iPhoneの電源がつかない・入らない原因と9つの対処法|強制再起動からデータ復旧まで完全解説

プログラミング・IT

「iPhoneの電源が突然入らなくなった」「充電しても真っ黒な画面のまま」。朝起きたらiPhoneが起動しなくなっていて、焦った経験はありませんか?

電話やメールができないだけでなく、大切な写真や連絡先のデータが失われるかもしれないと思うと、本当に不安になりますよね。

でも、落ち着いてください。iPhoneの電源が入らない原因のほとんどは、自分で解決できる可能性があります。この記事では、電源がつかない原因を特定する方法と、機種別の対処法を初心者の方でもわかるように丁寧に説明していきます。

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  1. iPhoneの電源が入らない時の主な症状
    1. 症状1:完全に真っ黒な画面
    2. 症状2:Appleロゴが表示されたまま
    3. 症状3:充電マークは出るが起動しない
    4. 症状4:画面は真っ黒だが音は鳴る
    5. 症状5:異常な発熱がある
  2. iPhoneの電源が入らない7つの原因
    1. 原因1:バッテリー切れ
    2. 原因2:ソフトウェアの不具合
    3. 原因3:充電器・ケーブルの故障
    4. 原因4:温度の問題
    5. 原因5:水没
    6. 原因6:物理的な衝撃・破損
    7. 原因7:バッテリーの寿命
  3. 【対処法1】まずは充電してみる
    1. 手順
    2. 充電マークが出ない場合
  4. 【対処法2】強制再起動を試す
    1. 強制再起動とは?
    2. iPhone X、11、12、13、14、15、16シリーズの場合
    3. iPhone SE(第2・第3世代)、8、7、6シリーズの場合
    4. iPhone 6s以前、iPhone SE(第1世代)の場合
    5. 強制再起動の注意点
  5. 【対処法3】温度を適正に戻す
    1. 高温の場合
    2. 低温の場合
  6. 【対処法4】リカバリーモードで復元する
    1. リカバリーモードとは?
    2. 必要なもの
    3. iPhone 8以降の場合
    4. iPhone 7、7 Plusの場合
    5. iPhone 6s以前の場合
  7. 【対処法5】DFUモードで復元する(上級者向け)
    1. DFUモードとは?
    2. iPhone 8以降の場合
    3. DFUモードからの復元
  8. 【対処法6】充電ポートを掃除する
    1. 掃除方法
  9. 【対処法7】別の充電方法を試す
    1. ワイヤレス充電を使う
  10. 【対処法8】Appleサポートに問い合わせる
    1. 問い合わせ方法
  11. 【対処法9】修理に出す
    1. 修理先の選択肢
    2. どちらを選ぶべきか
  12. データは取り出せる?
    1. データが残る可能性
    2. データが失われるケース
    3. 日頃からバックアップを!
  13. よくある質問と回答
  14. まとめ:落ち着いて順番に試そう

iPhoneの電源が入らない時の主な症状

まず、どんな症状が出ているか確認しましょう。症状によって原因と対処法が変わってきます。

症状1:完全に真っ黒な画面

特徴

  • 画面が真っ黒で何も表示されない
  • ボタンを押しても反応がない
  • 音も振動もない
  • 充電マークも表示されない

この症状は「ブラックスクリーン(黒い画面)」や「死の黒画面」とも呼ばれます。最も深刻に見えますが、実は単純なバッテリー切れのこともあります。

症状2:Appleロゴが表示されたまま

特徴

  • 画面にAppleのリンゴマークが表示される
  • そこから先に進まない
  • 何分待ってもそのまま
  • リンゴマークが点滅することもある

この症状は「リンゴループ」と呼ばれ、iOSのアップデート失敗などで起こりやすい現象です。

症状3:充電マークは出るが起動しない

特徴

  • 充電ケーブルをつなぐと充電マークが表示される
  • でも電源を入れても起動しない
  • バッテリーアイコンが赤くなっている
  • 充電しても変わらない

バッテリーが極度に消耗している可能性が高いです。

症状4:画面は真っ黒だが音は鳴る

特徴

  • 画面は真っ暗
  • でも着信音や通知音は鳴る
  • Siriが反応する
  • 振動する

この場合は、iPhone本体は動いているのに、画面だけが表示されない状態です。ディスプレイの故障が疑われます。

症状5:異常な発熱がある

特徴

  • iPhoneが異常に熱い
  • 電源が入らない
  • 触ると熱を感じる

危険な状態です。すぐに修理店に持って行きましょう。バッテリーが膨張していたり、内部で異常が起きている可能性があり、最悪の場合、発火や爆発の危険があります。

iPhoneの電源が入らない7つの原因

電源が入らない原因は、大きく分けて7つあります。

原因1:バッテリー切れ

最も多い原因です。単純にバッテリーの残量が0%になっているだけのこともあります。

こんな時に起こりやすい

  • 長時間充電していなかった
  • バッテリーが劣化している(使用年数が長い)
  • 電波の悪い場所に長時間いた
  • バッテリーを大量に消費するアプリを使っていた

原因2:ソフトウェアの不具合

iOS(iPhoneのシステム)に問題が発生している状態です。

よくあるケース

  • iOSのアップデート中にWi-Fiが切れた
  • アップデート中にバッテリーが切れた
  • 不具合のあるアプリをインストールした
  • システムファイルが破損した
  • 長期間同じiPhoneを使い続けている(3年以上)

原因3:充電器・ケーブルの故障

iPhone本体ではなく、充電するための機器が壊れているケースです。

確認ポイント

  • 充電ケーブルが断線していないか
  • 充電器(アダプタ)が壊れていないか
  • 充電ポート(iPhoneの差し込み口)にゴミが詰まっていないか
  • 純正品または認証品を使っているか

原因4:温度の問題

iPhoneは極端な温度に弱いです。

高温の場合

  • 真夏の車内に放置した
  • 直射日光に長時間当たっていた
  • ゲームなどで本体が熱くなった
  • サウナやお風呂場に持ち込んだ

Appleが推奨する動作温度は0℃〜35℃です。これを超えると、iPhoneは自動的にシャットダウンして内部を保護します。

低温の場合

  • 冬の屋外で長時間使った
  • スキー場などの寒冷地で使用
  • 冷蔵庫に入れてしまった

バッテリーは低温に弱く、一時的に機能しなくなることがあります。

原因5:水没

水に濡れたことで内部が故障している状態です。

水没のパターン

  • トイレやお風呂に落とした
  • 雨に濡れた
  • 飲み物をこぼした
  • 湿気の多い場所に長時間置いた
  • 結露(温度差による水滴)

重要な注意点

水没した直後は動いていても、時間が経ってから(数日後〜数週間後)突然電源が入らなくなることがあります。

原因6:物理的な衝撃・破損

落下や衝撃でiPhone内部が壊れているケースです。

起こりやすい状況

  • 地面に落とした
  • 硬いものにぶつけた
  • ポケットに入れたまま座った
  • 重いものの下敷きになった

画面が割れていなくても、内部の基板(メイン回路)やコネクタ(接続部分)が破損していることがあります。

原因7:バッテリーの寿命

バッテリーは消耗品で、約3年が交換の目安です。

寿命のサイン

  • フル充電してもすぐに減る
  • 突然シャットダウンする
  • 充電に時間がかかる
  • 本体が膨らんでいる(危険!)

【対処法1】まずは充電してみる

最も基本的ですが、最も重要な対処法です。

手順

1. 正規の充電器とケーブルを使う

  • Apple純正品
  • MFi認証品(Made for iPhone)

安価な非純正品は、充電できないこともあります。

2. 充電する

iPhoneを電源につなぎます。

3. 最低30分〜1時間待つ

バッテリーが完全に空になっている場合、充電マークが表示されるまで時間がかかることがあります。焦らず待ちましょう。

4. 充電マークを確認

画面に以下のマークが表示されるか確認します。

  • 稲妻マーク(充電中)
  • バッテリーアイコン

充電マークが出ない場合

以下を試してみましょう。

別のケーブルを使う

ケーブルが断線している可能性があります。

別の充電器を使う

充電器(ACアダプタ)が故障している可能性があります。

別のコンセントを使う

コンセント自体に電気が来ていない可能性もあります。

充電ポートを確認

iPhoneの充電口(LightningポートまたはUSB-Cポート)に、ゴミやホコリが詰まっていないか確認します。

  • 懐中電灯などで照らして中を見る
  • つまようじや綿棒で優しく掃除(傷つけないよう注意)

ワイヤレス充電を試す

iPhone 8以降の機種なら、ワイヤレス充電(Qi充電)が使えます。

ワイヤレス充電で充電マークが出る場合は、充電ポートの故障です。

【対処法2】強制再起動を試す

充電しても起動しない場合は、強制再起動を試しましょう。

強制再起動とは?

通常の再起動ができない時に、ボタン操作で強制的にiPhoneを再起動させる方法です。

重要なポイント

  • データは消えません
  • 一時的なシステムエラーを解消できます
  • 何度やっても大丈夫

iPhone X、11、12、13、14、15、16シリーズの場合

手順

  1. 音量を上げるボタンを押してすぐ離す
  2. 音量を下げるボタンを押してすぐ離す
  3. サイドボタンを長押しする(10秒以上)
  4. Appleロゴが表示されたらボタンを離す

ポイント

  • 手順1と2は「押してすぐ離す」。長押ししない
  • 手順3は「Appleロゴが出るまで」押し続ける
  • 10秒以上かかることもあるので、根気よく押し続ける

iPhone SE(第2・第3世代)、8、7、6シリーズの場合

手順

  1. サイドボタン(または上部ボタン)と音量を下げるボタンを同時に長押し
  2. Appleロゴが表示されるまで押し続ける(約10秒)
  3. ロゴが出たらボタンを離す

iPhone 6s以前、iPhone SE(第1世代)の場合

手順

  1. ホームボタンとサイドボタン(または上部ボタン)を同時に長押し
  2. Appleロゴが表示されるまで押し続ける(約10秒)
  3. ロゴが出たらボタンを離す

強制再起動の注意点

水没の可能性がある場合は避ける

水没したiPhoneに電気を通すと、内部がショートして完全に壊れる可能性があります。

水没が疑われる場合は、強制再起動せずに修理店に相談しましょう。

【対処法3】温度を適正に戻す

iPhoneが熱すぎる、または冷たすぎる場合の対処法です。

高温の場合

手順

  1. すぐに使用を中止する
  2. ケースを外す
  3. 涼しい場所(エアコンの効いた部屋など)に置く
  4. 30分〜1時間待つ
  5. 温度が下がったら電源を入れる

絶対にやってはいけないこと

  • 冷蔵庫や冷凍庫に入れる(急激な温度変化で結露が発生し、水没状態になる)
  • 保冷剤を直接当てる
  • 水をかける

低温の場合

手順

  1. 暖かい場所に移動する
  2. ポケットに入れて体温で温める
  3. 室温で自然に温まるのを待つ(20〜30分)
  4. 温まったら電源を入れる

注意点

  • ストーブやドライヤーで急激に温めない
  • 熱湯をかけない

【対処法4】リカバリーモードで復元する

強制再起動でも直らない場合は、リカバリーモードを試します。

リカバリーモードとは?

パソコンを使ってiOSを更新または初期化する特殊なモードです。

2つの選択肢

  • アップデート:iOSを更新(データは残る)
  • 復元:初期化(データは消える)

まずは「アップデート」を試しましょう。

必要なもの

  • パソコン(WindowsまたはMac)
  • USBケーブル
  • iTunes(Windows / macOS Mojave以前)またはFinder(macOS Catalina以降)

iPhone 8以降の場合

手順1:パソコンと接続

  1. パソコンでiTunes(またはFinder)を起動
  2. iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続

手順2:リカバリーモードに入る

  1. 音量を上げるボタンを押してすぐ離す
  2. 音量を下げるボタンを押してすぐ離す
  3. サイドボタンを長押しする
  4. リカバリーモード画面(パソコンとケーブルのアイコン)が表示されるまで押し続ける

手順3:復元またはアップデート

  1. パソコン画面に「復元」と「アップデート」のメッセージが表示される
  2. まず「アップデート」を選択
  3. 画面の指示に従って進める

アップデートでも直らない場合は、「復元」を試しますが、データは全て消えます。

iPhone 7、7 Plusの場合

手順

  1. パソコンと接続
  2. 音量を下げるボタンとサイドボタンを同時に長押し
  3. リカバリーモード画面が出るまで押し続ける
  4. 「アップデート」を選択

iPhone 6s以前の場合

手順

  1. パソコンと接続
  2. ホームボタンとサイドボタン(または上部ボタン)を同時に長押し
  3. リカバリーモード画面が出るまで押し続ける
  4. 「アップデート」を選択

【対処法5】DFUモードで復元する(上級者向け)

リカバリーモードでも直らない場合の最終手段です。

DFUモードとは?

Device Firmware Update(デバイスファームウェアアップデート)の略で、ファームウェア(iPhone内部の基本プログラム)を完全に書き換えるモードです。

重要な注意

  • データは完全に消えます
  • バックアップがない場合、データは復元できません
  • 上級者向けの方法です

iPhone 8以降の場合

手順

  1. パソコンにiTunes(またはFinder)を起動し、iPhoneを接続
  2. 音量を上げるボタンを押してすぐ離す
  3. 音量を下げるボタンを押してすぐ離す
  4. サイドボタンを10秒間長押し
  5. サイドボタンを押したまま、音量を下げるボタンも一緒に5秒間押す
  6. サイドボタンだけ離して、音量を下げるボタンは押し続ける
  7. iTunes(Finder)が「リカバリーモードのiPhoneを検出しました」と表示したら成功

成功のポイント

画面は真っ黒なままです。何も表示されないのが正常です。

DFUモードからの復元

iTunes(またはFinder)の指示に従って「復元」を実行します。

【対処法6】充電ポートを掃除する

充電できない原因が、充電ポートの汚れの場合もあります。

掃除方法

用意するもの

  • つまようじ
  • 懐中電灯(スマホのライトでOK)
  • エアダスター(あれば)

手順

  1. iPhoneの電源を切る
  2. 懐中電灯で充電ポートの中を照らす
  3. ゴミやホコリが見えたら、つまようじで優しく取り除く
  4. エアダスターで吹き飛ばす

注意点

  • 金属製のピンは使わない(端子を傷つける)
  • 強く押し込まない
  • 水で洗わない

【対処法7】別の充電方法を試す

充電ポートが故障している場合の対処法です。

ワイヤレス充電を使う

対応機種

iPhone 8以降(SE第2世代、SE第3世代を含む)

方法

  1. Qi対応のワイヤレス充電器を用意
  2. iPhoneを充電器の上に置く
  3. 充電マークが表示されるか確認

ワイヤレス充電で充電できれば、充電ポートの故障です。修理が必要ですが、とりあえず充電はできます。

【対処法8】Appleサポートに問い合わせる

ここまで試しても直らない場合は、Appleのサポートに相談しましょう。

問い合わせ方法

1. Apple サポートアプリを使う

別のiPhoneやiPadがあれば、Apple サポートアプリから問い合わせできます。

2. 電話で問い合わせ

電話番号:0120-277-535(日本国内、無料)

営業時間:9:00〜21:00(年中無休)

3. Webサイトから

お問い合わせ - Apple サポート (公式)
iPhone、iPad、Mac などの Apple 製品やサービスについて、電話やチャットで問い合わせたり、修理サービスを申し込んだり、Genius Bar の予約をしたりできます。

問い合わせ時に伝えること

  • iPhoneの機種(iPhone 13 Pro、iPhone SE第3世代など)
  • iOS のバージョン(わかれば)
  • いつから電源が入らなくなったか
  • 試した対処法
  • 水没や落下の有無

【対処法9】修理に出す

自分で対処できない場合は、修理が必要です。

修理先の選択肢

Apple Store / Apple正規サービスプロバイダ

メリット

  • 純正パーツを使用
  • 確実な修理
  • 保証やAppleCare+が使える

デメリット

  • 修理費用が高い
  • データは初期化される可能性が高い
  • 予約が必要

修理費用の目安(保証なしの場合)

  • iPhone SE:約30,000円〜
  • iPhone 13、14:約60,000円〜80,000円
  • iPhone 15:約70,000円〜90,000円

AppleCare+に加入していれば、12,900円で修理できます。

予約方法

  1. Appleサポートアプリまたは公式サイトから予約
  2. Apple Storeまたは正規プロバイダの店舗に行く
  3. 修理を依頼

カメラのキタムラ / ビックカメラなどの正規プロバイダ

Apple公式と同じサービスが受けられます。近くにApple Storeがない場合に便利です。

非正規の修理店

メリット

  • 修理費用が安い
  • データを残せる可能性が高い
  • 即日修理が多い
  • 予約不要のことが多い

デメリット

  • Appleの保証が切れる
  • 非純正パーツを使用
  • 修理後に不具合が出ることもある

費用の目安

  • バッテリー交換:5,000円〜10,000円
  • 画面修理:10,000円〜30,000円

どちらを選ぶべきか

Apple正規がおすすめの人

  • AppleCare+に加入している
  • 保証期間内
  • 確実な修理を求める
  • データより安全性を重視

非正規店がおすすめの人

  • 保証期間外
  • 費用を抑えたい
  • データを残したい
  • すぐに修理したい

データは取り出せる?

電源が入らないiPhoneからデータを取り出すのは、基本的に難しいです。

データが残る可能性

電源が入れば可能

修理して電源が入るようになれば、データはそのまま残っています。

バックアップがあれば復元できる

iCloudやiTunesにバックアップがあれば、新しいiPhoneや修理後のiPhoneにデータを復元できます。

データが失われるケース

初期化が必要な場合

  • リカバリーモードで「復元」を選んだ場合
  • DFUモードで復元した場合
  • Apple正規店で本体交換になった場合

物理的に破損している場合

  • 基板(メイン回路)が壊れている
  • 完全に水没している

日頃からバックアップを!

電源が入らなくなってからでは遅いです。普段から以下の方法でバックアップを取りましょう。

iCloudバックアップ

  1. 「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」
  2. 「iCloudバックアップ」をオン
  3. Wi-Fi接続時に自動でバックアップ

iTunesバックアップ(パソコン)

  1. パソコンにiPhoneを接続
  2. iTunes(またはFinder)を開く
  3. 「今すぐバックアップ」をクリック

よくある質問と回答

Q:昨日まで使えていたのに、朝起きたら電源が入らなくなりました。なぜですか?

いくつかの原因が考えられます。

  • 寝ている間にバッテリーが完全に切れた
  • 充電器が接触不良で充電されていなかった
  • iOSの自動アップデートが失敗した
  • バッテリーの急激な劣化

まずは1時間以上充電してから、強制再起動を試してみてください。

Q:充電マークは出るのに電源が入りません。

バッテリーが極端に消耗している可能性があります。30分〜1時間充電してから再度試してください。それでもダメな場合は、バッテリーの故障が疑われます。

Q:強制再起動を何度やっても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。強制再起動でデータが消えることはありません。ただし、1日に何十回もやる必要がある場合は、別の問題(ハードウェア故障など)が考えられます。

Q:水没したかもしれません。どうすればいいですか?

すぐに以下の手順を実行してください。

  1. 電源を入れない(ショートを防ぐため)
  2. 充電しない
  3. 本体を乾いたタオルで拭く
  4. SIMカードトレイを取り出す
  5. できるだけ早く修理店に持って行く

水没は時間との勝負です。自己判断で乾かそうとせず、すぐに専門家に相談しましょう。

Q:Appleロゴから進みません。リンゴループとは何ですか?

リンゴループは、Appleロゴが表示されたまま起動が完了しない状態です。iOSのアップデート失敗やシステムファイルの破損が原因です。リカバリーモードで修復できることが多いです。

Q:修理に出すとデータは消えますか?

修理方法によります。

  • バッテリー交換や画面修理:データは残る
  • 基板修理や本体交換:データは消える可能性が高い

Apple正規店では、ほとんどの場合本体交換になるため、データは消えます。非正規店では、データを残せる可能性が高いです。

Q:保証期間内なら無料で修理できますか?

自然故障の場合は無料です。ただし、以下の場合は有償修理になります。

  • 水没
  • 落下による破損
  • 改造(ジェイルブレイク)

AppleCare+に加入していれば、過失による故障でも12,900円で修理できます。

Q:iPhoneが熱くて電源が入りません。危険ですか?

はい、危険な可能性があります。バッテリーが膨張していたり、内部でショートしている可能性があります。

すぐに使用を中止し、修理店に相談してください。絶対に無理に充電したり、電源を入れようとしないでください。

Q:古いiPhoneですが、修理する価値はありますか?

修理費用と機種変更の費用を比較して判断しましょう。

  • 修理費用が3万円以上
  • 使用年数が4年以上
  • バッテリー性能が80%以下

これらに当てはまる場合は、機種変更を検討した方が良いかもしれません。

Q:電源ボタンが壊れているのですが、強制再起動できますか?

電源ボタンが壊れている場合、通常の強制再起動はできません。AssistiveTouch機能を使うか、修理が必要です。

ただし、電源が入らない状態ではAssistiveTouchも使えないので、修理に出すしかありません。

まとめ:落ち着いて順番に試そう

iPhoneの電源が入らないと焦ってしまいますが、落ち着いて対処すれば解決できることが多いです。

まず試すべき基本の対処法

  1. 1時間以上充電する
  2. 強制再起動を試す
  3. 温度を適正に戻す

それでもダメな場合

  1. リカバリーモードで復元
  2. DFUモードで復元(データは消える)
  3. 修理に出す

重要なポイント

  • 水没の可能性がある場合は、電源を入れない
  • 異常な発熱がある場合は、すぐに修理店へ
  • 日頃からバックアップを取っておく
  • 強制再起動でデータは消えない
  • リカバリーモードの「アップデート」ならデータは残る

修理先の選び方

  • Apple正規:確実だが高額、データは消える可能性大
  • 非正規店:安価で早い、データを残せる可能性あり

予防策

  • 定期的にバックアップを取る
  • バッテリーは3年で交換を検討
  • 極端な温度を避ける
  • 純正または認証品の充電器を使う
  • ケースやフィルムで保護する

iPhoneの電源が入らなくなっても、多くの場合は解決できます。この記事を参考に、落ち着いて対処してくださいね。

それでも解決しない場合は、無理をせずにAppleサポートや修理店に相談することをおすすめします。大切なのは、データを失わないよう日頃からバックアップを取っておくことです!

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