「MSI Centerって本当に必要?」「削除しても大丈夫?」「パソコンが重くなってる気がする…」
MSI製PCを使っている多くの人が、MSI Centerの必要性について疑問を持っています。この記事では、MSI Centerを削除すべきかどうかを判断するための具体的な基準と、安全なアンインストール方法を徹底的に解説していきます。
MSI Centerとは?簡単におさらい

MSI Centerの役割
MSI Centerは、MSI製のマザーボード、ノートPC、グラフィックカードを一元管理・最適化するためのユーティリティソフトウェアです。
主な機能:
- ハードウェアモニタリング(温度、使用率など)
- パフォーマンス調整(User Scenario)
- ファンコントロール
- RGB LED制御(Mystic Light)
- BIOS・ドライバーアップデート(Live Update)
- ゲームモード設定
Dragon Centerとの違い
Dragon Center(旧バージョン)
- 2018年頃〜2021年頃まで使われていた
- 現在はサポート終了
- 不具合が多い
MSI Center(現行バージョン)
- 2021年〜現在
- モジュラー設計(必要な機能だけインストール可能)
- より軽量で高速
- 更新頻度が高い
⚠️ 重要: Dragon Centerを使っている場合は、MSI Centerへの移行を強く推奨します。
MSI Centerは本当に必要?タイプ別判定
MSI Centerが必要かどうかは、あなたの使い方次第です。
✅ MSI Centerが必要な人
以下に当てはまる場合は、MSI Centerを残しておくべきです。
1. RGB LEDライティングをカスタマイズしたい
Mystic Light機能を使う人
- マザーボードやグラボのLED色を変更
- 点滅パターンをカスタマイズ
- 複数デバイスの同期
→ MSI Centerなしでは、RGB制御ができません。
2. ファン速度を細かく調整したい
ファンコントロールを使う人
- 温度に応じたファンカーブの設定
- 静音化のためのファン回転数調整
- 複数ファンの個別制御
→ BIOS設定でも可能ですが、MSI Centerの方が簡単です。
3. パフォーマンスを状況別に最適化したい
User Scenario機能を使う人
- ゲーム時:Extreme Performance
- 作業時:Balanced
- 省電力:Super Battery(ノートPC)
→ ワンクリックで設定を切り替えられます。
4. ハードウェアの状態を常に監視したい
ハードウェアモニタリング機能を使う人
- CPU/GPU温度のリアルタイム確認
- 電圧、ファン速度の監視
- 異常時のアラート
→ 他のソフト(HWiNFO64など)でも可能ですが、MSI Centerなら統合管理できます。
5. BIOSやドライバーを簡単にアップデートしたい
Live Update機能を使う人
- BIOS更新を自動検出
- ドライバーを一括更新
- MSI公式サイトにアクセスせずに完結
→ 手動で公式サイトからダウンロードする手間が省けます。
❌ MSI Centerが不要な人
以下に当てはまる場合は、MSI Centerを削除しても問題ありません。
1. 上記の機能を一切使わない
該当する人:
- RGB LEDに興味がない
- ファン設定はデフォルトでOK
- パフォーマンス調整をしない
- 温度監視をしない
→ MSI Centerを起動したことがないなら、削除しても影響ゼロです。
2. MSI Centerで不具合が起きている
よくある不具合:
- 起動時にエラーが出る
- フリーズや再起動を繰り返す
- 他のソフトと競合する
- CPU/メモリ使用率が異常に高い
→ 削除することで問題が解決する可能性があります。
3. システムリソースを節約したい
該当する人:
- メモリが少ない(8GB以下)
- ストレージ容量が逼迫している
- スタートアップを最小限にしたい
→ MSI Centerは常駐するため、わずかながらリソースを消費します。
4. シンプルなPC環境を好む
該当する人:
- 余計なソフトは入れたくない
- Windowsの標準機能だけで十分
- ミニマリスト志向
→ MSI CenterはWindowsの動作に必須ではありません。
MSI Centerのメリットとデメリット
メリット
✅ 一元管理が便利
- 複数の機能を1つのソフトで管理
- わざわざBIOSを開かなくて済む
- 直感的なインターフェース
✅ 初心者でも扱いやすい
- プリセット設定が用意されている
- マウス操作だけで完結
- ビジュアルで分かりやすい
✅ MSI製品との親和性が高い
- MSIハードウェアに最適化されている
- 公式サポートがある
- 定期的なアップデート
デメリット
❌ 不具合が報告されている
- 「起動しない」「エラーが出る」という口コミ多数
- 他のソフトとの競合が起きることも
- アップデートで問題が発生することも
❌ 必須ではない
- Windows自体の動作には不要
- 代替手段が存在する
- 使わない機能も多い
❌ リソースを消費する
- 常駐プログラムとして動作
- メモリ使用量:約50〜200MB
- ストレージ容量:約500MB〜1GB
❌ プライバシーへの懸念
- 利用規約で「情報収集」が明記されている
- どの程度の情報が送信されるかは不明
- 気になる人は削除を検討
MSI Centerを削除するとどうなる?
失われる機能
MSI Centerをアンインストールすると、以下の機能が使えなくなります:
完全に使えなくなる:
- Mystic Light(RGB LED制御)
- Gaming Mode
- User Scenario(ワンクリック設定切り替え)
- MSI独自の画面表示機能
代替手段がある:
- ファンコントロール → BIOS設定で可能
- ハードウェアモニタリング → HWiNFO64などで可能
- BIOSアップデート → 手動で公式サイトからダウンロード可能
- ドライバー更新 → デバイスマネージャーやメーカーサイトから可能
Windows自体への影響
結論:ほぼ影響なし
MSI Centerは、Windowsの動作に必須のソフトではありません。
削除しても問題ない理由:
- OSの起動に必要ない
- 他のアプリの動作に影響しない
- ハードウェアはデフォルト設定で動作する
一部のユーザーの声:
「アンインストールしたらPCの調子が良くなった」という報告も多数あります。
MSI Centerの完全アンインストール手順
ステップ1:設定を初期化(重要)
MSI Centerで何か設定を変更している場合、先に初期化しておきます。
理由:
アンインストール後も設定が残り、問題が起きる可能性があるためです。
手順:
- MSI Centerを起動
- 「User Scenario」を「Balanced」に変更
- 「Mystic Light」をOFF
- 「ファンコントロール」をデフォルトに戻す
ステップ2:MSI Centerをアンインストール
Windows 11の場合
- Windowsキー + I で設定を開く
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- 検索バーに「MSI Center」と入力
- 「MSI Center」の横の「︙」→「アンインストール」
- 確認画面で「アンインストール」をクリック
- 画面の指示に従う
Windows 10の場合
- 設定 → アプリ → アプリと機能
- 「MSI Center」を検索
- クリックして「アンインストール」
- 確認画面で「アンインストール」をクリック
ステップ3:MSI SDKをアンインストール(必須)
⚠️ 重要: MSI Center本体だけでなく、MSI SDKも必ず削除してください。
SDKを残すと起きる問題:
- 起動時にエラーメッセージが表示される
- リソースが無駄に消費される
- 完全に削除したつもりでも残骸が残る
アンインストール手順:
- 設定 → アプリ → インストールされているアプリ
- 検索バーに「SDK」と入力
- 「MSI SDK」をアンインストール
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→「はい」
- 確認画面で「はい」
- 「OK」をクリック
ステップ4:PCを再起動
必ず再起動してください。再起動しないと、プロセスが残っている場合があります。
ステップ5:残存ファイルを削除(完全削除したい場合)
MSI Centerをアンインストールしても、一部のファイルが残ることがあります。
削除するフォルダ:
C:\Program Files (x86)\MSI
C:\ProgramData\MSI
C:\MSI
削除手順:
- エクスプローラーを開く
- 上記のフォルダを検索
- フォルダごと削除
- 「このフォルダを削除する権限がありません」と表示される場合:
- フォルダを右クリック → プロパティ
- 「セキュリティ」タブ → 「編集」
- 自分のユーザーアカウントを選択
- 「フルコントロール」にチェック
- 「OK」→ 再度削除を試す
注意:
- これらのフォルダには、MSI Afterburnerなど他のMSIソフトも含まれる場合があります
- 削除する前に、中身を確認してください
- ファイルが使用中で削除できない場合は、PCを再起動してから削除
トラブルシューティング
問題1:アンインストール後もポップアップが出る
対処法:
- MSI Centerを再インストール
- 再度、正しい手順でアンインストール
- PCを再起動
問題2:「MSI Center」が見つからない
対処法:
- Microsoft Storeからインストールされている可能性があります
- Microsoft Storeを開く → ライブラリ → MSI Centerをアンインストール
問題3:削除してもサービスが残っている
確認方法:
- Windowsキー + R
- 「services.msc」と入力してEnter
- MSI関連のサービスがないか確認
削除方法:
サービスを右クリック → プロパティ → スタートアップの種類を「無効」に変更
MSI Centerの代替手段

MSI Centerを削除した後、同等の機能を使いたい場合の代替手段を紹介します。
ハードウェアモニタリング
HWiNFO64(おすすめ)
特徴:
- 無料で高機能
- 詳細なセンサー情報
- ログ記録機能
ダウンロード:
https://www.hwinfo.com/
HWMonitor
特徴:
- シンプルで軽量
- 初心者向け
ダウンロード:
https://www.cpuid.com/softwares/hwmonitor.html
ファンコントロール
BIOS設定(最も確実)
手順:
- PC起動時にDeleteキー(またはF2キー)を連打
- BIOSに入る
- 「Advanced」または「H/W Monitor」
- 「Fan Control」または「Smart Fan」
- ファンカーブを設定
SpeedFan(フリーソフト)
特徴:
- Windows上でファン制御
- 温度に応じた自動調整
注意:
最新のマザーボードでは動作しない場合があります。
RGB LED制御
OpenRGB(おすすめ)
特徴:
- オープンソース
- MSI製品を含む多くのデバイスに対応
- 統合管理が可能
ダウンロード:
https://openrgb.org/
対応状況:
MSI製品の対応状況は製品によって異なるため、事前に確認してください。
メーカー純正ソフト
MSI製品以外のRGB対応パーツがある場合:
- ASUS → Aura Sync
- Gigabyte → RGB Fusion
- Corsair → iCUE
BIOSアップデート
手動ダウンロード(最も安全)
手順:
- MSI公式サイトにアクセス
- あなたの製品(マザーボード、ノートPCなど)のページを開く
- 「サポート」→「BIOS」
- 最新版をダウンロード
- Flash BIOS ButtonまたはM-FLASHでアップデート
Live Update単体(MSI Centerなし)
残念ながら、Live UpdateはMSI Centerに統合されているため、単体では使用できません。
ドライバー更新
Windows Update
手順:
- 設定 → Windows Update
- 「更新プログラムのチェック」
デバイスマネージャー
手順:
- Windowsキー + X → デバイスマネージャー
- 更新したいデバイスを右クリック
- 「ドライバーの更新」
メーカー公式サイト
確実な方法:
- GPU → NVIDIA/AMD公式サイト
- チップセット → MSI公式サイトまたはIntel/AMD公式サイト
MSI Centerに関するよくある質問
Q1:MSI Centerは必須ソフトですか?
A:いいえ、必須ではありません。
Windows自体の動作には全く影響しません。MSI Centerを使わなくても、PCは通常通り動作します。
Q2:削除するとパフォーマンスは向上しますか?
A:わずかに向上する可能性があります。
期待できる効果:
- メモリ使用量が50〜200MB減少
- スタートアップが高速化(数秒程度)
- ストレージが約500MB〜1GB空く
劇的な変化は期待できませんが、「なんとなく軽くなった」と感じる人は多いです。
Q3:削除した後、再インストールできますか?
A:はい、いつでも可能です。
再インストール方法:
- MSI公式サイトから最新版をダウンロード
- または Microsoft Storeから「MSI Center」を検索してインストール
削除しても、いつでも元に戻せます。
Q4:RGB LEDだけ使いたい場合、MSI Centerは必要?
A:はい、Mystic Light機能を使うにはMSI Centerが必要です。
代替案:
- OpenRGBを試す(対応状況による)
- BIOS設定で単色固定(一部マザーボード)
ただし、MSI製品のRGB制御は、基本的にMSI Centerが最も確実です。
Q5:ノートPCでMSI Centerを削除しても大丈夫?
A:機能的には問題ありませんが、以下の点に注意してください。
注意点:
- バッテリー管理機能(Super Battery)が使えなくなる
- パフォーマンスプロファイルの切り替えができなくなる
- Fn + Escなどのショートカットが効かなくなる場合がある
ノートPCの場合、MSI Centerの便利な機能が多いため、削除は慎重に判断してください。
Q6:Dragon CenterとMSI Centerは同時にインストールできる?
A:同時インストールは推奨されません。
理由:
- 競合してエラーが発生する
- どちらも正常に動作しない可能性
正しい手順:
- Dragon Centerを完全にアンインストール
- PCを再起動
- MSI Centerをインストール
Q7:MSI Centerが起動しなくなった場合は?
A:以下の方法を試してください。
方法1:管理者として実行
- MSI Centerを右クリック
- 「管理者として実行」
方法2:内蔵グラフィックドライバーのインストール
- MSI Centerは内蔵GPUドライバーが必要な場合があります
- Intel/AMD公式サイトから内蔵GPU用ドライバーをインストール
方法3:再インストール
- 完全アンインストール(SDK含む)
- PCを再起動
- 最新版を再インストール
まとめ:MSI Centerを削除すべきか?判断基準
削除をおすすめする人
✅ 以下に当てはまるなら、削除してOK:
- RGB LED制御を使わない
- ファン設定はBIOSで十分
- パフォーマンス調整をしない
- ハードウェア監視ソフトは別のを使う
- MSI Centerで不具合が起きている
- システムリソースを節約したい
- プライバシーが気になる
削除による影響:
- Windows自体は問題なく動作
- 代替手段で同等の機能を実現可能
- わずかにパフォーマンスが向上する可能性
残しておくべき人
❌ 以下に当てはまるなら、削除しないでください:
- RGB LEDを頻繁に変更する
- ファンコントロールを細かく調整したい
- User Scenarioで設定を切り替えている
- Live UpdateでBIOS/ドライバーを更新している
- 特に問題なく使えている
- 代替手段を調べるのが面倒
MSI Centerの利点:
- 一元管理が便利
- MSI製品に最適化されている
- 初心者でも使いやすい
迷っている人へのアドバイス
ステップ1:まずは試してみる
削除するか迷っている場合は、まず「スタートアップから外す」だけにしてみましょう。
手順:
- タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)
- 「スタートアップ」タブ
- MSI関連のアプリを「無効」にする
- PCを再起動
これだけでも、起動時のリソース消費は減ります。
ステップ2:1週間様子を見る
MSI Centerを起動せずに1週間過ごしてみてください。
チェックポイント:
- RGB LEDが必要になった?
- ファン設定を変えたくなった?
- パフォーマンス調整が欲しくなった?
何も困らなければ、削除しても大丈夫です。
ステップ3:削除する(または再有効化)
困らなかった → 完全にアンインストール
やっぱり必要だった → スタートアップを再度有効化
最終的なアドバイス
MSI Centerは「便利なツール」であって「必須のソフト」ではありません。
削除しても問題ありませんが、以下を忘れずに:
- 設定を初期化してから削除
- MSI SDKも一緒にアンインストール
- 必要になったらいつでも再インストール可能
あなたの使い方に合わせて、柔軟に判断してください!


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