iPhoneを素早く簡単に設定する方法|初心者でも安心の完全ガイド

プログラミング・IT

新しいiPhoneを手に入れた時のワクワク感はたまらないですよね!でも「初期設定って難しそう…」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、iPhoneの初期設定は思っているよりもずっと簡単なんです。特に「クイックスタート」という機能を使えば、前のiPhoneからデータをそのまま移せて、あっという間に設定完了できちゃいます。

この記事では、iPhoneの初期設定を素早く簡単に終わらせる方法を、初めての方でもわかるように丁寧に説明していきますね。

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設定を始める前に準備しておくもの

スムーズに設定を進めるために、以下のものを手元に用意しておきましょう。

必要なもの

  • Wi-Fiのネットワーク名とパスワード(自宅や職場のWi-Fi情報)
  • Apple IDとパスワード(持っていない場合は設定中に作れます)
  • 前のiPhone(機種変更の場合)
  • SIMカード(新規契約の場合)

Wi-Fiがない環境でも、携帯会社の通信回線(モバイルデータ通信)を使って設定できるので安心してください。ただし、Wi-Fiがあった方がデータ転送がスムーズに進みます。

また、前のiPhoneからデータを移す場合は、事前にバックアップを取っておくとより安心です。

【一番簡単】クイックスタートでサクッと設定する方法

前のiPhoneを持っている方には、この「クイックスタート」が断然おすすめです。古いiPhoneと新しいiPhoneを近づけるだけで、ほとんどの設定やデータを自動で移してくれる便利な機能なんです。

この機能を使うには、古いiPhoneがiOS 11以降(2017年以降に発売されたモデルならほぼ対応)になっている必要があります。

クイックスタートの手順

手順1:新しいiPhoneの電源を入れる

新しいiPhoneの側面にある電源ボタンを長押しして、電源を入れましょう。画面にAppleのリンゴマークが表示された後、いろんな言語で「こんにちは」と表示されます。

手順2:言語と国を選択

画面を上にスワイプ(指で下から上に滑らせる動作)して、「日本語」を選択します。次の画面で「日本」を選んでください。

手順3:古いiPhoneを近づける

ここからがクイックスタートの本番です。古いiPhoneを新しいiPhoneの近くに置いてください。だいたい10〜20センチくらいの距離で大丈夫です。

すると、古いiPhoneに「新しいiPhoneを設定」という青い画面が自動で表示されます。そこに表示されているApple IDを確認して、「続ける」をタップしましょう。

手順4:アニメーションをスキャン

新しいiPhoneの画面に、青や緑の光る模様(アニメーション)が表示されます。古いiPhoneのカメラでこのアニメーションを読み取る作業をします。

古いiPhoneを新しいiPhoneの画面にかざすと、カメラのファインダー(枠)が表示されます。その枠の中央にアニメーションが入るように調整してください。

うまく読み取れると「新しいiPhoneで完了」というメッセージが表示されます。

手順5:古いiPhoneのパスコードを入力

新しいiPhoneに、古いiPhoneで使っていたパスコード(画面ロックの番号)を入力する画面が出てきます。いつも使っている番号を入力しましょう。

手順6:Face IDまたはTouch IDを設定

顔認証(Face ID)または指紋認証(Touch ID)を設定します。これはiPhoneのロックを解除する時に使う機能です。

画面の指示に従って、顔をスキャンしたり指紋を登録したりします。「後で設定」を選ぶこともできますが、今設定しておく方がセキュリティ的に安心です。

手順7:データ転送方法を選ぶ

「iPhoneから転送」という選択肢が表示されます。これをタップすると、古いiPhoneから新しいiPhoneに直接データが移動し始めます。

転送には時間がかかることがあるので(データ量によっては30分〜1時間程度)、両方のiPhoneを充電器につないでおくことをおすすめします。転送中に電池が切れてしまうと大変ですからね。

手順8:転送完了まで待つ

2台のiPhoneを近くに置いたまま、転送が完了するまで待ちましょう。画面に進行状況が表示されるので、あとどれくらいかかるか確認できます。

転送が完了すると、新しいiPhoneが再起動します。その後は基本的な設定画面が続くので、画面の指示に従って進めていけば大丈夫です。

【手動設定】クイックスタートを使わない場合の設定方法

古いiPhoneを持っていない方や、クイックスタートを使いたくない方は、手動で設定を進めることができます。こちらの方法でも難しくないので安心してください。

手動設定の手順

手順1:基本設定を進める

電源を入れて「こんにちは」画面が表示されたら、言語で「日本語」、国で「日本」を選択します。

キーボードの設定画面では、「日本語かな」「絵文字」「English(US)」が選ばれているのが一般的です。このままで問題ありません。

手順2:Wi-Fiに接続する

利用できるWi-Fiネットワークの一覧が表示されます。自宅や職場のWi-Fiネットワークを選んで、パスワードを入力しましょう。

Wi-Fi環境がない場合は、画面下部の「モバイルデータ通信回線を使用」をタップすれば、携帯会社の通信回線で設定を続けられます。

手順3:Face IDまたはTouch IDを設定

顔認証や指紋認証の設定画面が表示されます。画面の指示に従って設定するか、「後で設定」を選んで先に進むこともできます。

手順4:パスコードを設定

6桁の数字でパスコード(画面ロックの暗証番号)を設定します。この番号は忘れないようにメモしておきましょう。

より安全性を高めたい場合は、「パスコードオプション」をタップして、桁数を増やしたり英数字を使ったりすることもできます。

手順5:データの復元方法を選ぶ

「Appとデータ」という画面で、以下の選択肢が表示されます。

  • iCloudバックアップから復元:前のiPhoneでiCloudにバックアップを取っていた場合
  • コンピュータから復元:パソコンでiTunesバックアップを取っていた場合
  • 新しいiPhoneとして設定:初めてiPhoneを使う場合や、まっさらな状態で始めたい場合

初めてiPhoneを使う方は「新しいiPhoneとして設定」を選びましょう。

手順6:Apple IDでサインイン

Apple IDとパスワードを入力してサインインします。Apple IDを持っていない場合は、「無料のApple IDを作成」をタップして、画面の指示に従って新しく作れます。

Apple IDは、App Storeでアプリをダウンロードしたり、iCloudでデータを保存したりする時に必要になる大切なアカウントです。

手順7:利用規約に同意

Appleの利用規約が表示されるので、内容を確認して「同意する」をタップします。

手順8:その他の設定

ここからは、後からでも変更できる設定が続きます。

  • 位置情報サービス:地図アプリなどで現在地を使う機能。オンにしておくと便利です
  • Apple Pay:クレジットカードを登録して支払いに使う機能。後で設定することもできます
  • Siri:音声でiPhoneを操作できるアシスタント機能。使いたい場合は設定しましょう
  • スクリーンタイム:アプリの使用時間を管理する機能。必要に応じて設定します
  • iPhoneの解析データ:使用状況をAppleに送るかどうか。どちらでも大丈夫です

手順9:外観モードを選ぶ

「ライト」(明るい背景)か「ダーク」(暗い背景)、または「自動」を選びます。自動にすると、時間帯によって自動で切り替わります。

手順10:設定完了

「さあ、はじめよう!」という画面が表示されたら、初期設定は完了です。タップすればホーム画面が表示されて、iPhoneが使えるようになります。

SIMカードの入れ方

携帯会社と契約してSIMカードを受け取った場合は、初期設定を始める前にSIMカードを入れておきましょう。

SIMカードの挿入手順

手順1:SIMトレイを取り出す

iPhoneの側面に小さな丸い穴があります。この穴にiPhoneに付属している「SIMピン」の先端を差し込むと、SIMトレイ(カードを入れる台)が少し飛び出します。

SIMピンがない場合は、クリップを伸ばしたものでも代用できます。ただし、画鋲など先が尖りすぎているものは使わないでください。穴が傷つく可能性があります。

手順2:SIMカードをセット

トレイを引き出したら、SIMカードを正しい向きで置きます。カードの角が欠けている部分とトレイの形が合うようにセットしてください。

手順3:トレイを戻す

SIMカードを乗せたトレイを、iPhoneの側面にそっと押し込みます。カチッと音がするまで入れれば完了です。

最近のiPhoneでは「eSIM」という仕組みを使うことも多くなっています。eSIMは物理的なカードを使わず、デジタルで契約情報を設定する方法です。この場合、初期設定中に携帯会社から送られてくるQRコードを読み取るだけで設定できます。

iCloudバックアップから復元する方法

前のiPhoneでiCloudバックアップを取っていた場合、そのデータから復元することができます。

復元の手順

手順1:「iCloudバックアップから復元」を選択

初期設定中の「Appとデータ」画面で「iCloudバックアップから復元」をタップします。

手順2:Apple IDでサインイン

前のiPhoneで使っていたApple IDとパスワードを入力してサインインします。

手順3:バックアップを選択

利用可能なバックアップの一覧が表示されます。最新のバックアップ(日付が新しいもの)を選んでタップしましょう。

手順4:復元完了まで待つ

バックアップからの復元が始まります。データ量によっては時間がかかることがあるので、Wi-Fiに接続したまま、充電器につないで待ちましょう。

復元が完了すると、前のiPhoneで使っていたアプリや写真、連絡先などが新しいiPhoneに戻ってきます。

設定後にやっておきたいこと

初期設定が終わったら、以下の設定もしておくと、より快適にiPhoneを使えるようになります。

「探す」機能をオンにする

iPhoneを紛失した時に場所を特定できる機能です。「設定」→「自分の名前」→「探す」→「iPhoneを探す」の順に進んで、オンにしておきましょう。

通知設定を調整する

アプリからの通知が多すぎて煩わしい場合は、「設定」→「通知」から、アプリごとに通知のオン・オフを調整できます。

ソフトウェアアップデートを確認

「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で、iOSが最新版になっているか確認しましょう。アップデートがある場合はインストールしておくと安心です。

よく使うアプリをダウンロード

App Storeから、LINEやSNSアプリなど、自分がよく使うアプリをダウンロードしましょう。

よくある質問と回答

Q:クイックスタートでデータ転送中に失敗した場合はどうすればいい?

Wi-Fi接続が不安定だったり、電池が切れたりすると失敗することがあります。両方のiPhoneを充電器につないで、安定したWi-Fi環境で再度試してみましょう。それでもうまくいかない場合は、iCloudバックアップから復元する方法を試してください。

Q:Apple IDを持っていないのですが、必ず作る必要がありますか?

Apple IDがないと、App Storeでアプリをダウンロードできなかったり、iCloudでデータを保存できなかったりします。iPhoneを十分に活用するためには、Apple IDの作成をおすすめします。設定中に無料で作れるので安心してください。

Q:古いAndroidスマホからiPhoneにデータを移せますか?

はい、できます。「Move to iOS」という専用アプリを使えば、連絡先や写真、メッセージなどを移行できます。初期設定中の「Appとデータ」画面で「Androidから移行」を選び、画面の指示に従って進めてください。

Q:初期設定はどれくらい時間がかかりますか?

クイックスタートを使えば、データ転送を含めて30分〜1時間程度が目安です。手動設定で新しいiPhoneとして設定する場合は、10〜15分程度で完了します。データ量が多い場合は、もう少し時間がかかることもあります。

Q:設定後に「後で設定」を選んだ項目は、どこから設定できますか?

ほとんどの設定は、ホーム画面の「設定」アプリから後で変更できます。Face IDやTouch ID、Apple Payなど、それぞれの項目を探して設定しましょう。

Q:SIMカードを入れ忘れたまま設定を進めてしまいました。大丈夫ですか?

問題ありません。設定完了後にSIMカードを入れれば、自動的に認識されて使えるようになります。

まとめ:iPhoneの設定は思ったより簡単

iPhoneの初期設定は、画面の指示に従って進めていけば、初めての方でも無理なく完了できます。

特にクイックスタート機能を使えば、古いiPhoneを近づけるだけでほとんどの設定が自動で完了するので、とても便利です。この機能を使えば、アプリや写真、連絡先なども丸ごと新しいiPhoneに移せますよ。

初期設定の重要ポイント

  • クイックスタートなら古いiPhoneを近づけるだけで簡単
  • Wi-Fi環境があるとデータ転送がスムーズ
  • Apple IDは忘れずにメモしておく
  • データ転送中は両方のiPhoneを充電器につないでおく
  • 設定完了後は「探す」機能をオンにしておくと安心

設定でわからないことがあっても、Apple公式サポートや携帯ショップで聞けば丁寧に教えてもらえます。焦らず一つずつ進めていけば大丈夫なので、新しいiPhoneライフを楽しんでくださいね!

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