「動画見すぎてギガがやばいかも…」
「今月の通信量、あとどれくらい残ってるんだろう?」
スマホを使っていると、データ通信量(ギガ数)が気になる瞬間ってありますよね。
速度制限がかかってしまうと、動画はカクカク、ウェブページの読み込みも遅くなって本当にストレス。できれば制限がかかる前に、今の使用状況を知っておきたいところです。
今回は、iPhoneでギガ数(データ通信量)を確認する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
まず知っておきたい「ギガ」の基本
確認方法の前に、簡単に「ギガ」について説明しておきますね。
ギガって何のこと?
「ギガ」は正式には「ギガバイト(GB)」という単位のことです。データの容量を表す言葉で、インターネット閲覧やアプリの使用、動画視聴などで消費されるデータ量を示しています。
たとえば「月3GB」のプランなら、1か月間で3ギガバイトまでのデータ通信ができるという意味です。
モバイルデータ通信とWi-Fiの違い
iPhoneでインターネットを使うとき、「モバイルデータ通信」と「Wi-Fi」の2種類があります。
モバイルデータ通信は、携帯電話会社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)の回線を使った通信で、契約プランのギガ数を消費します。
一方、Wi-Fiは自宅や店舗などの無線LANを使った通信で、モバイルデータ通信のギガ数は消費しません。
今回確認するのは、この「モバイルデータ通信」で使ったギガ数です。
iPhone本体で確認する方法
まずは、iPhone本体の設定からデータ通信量を確認する方法を見ていきましょう。
基本的な確認手順
ステップ1:設定アプリを開く
ホーム画面にある歯車マークの「設定」アプリをタップして開いてください。
ステップ2:「モバイル通信」をタップ
設定画面を少し下にスクロールすると「モバイル通信」という項目があります。これをタップしましょう。
お使いのiPhoneによっては「モバイルデータ通信」と表示されている場合もありますが、同じものです。
ステップ3:データ使用量を確認
「モバイル通信」の画面を開くと、上のほうに「モバイルデータ通信」という項目があり、その下に「現在までの合計」として数字が表示されています。
これがあなたのiPhoneで使った累計のデータ通信量です。
重要な注意点:これは累計データです
ここで表示される数字には、とても重要な注意点があります。
実はこの「現在までの合計」は、今月だけの使用量ではなく、累計のデータなんです。
つまり、最後にリセットした日から現在までの合計が表示されているということ。もし一度もリセットしていなければ、iPhoneを使い始めてから今までのすべてのデータ量が表示されています。
リセット日の確認方法
同じ画面を一番下までスクロールすると、「前回のリセット日時」という項目があります。ここで、いつからのデータなのかを確認できますよ。
たとえば「2024/12/01 10:00」と表示されていたら、12月1日午前10時からのデータ使用量ということです。
今月のギガ数を正確に知るには?
iPhone本体では累計データしか見られないため、今月だけの使用量を知りたい場合は、契約している携帯電話会社の公式アプリや会員ページを使うのが確実です。
各キャリアごとに確認方法を紹介しますね。
ドコモユーザーの場合
My docomoで確認
ドコモと契約している方は、「My docomo」から確認できます。
ブラウザで「My docomo」にログインするか、App Storeから「My docomo」アプリをインストールしてログインしましょう。
ログインすると、「データ通信量」という項目があり、ここで今月の使用量と残りのギガ数がすぐに確認できます。
「詳細を確認」をタップすれば、直近3日間の使用量や月別のグラフも見られますよ。
auユーザーの場合
My auで確認
auユーザーは「My au」アプリまたはウェブサイトから確認できます。
App Storeから「My au」アプリをダウンロードしてログインすると、トップ画面にデータ残量が表示されます。
残量だけでなく、使用量の内訳や予測なども確認できるので便利です。
ソフトバンクユーザーの場合
My SoftBankで確認
ソフトバンクの方は「My SoftBank」を使いましょう。
ブラウザから「My SoftBank」にアクセスしてログインするか、「My SoftBank」アプリを利用してください。
ログイン後、「メニュー」→「使用量の管理」→「詳細をみる」と進むと、今月の使用量と残量をチェックできます。
楽天モバイルユーザーの場合
my 楽天モバイルで確認
楽天モバイルユーザーは「my 楽天モバイル」アプリが便利です。
App Storeから「my 楽天モバイル」をインストールしてログインすると、トップ画面にデータ利用状況が表示されます。
楽天モバイルは使った分だけ料金が変わるプランなので、こまめにチェックしておくと安心ですね。
アプリごとのデータ使用量をチェックする
「どのアプリがギガを食っているのか知りたい!」
そんなときは、アプリごとのデータ使用量も確認できます。
アプリ別使用量の確認手順
設定アプリを開いて「モバイル通信」をタップしたあと、画面を下にスクロールしてください。
すると、インストールされているアプリの一覧が表示され、それぞれのアプリ名の下に使用したデータ量が表示されています。
データ使用量が多い順に並んでいるので、どのアプリが通信量を多く使っているのか一目でわかりますよ。
データ通信をオフにする方法
「このアプリはWi-Fi環境でしか使わない」というアプリがあれば、モバイルデータ通信をオフにすることもできます。
各アプリ名の右側にあるスイッチをオフ(グレー)にすれば、そのアプリはモバイルデータ通信を使わなくなります。Wi-Fi接続時のみ通信できる設定です。
YouTubeやNetflixなど、データ消費が大きい動画アプリは、Wi-Fi専用にしておくとギガの節約になりますよ。
統計情報をリセットする方法
iPhone本体で月ごとのデータ使用量を把握したい場合は、毎月決まった日に「統計情報のリセット」を行うのがおすすめです。
リセットの手順
設定アプリを開いて「モバイル通信」をタップします。
画面を一番下までスクロールすると、「統計情報をリセット」というボタンがあるのでタップしてください。
確認画面が表示されるので、「統計情報をリセット」を選択します。
これで、モバイルデータ通信の使用量がゼロにリセットされます。
毎月1日にリセットするのがおすすめ
多くの携帯電話会社では、毎月1日が請求サイクルの始まりです。
そのため、毎月1日(または契約更新日)にリセットする習慣をつけておけば、iPhone本体でも月単位のデータ使用量を把握しやすくなります。
カレンダーアプリにリマインダーを設定しておくと、リセット忘れを防げますよ。
ギガを節約する便利な設定
データ通信量を少しでも節約したい方のために、iPhoneに備わっている便利な機能を紹介します。
機能1:低データモード
iOS 13以降のiPhoneには「低データモード」という機能があります。これをオンにすると、自動ダウンロードやバックグラウンド通信が制限され、データ使用量を抑えられます。
設定方法
設定アプリを開いて「モバイル通信」をタップします。
「通信のオプション」をタップし、「データモード」を選択してください。
「低データモード」を選ぶと、機能がオンになります。
動画の画質が下がったり、自動更新が停止したりしますが、ギガの節約には効果的です。
機能2:Wi-Fiアシストをオフにする
Wi-Fiアシストは、Wi-Fi接続が弱いときに自動的にモバイルデータ通信に切り替える機能です。
便利な反面、知らないうちにギガを消費してしまう原因にもなります。
オフにする方法
設定アプリを開いて「モバイル通信」をタップします。
一番下までスクロールすると「Wi-Fiアシスト」という項目があるので、これをオフにしてください。
機能3:バックグラウンドのアプリ更新を制限
アプリは画面を開いていないときでも、バックグラウンドで更新や通信を行うことがあります。
この機能をWi-Fi接続時のみに制限することで、データ節約につながります。
設定方法
設定アプリを開いて「一般」をタップします。
「Appのバックグラウンド更新」を選択してください。
「Appのバックグラウンド更新」をタップして、「Wi-Fi」または「オフ」を選びましょう。
これで、アプリの自動更新がWi-Fi接続時のみになります。
データ使用量の目安を知っておこう
「1GBでどれくらい使えるの?」という疑問に答えるため、主な用途ごとのデータ使用量の目安を紹介します。
ウェブページ閲覧
1ページあたり約0.3MBなので、1GBで約3,300ページ閲覧できます。
メールやLINE
テキストメールやLINEのメッセージは非常に軽く、1GBで数万通送受信できます。ただし、写真や動画を送ると大きく変わります。
音楽ストリーミング
標準音質で1時間約50MBなので、1GBで約20時間聴けます。
動画視聴(標準画質)
YouTubeやNetflixの標準画質で1時間約500MB〜1GB程度です。つまり1GBだと1〜2時間ほど。動画は特にギガを消費しやすいので注意が必要です。
SNS(Instagram、X、TikTokなど)
画像や動画を多く含むため、1時間で約200〜500MB程度消費します。
これらの目安を参考に、ご自分の使い方に合ったデータプランを選ぶといいですね。
速度制限がかかってしまったら?
もしデータ使用量が上限を超えて速度制限がかかってしまった場合、以下の対処法があります。
対処法1:Wi-Fiを活用する
自宅や職場、カフェなどのWi-Fiに接続すれば、速度制限に関係なく快適に通信できます。
外出先でもフリーWi-Fiスポットを探して利用しましょう。ただし、セキュリティには注意が必要です。
対処法2:データ容量を追加購入する
多くのキャリアでは、追加でギガを購入できるサービスがあります。
料金はかかりますが、どうしても必要な場合は各キャリアのアプリやサイトから追加購入を検討してください。
対処法3:翌月まで我慢する
速度制限がかかっても、メールやLINEのテキストメッセージは使えます。動画視聴などを控えて、翌月の速度制限解除を待つのも一つの方法です。
まとめ:ギガ数を賢く管理しよう
iPhoneのギガ数(データ通信量)の確認方法、いかがでしたか?
ポイントを改めておさらいすると、こんな感じです。
iPhone本体での確認
- 設定→モバイル通信→現在までの合計
- ただし累計データなので月単位ではない
- 月ごとに統計情報をリセットすると便利
正確な今月分を確認するなら
- 契約キャリアの公式アプリを使う
- My docomo、My au、My SoftBankなど
ギガ節約のコツ
- 低データモードを活用
- Wi-Fiアシストをオフ
- バックグラウンド更新を制限
- 動画アプリはWi-Fi専用に
データ使用量を把握して、上手にコントロールすることで、速度制限を気にせず快適にiPhoneを使えるようになります。
キャリアの公式アプリはブックマークしておくと、いつでもサッと確認できて便利ですよ。ぜひ今日からギガ数のチェックを習慣にして、スマホライフをもっと快適に楽しんでくださいね!

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