パソコンやスマートフォンを使っていると、「サポート期間が終了しました」という通知を見たことはありませんか?
実は、ソフトウェアには「賞味期限」のようなものがあるんです。
今回は、知っておかないと危険な「サポート期間」について、わかりやすく解説していきます。
サポート期間ってなに?

サポート期間とは、ソフトウェアの開発元が保守サービスを提供してくれる期間のことです。
もう少し具体的に言うと、以下のようなサービスが受けられる期間を指します。
セキュリティアップデート
新しく見つかったウイルスや攻撃から守るための更新プログラムが配信されます。
不具合の修正
ソフトウェアのバグ(欠陥)が見つかったときに、修正プログラムが提供されるんです。
問い合わせ対応
使い方がわからないときや、トラブルが起きたときに、メーカーがサポートしてくれます。
つまり、サポート期間内であれば、開発元が「責任を持って面倒を見てくれる」ということですね。
サポート期間の種類を知っておこう
実は、サポート期間には段階があります。代表的なのは2つです。
通常サポート(メインストリームサポート)
最も手厚いサポートが受けられる期間で、以下のようなサービスが含まれます。
- 新機能の追加
- 既存機能のアップデート
- セキュリティの更新
- 電話やメールでの問い合わせ対応
この期間中は、ソフトウェアがどんどん進化していく時期と言えます。
延長サポート(限定サポート)
通常サポートが終わった後に続く期間です。
セキュリティに関する更新のみが提供されることが多く、以下のような制限があります。
- 新機能の追加はなし
- 問い合わせ対応が制限される
- 主にセキュリティの脆弱性(弱点)への対処のみ
この期間は「新しいバージョンへ移行するための準備期間」と考えるとよいでしょう。
サポート期間はどのくらい?
ソフトウェアによって異なりますが、一般的な目安をご紹介します。
Windowsの場合
- 通常サポート:5年間
- 延長サポート:5年間
- 合計:10年間のサポート
一般的なソフトウェア
- 5~10年程度が多い
- 製品によっては販売終了後5年という設定も
スマートフォンのOS
- iOSやAndroidは明確な期限を公表していないことが多い
- 一般的に3~5年程度の更新が目安
ちなみに、製品の販売が終了してからサポート期間がカウントされるケースもあるため、製品ごとに確認が必要です。
サポート期間が終わるとどうなる?
「サポートが終わっても、そのまま使えるなら問題ないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、サポート終了後も使い続けることには、大きなリスクがあります。
セキュリティの危険性が急上昇
これが最も深刻な問題です。
サポートが終了すると、新しいウイルスや攻撃方法が見つかっても、対策プログラムが配信されなくなります。
つまり、コンピューターウイルスにとって格好の標的になってしまうんです。
具体的には以下のような被害に遭う可能性があります。
- クレジットカード情報などの個人情報が盗まれる
- 知らない間にサイバー攻撃の踏み台にされる
- ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)に感染する
新しいソフトやハードが使えなくなる
サポート終了後にリリースされた周辺機器やソフトウェアは、古いOSでの動作を保証していないことがほとんどです。
たとえば、新しいプリンターを買ったのに、古いOSでは使えないといったトラブルが起こります。
システムの安定性が低下
バグや不具合が見つかっても修正されないため、システムがフリーズしたり、動作が不安定になったりする可能性が高まります。
ネットワーク全体に迷惑をかける恐れ
これは意外と知られていない点です。
サポート切れのパソコンが会社のネットワークにつながっていると、そこから他のパソコンにもウイルスが広がる可能性があります。
自分だけでなく、周りの人にも危険が及ぶんですね。
サポート期間を確認する方法
自分が使っているソフトウェアのサポート期間を知りたい場合は、以下の方法で確認できます。
メーカーの公式サイトをチェック
多くの場合、製品のサポートページに「サポート終了日」が記載されています。
「サポートライフサイクル」で検索
「Windows サポートライフサイクル」のように検索すると、詳しい情報が見つかります。
設定画面から確認
WindowsやmacOSなら、システム設定からバージョン情報を確認し、そのバージョンのサポート状況を調べることができます。
サポート期間終了前にやるべきこと

サポート終了が近づいたら、以下の対策を検討しましょう。
最新バージョンへのアップグレード
可能であれば、最新バージョンにアップグレードするのが最善の選択です。
ただし、アップグレードには以下の点に注意が必要です。
- パソコンのスペックが要求を満たしているか
- 使っているソフトウェアが新バージョンで動作するか
- 操作方法が大きく変わる可能性がある
新しいパソコンへの買い替え
古いパソコンで新しいOSが動作しない場合は、パソコンごと買い替えるのも選択肢です。
特に企業では、サポート終了のタイミングで計画的に機器を更新することが推奨されています。
代替ソフトウェアの検討
場合によっては、別のソフトウェアに移行するのも一つの方法です。
たとえば、特定のソフトウェアのサポートが終了する場合、同じ機能を持つ別の製品への乗り換えを検討しましょう。
まとめ:サポート期間は「安全に使える保証期間」
サポート期間とは、ソフトウェアを安全に使い続けるための「保証期間」のようなものです。
セキュリティアップデートや不具合修正が提供される期間であり、この期間を過ぎると様々なリスクが発生します。
大切なポイントをおさらいしておきましょう。
- サポート期間には「通常サポート」と「延長サポート」がある
- サポート終了後もソフトは動くが、セキュリティリスクが急増する
- 定期的に使用中のソフトウェアのサポート状況を確認しよう
- サポート終了前に、アップグレードや買い替えを計画的に進めよう
特にインターネットに接続して使うパソコンやスマートフォンでは、サポート期間内の製品を使うことが、あなた自身と周りの人々の安全を守ることにつながります。
普段何気なく使っているソフトウェアですが、「サポート期間」という視点を持つことで、より安全で快適なデジタルライフを送ることができるんですね。

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