LINEで「あっ、間違えて送っちゃった!」と焦った経験、ありませんか?
そんなとき、メッセージを長押しすると「送信取り消し」と「削除」の2つの選択肢が出てきますよね。
でも、この2つは全く違う機能なんです。間違えて選ぶと、相手にメッセージが丸見えのまま…なんてことも。
今回は、LINEの「送信取り消し」と「削除」の違いを徹底解説します。
「送信取り消し」と「削除」の基本的な違い

まずは、それぞれの機能がどう違うのか、シンプルに説明しますね。
送信取り消しとは
送信取り消しは、自分と相手の両方からメッセージを消す機能です。
つまり、相手のLINE画面からもメッセージが消えるので、間違って送ってしまった内容を見られずに済む可能性があります。
ただし、完全に痕跡が消えるわけではありません。メッセージの代わりに「メッセージの送信を取り消しました」という表示が残ります。
削除とは
削除は、自分のLINE画面からだけメッセージを消す機能です。
自分の画面では消えますが、相手の画面にはそのまま残り続けます。つまり、相手は普通にメッセージを読めてしまうんです。
自分の画面をスッキリさせたいときには便利ですが、誤送信を取り消したいときには役に立ちません。
違いを表でまとめると
| 項目 | 送信取り消し | 削除 |
|---|---|---|
| 自分の画面 | 消える | 消える |
| 相手の画面 | 消える | 残る |
| 時間制限 | あり(1時間以内) | なし |
| 痕跡 | 「送信を取り消しました」と表示 | なし |
| 既読・未読 | どちらでも可能 | どちらでも可能 |
| 相手が送ったメッセージ | できない | できる |
こうして比較すると、違いがはっきり分かりますよね。
送信取り消しの詳しい仕組み
送信取り消し機能について、もっと詳しく見ていきましょう。
送信取り消しができる期間
送信取り消しには時間制限があります。
現在は送信後1時間以内なら取り消しが可能です。
実は以前は24時間以内でしたが、2025年10月下旬から段階的に1時間以内へと変更されています。1時間を過ぎてしまうと、どんなに焦っても取り消せなくなるので注意が必要です。
送信取り消しができるもの
LINEで送信取り消しできるのは、以下のコンテンツです。
- テキストメッセージ
- スタンプ
- 写真・画像
- 動画
- ボイスメッセージ
- ファイル
- URL(リンク)
- 連絡先
- 位置情報
- LINE MUSICの楽曲
ほとんどの送信内容は取り消せますね。
送信取り消しができないもの
一方で、以下のものは送信取り消しができません。
- 通話履歴
- 投票
- 日程調整
- すでに「削除」してしまったメッセージ
特に注意したいのが、「削除」してしまったメッセージです。一度削除すると、そのデバイスでは送信取り消しの操作ができなくなります。
送信取り消しの具体的なやり方
実際に送信取り消しをする手順を説明します。
スマホでの操作方法
1. 取り消したいメッセージを長押しする
トーク画面で、間違えて送ってしまったメッセージを指で長押しします。
2. メニューから「送信取り消し」を選ぶ
メニューが表示されるので、「送信取り消し」をタップしてください。このとき、間違えて「削除」を選ばないように注意しましょう。
3. 確認画面で「送信取り消し」をタップ
「相手のLINEバージョンによっては、トークからメッセージが消えないことがある」という注意文が表示されます。内容を確認して、もう一度「送信取り消し」をタップします。
4. 完了
メッセージが消えて、「メッセージの送信を取り消しました」という表示に変わります。
パソコン版での操作方法
パソコン版LINEでも同じように送信取り消しができます。
- 取り消したいメッセージを右クリック
- メニューから「送信取り消し」を選択
- 確認画面で「送信取り消し」をクリック
パソコン版は、スマホで削除してしまったメッセージを取り消すときにも使えるので覚えておくと便利です。
削除の具体的なやり方
削除の操作方法も確認しておきましょう。
スマホでの削除方法
- 削除したいメッセージを長押し
- メニューから「削除」を選択
- 確認画面で「削除」をタップ
これで、自分のトーク画面からメッセージが消えます。相手の画面には残ったままなので、誤送信を取り消したいときは使わないでくださいね。
「送信取り消し」をすると相手にバレる?

気になるのは、送信取り消しをしたことが相手に分かってしまうかどうか、ですよね。
基本的には通知が表示される
送信取り消しをすると、相手のトーク画面に「○○がメッセージの送信を取り消しました」という表示が残ります。
つまり、何かメッセージを送って取り消したという事実は、必ず相手に伝わります。
ただし、メッセージの内容自体は相手に見られない可能性が高いです(未読の場合)。
プッシュ通知には注意
iPhoneの場合、メッセージが届くと画面上にメッセージの一部が数秒間表示されますよね。
送信取り消しをしても、このプッシュ通知までは消せません。相手がたまたまスマホを見ていたら、通知でメッセージの冒頭部分を読まれてしまう可能性があります。
LYPプレミアム会員なら「通知なし」で取り消せる
LYPプレミアム(有料会員サービス)に加入していると、特別な機能が使えます。
未読のメッセージに限り、「通知なしで送信取消」ができるんです。
この機能を使えば、「メッセージの送信を取り消しました」という表示も相手に表示されません。ただし、以下の条件があります。
- メッセージが未読の状態であること
- 相手のLINEアプリがバージョン15.17.0以上であること
- 送信後7日以内であること(一般ユーザーは1時間以内)
既読になってしまった場合は、通常の送信取り消しと同じように通知が表示されます。
送信取り消しと削除を間違えたらどうする?
「送信取り消し」のつもりで「削除」を選んでしまった!そんなときの対処法をお伝えします。
パソコン版LINEを使う
スマホで削除してしまっても、パソコン版LINEにはまだメッセージが残っている可能性があります。
パソコンでLINEを開いて、該当のメッセージを右クリックして「送信取り消し」を選べば、まだ間に合うかもしれません。
複数のデバイスでLINEを使っている場合
iPad版LINEなど、他のデバイスでもLINEにログインしている場合は、そちらから送信取り消しの操作ができます。
削除はそのデバイスでのみ有効なので、他のデバイスにはまだメッセージが残っているはずです。
時間制限内に対処する
どの方法を使うにしても、送信後1時間以内に対処する必要があります。
1時間を過ぎてしまうと、どのデバイスからも送信取り消しができなくなります。
送信取り消しができない場合の原因
「送信取り消しを選んだのに実行できない!」というトラブルもあります。
時間制限を過ぎている
送信から1時間以上経過していると、送信取り消しのメニュー自体が表示されなくなります。
すでに削除している
一度「削除」してしまったメッセージは、そのデバイスでは送信取り消しができません。他のデバイスから操作する必要があります。
取り消せないコンテンツ
投票や日程調整など、一部のコンテンツは送信取り消しに対応していません。
通信環境の問題
電波が悪い場所や、Wi-Fiが不安定な状態では、送信取り消しの処理が失敗することがあります。
アプリのバージョンが古い
LINEアプリが古いバージョンだと、送信取り消し機能が正しく動作しない場合があります。App StoreやGoogle Playで最新版にアップデートしましょう。
誤送信を防ぐコツ
そもそも誤送信をしなければ、送信取り消しを使う必要もありませんよね。
送信前に確認する習慣をつける
送信ボタンを押す前に、一呼吸置いて内容と送信先を確認しましょう。特に複数の人とLINEしているときは要注意です。
重要な内容は下書きする
大切な連絡やビジネスメッセージは、メモアプリなどで下書きしてから送ると安心です。
感情的なときは送信を控える
怒っているときや酔っているときは、誤送信のリスクが高まります。冷静になってから送るようにしましょう。
グループトークは特に注意
個人トークのつもりがグループトークに送ってしまうミスは、意外とよくあります。送信前に必ずトーク名を確認してください。
まとめ
LINEの「送信取り消し」と「削除」の違いについて、最後におさらいしましょう。
- 送信取り消し:自分と相手、両方の画面からメッセージを消す機能
- 削除:自分の画面からだけメッセージを消す機能
- 送信取り消しができるのは送信後1時間以内
- 取り消しをすると「メッセージの送信を取り消しました」と表示される
- 間違えて削除した場合は、パソコン版など他のデバイスから操作できる
- LYPプレミアム会員なら、未読メッセージを通知なしで取り消せる
誤送信してしまったら、まず慌てずに「送信取り消し」を選びましょう。
「削除」と間違えないように、操作は落ち着いて行うことが大切です。普段から送信前の確認を習慣づけておけば、誤送信のリスクも減らせますよ。
LINEは便利なツールですが、使い方を間違えるとトラブルの元になることも。機能の違いをしっかり理解して、快適なコミュニケーションを楽しんでくださいね。

コメント