iPhoneのソフトウェアアップデートを最新にする方法|手順と注意点を完全解説

プログラミング・IT

「iPhoneのアップデートってどうやるの?」「最新バージョンにしないとダメなの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?

iPhoneを快適に、そして安全に使い続けるには、ソフトウェアアップデートが欠かせません。この記事では、iPhoneを最新のiOSにアップデートする方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

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ソフトウェアアップデートって何?なぜ必要なの?

ソフトウェアアップデート(iOSアップデート) とは、iPhoneを動かす基本的なプログラムを最新の状態に更新することです。

アップデートが必要な理由は主に3つあります。

セキュリティの強化
iPhoneには、悪意のあるプログラムや不正アクセスから守るためのセキュリティ機能が組み込まれています。しかし、時間が経つと新しい攻撃方法が見つかることも。アップデートでは、こうした弱点を修正して、あなたの大切な情報を守ってくれるんです。

新機能の追加
Appleは定期的に便利な新機能を追加しています。ホーム画面のカスタマイズ機能が増えたり、写真アプリが使いやすくなったり、メッセージアプリに新しい表現方法が加わったりと、iPhoneがもっと便利になります。

不具合の修正
アプリがうまく動かなかったり、バッテリーの減りが早かったりする問題を解決してくれることもあります。

アップデート前の準備|これをやっておけば安心

いきなりアップデートを始めるのはちょっと待ってください。事前準備をしっかり行うことで、トラブルを防げます。

データのバックアップを取る

アップデート中に万が一データが消えてしまった場合に備えて、バックアップを取っておきましょう。

iCloudでバックアップする方法

  1. Wi-Fiに接続する
  2. 「設定」を開く
  3. 一番上の自分の名前をタップ
  4. 「iCloud」をタップ
  5. 「iCloudバックアップ」をタップ
  6. 「今すぐバックアップを作成」をタップ

バックアップが完了するまで、Wi-Fiに接続したままにしておいてください。

十分な空き容量を確保する

アップデートには大きなファイルをダウンロードする必要があるため、iPhoneに5GB以上の空き容量があると安心です。

空き容量の確認方法

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「iPhoneストレージ」をタップ

ここで使用状況が表示されます。空き容量が足りない場合は、使っていないアプリを削除したり、不要な写真や動画を整理したりしましょう。

充電とWi-Fi接続を確認

アップデート中にバッテリーが切れてしまうと、iPhoneが正常に動かなくなる可能性があります。必ず充電器に接続した状態で行いましょう。

また、アップデートファイルは容量が大きいため、Wi-Fi環境が必要です。モバイルデータ通信ではダウンロードできないので注意してください。

iPhone本体でアップデートする方法|一番簡単な方法

iPhone単体で完結する方法が最も簡単でおすすめです。

手動でアップデートする手順

  1. iPhoneをWi-Fiに接続し、充電器につなぐ
  2. 「設定」アプリを開く
  3. 「一般」をタップ
  4. 「ソフトウェアアップデート」をタップ

ここで現在のiOSバージョンと、利用可能なアップデートがあるかどうかが表示されます。

  1. アップデートが表示されたら「ダウンロードしてインストール」をタップ
  2. パスコードを入力(設定している場合)
  3. 利用規約に同意する
  4. 「今すぐインストール」をタップ

アップデートが始まります。iPhoneは自動的に再起動し、アップデートが完了するまで画面にAppleのロゴとプログレスバーが表示されます。

通常は10分から30分程度で完了しますが、アップデート内容によっては1時間以上かかることもあります。この間は操作できないので、時間に余裕があるときに行いましょう。

自動アップデート機能を使う

毎回手動でアップデートするのが面倒な方には、自動アップデート機能がおすすめです。

自動アップデートの設定方法

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップ
  4. 「自動アップデート」をタップ
  5. 「iOSアップデート」の「自動インストール」をオンにする

この設定をオンにすると、夜間にiPhoneが充電中でWi-Fiに接続されているときに、自動的にアップデートがダウンロード・インストールされます。インストール前には通知が届くので、タイミングを確認できます。

パソコンを使ってアップデートする方法|Wi-Fiが不安定なときに便利

Wi-Fi環境が不安定な場合や、iPhone本体でのアップデートがうまくいかないときは、パソコンを使う方法もあります。

Windowsまたは古いMacでiTunesを使う方法

必要なもの

  • WindowsパソコンまたはmacOS Mojave以前のMac
  • 最新版のiTunes
  • iPhoneとパソコンを接続するケーブル

手順

  1. パソコンでiTunesを開く
  2. iPhoneをケーブルでパソコンに接続
  3. iTunesの画面左上に表示されるiPhoneのアイコンをクリック
  4. 「概要」をクリック
  5. 「アップデートを確認」をクリック
  6. アップデートが表示されたら「ダウンロードしてアップデート」をクリック
  7. 利用規約に同意する

あとは画面の指示に従って進めれば、アップデートが完了します。

新しいMacでFinderを使う方法

macOS Catalina以降のMacでは、iTunesの代わりにFinderを使います。

手順

  1. Finderを開く
  2. iPhoneをケーブルでMacに接続
  3. Finderの左側メニューの「場所」に表示されるiPhoneをクリック
  4. 画面右側の「一般」または「設定」をクリック
  5. 「アップデート」をクリック
  6. 表示されたポップアップで再度「アップデート」をクリック

画面の指示に従って進めれば、アップデートが完了します。

アップデートがうまくいかないときの対処法

「アップデートを確認できません」というエラーが表示されたり、ダウンロードが進まなかったりすることがあります。そんなときの対処法をご紹介します。

Wi-Fi接続を確認する

「インターネットに接続されていないため、ソフトウェアアップデートを確認できませんでした」というメッセージが表示される場合は、Wi-Fi接続に問題があります。

  • Wi-Fiがオンになっているか確認
  • 別のWi-Fiネットワークに接続してみる
  • ルーターを再起動してみる

空き容量を増やす

「アップデートをインストールできません」と表示される場合、ストレージ容量が不足している可能性があります。

iPhoneは自動的に一部のアプリデータを削除してくれることもありますが、それでも足りない場合は手動で不要なデータを削除しましょう。

ダウンロード済みのアップデートを削除して再試行する

一度ダウンロードしたアップデートファイルが破損している可能性もあります。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「iPhoneストレージ」をタップ
  4. アプリのリストからiOSアップデートを探す
  5. タップして「アップデートを削除」を選択
  6. 再度「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」からダウンロードし直す

iPhoneを再起動する

シンプルですが、再起動するだけで問題が解決することも多いです。

iPhoneの再起動方法

  • iPhone X以降:音量ボタン(どちらか)とサイドボタンを同時に長押し→スライダーをドラッグして電源オフ→サイドボタンを長押しして再起動
  • iPhone SE、8以前:サイドボタン(またはトップボタン)を長押し→スライダーをドラッグして電源オフ→同じボタンを長押しして再起動

よくある質問

アップデートにはどのくらい時間がかかりますか?

通常は10分から30分程度ですが、アップデート内容や通信速度によって1時間以上かかることもあります。時間に余裕があるときに行いましょう。

アップデートすると今までのデータは消えますか?

基本的に、データや設定はそのまま残ります。ただし万が一に備えて、アップデート前にバックアップを取っておくことをおすすめします。

古いiPhoneでも最新のiOSにできますか?

iPhoneのモデルによって、対応するiOSのバージョンが決まっています。古いモデルでは最新のiOSに対応していない場合もあります。「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で、お使いのiPhoneで利用可能なバージョンが表示されます。

アップデート中に電話やメッセージは使えますか?

アップデート中はiPhoneを操作できないため、電話を受けたりメッセージを送ったりすることはできません。重要な連絡を待っているときは避けた方が良いでしょう。

途中でやめることはできますか?

一度アップデートを開始すると、途中でキャンセルすることはできません。必ず最後まで完了させてください。中断するとiPhoneが正常に動かなくなる可能性があります。

まとめ|定期的なアップデートで快適なiPhone生活を

iPhoneのソフトウェアアップデートは、セキュリティを守り、新機能を楽しむために欠かせません。

アップデート前の3つのポイント

  • データのバックアップを取る
  • 5GB以上の空き容量を確保する
  • Wi-Fiと充電の準備をする

2つのアップデート方法

  • iPhone本体で行う方法(おすすめ)
  • パソコンを使う方法(Wi-Fiが不安定なとき)

自動アップデート機能を使えば、夜間に勝手にアップデートしてくれるので、手間もかかりません。定期的にアップデートして、安全で快適なiPhone生活を楽しんでくださいね。

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