MSI Afterburner自動オーバークロック完全ガイド!OC Scannerの使い方を徹底解説

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「オーバークロックって難しそう…」「設定を間違えてGPUを壊したらどうしよう…」

そんな不安を持っている方に朗報です。MSI AfterburnerにはOC Scanner(オーバークロックスキャナー)という自動オーバークロック機能が搭載されています。

この機能を使えば、ワンクリックでGPUの性能を安全に引き上げることができるんです。手動で細かい設定をする必要はありません。

この記事では、MSI Afterburnerの自動オーバークロック機能「OC Scanner」の使い方から、Windows起動時の自動適用設定まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

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  1. OC Scannerとは?自動オーバークロックの仕組み
    1. OC Scannerの基本
    2. どうやって最適値を見つけるのか
    3. 対応GPU
  2. 準備:MSI Afterburnerのインストール
    1. ダウンロード
    2. インストール手順
    3. 最新GPUドライバーの確認
  3. OC Scannerの使い方【詳細手順】
    1. ステップ1:電圧制御のロック解除
    2. ステップ2:リミット値を最大に設定
    3. ステップ3:OC Scannerを起動
    4. ステップ4:スキャン実行
    5. ステップ5:テストで安定性を確認
    6. ステップ6:設定を適用
  4. プロファイルに保存して管理する
    1. 保存方法
    2. プロファイルの切り替え
  5. Windows起動時に自動適用する設定
    1. 手順
  6. 性能向上はどれくらい?実測データ
    1. 一般的な性能向上
    2. 具体例
    3. 向上幅は個体差がある
  7. メモリクロックも調整してさらに性能アップ
    1. メモリクロックの調整方法
    2. 推奨設定
  8. ベンチマークで安定性を確認
    1. おすすめベンチマークソフト
    2. テスト時の注意点
  9. よくあるトラブルと対処法
    1. Q. OC Scannerが途中で止まる
    2. Q. テスト後にConfidence Levelが低い(60%未満)
    3. Q. ゲーム中にクラッシュやフリーズが起きる
    4. Q. 設定を元に戻したい
    5. Q. Windows起動時に自動適用されない
    6. Q. オーバークロックが効いているか確認したい
  10. 安全性とリスクについて
    1. GPUの保護機能
    2. それでもリスクはある
    3. 安全に使うためのポイント
  11. オーバークロックする価値はあるのか?
    1. メリット
    2. デメリット
    3. 結論:こんな人におすすめ
  12. 参考:手動オーバークロックとの違い
    1. OC Scanner(自動)
    2. 手動オーバークロック
  13. まとめ:自動オーバークロックで手軽に性能アップ

OC Scannerとは?自動オーバークロックの仕組み

OC Scannerの基本

OC Scannerは、NVIDIAが開発した自動オーバークロック技術「NVIDIA Scanner」をベースにしたツールです。

主な特徴:

  • クロック速度を少しずつ上げながら安定性をテスト
  • 各GPUに最適なオーバークロック設定を自動で見つける
  • 約20〜30分でスキャン完了
  • 手動設定よりも安全

どうやって最適値を見つけるのか

OC Scannerは以下のプロセスで動作します。

  1. クロック速度を1段階上げる
  2. GPUに負荷をかけて安定性をテスト
  3. 安定していればさらに1段階上げる
  4. 不安定になったら、前の安定していた値を採用

この作業を自動で繰り返すことで、あなたのGPUにとって最適なオーバークロック設定を見つけ出すわけです。

対応GPU

OC Scannerは主に以下のGPUで使用できます。

  • NVIDIA GeForce RTX 20シリーズ以降(RTX 2060、2070、2080など)
  • NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ(RTX 3060、3070、3080、3090など)
  • NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ(RTX 4060、4070、4080、4090など)
  • NVIDIA GeForce GTX 10シリーズでも一部対応

AMD製GPUでは、OC Scannerは使えません。AMD製の場合は、Radeon Softwareに搭載されている自動チューニング機能を使いましょう。

準備:MSI Afterburnerのインストール

自動オーバークロックを始める前に、MSI Afterburnerをインストールしておく必要があります。

ダウンロード

公式サイトからのみダウンロードしてください:

  • MSI公式サイト(msi.com)
  • Guru3D(guru3d.com)

重要: 偽サイトが存在します。ドメインが「msi.com」または「guru3d.com」であることを必ず確認してください。

インストール手順

  1. ダウンロードしたZIPファイルを解凍
  2. セットアップファイル(MSIAfterburnerSetup***.exe)を実行
  3. インストール中に「RivaTuner Statistics Server」にチェックが入っていることを確認
  4. インストール完了

最新GPUドライバーの確認

オーバークロックを行う前に、必ずGPUドライバーを最新版に更新しておきましょう。

  • NVIDIA:GeForce Experience経由でアップデート
  • AMD:Radeon Software経由でアップデート

OC Scannerの使い方【詳細手順】

それでは、実際にOC Scannerを使った自動オーバークロックの手順を見ていきましょう。

ステップ1:電圧制御のロック解除

まずは、MSI Afterburnerで電圧制御を有効にします。

  1. MSI Afterburnerを起動
  2. 右下の歯車アイコン(Settings)をクリック
  3. 「全般」タブを開く
  4. 「安全上のプロパティ」欄で以下にチェックを入れる
  • 「電圧制御のロック解除」
  • 「電圧モニタリングのロック解除」
  1. 「適用」→「OK」をクリック

これで、GPUの詳細な制御が可能になります。

ステップ2:リミット値を最大に設定

次に、OC Scannerが動作できる範囲を広げます。

メイン画面で以下のスライダーを右端(最大値)まで移動させます。

  • Core Voltage(コア電圧)
  • Power Limit(電力制限)
  • Temp. Limit(温度制限)

「え、全部最大にして大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、安心してください。これらはあくまで「上限値」であり、GPU製造メーカーが安全な範囲で設定している値です。

スライダーを最大にすることで、OC Scannerがより広い範囲で最適値を探せるようになります。

グレーアウトしているスライダーは無視してOKです。メーカーによってロックされているだけなので、問題ありません。

ステップ3:OC Scannerを起動

  1. MSI Afterburnerのメイン画面左上にあるOC Scanner(OCと虫眼鏡のアイコン)をクリック
  2. 新しいウィンドウが開く

ステップ4:スキャン実行

  1. Scan」ボタンをクリック
  2. スキャンが開始される

所要時間: 約20〜30分

スキャン中は以下の作業が自動で行われます。

  • クロック速度の段階的な引き上げ
  • 各段階での安定性テスト
  • 最適なクロック速度の決定

スキャン中にPCで他の作業をしても構いませんが、重い作業は避けた方が無難です。

ステップ5:テストで安定性を確認

スキャンが完了したら、必ず「Test」ボタンをクリックしてください。

テストの目的:

  • OC Scannerが作成した設定の安定性を確認
  • 「Confidence Level(信頼性レベル)」を表示

所要時間: 約5分

判定基準:

  • 60%以上:使用可能
  • 90%以上:理想的

60%未満の場合は、設定がやや不安定な可能性があるので、手動でクロック速度を少し下げることをおすすめします。

ステップ6:設定を適用

テストで問題なければ、設定を適用します。

  1. OC Scannerウィンドウを閉じる
  2. MSI Afterburnerのメイン画面に戻る
  3. 「Core Clock」の表示が「+0」から「Curve」に変わっている
  4. 画面下部のチェックマーク(適用)ボタンをクリック

これで、自動オーバークロックが適用されました!

プロファイルに保存して管理する

設定を適用しただけでは、MSI Afterburnerを閉じると設定がリセットされてしまいます。

設定を保存しておけば、いつでも簡単にオン/オフを切り替えられます。

保存方法

  1. MSI Afterburnerのメイン画面右下にあるフロッピーディスクのアイコン(保存)をクリック
  2. プロファイル番号(1〜5)のいずれかを選択

おすすめの管理方法:

  • プロファイル1:デフォルト設定(オーバークロックなし)
  • プロファイル2:OC Scanner設定
  • プロファイル3〜5:手動オーバークロック設定や別のゲーム用設定

プロファイルの切り替え

メイン画面の右下にある数字(1〜5)をクリックするだけで、保存した設定をすぐに呼び出せます。

「今日は安定性重視でデフォルト設定」「ベンチマーク時はOC設定」といった使い分けができるわけです。

Windows起動時に自動適用する設定

毎回MSI Afterburnerを起動して設定を適用するのは面倒ですよね。

以下の設定をしておけば、Windows起動時に自動でオーバークロック設定が適用されます。

手順

  1. MSI Afterburnerの設定(歯車アイコン)を開く
  2. 「全般」タブを選択
  3. 以下にチェックを入れる
  • Windowsと一緒に起動
  • 最小化の状態で起動
  1. 「適用」→「OK」

さらに、メイン画面右上のWindowsアイコンをクリックして色が変わった状態にしておくと、起動時に自動的に設定が適用されます。

これで、PCを起動するたびに自動でオーバークロック設定が適用されるようになります。

性能向上はどれくらい?実測データ

OC Scannerを使うと、実際にどれくらい性能が向上するのでしょうか。

一般的な性能向上

  • 平均:3〜7%のパフォーマンス向上
  • メモリクロックも手動で調整した場合:8〜12%向上

具体例

RTX 2080 Tiの場合:

  • ベースブーストクロック:1,770 MHz
  • OC Scanner後:1,838 MHz(+68 MHz)
  • 実ブーストクロック最高値:1,980 MHz → 2,085 MHz(+105 MHz)

RTX 3070の場合:

  • FPS向上例(FF14ベンチマーク):
  • デフォルト:平均142 FPS
  • OC Scanner後:平均149 FPS(約5%向上)

向上幅は個体差がある

同じGPUモデルでも、個体によって性能向上幅は異なります。これを「シリコンロトリー」と呼びます。

運が良ければ10%以上向上することもありますし、3%程度にとどまることもあります。

メモリクロックも調整してさらに性能アップ

OC Scannerはコアクロックのみを自動調整します。

さらに性能を引き上げたい場合は、メモリクロックも手動で調整しましょう。

メモリクロックの調整方法

  1. MSI Afterburnerのメイン画面で「Memory Clock」スライダーを確認
  2. +100 MHzずつ上げる
  3. ベンチマークソフトやゲームで安定性をテスト
  4. クラッシュやアーティファクト(画面の乱れ)が出たら、前の値に戻す

注意: MSI Afterburnerに表示されるメモリクロックは、実際の半分の値です。例えば「6003 MHz」と表示されていても、実際は「12006 MHz」で動作しています。

推奨設定

初心者の方は、まず+300〜500 MHzから試してみましょう。

安定していれば、+100 MHzずつ上げていき、不安定になったら少し下げるという流れです。

ベンチマークで安定性を確認

オーバークロック後は、必ず安定性をテストしてください。

おすすめベンチマークソフト

3DMark

  • 有料だが最も信頼性が高い
  • Time SpyやFire Strikeがおすすめ

Unigine Heaven

  • 無料
  • 10分以上安定して動作すればOK

FurMark

  • 無料
  • GPUに非常に高い負荷をかける「拷問テスト」
  • 5〜10分安定すれば合格

FF14ベンチマーク(キャラ編)

  • 無料
  • 日本で人気のベンチマーク

テスト時の注意点

ベンチマーク中は、GPU温度を必ず確認してください。

  • 70℃以下: 理想的
  • 70〜80℃: 許容範囲
  • 80〜90℃: やや高め(ファン速度を上げるか、クロックを下げる)
  • 90℃以上: 危険(すぐにクロックを下げる)

よくあるトラブルと対処法

Q. OC Scannerが途中で止まる

原因:

  • GPUの冷却が不十分
  • 電力供給が不安定
  • 初期不良の可能性

対処法:

  • ケース内のエアフローを改善
  • Power Limitを少し下げる(90〜100%)
  • Temp. Limitを少し下げる(80〜85℃)

Q. テスト後にConfidence Levelが低い(60%未満)

対処法:

  • メイン画面で「Core Clock」を手動で「-10 MHz」程度下げる
  • 再度テストを実行
  • 60%以上になるまで繰り返す

Q. ゲーム中にクラッシュやフリーズが起きる

対処法:

  • オーバークロック設定をリセット(Resetボタン)
  • より控えめな設定で再スキャン
  • メモリクロックを下げる

Q. 設定を元に戻したい

簡単な方法:

  • MSI Afterburnerの「Reset」ボタンをクリック

これで、すべての設定がデフォルトに戻ります。

プロファイルで戻す方法:

  • デフォルト設定を保存したプロファイル(例:プロファイル1)を選択

Q. Windows起動時に自動適用されない

確認ポイント:

  1. 「Windowsと一緒に起動」にチェックが入っているか
  2. メイン画面右上のWindowsアイコンが点灯しているか
  3. プロファイルが正しく保存されているか

Q. オーバークロックが効いているか確認したい

確認方法:

  • GPU-Zをダウンロード
  • 「Sensors」タブでクロック速度を確認
  • ゲーム中のクロック速度が上がっていればOK

安全性とリスクについて

GPUの保護機能

最近のGPUには、以下の保護機能が組み込まれています。

  • 温度保護: 一定温度を超えるとクロックを自動で下げる
  • 電力保護: 電力リミットに達すると性能を抑える
  • 電圧保護: 危険な電圧にならないよう制限

これらの保護機能があるため、OC Scannerによる自動オーバークロックで物理的に壊れることは、ほぼありません。

それでもリスクはある

ただし、以下のリスクは理解しておく必要があります。

1. 寿命が縮む可能性
オーバークロックは、GPUに通常より高い負荷をかけます。長期的には寿命が多少縮む可能性があります。

2. 保証対象外になる可能性
多くのメーカーでは、オーバークロックによる故障は保証対象外です。

  • MSI製GPU:Dragon Centerでのオーバークロックは保証対象
  • その他のメーカー:基本的に保証対象外

3. 電気代の増加
オーバークロックすると、消費電力が10〜20%増えることがあります。

安全に使うためのポイント

  • 温度を常に監視する(80℃以下を維持)
  • 長時間の高負荷使用は避ける
  • ベンチマーク以外では控えめな設定を使う
  • 不安定な兆候が出たらすぐに設定を戻す

オーバークロックする価値はあるのか?

メリット

性能向上

  • 平均5〜10%のFPS向上
  • ベンチマークスコアの改善
  • より快適なゲーム体験

無料でできる

  • ソフトウェアのみで実現
  • 追加費用なし

学習になる

  • GPUの仕組みを理解できる
  • PC知識が深まる

デメリット

リスクがある

  • 寿命が縮む可能性
  • 保証が効かなくなる可能性

手間がかかる

  • 設定とテストに時間がかかる
  • 定期的な確認が必要

性能向上は限定的

  • 劇的な変化は期待できない
  • 新しいGPUを買う方が効果的

結論:こんな人におすすめ

  • ベンチマークスコアを競いたい人
  • 現在のGPUであと少しFPSを上げたい人
  • PC自作やカスタマイズが好きな人
  • オーバークロックに興味がある人

逆に、安定性を最優先する人や、リスクを避けたい人には、無理にオーバークロックする必要はありません。

参考:手動オーバークロックとの違い

OC Scanner(自動)

メリット:

  • 簡単(ワンクリック)
  • 安全性が高い
  • 初心者向け

デメリット:

  • 最大性能は引き出せない
  • メモリクロックは自動調整されない

手動オーバークロック

メリット:

  • より高い性能を引き出せる可能性
  • 細かい調整が可能
  • メモリクロックも調整できる

デメリット:

  • 知識と経験が必要
  • 時間がかかる
  • 不安定になるリスクが高い

初めての方は、まずOC Scannerで自動オーバークロックを試してみて、慣れてきたら手動調整にチャレンジするのがおすすめです。

まとめ:自動オーバークロックで手軽に性能アップ

MSI Afterburnerの自動オーバークロック機能「OC Scanner」について解説しました。

OC Scannerのポイント:

  • ワンクリックで自動オーバークロック
  • 約20〜30分でスキャン完了
  • 平均5〜10%の性能向上
  • GPUの保護機能があるため比較的安全
  • 初心者でも簡単に使える

使い方の流れ:

  1. 電圧制御のロック解除
  2. リミット値を最大に設定
  3. OC Scannerでスキャン実行
  4. テストで安定性確認
  5. プロファイルに保存
  6. Windows起動時の自動適用を設定

注意点:

  • 保証対象外になる可能性
  • 温度管理は必須
  • 定期的な安定性チェックが必要

オーバークロックは決して必須ではありませんが、「今のGPUでもう少しだけ性能を上げたい」という方には、試してみる価値がある機能です。

OC Scannerを使えば、複雑な設定をしなくても安全にオーバークロックできるので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね!

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