VPN使用時の403エラーを解決する方法|アクセスできない原因と7つの対処法

VPNに接続してウェブサイトを開こうとしたら、「403 Forbidden」というエラーメッセージが表示されてアクセスできない。そんな経験をしたことはありませんか?

せっかくプライバシー保護やセキュリティのためにVPNを使っているのに、見たいサイトが見られないのは困りますよね。

実はこの403エラー、VPN利用者が遭遇しやすい問題のひとつです。この記事では、VPN使用時に403エラーが出る理由と、すぐに試せる解決方法を詳しく解説します。

複数の対処法を紹介するので、状況に合わせて試してみてください。

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403 Forbiddenエラーとは?

まず、「403 Forbidden」とは何なのかを理解しておきましょう。

アクセスが禁止されている状態

403エラーは、HTTPステータスコード(ウェブサーバーとブラウザがやり取りする際の状態を示す番号)のひとつで、「アクセス禁止」を意味します。

「Forbidden」は英語で「禁止された」という意味です。つまり、あなたのブラウザはウェブサイトのサーバーにきちんと到達しているのですが、サーバー側が「このアクセスは許可できません」と拒否している状態なんです。

404エラーとの違い

よく見かける「404 Not Found」エラーと混同されがちですが、違いがあります。

  • 403エラー:ページは存在するが、アクセス権限がないため見られない
  • 404エラー:そもそもページが存在しない(削除された、URLが間違っているなど)

403エラーの場合、ページ自体は存在しているのに、何らかの理由であなたがそのページを見ることを許されていないということですね。

VPN使用時に403エラーが出る5つの原因

VPNに接続したときに403エラーが表示される主な理由を見ていきましょう。

①VPNのIPアドレスがブロックされている

ウェブサイト側が、VPNサービスのIPアドレスを検知してブロックしている可能性があります。

特に動画配信サービス(Netflix、Amazon Prime Video、Huluなど)や、セキュリティを重視するサイト(銀行、決済サービスなど)は、VPNからのアクセスを積極的にブロックしています。

理由は主に2つです。

著作権保護のため
動画配信サービスは、国や地域ごとに配信できるコンテンツが決まっています。VPNを使って地域制限を回避されると、ライセンス契約に違反してしまうため、VPNからのアクセスをブロックしているんです。

不正アクセス対策のため
VPNのIPアドレスは多数の人が共有して使うため、スパム行為や不正アクセスに悪用されることがあります。そのため、セキュリティ対策としてVPNのIPアドレス範囲をまとめてブロックしているサイトもあります。

②海外のVPNサーバー経由でアクセスしている

日本国内のウェブサイトに、海外のVPNサーバー経由でアクセスしようとすると、403エラーが出ることがあります。

一部の日本のサイトは、セキュリティ上の理由から海外からのアクセスを制限しています。たとえば、日本の動画配信サービス、一部の銀行サイト、ネットショップなどです。

VPNでアメリカやヨーロッパのサーバーに接続していると、あなたが日本にいても「海外からのアクセス」と判断され、ブロックされてしまうわけです。

③無料VPNを使っている

無料のVPNサービスは、有料サービスに比べてブロックされやすい傾向があります。

無料VPNは利用者が多く、その中にはスパム送信や不正アクセスなど悪質な行為をする人もいます。そのため、無料VPNのIPアドレス全体がブラックリストに登録され、ブロック対象になっているケースが多いんです。

また、無料VPNは使えるサーバーやIPアドレスの数が限られているため、多くの人が同じIPアドレスを共有することになり、ますますブロックされやすくなります。

④特定の国からのアクセスが制限されている

ウェブサイトによっては、特定の国からのアクセスを地域単位で制限していることがあります。

たとえば、日本のサービスが海外からのアクセスを全面的に禁止している場合、あなたがVPNで海外サーバーに接続していると、その国からのアクセスとして扱われ、403エラーが表示されます。

⑤VPNのIPアドレス範囲全体がブロックされている

VPNサービスでは、複数のユーザーが同じIPアドレスの範囲を使います。

その中の誰かがスパム行為や不正アクセスを行った場合、そのIPアドレスだけでなく、同じ範囲のIPアドレス全体がブロックリストに追加されることがあります。

あなたが悪いことをしていなくても、同じVPNサービスの他のユーザーの行為によって巻き添えを食らってしまうケースですね。

VPN使用時の403エラーを解決する7つの方法

ここからは、具体的な解決方法を紹介します。状況に応じて試してみてください。

①VPNをオフにする

まず最もシンプルな方法は、VPNを一時的にオフにしてアクセスすることです。

VPNをオフにすれば、あなたの実際のIPアドレスでアクセスすることになり、VPNがブロックされていることが原因であれば、問題なくサイトを見られるはずです。

VPNをオフにする手順

スマホの場合(例:NordVPN、ExpressVPNなど):

  1. VPNアプリを開く
  2. 「切断」または「Disconnect」ボタンをタップ

パソコンの場合:

  1. タスクバー(Windows)またはメニューバー(Mac)のVPNアイコンをクリック
  2. 「切断」を選択

ただし、VPNをオフにすると、通信の暗号化やプライバシー保護の効果もなくなるので、必要に応じて再度接続することを忘れずに。

②別のVPNサーバーに接続する

同じVPNサービス内で、別のサーバーに切り替えてみましょう。

たとえば、アメリカのサーバーでブロックされている場合、イギリスやカナダのサーバーに変更すると、アクセスできることがあります。

サーバー変更の手順

  1. VPNアプリを開く
  2. サーバー一覧から別の国や地域を選択
  3. 接続ボタンをタップ/クリック

特に大手のVPNサービスは、世界中に数千台のサーバーを持っているので、複数のサーバーを試してみる価値があります。

③日本国内のVPNサーバーに接続する

日本のウェブサイトにアクセスしようとしている場合は、VPNのサーバーを日本に設定してみてください。

海外のサーバーに接続していると、「海外からのアクセス」と判断されてブロックされることがあります。日本のサーバーに接続すれば、日本国内からアクセスしていると認識されます。

日本サーバーへの接続方法

  1. VPNアプリでサーバー一覧を開く
  2. 「Japan」または「日本」を選択
  3. 接続

逆に、海外にいて日本のサイトにアクセスしたい場合も、この方法が有効です。

④ブラウザのキャッシュとクッキーを削除する

VPNとは直接関係ありませんが、ブラウザに保存されている古いデータが原因で403エラーが出ることもあります。

キャッシュとクッキーを削除して、最新の状態でアクセスし直してみましょう。

Chrome(パソコン)

  1. Chromeを開く
  2. Ctrl + Shift + Delete(Windows)またはCommand + Shift + Delete(Mac)を押す
  3. 期間を「全期間」に設定
  4. 「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  5. 「データを削除」をクリック

Safari(iPhone)

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「Safari」をタップ
  3. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ

Chrome(Android)

  1. Chromeアプリを開く
  2. 画面右上の「︙」をタップ
  3. 「履歴」→「閲覧履歴データを削除」をタップ
  4. 期間を選択して「データを削除」

⑤別のブラウザで試してみる

使っているブラウザ固有の問題の可能性もあるので、別のブラウザでアクセスしてみてください。

  • Chromeを使っているなら→Firefox、Edge、Safariなどを試す
  • Firefoxを使っているなら→Chrome、Edgeなどを試す

また、シークレットモード(プライベートブラウジングモード)でアクセスすると、拡張機能やキャッシュの影響を受けないため、問題が解決することもあります。

シークレットモードの開き方

  • Chrome:Ctrl + Shift + N(Windows)、Command + Shift + N(Mac)
  • Firefox:Ctrl + Shift + P(Windows)、Command + Shift + P(Mac)
  • Safari:「ファイル」→「新規プライベートウインドウ」

⑥有料VPNサービスに切り替える

無料VPNを使っている場合は、信頼性の高い有料VPNサービスへの切り替えを検討してみてください。

有料VPNのメリット:

  • より多くのサーバーとIPアドレスを持っている
  • ブロックされにくい専用IPアドレスを提供している場合がある
  • 定期的にIPアドレスを更新している
  • セキュリティとプライバシー保護がしっかりしている
  • サポート体制が充実している

代表的な有料VPNサービス:

  • NordVPN
  • ExpressVPN
  • Surfshark
  • MillenVPN(日本製)

これらのサービスは、動画配信サービスなどのVPNブロックを回避できるように、常にサーバーとIPアドレスを更新しています。

⑦ウェブサイト運営者に問い合わせる

どうしてもアクセスできない場合は、ウェブサイトの運営者に直接問い合わせてみるのも一つの方法です。

問い合わせる際に伝えるべき情報:

  • アクセスしようとしたURL
  • 表示されたエラーメッセージ(スクリーンショットがあるとベター)
  • エラーが発生した日時
  • 使用しているデバイスとブラウザ
  • VPNを使用していること

特に、業務で必要なサイトや、自分のアカウントにログインする必要があるサイトの場合は、問い合わせることで解決できる可能性があります。

VPN使用時の403エラーを防ぐための予防策

403エラーを今後できるだけ避けるための対策も紹介します。

信頼性の高いVPNサービスを選ぶ

VPNサービスを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 多数のサーバーとIPアドレスを持っている
  • 定期的にIPアドレスを更新している
  • ストリーミングサービスへの対応を明記している
  • ノーログポリシー(通信記録を保存しない方針)を守っている
  • 返金保証がある

特に、NetflixやAmazon Prime Videoなど、VPNブロックが厳しいサービスを利用したい場合は、「ストリーミング対応」を謳っているVPNを選ぶと良いでしょう。

専用IPアドレスオプションを検討する

一部のVPNサービスでは、追加料金を払うことで「専用IPアドレス」を使えるオプションがあります。

専用IPアドレスとは、あなただけが使える固定のIPアドレスのことです。他のユーザーと共有しないため、ブロックされるリスクが大幅に減ります。

ただし、月額料金に数百円〜1000円程度の追加費用がかかるので、本当に必要かどうか検討してから利用しましょう。

定期的にサーバーを切り替える

同じサーバーを長期間使い続けると、そのIPアドレスがブロックリストに追加される可能性が高まります。

定期的に別のサーバーに切り替えることで、ブロックされるリスクを分散できます。特に、動画視聴などで頻繁にVPNを使う場合は、週に1回程度サーバーを変更すると良いでしょう。

必要なときだけVPNを使う

常時VPN接続をしていると、VPNブロックの影響を受けやすくなります。

  • 公共Wi-Fiに接続するとき
  • 機密情報を扱うとき
  • 地域制限のあるコンテンツにアクセスするとき

など、本当に必要なときだけVPNをオンにする使い方も検討してみてください。

状況別の対処法まとめ

ここまでの内容を、状況別に整理してみます。

動画配信サービス(Netflix、Huluなど)で403エラーが出る場合

  1. 別のVPNサーバーに接続する(複数試す)
  2. ストリーミング対応を謳っているVPNサービスに切り替える
  3. VPNサービスのサポートに問い合わせて、推奨サーバーを教えてもらう

動画配信サービスは特にVPNブロックが厳しいので、対応しているVPNサービスを使うことが重要です。

日本のウェブサイトにアクセスできない場合

  1. VPNサーバーを日本に設定する
  2. VPNをオフにする(海外からのアクセス制限が原因の場合)
  3. ブラウザのキャッシュ・クッキーを削除する

日本のサイトは海外からのアクセスを制限していることが多いので、日本のサーバーに接続するのが効果的です。

銀行や決済サービスで403エラーが出る場合

  1. VPNをオフにしてアクセスする
  2. サービスに問い合わせて、VPN使用について確認する
  3. 専用IPアドレスオプションを検討する

セキュリティの観点から、金融系サービスはVPN接続を推奨していない場合が多いです。アクセスする際はVPNをオフにするのが安全です。

海外から日本のサービスにアクセスしたい場合

  1. VPNで日本のサーバーに接続する
  2. 別の日本サーバーに切り替えてみる
  3. 日本に強い有料VPNサービス(MillenVPNなど)を使う

海外在住の方や旅行中の方は、日本のサーバーに接続することで多くの問題が解決します。

よくある質問

Q. VPNを使っているのがバレているのですか?

A. はい、多くのウェブサイトはVPN接続を検知できます。VPNのIPアドレスは、既知のデータセンターやVPNサービスプロバイダーのアドレス範囲に含まれているため、技術的に判別可能です。

Q. VPN使用は違法ではないのに、なぜブロックされるのですか?

A. VPN使用自体は違法ではありませんが、ウェブサイト運営者には、どのIPアドレスからのアクセスを許可するかを決める権利があります。著作権保護、セキュリティ対策、地域別サービス提供などの理由で、VPNからのアクセスを制限している場合があります。

Q. すべてのVPNがブロックされるわけではないのですか?

A. その通りです。VPNサービスによって、ブロックされやすさに大きな差があります。大手の有料VPNは、ブロックを回避するために常にIPアドレスを更新しているため、比較的アクセスしやすくなっています。

Q. 403エラーが出たら、もうそのサイトは見られないのですか?

A. いいえ、必ずしもそうではありません。別のサーバーに接続したり、VPNをオフにしたりすることで、アクセスできる可能性があります。この記事で紹介した方法を順番に試してみてください。

Q. VPNを使わずに安全にインターネットを使う方法はありますか?

A. 信頼できるWi-Fi環境(自宅や職場など)であれば、VPNなしでも比較的安全です。ただし、公共Wi-Fiを使う場合は、VPN接続を強く推奨します。VPNが使えない場合は、HTTPSで暗号化されたサイトのみを閲覧し、機密情報の入力は避けましょう。

まとめ|VPNの403エラーは対処法を知っていれば怖くない

VPN使用時の403エラーについて解説してきました。重要なポイントをおさらいしましょう。

403エラーの主な原因

  • VPNのIPアドレスがウェブサイト側でブロックされている
  • 海外サーバー経由でアクセスしているため地域制限に引っかかる
  • 無料VPNなど信頼性の低いサービスを使っている
  • VPN利用者の一部による不正行為の巻き添え

効果的な解決方法

  1. VPNを一時的にオフにする
  2. 別のVPNサーバーに接続する
  3. 日本のサイトには日本サーバーで接続する
  4. ブラウザのキャッシュ・クッキーを削除する
  5. 別のブラウザやシークレットモードで試す
  6. 信頼性の高い有料VPNに切り替える
  7. どうしてもダメならサイト運営者に問い合わせる

VPNは便利なツールですが、すべてのサイトで常に使えるわけではありません。状況に応じてオン・オフを切り替えたり、適切なサーバーを選んだりすることが大切です。

この記事で紹介した方法を試せば、ほとんどの403エラーは解決できるはずです。快適で安全なインターネット生活を送ってくださいね!

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