「MSIのノートPCを買ったけど、キーボードのライトの色を変える方法が分からない」「バックライトがすぐ消えて不便」そんな悩みを抱えていませんか?
MSI製ゲーミングノートPCの多くには、華やかなRGBバックライト付きキーボードが搭載されています。しかし、設定方法が分かりにくく、初めて使う方は戸惑うことが多いはずです。
この記事では、MSIキーボードのバックライト設定方法を、基本的なオン・オフから、色の変更、常時点灯設定、各キーごとの細かいカスタマイズまで、すべて詳しく解説します。あなたのMSIノートPCがどのタイプに対応しているかの確認方法から、トラブル対処法まで網羅しています。
MSIキーボードのバックライトについて知っておくべきこと
まず、MSI製ノートPCのキーボードバックライトには、いくつかの種類があります。自分のモデルがどのタイプなのかを知ることが、正しい設定への第一歩です。
キーボードバックライトの種類
単色バックライト
キーボード全体が赤や白などの単一の色で光るタイプです。色の変更はできませんが、明るさの調整は可能です。エントリーモデルに多く搭載されています。
3ゾーンRGBバックライト
キーボードが左・中央・右の3つのゾーンに分かれており、各ゾーンで異なる色を設定できます。ミドルレンジモデルに搭載されることが多いタイプです。
Per-Key RGBバックライト
キーボードの各キー1つ1つに個別の色を設定できる最も高機能なタイプです。ハイエンドゲーミングモデルに搭載されています。
制御ソフトウェアの種類
MSIキーボードのバックライトを制御するソフトウェアは、モデルによって異なります。
SteelSeries GG(最新版)
Per-Key RGB対応キーボード用の最新ソフトウェアです。非常に細かいカスタマイズが可能で、ゲームとの連携機能も搭載しています。
SteelSeries Engine 3(旧版)
SteelSeries GGの前身となるソフトウェアです。基本機能はGGと同じですが、一部古いモデルではこちらが推奨される場合があります。
MSI Center(Mystic Light)
単色LEDまたは3ゾーンRGB対応モデル用のソフトウェアです。MSI製品全般の設定を一元管理できます。
Dragon Center(古いモデル)
MSI Centerの前身となるソフトウェアで、2020年以前のモデルで使用されています。
自分のMSIノートPCのキーボードタイプを確認する方法
設定を始める前に、まず自分のノートPCがどのタイプのキーボードを搭載しているか確認しましょう。
製品ページでスペックを確認
最も確実な方法は、MSI公式サイトで製品のスペックを確認することです。
- MSI公式サイト(https://jp.msi.com/)にアクセス
- 検索ボックスで自分のモデル名を検索(例:GF63 Thin、Stealth 15Mなど)
- 製品ページの「仕様」または「スペック」タブを開く
- 「キーボード」の項目を確認
確認すべきキーワード:
- 「Per-Key RGB Backlight Keyboard」→ 各キー個別に色設定可能
- 「RGB Backlight Keyboard」→ 3ゾーンRGBまたは単色RGB
- 「Single Color Backlight」→ 単色のみ(赤や白など)
これらの記載がない場合は、バックライト非対応の可能性があります。
ファンクションキーで確認
キーボード上部のファンクションキー(F1〜F12)を見てください。
SteelSeriesロゴがある場合
F9、F10、F11などに「SteelSeries」のロゴマークが印刷されていれば、SteelSeries製のRGBキーボードです。Per-Key RGBまたは3ゾーンRGBに対応しています。
キーボードアイコンがある場合
キーボードや光のアイコンがあれば、単色バックライト対応です。SteelSeriesロゴがなければ、色の変更はできません。
基本操作:キーボードショートカットでライトを調整
ソフトウェアをインストールしなくても、ファンクションキーで基本的な操作ができます。
明るさの調整
ほとんどのMSIノートPCで、以下のキーの組み合わせが使えます。
バックライトを明るくする
「Fn」キー + 「F4」キー(または「+」や光が強くなるアイコンのキー)
バックライトを暗くする
「Fn」キー + 「F3」キー(または「-」や光が弱くなるアイコンのキー)
バックライトのオン・オフ切り替え
「Fn」キー + 「スペース」キー(一部モデル)
または「Fn」キー + バックライトアイコンのキー
何度か押すことで、明るさが「オフ → 弱 → 中 → 強」と段階的に変わります。
RGBパターンの切り替え(SteelSeriesキーボードの場合)
SteelSeriesロゴが印刷されたファンクションキーを押すと、プリセットされたRGBパターンが順番に切り替わります。
- Fnキーを押しながら、SteelSeriesロゴのキーを押す
- 押すたびに異なるRGBパターンに切り替わる
- 好みのパターンになったら手を離す
デフォルトでいくつかのパターンが用意されており、レインボー、波、呼吸、単色などが選べます。
SteelSeries GGでの詳細設定(Per-Key RGB対応モデル)
Per-Key RGB対応のMSIノートPCをお使いの場合、SteelSeries GGソフトウェアで細かいカスタマイズができます。
SteelSeries GGのインストール
- MSI公式サイトで自分の製品ページにアクセス
- 「サポート」タブをクリック
- 「ドライバー」を選択
- オペレーティングシステムを選択(Windows 11またはWindows 10)
- 「ユーティリティ」セクションで「SteelSeries GG」を探す
- ダウンロードしてインストール
インストール後、タスクトレイにSteelSeriesのアイコンが表示されます。
SteelSeries GGの起動と基本画面
- タスクトレイのSteelSeriesアイコンをクリック
- SteelSeries GGアプリケーションが起動
- 左側のメニューから「Engine」タブを選択
- デバイス一覧に「MSI Per-Key RGB Keyboard」が表示される
キーボードが表示されない場合は、ドライバーが正しくインストールされていないか、モデルが対応していない可能性があります。
基本的な色の変更方法
プリセットテンプレートを使う(最も簡単)
- 「MSI Per-Key RGB Keyboard」をクリック
- 画面下部の「Configurations」ドロップダウンメニューを開く
- プリセットから好きなパターンを選択
- Rainbow Split(レインボー分割)
- Drain(ドレイン)
- Freeway(フリーウェイ)
- Plain(単色)
- Gold Splash(ゴールドスプラッシュ)
- 選択すると即座にキーボードに反映される
すべてのキーを同じ色に設定する
- 「View Options」で「Illumination」が選択されていることを確認
- 「Live Preview」をオンにする(リアルタイムで変更が反映される)
- 左側のツールバーで「選択ツール」(点線の四角アイコン)をクリック
- キーボード全体をドラッグして選択
- 右側のカラーパレットから好きな色をクリック
- キーボード全体がその色に変わる
キーごとに個別の色を設定する
- 左側のツールバーで「マウスアイコン」をクリック
- 色を変えたいキーを1つずつクリック
- 右側のカラーパレットから色を選択
- そのキーだけが指定した色に変わる
特定のキー(WASDキー、矢印キーなど)だけ目立つ色にすることで、ゲーム中の操作性が向上します。
エフェクトモードの設定
単色だけでなく、動きのあるエフェクトも設定できます。
利用可能なエフェクト:
- Steady(固定):選択した色で常に点灯
- Breathing(呼吸):ゆっくりと明るくなったり暗くなったりを繰り返す
- Color Shift(カラーシフト):色が徐々に変化する
- Reactive(リアクティブ):キーを押すと光る
- Ripple(リップル):キーを押すと波紋のように光が広がる
- Audio(オーディオ):音楽に合わせて光る(音量30%以上で動作)
エフェクトを設定する手順:
- キーボード画像の右側で「Effects」セクションを開く
- 好きなエフェクトを選択
- エフェクトの速度や方向を調整できる場合もある
設定の保存とプロファイル管理
複数の設定を保存して、状況に応じて切り替えることができます。
新しいプロファイルを作成
- 左側のメニューで「Configurations」をクリック
- 下部の「New」ボタンをクリック
- プロファイル名を入力(例:「ゲーム用」「作業用」など)
- 特定のアプリケーションと紐付けることも可能
- 「Save」をクリック
プロファイルの切り替え
- 画面下部の「Configurations」ドロップダウンメニューを開く
- 切り替えたいプロファイルを選択
- 即座にキーボードの設定が変わる
アプリケーションと紐付けておけば、そのアプリを起動すると自動的にプロファイルが切り替わります。
ゲーム連携機能(GameSense)
一部のゲームでは、ゲーム内の状況に応じてキーボードのライトが変化します。
例えば、CS:GOやDota 2などの対応ゲームでは:
- 体力が減るとキーボードが赤く光る
- 弾薬が少なくなると特定のキーが点滅
- ゲーム内イベントに合わせて光るパターンが変化
この機能は対応ゲームでのみ利用できます。
MSI Centerでの設定(単色・3ゾーンRGBモデル)
SteelSeries非対応モデルや単色バックライトモデルは、MSI Centerで設定します。
MSI Centerのインストール
- スタートメニューで「MSI Center」を検索
- プリインストールされている場合はそのまま起動
- インストールされていない場合は、MSI公式サイトからダウンロード
- または、Microsoft Storeで「MSI Center」を検索してインストール
Mystic Lightでキーボードライトを設定
MSI CenterにはMystic Lightという機能が搭載されており、これでキーボードのバックライトを制御します。
設定手順:
- MSI Centerを起動
- 上部メニューから「Features(機能特徴)」をクリック
- 一覧から「Mystic Light」を探す
- インストールされていない場合は「Install」をクリック
- インストール後、「Mystic Light」をクリックして起動
キーボードライトの調整:
- Mystic Light画面でデバイス一覧から「Keyboard」を選択
- 下部のセクションでライティング効果を調整
- プリセットテンプレートから選ぶか、カスタマイズする
- 色、速度、明るさを調整
- 「適用」をクリックして設定を保存
3ゾーンRGBの場合:
キーボードが3つのゾーンに分かれている場合、各ゾーンで異なる色を設定できます。
- ゾーンごとのアイコンをクリック
- 各ゾーンに個別の色を設定
- 「ALL SYNC」をオフにすると、ゾーンごとの設定が可能になる
キーボードバックライトを常時点灯にする方法
デフォルト設定では、一定時間操作しないとバックライトが消えてしまいます。常に点灯させたい場合の設定方法を紹介します。
MSI Centerでの常時点灯設定
- MSI Centerを起動
- 「General Settings(一般設定)」を開く
- 「Keyboard Backlight(キーボードバックライト)」の項目を探す
- 「Always On(常時オン)」または「Timeout: Never(タイムアウト:なし)」に設定
- 「Apply(適用)」をクリック
モデルによっては、この設定項目がない場合もあります。
SteelSeries GGでの常時点灯設定
SteelSeries GGでは、設定したプロファイルが常に適用されます。
- SteelSeries GGで好みの設定を作成
- エフェクトを「Steady(固定)」に設定
- 「Live Preview」をオンにしておく
- 再起動後も設定が保持される
バックライトが消える場合は、省電力設定が影響している可能性があります。
Windowsの省電力設定を確認
Windows側の省電力機能で、バックライトが自動的にオフになることがあります。
- 「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」を開く
- 「電源モード」を「最適なパフォーマンス」または「バランス」に設定
- 「バッテリー節約機能」がオンになっていないか確認
- バッテリー駆動時でもバックライトを維持したい場合は、バッテリー節約機能をオフに
BIOSでの設定(一部モデル)
まれに、BIOSでキーボードバックライトの動作を制御できるモデルがあります。
- パソコンを再起動
- 起動時にMSIロゴが表示されたら「Delete」キーを連打
- BIOS画面に入る
- 「Settings」→「Advanced」を探す
- 「Keyboard Backlight」または「LED Settings」の項目があるか確認
- 「Always On」や「Enabled」に設定
- F10キーで保存して再起動
トラブルシューティング:バックライトが動作しない場合
キーボードバックライトが正しく動作しない場合の対処法を紹介します。
バックライトが全く光らない
対処法1:ファンクションキーで確認
- 「Fn」キー + バックライト調整キー(F3やF4など)を押す
- 明るさが最低になっていないか確認
- 何度か押して明るさを上げてみる
対処法2:モデルの対応状況を確認
すべてのMSIノートPCにバックライトが搭載されているわけではありません。
- 製品の箱や仕様書を確認
- MSI公式サイトで製品ページを確認
- 「Backlight Keyboard」の記載がなければ、非対応の可能性がある
対処法3:ドライバーを再インストール
- 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」を開く
- 「SteelSeries GG」または「MSI Center」を検索
- 「アンインストール」をクリック
- パソコンを再起動
- MSI公式サイトから最新版をダウンロードして再インストール
SteelSeries GGでキーボードが認識されない
対処法1:キーボードデバイスを再初期化
- デバイスマネージャーを開く
- 「キーボード」を展開
- 「SteelSeries PS/2 Keyboard」を右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 「このデバイスのドライバーを削除する」にチェック
- パソコンを再起動
- SteelSeries GGを再インストール
対処法2:USBデバイスとして認識されているか確認
- SteelSeries GGを完全にアンインストール
- パソコンの電源を完全にオフにする(再起動ではなく、シャットダウン)
- 電源を入れ直す
- コマンドプロンプトを管理者権限で開く
wmic path Win32_USBHubと入力してEnter- SteelSeries関連のデバイスが表示されるか確認
設定が保存されない・再起動すると元に戻る
対処法1:プロファイルを正しく保存
SteelSeries GGの場合:
- 設定を変更したら必ず「Save」をクリック
- デフォルトプロファイルとして設定されているか確認
MSI Centerの場合:
- 設定変更後、「適用」ボタンをクリック
- MSI Centerが起動時に自動起動するよう設定
対処法2:自動起動を有効にする
- タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
- 「スタートアップ」タブを選択
- 「SteelSeries GG」または「MSI Center」を探す
- 「有効」になっているか確認
- 無効の場合は右クリックして「有効にする」
色が正しく表示されない
対処法1:Live Previewを有効にする
SteelSeries GGの場合:
- 「Live Preview」スイッチがオンになっているか確認
- オフの場合はオンに切り替える
- 色を変更すると、即座にキーボードに反映される
対処法2:デフォルト設定にリセット
- SteelSeries GGまたはMSI Centerで設定画面を開く
- 「Reset to Default」または「初期設定に戻す」をクリック
- デフォルト状態に戻ったら、再度設定を行う
よくある質問
キーボードの一部だけ光らない
物理的な故障の可能性があります。特定のキーだけが光らない場合:
- まず、ソフトウェアでそのキーが消灯設定になっていないか確認
- SteelSeries GGで該当キーを選択し、色が設定されているか確認
- ソフトウェアで問題なければ、ハードウェアの故障の可能性
- MSIサポートに連絡して修理を依頼
バッテリー駆動時だけバックライトが消える
省電力機能が働いています。
- 「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」を開く
- 「バッテリー」セクションで「バッテリー節約機能」をオフにする
- または、バッテリー駆動時の電源プランを「高パフォーマンス」に変更
ただし、バッテリー持続時間は短くなります。
他社製キーボードソフトと競合する
外付けのRGBキーボードやマウスを使っている場合、ソフトウェアが競合することがあります。
対処法:
- 各ソフトウェアで「他社製ソフトウェアを上書き」の設定をオフにする
- MSI製品のライトはMSI Center/SteelSeries GGで管理
- 外付けデバイスは各メーカーのソフトウェアで管理
- それでも競合する場合は、どちらか一方のみを使用
Dragon Centerが見つからない
2020年以降のモデルでは、Dragon CenterからMSI Centerに移行しています。
新しいモデルの場合:
- Dragon Centerではなく、MSI Centerをインストール
- MSI公式サイトまたはMicrosoft Storeから入手
古いモデルの場合:
- MSI公式サイトで製品ページを開く
- 「サポート」→「ドライバー」→「ユーティリティ」
- 「Dragon Center」をダウンロード
バックライト設定のおすすめ例
用途別のおすすめ設定を紹介します。
ゲーム用設定
FPS・TPSゲーム向け
- WASDキー:明るい緑または赤
- スペースキー:黄色
- Shiftキー:青
- 数字キー(武器切り替え):オレンジ
- その他のキー:暗めのグレーまたは消灯
- エフェクト:Steady(固定)
MMORPGゲーム向け
- スキルキー(1〜0):虹色グラデーション
- WASD:白
- Tab、Esc:赤
- その他:淡い青
- エフェクト:Color Shift(ゆっくり色が変わる)
作業用設定
長時間の文字入力
- すべてのキー:白または淡いオレンジ(目に優しい)
- エフェクト:Steady(固定)
- 明るさ:中程度(明るすぎると目が疲れる)
プログラミング
- 英数字キー:白
- ファンクションキー:緑
- Enter、Backspace:黄色
- Ctrl、Alt、Shift:青
- エフェクト:Steady(固定)
見た目重視設定
レインボーウェーブ
- プリセットから「Rainbow Wave」を選択
- 速度:中速
- 明るさ:最大
オーディオリアクティブ
- エフェクト:Audio(音楽に合わせて光る)
- 音量30%以上で動作
- 音楽や動画視聴時に最適
まとめ:自分好みのキーボードライトを設定しよう
MSIキーボードのバックライト設定方法について詳しく解説しました。
基本的な操作
- Fnキー + F3/F4で明るさ調整
- Fnキー + SteelSeriesロゴキーでプリセット切り替え
細かいカスタマイズ
- Per-Key RGB対応モデル → SteelSeries GGで各キーごとに色設定
- 単色・3ゾーンRGBモデル → MSI CenterのMystic Lightで設定
- プロファイルを複数作成して用途別に切り替え
常時点灯させる
- MSI Centerの一般設定で「Always On」に設定
- Windowsの省電力機能をオフにする
- BIOSで設定できる場合もある
トラブル対処
- ドライバーの再インストール
- デバイスの再初期化
- 設定の保存を確認
MSIのRGBキーボードは、単なるバックライトではなく、ゲームや作業の効率を高めるツールでもあります。また、見た目のカスタマイズを楽しむこともできます。
この記事で紹介した方法を参考に、自分の用途や好みに合った設定を見つけてください。最初は難しく感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、快適なPC環境を維持できます。
キーボードバックライトの設定は、MSIゲーミングノートPCの魅力の1つです。ぜひ、自分だけのオリジナル設定で、より楽しいPC体験を満喫してください。


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