「MSIのゲーミングPCを買ったけど、RGBライトが眩しすぎる」「夜になると光が気になって集中できない」そんな悩みを抱えていませんか?
ゲーミングPCの派手なLED照明は見た目のインパクトは抜群ですが、実際に使ってみると「思ったより眩しい」「部屋の雰囲気に合わない」と感じる方も多いはずです。
この記事では、MSI製ゲーミングPCのRGB照明を消す方法を、ソフトウェア設定からBIOS設定まで詳しく解説します。初心者の方でも簡単にできる方法から、完全にライトをオフにする方法まで、状況に合わせた対処法を紹介します。
MSIゲーミングPCのRGB照明について知っておくべきこと
まず、MSI製ゲーミングPCのRGB照明がどのように制御されているかを理解しましょう。
Mystic Lightとは
MSI製品のRGB照明は「Mystic Light」というシステムで制御されています。これは、マザーボード、グラフィックカード、ケースファン、メモリなど、複数のパーツのLED照明を一括で管理できる仕組みです。
基本的には、以下の3つの方法でライトを制御できます。
- MSI Centerソフトウェア(最も一般的な方法)
- BIOS設定(より根本的な制御)
- 物理的な接続の変更(最終手段)
RGB照明が光る仕組み
MSIゲーミングPCのRGB照明には主に2種類あります。
マザーボード本体のLED
マザーボードに直接搭載されているLEDで、電源を入れると自動的に点灯します。
接続されたRGBパーツ
ケースファン、CPUクーラー、メモリ、グラフィックカードなど、マザーボードのRGBヘッダーに接続されたパーツのLEDです。
それぞれ制御方法が若干異なる場合があるため、完全に消灯するにはすべてに対応した設定が必要です。
方法1:MSI Centerで簡単にライトを消す(推奨)
最も簡単で安全な方法は、MSI Centerソフトウェアを使った制御です。ソフトウェアをインストールしていない場合は、まずインストールから始めましょう。
MSI Centerのインストール
- MSI公式サイト(https://jp.msi.com/)にアクセス
- 自分のマザーボードまたはPC製品のページを検索
- 「サポート」タブから「ドライバ」または「ユーティリティ」を選択
- 「MSI Center」をダウンロード
- ダウンロードしたファイルを実行してインストール
インストール後、パソコンを再起動してください。
Mystic Lightのインストールと起動
MSI Centerがインストールされていても、Mystic Light機能は別途インストールが必要です。
- スタートメニューから「MSI Center」を起動
- 上部メニューから「Features(機能特徴)」を選択
- 一覧から「Mystic Light」を探す
- 「Install(インストール)」ボタンをクリック
- インストールが完了したら「Mystic Light」をクリックして起動
すべてのRGBライトを一括でオフにする
Mystic Lightが起動したら、以下の手順ですべてのライトを消灯できます。
方法A:LED Styleを「オフ」に設定
- Mystic Light画面の上部にデバイス一覧が表示される
- 右上の「All Sync(すべて同期)」ボタンをクリック
- すべてのデバイスが同期モードになる(チェーンアイコンが赤色になる)
- 左側のコントロールパネルで「LED Style」から「オフ」を選択
- 「適用」ボタンをクリック
この方法で、接続されているすべてのRGB対応デバイスのライトが一括でオフになります。
方法B:色を黒(RGB: 0,0,0)に設定
一部のバージョンでは「オフ」オプションがない場合があります。その場合は以下の方法を試してください。
- 「All Sync」を有効にする
- LED Styleで「固定」または「Steady」を選択
- カラーパレットで色を選択する画面が表示される
- RGB値をすべて「0」に設定(R:0, G:0, B:0)
- 「適用」をクリック
これで実質的にライトが消灯します。
個別のパーツだけライトを消す
すべて消すのではなく、特定のパーツだけ消したい場合もあるでしょう。
- Mystic Light画面上部のデバイス一覧を確認
- 消したいデバイスのアイコンをクリック
- デバイスアイコン下の「チェーンアイコン」をクリックして同期を解除(赤色から灰色に変わる)
- そのデバイスのLED Styleを「オフ」または黒色に設定
- 「適用」をクリック
この方法で、たとえば「マザーボードのライトだけ消して、ファンのライトは残す」といった細かい設定ができます。
明るさを調整する
完全にオフにするのではなく、明るさを下げたい場合は「輝度」スライダーを使います。
- Mystic Light画面で調整したいデバイスを選択
- 「輝度」のスライダーを左に動かす
- 好みの明るさになったら「適用」をクリック
眩しさが気になる程度なら、完全にオフにするより輝度を下げる方が見た目のバランスが良い場合もあります。
方法2:BIOSからRGBライトを完全にオフにする
ソフトウェアでライトを消しても、パソコンの起動時やシャットダウン時に一時的にライトが点灯することがあります。これを完全に防ぐには、BIOSレベルでRGB制御を無効にする必要があります。
BIOS設定によるライトオフの手順
- パソコンを再起動
- 起動時にMSIロゴが表示されたら「Delete」キーを連打
- BIOS画面(UEFI画面)に入る
- 「Settings(設定)」タブに移動
- 「Advanced(詳細)」セクションを探す
- 「RGB Light Control」または「LED Settings」を見つける
- 「Disabled」または「Off」に設定
- 「F10」キーを押して設定を保存
- 「Yes」を選択してパソコンを再起動
この設定により、起動時からシャットダウンまで、すべての状況でRGBライトがオフになります。
BIOS項目が見つからない場合
マザーボードのモデルによって、BIOS画面の構成が異なります。以下の名称でも探してみてください。
- RGB Light Control
- LED Settings
- Onboard LED
- Indication LED Control
- System LED
Advanced設定だけでなく、「Settings」タブのトップレベルや「Boot」セクションにある場合もあります。
注意点
BIOSでRGB制御を無効にすると、MSI CenterのMystic Lightでも制御できなくなります。再度ソフトウェアで制御したい場合は、BIOSで設定を「Enabled」に戻す必要があります。
方法3:ノートパソコンでキーボードバックライトを消す
MSI製ゲーミングノートパソコンの場合、キーボードバックライトが気になることが多いでしょう。これは非常に簡単に消せます。
ショートカットキーで消灯
ほとんどのMSIゲーミングノートでは、以下のキーの組み合わせでバックライトを制御できます。
キーボードバックライトのオン・オフ
- 「Fn」キー + 「F8」キー(またはキーボードに光のアイコンがあるファンクションキー)
明るさの調整
- 「Fn」キー + 「+(プラス)」キー:明るくする
- 「Fn」キー + 「-(マイナス)」キー:暗くする
何度か「-」キーを押すと、完全に消灯します。
SteelSeries Engine経由で制御(一部モデル)
一部の高級モデルでは、SteelSeries製のキーボードを搭載しています。この場合:
- 「SteelSeries Engine」ソフトウェアを起動
- キーボードのアイコンを選択
- 「Illumination(イルミネーション)」タブを開く
- 「Off」を選択するか、明るさを0に設定
Dragon CenterまたはMSI Center経由(古いモデル)
古いモデルでは、Dragon Center経由でキーボードライトを制御します。
- Dragon CenterまたはMSI Centerを起動
- 「LED Wizard」または「True Color」機能を選択
- キーボードバックライトの設定を探す
- 「Off」を選択
方法4:グラフィックカードのRGBライトを消す
グラフィックカードにもRGB照明が搭載されている場合、これも個別に制御する必要があります。
MSI製グラフィックカードの場合
MSI製グラフィックカードであれば、Mystic Lightで一緒に制御できます。前述の「MSI Centerで消す方法」の手順に従ってください。
グラフィックカードがデバイス一覧に表示されない場合:
- グラフィックカードドライバが最新版か確認
- Mystic Lightを最新版にアップデート
- パソコンを再起動
他社製グラフィックカードの場合
MSI製マザーボードに他社製グラフィックカードを搭載している場合、各メーカーの専用ソフトウェアが必要です。
ASUS製グラフィックカード
- Armoury Crateをインストール
- デバイス一覧からグラフィックカードを選択
- AURA Syncでライトを「Off」に設定
GIGABYTE製グラフィックカード
- RGB Fusionをインストール
- グラフィックカードを選択
- ライトを「Off」に設定
ZOTAC製グラフィックカード
- FireStormをインストール
- SPECTRA機能で「OFF」に設定
方法5:ケースファンのRGBライトを消す
ケースに搭載されているRGBファンのライトも、Mystic Lightで制御できる場合とできない場合があります。
Mystic Light対応ファンの場合
マザーボードのRGBヘッダーに接続されているファンであれば、Mystic Lightで制御できます。
- Mystic Light画面で「JRGB」または「JRAINBOW」を探す
- これらがファンの接続端子に対応しています
- 各端子のLEDを「オフ」に設定
ケース専用コントローラー搭載の場合
一部のケースには専用のRGBコントローラーが搭載されており、ケース前面や上部にボタンがあります。
- ケースのRGB制御ボタンを探す(「M」「RGB」「LED」などと書かれている)
- ボタンを何度か押して発光パターンを切り替える
- 消灯モードが選択できる場合がある
重要: ケース専用コントローラーとマザーボードのRGB制御が競合する場合があります。この場合、ケース前面のボタンで「M」(Motherboard Sync)モードに切り替えると、Mystic Lightで制御できるようになります。
物理的に接続を切る(最終手段)
どうしてもソフトウェアで制御できない場合、物理的に接続を切る方法もあります。
- パソコンの電源を完全にオフにし、電源ケーブルを抜く
- ケースを開ける
- RGBファンから出ている小さなケーブル(RGB用)を探す
- マザーボードまたはコントローラーから接続を外す
注意: ファンの電源ケーブルとRGB制御ケーブルは別物です。間違えてファンの電源ケーブルを抜くと、ファンが回らなくなります。RGB制御ケーブルは通常3ピンまたは4ピンの小さなコネクタです。
トラブルシューティング:ライトが消えない場合
設定したのにライトが消えないという場合、以下を確認してください。
Mystic Lightがインストールできない
症状: MSI CenterからMystic Lightをインストールしようとすると「Install Failed」と表示される
対処法:
- MSI Centerを完全にアンインストール
- 「CleanCenterMaster」ツールをMSI公式サイトからダウンロード
- このツールを実行してMSI関連の残存ファイルを削除
- パソコンを再起動
- MSI Centerを再インストール
- Mystic Lightを再度インストール
設定を変更してもライトが消えない
症状: Mystic Lightで「オフ」に設定したのに、ライトが点灯したままになっている
対処法:
- 「適用」ボタンを押し忘れていないか確認
- パソコンを再起動
- BIOSで「RGB Light Control」が「Enabled」になっているか確認
- Mystic Lightを最新版にアップデート
- マザーボードのBIOSを最新版にアップデート
一部のライトだけ消えない
症状: マザーボードやファンのライトは消えたが、グラフィックカードやメモリのライトが消えない
対処法:
グラフィックカードやメモリが他社製の場合、Mystic Lightでは制御できません。各メーカーの専用ソフトウェアを使用してください。
- ASUS製品: Armoury Crate
- GIGABYTE製品: RGB Fusion
- Corsair製品: iCUE
- G.Skill製品: Trident Z Lighting Control
シャットダウン後もライトが点灯し続ける
症状: Windowsをシャットダウンしてもマザーボードのライトが消えない
対処法:
これは「ErP Ready」という省電力設定が無効になっているためです。
- BIOS画面に入る
- 「Settings」→「Advanced」→「Power Management」を開く
- 「ErP Ready」を「Enabled」に設定
- F10で保存して再起動
この設定を有効にすると、シャットダウン時にマザーボードへの電源供給が完全に停止し、ライトも消えます。
RGB照明を消すメリットとデメリット
最後に、RGB照明を消すことのメリットとデメリットを整理しておきましょう。
メリット
集中力の向上
派手なライトがないことで、ゲームや作業に集中しやすくなります。特に長時間使用する場合、視覚的なノイズが減ることは大きなメリットです。
電力消費の削減
わずかではありますが、RGB照明も電力を消費します。すべてオフにすることで、年間数百円程度の電気代を節約できる可能性があります。
部屋の雰囲気との調和
ミニマルなインテリアや落ち着いた雰囲気の部屋には、派手な光るパソコンが合わないことがあります。ライトをオフにすることで、部屋全体の統一感が生まれます。
眩しさの軽減
夜間に作業する場合、RGB照明が眩しすぎて目が疲れることがあります。消灯することで目への負担が減ります。
デメリット
見た目の華やかさがなくなる
ゲーミングPCの魅力の一つであるビジュアル面が失われます。特に透明なサイドパネルのケースを使っている場合、内部が地味に見えてしまうかもしれません。
ステータス確認が困難になる場合がある
一部のマザーボードやグラフィックカードは、LED照明で動作状況を示しています。すべて消灯すると、異常時の確認が難しくなる可能性があります。
再設定が必要
一度消灯した後、やっぱりライトを付けたいと思った場合、再度設定が必要になります。
まとめ:自分に合った方法でライトをコントロール
MSIゲーミングPCのRGB照明を消す方法について解説しました。
状況に応じて、以下の方法を使い分けましょう。
手軽に消したい場合
→ MSI CenterのMystic Lightで「オフ」に設定(数クリックで完了)
完全に消灯したい場合
→ BIOSで「RGB Light Control」を無効化(起動時からシャットダウンまで完全オフ)
ノートPCのキーボードライトを消したい場合
→ Fn + F8キー(または明るさ調整キーで0まで下げる)
グラフィックカードのライトだけ消したい場合
→ 各メーカーの専用ソフトウェアを使用
ケースファンのライトが消えない場合
→ ケース前面のRGB制御ボタンで「Mモード」に切り替えてからMystic Lightで制御
RGB照明は派手で目を引きますが、実際の使い勝手を考えると「オフにしたい」と感じる場面も多いものです。
幸い、MSI製品はMystic Lightという統一された制御システムがあるため、比較的簡単にライトをコントロールできます。この記事で紹介した方法を試して、自分にとって最適な設定を見つけてください。
ライトをオフにしても性能には一切影響しないので、安心して好みの設定を探してみましょう。

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