パソコンの音質を調整したり、マイクやスピーカーの設定を変更したりするために「Realtek Audio Console」をインストールしようとしたら、エラーが出てインストールできない――そんな経験はありませんか?
特にWindowsを再インストールした後や、誤ってアプリを削除してしまった後に、この問題が起こりやすくなっています。
この記事では、Realtek Audio Consoleがインストールできない原因と、その解決方法を詳しく解説します。初心者の方でも理解できるように、手順を丁寧に説明していきますね。
- Realtek Audio Consoleとは
- よくあるインストールエラーと症状
- Realtek Audio Consoleがインストールできない主な原因
- 解決方法1:Microsoft Storeの直リンクからインストール
- 解決方法2:Realtekオーディオドライバーを再インストール
- 解決方法3:DCHドライバーをインストール
- 解決方法4:Microsoft Storeのキャッシュをクリア
- 解決方法5:Microsoft Storeを再登録
- 解決方法6:マイライブラリから探す
- 解決方法7:Windows Updateを実行
- 解決方法8:直接ダウンロードして手動インストール(上級者向け)
- エラーコード別の対処法
- インストール後のトラブル:「RPCサービスに接続できません」
- よくある質問
- トラブルシューティングのチェックリスト
- まとめ
Realtek Audio Consoleとは

まず、Realtek Audio Consoleについて簡単に説明しましょう。
Realtek Audio Consoleは、パソコンの音声設定を管理するアプリケーションです。以下のようなことができます:
- スピーカーやヘッドホンの音量調整
- イコライザーで音質を変更
- マイクの音量や感度の設定
- サラウンドサウンドの設定
- ノイズキャンセリングの調整
以前は「Realtek HD Audio Manager」という名前でしたが、新しいバージョンでは「Realtek Audio Console」に名前が変わりました。Microsoft Storeでは「Realtek Audio Control」と表示されることもありますが、インストールすると「Realtek Audio Console」という名前になります。
よくあるインストールエラーと症状
Realtek Audio Consoleをインストールしようとしたときに、以下のようなエラーが出ることがあります。
エラーコード 0x803FB005
最も多く報告されているエラーです。Microsoft Storeで「入手」や「インストール」ボタンを押しても、このエラーコードが表示されてインストールが進みません。
「一部の依存関係がないため、製品をインストールできませんでした」
具体的には、「これらのドライバーがインストールされていることを確認してください: ‘Realtek-RealtekHSA.inf’」というメッセージが出ます。
Microsoft Storeで検索しても見つからない
検索バーに「Realtek Audio Console」や「Realtek Audio Control」と入力しても、何も表示されないことがあります。
「RPCサービスに接続できません」
アプリは起動するものの、「RPCサービスに接続できません」というエラーが表示されて使えません。
空白ページが表示される
Microsoft Storeでダウンロードページを開こうとすると、何も表示されない真っ白なページが出ます。
Realtek Audio Consoleがインストールできない主な原因
なぜこのような問題が起こるのでしょうか?主な原因を見ていきましょう。
原因1:Realtekオーディオドライバーがインストールされていない
Realtek Audio Consoleは、Realtekのオーディオドライバーがパソコンにインストールされていないと動きません。ドライバーとアプリは別物なので、両方が必要なんです。
原因2:DCHドライバーではなく古い形式のドライバーを使っている
Realtek Audio Consoleは、新しい「DCH(宣言型、コンポーネント化、ハードウェア サポート)ドライバー」に対応しています。古い形式のドライバーを使っていると、Microsoft Storeでアプリが表示されません。
原因3:Microsoft Storeの一時的な不具合
Microsoft Store自体にキャッシュが溜まっていたり、一時的な不具合が起きていたりすると、ダウンロードに失敗することがあります。
原因4:Windowsやドライバーが古い
WindowsやRealtekドライバーのバージョンが古すぎると、互換性の問題でインストールできないことがあります。
原因5:パソコンにRealtekチップが搭載されていない
そもそもパソコンにRealtek製のオーディオチップが入っていない場合、Realtek Audio Consoleは必要ありません。別のメーカーのオーディオチップ(IntelやConexantなど)を使っている可能性があります。
解決方法1:Microsoft Storeの直リンクからインストール
最も簡単で効果的な方法は、直接リンクからインストールすることです。
手順:
- 以下のリンクをクリック
- https://apps.microsoft.com/detail/9p2b8mcsvpln
- 「Microsoft Storeを開く」ボタンが表示されたらクリック
- Microsoft Storeアプリが起動します
- 「入手」または「インストール」ボタンをクリック
- ダウンロードとインストールが完了するまで待つ
この方法なら、Microsoft Store内で検索しなくても直接ダウンロードページにアクセスできます。
解決方法2:Realtekオーディオドライバーを再インストール
Realtek Audio Consoleをインストールする前に、まずRealtekのオーディオドライバーが正しくインストールされているか確認しましょう。
手順1:現在のドライバーを確認
- 「スタート」ボタンを右クリック
- 「デバイスマネージャー」を選択
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開
- 以下のいずれかが表示されているか確認
- Realtek(R) Audio
- Realtek High Definition Audio
- Realtek Audio
- 表示されていない場合は、ドライバーがインストールされていません
手順2:ドライバーをアンインストール
- 上記の「Realtek」と名前が付いているデバイスを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックを入れる
- 「アンインストール」をクリック
- パソコンを再起動
手順3:最新ドライバーをインストール
パソコンメーカーまたはマザーボードメーカーのサポートサイトから、最新のRealtekオーディオドライバーをダウンロードしてインストールします。
メーカー別ダウンロード先の例:
- Dell:Dell公式サポート → 製品番号を入力 → ドライバー&ダウンロード → オーディオ
- HP:HP公式サポート → 製品名を入力 → ソフトウェアとドライバー → オーディオ
- Lenovo:Lenovo公式サポート → 製品検索 → ドライバーとソフトウェア
- 富士通:富士通サポート → 型番検索 → ドライバー
- ASUS:ASUS公式サポート → 製品検索 → ドライバー&ツール → オーディオ
- Gigabyte:Gigabyte公式サイト → マザーボード検索 → Support → Driver
注意点:
Realtek公式サイトからダウンロードすることもできますが、パソコンメーカーやマザーボードメーカーが提供するドライバーの方が、そのパソコンに最適化されているのでおすすめです。
解決方法3:DCHドライバーをインストール
Realtek Audio Consoleは、DCH(Universal Audio Driver)形式のドライバーでないと動きません。
DCHドライバーとは:
DCHは、Microsoftが推奨する新しいドライバーの形式です。従来の「レガシー」ドライバーとは異なり、Microsoft Store経由でアプリを配布できるようになっています。
確認方法:
デバイスマネージャーで「Realtek(R) Audio」と表示されている場合はDCHドライバー、「Realtek High Definition Audio」と表示されている場合は古い形式のドライバーです。
DCHドライバーのインストール手順:
- デバイスマネージャーで現在のRealtekドライバーをアンインストール(前述の手順2参照)
- パソコンメーカーまたはマザーボードメーカーのサポートサイトで、「UAD」「Universal Audio Driver」「DCH」などと書かれたドライバーを探す
- ダウンロードしてインストール
- パソコンを再起動
- Microsoft StoreでRealtek Audio Consoleを検索してインストール
DCHドライバーをインストールすると、通常は自動的にMicrosoft StoreからRealtek Audio Consoleがダウンロードされるはずです。
解決方法4:Microsoft Storeのキャッシュをクリア
Microsoft Store自体に問題がある場合は、キャッシュをクリアすることで解決することがあります。
手順:
- キーボードで「Windows」キー + 「R」キーを同時に押す
- 「ファイル名を指定して実行」が開きます
- 「wsreset.exe」と入力してEnterキーを押す
- 真っ黒なウィンドウが数秒間表示されます(何も操作しない)
- 自動的にMicrosoft Storeが開きます
- もう一度Realtek Audio Consoleのインストールを試す
この操作で、Microsoft Storeのキャッシュがクリアされて、ダウンロードエラーが解消されることがあります。
解決方法5:Microsoft Storeを再登録

キャッシュのクリアでもダメな場合は、Microsoft Storeアプリ自体を再登録してみましょう。
手順:
- 「スタート」ボタンを右クリック
- 「Windows PowerShell(管理者)」または「ターミナル(管理者)」を選択
- 以下のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押す
Get-AppxPackage -allusers Microsoft.WindowsStore | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}
- 処理が完了するまで待つ(エラーメッセージが出ても気にしなくてOK)
- PowerShellを閉じる
- パソコンを再起動
- Microsoft Storeを開いて、もう一度インストールを試す
解決方法6:マイライブラリから探す
Microsoft Storeの検索では見つからなくても、「マイライブラリ」には表示されることがあります。
手順:
- Microsoft Storeを開く
- 画面右上の「…」(三点リーダー)をクリック
- 「マイライブラリ」を選択
- 「すべて所有済み」のタブをクリック
- 一覧の中から「Realtek Audio Control」を探す
- 「インストール」ボタンをクリック
パソコンにRealtekドライバーがインストールされていれば、ここに表示されるはずです。
解決方法7:Windows Updateを実行
Windowsが古いバージョンだと、Microsoft Storeでの配信に対応していないことがあります。
手順:
- 「設定」を開く(Windowsキー + I)
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新プログラムをすべてインストール
- パソコンを再起動
- もう一度Realtek Audio Consoleのインストールを試す
解決方法8:直接ダウンロードして手動インストール(上級者向け)
Microsoft Storeからどうしてもインストールできない場合の最終手段です。
この方法は少し難しいので、上記の方法を全部試してもダメだった場合にのみ試してください。
注意:
この方法は非公式な手段なので、自己責任で行ってください。ウイルスチェックを必ず行い、信頼できるサイトからのみダウンロードしましょう。
手順:
- 信頼できるサイト(例:store.rg-adguard.netなど)にアクセス
- Microsoft StoreのURL(https://apps.microsoft.com/detail/9p2b8mcsvpln)を入力
- 「.appxbundle」ファイルをダウンロード
- ダウンロードしたファイルをダブルクリック
- 「インストール」をクリック
ただし、この方法はWindows 11の一部のバージョンでは動作しないことがあります。
エラーコード別の対処法
エラー 0x803FB005
このエラーが出る場合の対処法:
- Realtekオーディオドライバーが正しくインストールされているか確認
- DCH形式のドライバーを使っているか確認
- Microsoft Storeのキャッシュをクリア(wsreset.exe)
- Windows Updateを実行
- Windows Firewallが有効になっているか確認
「依存関係がない」エラー
「Realtek-RealtekHSA.inf」が見つからないと表示される場合:
- Realtekオーディオドライバーを完全にアンインストール
- パソコンを再起動
- メーカーサイトから最新のDCHドライバーをダウンロードしてインストール
- もう一度Microsoft StoreからRealtek Audio Consoleをインストール
Microsoft Storeで検索しても見つからない
- 直接リンク(https://apps.microsoft.com/detail/9p2b8mcsvpln)からアクセス
- マイライブラリから探す
- DCHドライバーがインストールされているか確認
インストール後のトラブル:「RPCサービスに接続できません」
無事にインストールできても、Realtek Audio Consoleを起動したときに「RPCサービスに接続できません」というエラーが出ることがあります。
対処法:
- スタートアップでRealtek Audio Universal Serviceを有効にする
- 「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」
- 「Realtek HD Audio Universal Service」を「オン」にする
- Windowsサービスを確認
- 「Windows」キー + 「R」キーを押す
- 「services.msc」と入力してEnter
- 「Realtek Audio Universal Service」を探す
- 右クリックして「開始」を選択
- 「スタートアップの種類」を「自動」に設定
- ドライバーとアプリを両方とも最新版に更新
よくある質問
Q: Realtek Audio Consoleは必ず必要ですか?
A: いいえ、必須ではありません。音が出ていれば、このアプリがなくても基本的には問題ありません。ただし、細かい音質調整やマイクの設定を変更したい場合は便利です。
Q: インストールできないのは、パソコンにRealtekチップが入っていないからですか?
A: その可能性もあります。デバイスマネージャーで「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を確認して、「Realtek」と名前が付いたデバイスがあるか確認しましょう。ない場合は、別のメーカーのオーディオチップを使っているので、Realtek Audio Consoleは必要ありません。
Q: 古い「Realtek HD Audio Manager」に戻すことはできますか?
A: できる場合とできない場合があります。パソコンメーカーやマザーボードメーカーのサポートサイトで、古いバージョンのドライバーがダウンロードできるか確認してください。ただし、新しいWindows 10/11では、古いバージョンが動作しないことがあります。
Q: 自作パソコンの場合、どこからドライバーをダウンロードすればいいですか?
A: マザーボードのメーカー(ASUS、Gigabyte、MSI、ASRockなど)の公式サイトから、お使いのマザーボードの型番を検索してドライバーをダウンロードしてください。
Q: Microsoft Storeが使えない環境なのですが、別の方法はありますか?
A: 企業や学校のパソコンでMicrosoft Storeが制限されている場合、IT管理者に相談してください。個人のパソコンでMicrosoft Storeが無効になっている場合は、有効化する必要があります。
トラブルシューティングのチェックリスト
それでも解決しない場合は、以下を順番に確認してみてください。
基本確認:
- [ ] パソコンにRealtekオーディオドライバーがインストールされている
- [ ] デバイスマネージャーで「Realtek」デバイスが正常に動作している(黄色い警告マークがない)
- [ ] Windowsが最新版にアップデートされている
- [ ] インターネットに接続されている
Microsoft Store関連:
- [ ] Microsoft Storeにサインインしている
- [ ] Microsoft Storeが最新版
- [ ] Microsoft Storeのキャッシュをクリアした(wsreset.exe)
- [ ] Windows Firewallが有効になっている
ドライバー関連:
- [ ] DCH形式のRealtekドライバーを使っている
- [ ] ドライバーが最新版
- [ ] デバイスマネージャーで「Realtek(R) Audio」と表示されている
その他:
- [ ] セキュリティソフトがインストールをブロックしていないか
- [ ] ディスク容量に余裕があるか
- [ ] 別のユーザーアカウントでも同じ問題が起こるか
まとめ
Realtek Audio Consoleがインストールできない問題は、多くの場合、以下の手順で解決できます:
最も効果的な解決策:
- 直接リンクからインストール
- https://apps.microsoft.com/detail/9p2b8mcsvpln にアクセス
- 検索するより確実
- Realtekドライバーを最新版に更新
- パソコンメーカーのサイトからDCH形式のドライバーをダウンロード
- 古いドライバーを完全にアンインストールしてから新しいのをインストール
- Microsoft Storeのキャッシュをクリア
- 「wsreset.exe」を実行
- Windows Updateを実行
- 最新の状態にする
トラブルの予防:
- Windowsの大型アップデート前にドライバーをバックアップ
- 定期的にドライバーを更新
- Microsoft Storeで「自動更新」を有効にしておく
Realtek Audio Consoleがあれば、パソコンの音質を自分好みに調整できたり、マイクの設定を細かく変更できたりと、とても便利です。この記事の方法を試して、快適な音声環境を手に入れてくださいね。
それでも解決しない場合は、パソコンメーカーまたはマザーボードメーカーのサポートに問い合わせることをおすすめします。

コメント