iPhoneの連絡先を移行する方法を完全解説!機種変更も安心

プログラミング・IT

新しいiPhoneに機種変更したとき、「連絡先がちゃんと移行できるかな?」と不安になったことはありませんか?

連絡先は、家族や友人、仕事の関係者など、大切な人たちの情報が詰まった重要なデータです。これを失ってしまうと、連絡が取れなくなってしまうので、確実に移行したいですよね。

この記事では、iPhoneからiPhoneへ連絡先を移行する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。複数の方法を紹介するので、自分に合った方法を選んでくださいね。

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連絡先移行の方法は主に5つ

iPhoneの連絡先を新しいiPhoneに移行する方法は、主に5つあります。

  1. iCloudで同期する(おすすめ・最も簡単)
  2. クイックスタートを使う(新しいiPhone購入時に便利)
  3. iTunesでバックアップ・復元する(PCが必要)
  4. AirDropで送る(少数の連絡先向け)
  5. 連絡先アプリから書き出す(メールやメッセージで送信)

それぞれの方法について、詳しく説明していきます。

方法1:iCloudで同期する(おすすめ)

iCloudを使った方法は、最も簡単で確実な連絡先移行方法です。iPhone本体だけで操作でき、PCも不要です。

iCloud同期のメリット

  • iPhone本体だけで完結する(PCが不要)
  • 連絡先が自動的に同期される
  • 一度設定すれば、常に最新の連絡先が保たれる
  • 無料で使える(iCloudストレージの空き容量が必要)

移行手順

ステップ1:古いiPhoneでiCloud連絡先をオンにする

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 画面上部の自分の名前(Apple ID)をタップ
  3. 「iCloud」をタップ
  4. 「連絡先」のスイッチをオン(緑色)にする

この操作で、古いiPhoneの連絡先がiCloud(クラウド)に保存されます。

ステップ2:新しいiPhoneでiCloud連絡先をオンにする

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 画面上部の自分の名前(Apple ID)をタップ
  3. 「iCloud」をタップ
  4. 「連絡先」のスイッチをオン(緑色)にする
  5. 「結合」または「統合」をタップ

「結合」をタップすると、新しいiPhoneの連絡先とiCloudの連絡先が統合され、すべての連絡先が新しいiPhoneに表示されます。

注意点

  • 両方のiPhoneで同じApple IDでサインインしている必要があります
  • インターネット接続(Wi-Fiまたはモバイルデータ通信)が必要です
  • 連絡先の数が多い場合、同期に数分かかることがあります

方法2:クイックスタートを使う

クイックスタートは、新しいiPhoneを購入したときに、古いiPhoneから新しいiPhoneへデータを直接転送できる機能です。

クイックスタートのメリット

  • 連絡先だけでなく、写真、アプリ、設定などもまとめて移行できる
  • ケーブルで接続すれば、Wi-Fiなしでも転送できる
  • 操作が簡単

移行手順

ステップ1:新しいiPhoneの電源を入れる

新しいiPhoneの電源を入れ、古いiPhoneの近くに置きます。

ステップ2:クイックスタート画面が表示される

古いiPhoneに「新しいiPhoneを設定」という画面が表示されるので、「続ける」をタップします。

ステップ3:カメラで円形パターンを読み取る

新しいiPhoneに円形のパターン(アニメーション)が表示されるので、古いiPhoneのカメラでこれを読み取ります。

ステップ4:古いiPhoneのパスコードを入力

新しいiPhoneで、古いiPhoneのパスコードを入力します。

ステップ5:データ転送方法を選ぶ

「iPhoneから転送」を選択します。

転送方法は2つあります:

  • ワイヤレス転送:Wi-Fi経由で転送(時間がかかる)
  • 有線転送:Lightning to USBケーブルで接続して転送(速い)

ステップ6:転送が完了するまで待つ

データの転送が始まります。連絡先を含むすべてのデータが新しいiPhoneに移行されます。

転送時間は、データ量によって異なりますが、数分から数時間かかることがあります。

注意点

  • 新しいiPhoneの初期設定時にのみ使える方法です
  • すでに設定済みの新しいiPhoneでこの方法を使う場合は、iPhoneを初期化する必要があります
  • 転送中は両方のiPhoneを近くに置いておく必要があります

方法3:iTunesでバックアップ・復元する

PCとiTunesを使って、古いiPhoneのバックアップを取り、それを新しいiPhoneに復元する方法です。

iTunesを使うメリット

  • インターネット接続が不要(PCとの接続だけでOK)
  • iCloudのストレージ容量を消費しない
  • 大量のデータでも比較的速く転送できる

移行手順

ステップ1:古いiPhoneをバックアップする

  1. PCでiTunes(またはMacのFinder)を起動する
  2. 古いiPhoneをUSBケーブルでPCに接続する
  3. iTunes(またはFinder)でiPhoneのアイコンをクリック
  4. 「概要」タブをクリック
  5. 「今すぐバックアップ」をクリック

バックアップが完了するまで待ちます(数分から数十分)。

ステップ2:新しいiPhoneにバックアップを復元する

  1. 新しいiPhoneをUSBケーブルでPCに接続する
  2. iTunes(またはFinder)でiPhoneのアイコンをクリック
  3. 「概要」タブをクリック
  4. 「バックアップを復元」をクリック
  5. 復元したいバックアップを選択
  6. 「復元」をクリック

復元が完了すると、連絡先を含むすべてのデータが新しいiPhoneに移行されます。

注意点

  • PCが必要です
  • バックアップには連絡先以外のデータも含まれるため、時間がかかります
  • 新しいiPhoneの既存データは上書きされます(初期化される)

方法4:AirDropで送る

AirDropを使って、連絡先を1件ずつ、または少数の連絡先をまとめて送る方法です。

AirDropのメリット

  • 簡単に連絡先を送れる
  • インターネット接続が不要(Bluetoothで転送)
  • 特定の連絡先だけを送りたいときに便利

移行手順

ステップ1:AirDropをオンにする

両方のiPhoneで、コントロールセンターを開き、AirDropをタップして「すべての人」を選択します。

ステップ2:連絡先を選んで送信する

  1. 古いiPhoneで「連絡先」アプリを開く
  2. 送りたい連絡先をタップ
  3. 「連絡先を送信」をタップ
  4. 「AirDrop」を選択
  5. 新しいiPhoneの名前をタップ

ステップ3:新しいiPhoneで受け取る

新しいiPhoneに受信画面が表示されるので、「受け入れる」をタップします。

受け取った連絡先が表示されたら、画面上部の「新規連絡先を作成」または「既存の連絡先に追加」をタップして保存します。

注意点

  • 1件ずつしか送れないため、大量の連絡先を移行するのには不向きです
  • 両方のiPhoneが近くにある必要があります(約9メートル以内)

方法5:連絡先アプリから書き出す

連絡先アプリから連絡先を書き出して、メールやメッセージで送る方法です。

この方法のメリット

  • 複数の連絡先をまとめて送れる
  • メールやメッセージで送れるので、遠くにいる人にも送れる

移行手順

ステップ1:連絡先リストを作成する(または既存のリストを使う)

  1. 「連絡先」アプリを開く
  2. 左上の「リスト」をタップ
  3. リストを長押しする(または「リストを追加」で新しいリストを作成)

ステップ2:連絡先を書き出す

  1. 「書き出す」をタップ
  2. 含めたいフィールド(名前、電話番号、メールアドレスなど)を選択
  3. 右上のチェックマーク(✓)をタップ

ステップ3:送信方法を選ぶ

「メッセージ」や「メール」など、送信方法を選択します。

新しいiPhoneで受信したファイルを開くと、連絡先が自動的に追加されます。

注意点

  • すべての連絡先を一度に書き出すことはできません(リストごとに書き出す必要があります)
  • 受信側でファイルを開く必要があります

Android からiPhoneに連絡先を移行する方法

AndroidスマホからiPhoneに機種変更する場合も、連絡先を移行できます。

Googleアカウントを使った方法(おすすめ)

ステップ1:AndroidでGoogleアカウントと連絡先を同期

Androidの「設定」から、Googleアカウントの同期設定を確認し、「連絡先」がオンになっていることを確認します。

ステップ2:iPhoneにGoogleアカウントを追加

  1. iPhoneの「設定」を開く
  2. 「連絡先」をタップ
  3. 「アカウント」をタップ
  4. 「アカウントを追加」をタップ
  5. 「Google」を選択
  6. Googleアカウントでサインイン
  7. 「連絡先」をオン(緑色)にする

これで、Googleアカウントに保存されている連絡先がiPhoneに同期されます。

「Move to iOS」アプリを使う方法

Appleが提供する「Move to iOS」というアプリを使って、AndroidからiPhoneにデータを移行することもできます。

詳しくは、Appleのサポートページをご覧ください。

連絡先が移行されない・消えた場合の対処法

連絡先がうまく移行されない、または消えてしまった場合の対処法を紹介します。

対処法1:iCloud連絡先がオンになっているか確認

「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「連絡先」がオンになっているか確認しましょう。

オフになっている場合は、オンにして「結合」をタップします。

対処法2:iCloudから連絡先を復元する

iCloudには、自動的に連絡先のバックアップが保存されています。

  1. PCまたはブラウザで「iCloud.com」にアクセス
  2. Apple IDでサインイン
  3. 「アカウント設定」をクリック
  4. 下にスクロールして「データを復元」をクリック
  5. 「連絡先」の「復元」をクリック

復元したい日時のバックアップを選んで復元できます。

対処法3:iPhoneを再起動する

一時的な不具合の場合、iPhoneを再起動すると改善することがあります。

対処法4:デフォルトアカウントを確認する

複数のアカウント(iCloud、Gmail、Outlookなど)を使っている場合、連絡先がどのアカウントに保存されているか確認しましょう。

「設定」→「連絡先」→「デフォルトアカウント」で確認できます。

よくある質問

Q1. 連絡先の移行にかかる時間は?

A. 連絡先の数によりますが、通常は数秒から数分です。iCloudを使った場合、インターネット速度にもよりますが、数百件の連絡先でも数分で完了します。

Q2. 移行中に電話がかかってきたらどうなる?

A. 移行作業は中断されますが、作業が完了していない場合は、再度実行する必要があります。できるだけ電話がかかってこない時間帯に作業しましょう。

Q3. 古いiPhoneと新しいiPhoneで異なるApple IDを使いたい場合は?

A. iCloudを使った同期はできません。この場合は、連絡先アプリから書き出してメールで送る、またはサードパーティのアプリを使う方法をおすすめします。

Q4. 重複した連絡先が表示される場合は?

A. 複数のアカウント(iCloud、Gmail、Outlookなど)に同じ連絡先が保存されている可能性があります。「連絡先」アプリで重複した連絡先を統合できます。

連絡先を開いて、右上の「編集」→下にスクロールして「リンク」から重複した連絡先を統合できます。

Q5. SIMカードで連絡先を移行できる?

A. iPhoneでは、SIMカードに連絡先を保存する機能が限定的です。AndroidからiPhoneに乗り換える場合など、一部のケースでは使えますが、基本的にはiCloudやGoogleアカウントを使った方法をおすすめします。

まとめ

iPhoneの連絡先を移行する方法について解説しました。

おすすめの移行方法

  • 新しいiPhone購入時:クイックスタートが最も簡単
  • すでに設定済みのiPhone:iCloud同期が最も簡単
  • インターネット環境がない:iTunesでバックアップ・復元
  • 少数の連絡先だけ:AirDropで送信

重要なポイント

  • iCloudを使った同期が最も簡単で確実
  • 同じApple IDでサインインする必要がある
  • 移行前にiCloud連絡先をオンにする
  • 移行後は「連絡先」アプリで確認する

事前準備のアドバイス

機種変更する前に、以下の準備をしておくと安心です:

  1. iCloud連絡先をオンにして、常に同期しておく
  2. 定期的にバックアップを取る
  3. Apple IDとパスワードを確認しておく

連絡先は大切なデータなので、複数の方法でバックアップを取っておくことをおすすめします。iCloudとGoogleアカウントの両方に保存しておけば、万が一の時も安心です。

この記事を参考に、安全に連絡先を移行して、新しいiPhoneを楽しんでくださいね!

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