましょう。
方法1:デバイスマネージャーから削除
これが最も一般的な方法です。
手順:
1. デバイスマネージャーを開く
以下のいずれかの方法で開きます:
- 方法A: スタートボタンを右クリック → 「デバイスマネージャー」を選択
- 方法B: Windowsキー + X → 「デバイスマネージャー」を選択
- 方法C: 検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力
2. サウンドドライバーを見つける
デバイスマネージャーが開いたら:
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」の項目を探す
- 左側の「>」をクリックして展開する
3. Realtek Audioを右クリック
表示されたリストから以下のいずれかを探します:
- Realtek High Definition Audio
- Realtek(R) Audio
- Realtek Audio
見つけたら、右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。
4. 【重要】チェックボックスの確認
「デバイスのアンインストール」画面が表示されます。
ここに 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」 というチェックボックスがあります。
チェックを入れる場合:
- ドライバーファイルも含めて完全に削除される
- 再起動後、自動的に再インストールされる(Windows Updateによる)
チェックを入れない場合:
- ドライバーファイルは残る
- デバイスだけが無効化される
- 再起動後、自動的に元に戻る
通常の再インストール目的なら: チェックを入れない
完全に削除したい場合: チェックを入れる
5. アンインストール実行
「アンインストール」ボタンをクリックします。
処理が完了するまで、しばらく待ちます(通常は数秒〜1分程度)。
6. PCを再起動
アンインストールが完了したら、PCを再起動します。
再起動後、Windowsが自動的にドライバーを検出して再インストールすることがあります。
方法2:コントロールパネルから削除
もう一つの方法として、コントロールパネルからアンインストールすることもできます。
手順:
1. コントロールパネルを開く
- 検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して開く
2. プログラムのアンインストール
- 「プログラムと機能」または「プログラムのアンインストール」をクリック
3. Realtek High Definition Audio Driverを探す
- アプリの一覧から「Realtek High Definition Audio Driver」を探す
- 見つからない場合は、この方法では削除できません(方法1を使用)
4. アンインストール
- 右クリックして「アンインストール」を選択
- または、選択してから上部の「アンインストール」ボタンをクリック
5. 画面の指示に従う
- アンインストールウィザードが表示されるので、指示に従う
- 「はい、今すぐコンピューターを再起動します。」を選択して「完了」
6. 再起動
PCが自動的に再起動します。
完全削除する方法(上級者向け)
デバイスマネージャーからアンインストールしても、再起動すると勝手に元に戻ってしまう場合があります。
これは、Windowsが「必要なドライバーがない」と判断して、自動的に再インストールしてしまうためです。
自動再インストールを防ぐ方法
1. Windows Updateによるドライバー更新を無効化
手順:
- 「PC」または「コンピューター」を右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 左側の「システムの詳細設定」をクリック
- 「ハードウェア」タブを開く
- 「デバイスのインストール設定」をクリック
- 「いいえ(デバイスが適切に機能しない可能性があります)」を選択
- 「変更の保存」をクリック
これで、Windows Updateが勝手にドライバーをインストールしなくなります。
2. インターネット接続を切断してからアンインストール
より確実な方法として:
- LANケーブルを抜く(有線接続の場合)
- Wi-Fiを無効にする(無線接続の場合)
- インターネット接続がない状態でアンインストールを実行
- 再起動
- 手動で新しいドライバーをインストール
- インターネット接続を復帰
この方法なら、Windows Updateが介入する隙がありません。
ドライバーファイルを手動で削除(最終手段)
注意: この方法は上級者向けです。間違えるとシステムが不安定になる可能性があります。
手順:
- デバイスマネージャーからアンインストール(チェックボックスにチェックを入れる)
- 以下のフォルダーを開く:
C:\Windows\System32\driversC:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository
- Realtekに関連するファイルを検索して削除
- 再起動
削除すべきファイルの例:
- RTKVHD64.sys
- RtkAudioService64.exe
- その他、Realtekまたはrtで始まるファイル
ただし、この方法は おすすめしません。間違って必要なファイルを削除すると、Windowsが起動しなくなる可能性もあります。
再インストールの方法
ドライバーをアンインストールした後、音が出なくなった場合や、新しいバージョンをインストールしたい場合の手順です。
方法1:Windows Updateによる自動再インストール
最も簡単な方法です。
手順:
- デバイスマネージャーを開く
- 上部メニューの「操作」をクリック
- 「ハードウェア変更のスキャン」を選択
- Windowsが自動的にドライバーを検出して再インストールする
または:
- PCを再起動する
- 再起動時に自動的にドライバーが再インストールされる
方法2:メーカーサイトからダウンロード
より新しいバージョンや、特定のバージョンをインストールしたい場合です。
手順:
1. PCのメーカー・型番を確認
以下の方法で確認できます:
- Windowsキー + R
- 「msinfo32」と入力してEnter
- 「システム製造元」と「システムモデル」を確認
2. メーカーサイトにアクセス
主なメーカーのドライバーダウンロードページ:
- Dell: https://www.dell.com/support
- HP: https://support.hp.com
- Lenovo: https://support.lenovo.com
- ASUS: https://www.asus.com/support
- Acer: https://www.acer.com/support
3. 型番を入力してドライバーを検索
- サイトで自分のPCの型番を検索
- 「ドライバー」または「ダウンロード」のセクションへ
- 「Realtek Audio」または「オーディオドライバー」を探す
4. ダウンロードとインストール
- ダウンロードボタンをクリック
- ダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリック
- インストールウィザードの指示に従う
- 完了したら再起動
方法3:Realtek公式サイトから
注意: Realtekの公式サイトは、一般ユーザー向けではありません。
基本的には、PCメーカーのサイトからダウンロードする方が安全です。
もし公式サイトから入手する場合:
- Realtek公式サイトにアクセス
- 「Downloads」セクションへ
- 「High Definition Audio Codecs」を探す
- Windowsバージョンに合ったものをダウンロード
ただし、PCメーカーのサイトからダウンロードする方が確実です。
よくあるトラブルと対処法

Realtek Audioドライバーのアンインストール・再インストールでよくある問題と、その解決方法を紹介します。
1. アンインストール後、再起動すると勝手に戻ってくる
原因:
Windows Updateが自動的にドライバーを再インストールしている
対処法:
- 前述の「Windows Updateによるドライバー更新を無効化」を実施
- または、インターネット接続を切断してからアンインストール
2. アンインストールできない
原因:
- ドライバーが使用中
- 別のプログラムがブロックしている
対処法:
方法A:セーフモードで起動してアンインストール
- Windowsキー + I で設定を開く
- 「更新とセキュリティ」→「回復」
- 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」
- オプション選択画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
- 「4」キーを押してセーフモードで起動
- セーフモード起動後、デバイスマネージャーからアンインストール
方法B:他の音声関連プログラムもアンインストール
- Dolby Home Theater
- Dolby Atmos
- Realtek Audio Console
- その他のサウンド強化ソフト
これらを先にアンインストールしてから、Realtekドライバーをアンインストール
3. アンインストール後、音が出なくなった
原因:
- ドライバーが再インストールされていない
- 間違ったデバイスが選択されている
対処法:
方法A:ハードウェア変更のスキャン
- デバイスマネージャーを開く
- 「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」
- 自動的にドライバーが再インストールされる
方法B:PCを再起動
単純ですが、再起動するだけで自動的にドライバーが再インストールされることが多いです。
方法C:既定のデバイスを確認
- タスクバーの音量アイコンを右クリック
- 「サウンドの設定を開く」
- 「出力デバイスを選択してください」で正しいデバイスを選択
4. 「コード10」エラーが表示される
エラーメッセージ:
「このデバイスを開始できません。(コード10)」
対処法:
方法A:ドライバーの完全再インストール
- デバイスマネージャーでアンインストール(チェックボックスにチェック)
- 再起動
- メーカーサイトから最新ドライバーをダウンロード
- 手動でインストール
方法B:BIOSの設定を確認
- PCを再起動してBIOSに入る(通常、F2、F10、Delキー)
- オーディオデバイスが有効になっているか確認
- 無効になっていたら、有効に変更
- 保存して再起動
5. インストールが無限ループする
症状:
ドライバーをインストールしようとすると、アンインストール→再起動→またアンインストール…と繰り返す
原因:
Windows Updateが古いドライバーを勝手に復元している
対処法:
- Windows Updateを一時的に無効化
- デバイス用Windows Updateも無効化
- LANケーブルを抜く(またはWi-Fiを無効)
- オフライン状態でインストーラーを実行
- インストール完了後、再起動
- インターネット接続を復帰
6. Realtek Audio Consoleが開けない
原因:
- アプリがインストールされていない
- ドライバーとアプリのバージョンが合っていない
対処法:
方法A:Microsoft Storeから再インストール
- Microsoft Storeを開く
- 「Realtek Audio Console」を検索
- 「入手」または「インストール」をクリック
方法B:ドライバーとセットで再インストール
メーカーサイトから、Audio Consoleを含む完全版のドライバーパッケージをダウンロードしてインストール
BIOSでオーディオを無効化する方法
外付けサウンドカードを使う場合など、内蔵のRealtek Audioを完全に無効にしたい時の方法です。
手順:
- PCを再起動
- 起動時にBIOS/UEFI設定画面に入る
- メーカーによって異なりますが、通常F2、F10、Del、F12キーのいずれか
- 「Advanced」または「詳細設定」タブを開く
- 「Onboard Devices Configuration」または「内蔵デバイス設定」を探す
- 「HD Audio Controller」または「Realtek Audio」を見つける
- 「Disabled」に変更
- 設定を保存して終了(通常はF10キー)
これで、ハードウェアレベルでRealtek Audioが無効になります。
まとめ
Realtek Audioドライバーのアンインストールは、手順さえ正しく踏めば難しくありません。
覚えておきたいポイント:
基本的なアンインストール手順:
- デバイスマネージャーを開く
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開
- Realtek Audioを右クリック→「デバイスのアンインストール」
- チェックボックスの有無を確認(目的に応じて選択)
- 再起動
チェックボックスの使い分け:
- チェックなし: 一時的な無効化(通常の再インストール用)
- チェックあり: 完全削除(新しいドライバーを入れる前など)
自動再インストールの防止:
- Windows Updateのドライバー更新を無効化
- インターネット接続を切断してからアンインストール
再インストール方法:
- 自動:ハードウェア変更のスキャンまたは再起動
- 手動:メーカーサイトからダウンロード
よくあるトラブル:
- 勝手に戻る → Windows Update設定を確認
- 音が出ない → ハードウェア変更のスキャン
- コード10エラー → 完全再インストール
- 無限ループ → オフラインでインストール
注意点:
- ドライバーをアンインストールすると、一時的に音が出なくなります
- 完全削除(チェックボックスあり)の場合、再インストールまで音が出ません
- システムファイルの手動削除は、上級者以外は避けましょう
- 基本的にはPCメーカーのサイトからドライバーを入手するのが安全です
音声トラブルは、Realtek Audioドライバーの再インストールで解決することが多いです。
ただし、アンインストール前には、念のためシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。万が一うまくいかなくても、元の状態に戻せるからです。
また、どうしても解決しない場合は、PCメーカーのサポートに問い合わせることも検討してください。
音が正常に聞こえる快適なPC環境を取り戻しましょう!

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