気がついたら、何時間もiPhoneでSNSを見ていた…。
「今日はYouTubeを見すぎたかも」「子供がゲームばかりしていて心配」そんな経験、ありませんか?
スマホの使いすぎは、現代人の大きな悩みの一つですよね。集中力が低下したり、睡眠不足になったり、家族とのコミュニケーションが減ったり…。特にお子さんがいる家庭では、スマホの使用時間をどう管理するかが頭の痛い問題になっています。
でも、ご安心ください。iPhoneには「スクリーンタイム」という強力な機能が標準で搭載されています。
スクリーンタイムを使えば、自分や家族がiPhoneをどれくらい使っているか一目で分かり、アプリの使用時間を制限したり、休憩時間を設けたりすることができます。さらに、子供のiPhoneを親のiPhoneから遠隔で管理することも可能なんです。
今回は、iPhoneのスクリーンタイムの基本的な使い方から、効果的な設定方法、子供の管理方法まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。
この記事を読めば、スクリーンタイムを使いこなして、自分や家族のiPhone使用を健康的にコントロールできるようになるはずです。さっそく確認していきましょう!
スクリーンタイムとは

まず、スクリーンタイムの基本について理解しておきましょう。
スクリーンタイムの役割
スクリーンタイムとは、iPhoneやiPadでどのように時間を使っているかを把握し、管理するための機能です。
iOS 12(2018年9月リリース)から標準搭載されており、追加のアプリをインストールすることなく、誰でも無料で使えます。
スクリーンタイムでできること
- 使用状況の確認
- 1日・1週間のiPhone使用時間を確認
- アプリごとの使用時間を確認
- iPhoneを持ち上げた回数を確認
- 通知を受け取った回数を確認
- 使用時間の制限
- アプリごとに1日の使用時間を制限
- カテゴリ(ゲーム、SNSなど)ごとに制限
- 曜日別に異なる制限を設定
- 休止時間の設定
- 指定した時間帯はiPhoneの使用を制限
- 就寝前や食事中などの「画面から離れる時間」を設定
- コンテンツとプライバシーの制限
- 不適切なコンテンツへのアクセスを制限
- アプリのインストールや削除を制限
- 課金を制限
- ファミリー共有での子供の管理
- 子供のiPhoneの使用状況を親のiPhoneから確認
- 遠隔で制限を設定・変更
スクリーンタイムを使うメリット
自分のため
- 無駄なスマホ使用時間を減らせる
- 集中力が向上する
- 睡眠の質が改善する
- 時間を有効活用できる
子供のため
- 適切な使用時間を設定できる
- 不適切なコンテンツから守れる
- 勉強や睡眠の時間を確保できる
- 依存症を予防できる
スクリーンタイムを有効にする方法
スクリーンタイムは、有効にしないと使えません。まずは設定しましょう。
自分用のiPhoneで有効にする
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「アプリとWebサイトのアクティビティ」をタップ
- 「アプリとWebサイトのアクティビティをオンにする」をタップ
これで、スクリーンタイムが有効になり、使用状況の記録が始まります。
子供用のiPhoneで有効にする
子供のiPhoneでスクリーンタイムを設定する場合は、以下の手順で行います。
- 子供のiPhoneで設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「アプリとWebサイトのアクティビティ」をタップ
- 「アプリとWebサイトのアクティビティをオンにする」をタップ
- 後述する「スクリーンタイムパスコード」を必ず設定する
重要なポイント
- 子供がスクリーンタイムの設定を勝手に変更できないように、必ずパスコードを設定してください
- パスコードは子供に知られないようにしましょう
デバイス間での共有設定
同じApple IDでサインインしている複数のデバイス(iPhone、iPad、Macなど)のスクリーンタイムを合算して表示できます。
設定方法
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「デバイス間で共有」をタップしてオン
これで、すべてのデバイスの使用時間が合計されて表示されます。
使用状況レポートの確認方法
スクリーンタイムを有効にすると、詳細な使用状況レポートが見られます。
レポート画面の見方
基本的な確認方法
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
この画面で、以下の情報が確認できます。
- 1日の平均使用時間:過去7日間の平均
- 曜日ごとの使用時間:棒グラフで表示
- 先週との比較:増減がパーセントで表示
詳細レポートの確認
より詳しい情報を見るには、「すべてのアプリとWebサイトのアクティビティを確認する」をタップします。
詳細レポートで分かること
- アプリごとの使用時間
- 最も使用時間が長いアプリから順に表示
- タップするとさらに詳細が見られる
- カテゴリ別の使用時間
- ソーシルネットワーキング
- エンターテインメント
- クリエイティビティ
- 生産性とビジネス
- など、カテゴリごとに集計
- よく訪れたWebサイト
- Safariで訪問したWebサイトのトップ10
- 持ち上げ回数
- iPhoneを持ち上げた回数(画面をオンにした回数)
- 通知回数
- アプリごとに受け取った通知の数
日別・週別の切り替え
画面上部で「日」または「週」をタップすると、表示を切り替えられます。
- 日:その日の1時間ごとの使用状況
- 週:過去7日間の日ごとの使用状況
ウィジェットで素早く確認
ホーム画面にスクリーンタイムのウィジェットを追加すると、設定アプリを開かなくても使用状況を確認できます。
ウィジェットの追加方法
- ホーム画面を長押し
- 左上の「+」をタップ
- 「スクリーンタイム」を選択
- ウィジェットのサイズを選択
- 「ウィジェットを追加」をタップ
ウィジェットのサイズが大きいほど、表示される情報が多くなります。
休止時間の設定
「休止時間」を設定すると、指定した時間帯にiPhoneの使用を制限できます。
休止時間とは
休止時間中は、許可したアプリと電話以外は使用できなくなります。
就寝前や食事中など、「画面から離れたい時間」を設定するのに便利です。
休止時間の設定方法
今すぐ休止時間を開始する場合
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「休止時間」をタップ
- 「明日まで休止時間をオンにする」をタップ
これで、翌日の午前0時まで休止時間になります。
スケジュールを設定する場合
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「休止時間」をタップ
- 「スケジュール」をオンにする
- 開始時刻と終了時刻を設定
曜日別に設定する場合
- 「曜日別に設定」をタップ
- 各曜日の開始・終了時刻を個別に設定
例えば、平日は22:00〜7:00、休日は23:00〜8:00というように、柔軟に設定できます。
休止時間中の動作
休止時間中は、以下のようになります。
- 許可されていないアプリのアイコンがグレーアウト
- タップすると「制限時間」という画面が表示される
- 電話とメッセージは基本的に使用可能
- 「常に許可」で指定したアプリは使用可能
アプリ使用時間の制限
特定のアプリやカテゴリの1日の使用時間を制限できます。
アプリ使用時間の制限とは
「YouTubeは1日1時間まで」「ゲームは1日30分まで」というように、アプリごとに使用時間の上限を設定できます。
設定した時間に達すると、アプリが使えなくなります。
制限の設定方法
カテゴリごとに制限する場合
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「アプリ使用時間の制限」をタップ
- 「制限を追加」をタップ
- カテゴリ(例:ゲーム、ソーシャルネットワーキングなど)を選択
- 「次へ」をタップ
- 1日の制限時間を設定(例:1時間)
- 「追加」をタップ
個別のアプリに制限する場合
- 上記の手順5でカテゴリ名をタップ
- そのカテゴリ内のアプリ一覧が表示される
- 制限したい特定のアプリだけを選択
- 「次へ」をタップ
- 制限時間を設定
曜日別に異なる制限を設定
平日と休日で異なる制限時間を設定できます。
- 制限を追加する際、「曜日別に設定」をタップ
- 各曜日の制限時間を個別に設定
例えば、平日はゲームを30分、休日は1時間30分というように設定できます。
制限時間に達した時の動作
設定した時間を使い切ると、以下のようになります。
- アプリのアイコンがグレーアウト
- タップすると「制限時間」という画面が表示される
- 「制限を無視」をタップすると、15分延長または「今日は制限を無視」を選択できる
- スクリーンタイムパスコードを設定している場合は、パスコード入力が必要
常に許可するアプリの設定
休止時間中やアプリ制限中でも、常に使えるアプリを指定できます。
常に許可とは
電話やメッセージなど、緊急時に必要なアプリや、勉強に使うアプリなどを「常に許可」に設定すると、どんな制限中でも使用できます。
常に許可の設定方法
アプリを常に許可する
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「常に許可」をタップ
- 「許可されたApp」の下の「+」をタップ
- 常に許可したいアプリを選択
常に許可を解除する
- 上記の手順3まで進む
- 「許可されたApp」の下の「−」をタップ
おすすめの常に許可アプリ
基本的に許可すべきアプリ
- 電話
- メッセージ
- FaceTime
- マップ(緊急時に必要)
子供の場合に許可を検討するアプリ
- 時計(アラーム用)
- カレンダー
- リマインダー
- 勉強用アプリ
コミュニケーションの制限
「常に許可」の中の「連絡先」をタップすると、休止時間中に連絡を取れる相手を制限できます。
選択肢
- 全員:誰とでも連絡を取れる
- 指定した連絡先のみ:特定の人とだけ連絡を取れる
子供の場合は、「指定した連絡先のみ」にして、家族など信頼できる相手だけを許可するのがおすすめです。
コンテンツとプライバシーの制限
不適切なコンテンツや機能へのアクセスを制限できます。
コンテンツとプライバシーの制限とは
年齢に不適切なアプリ、音楽、映画、Webサイトなどへのアクセスを制限したり、アプリのインストールや課金を制限したりできます。
特に子供のiPhoneを管理する際に重要な機能です。
設定方法
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにする
主な制限項目
1. iTunesおよびApp Storeでの購入
- アプリのインストール:許可しない/許可する
- アプリの削除:許可しない/許可する
- App内課金:許可しない/許可する
子供が勝手にアプリをインストールしたり、課金したりするのを防げます。
2. 許可されたApp
以下のアプリの表示・非表示を設定できます。
- Safari
- カメラ
- FaceTime
- メール
- AirDrop
など
例えば、Safariを非表示にすれば、Webブラウジングを完全に制限できます。
3. コンテンツ制限
音楽、Podcast、News
- 不適切な内容:許可しない/許可する
映画
- 指定なし/G/PG/PG12/R15+/R18+/すべての映画を許可しない
テレビ番組
- 指定なし/すべての年齢/9+/12+/15+/18+/すべてのテレビ番組を許可しない
App
- 年齢制限:4+/9+/12+/17+/すべてのAppを許可しない
年齢に応じて適切な制限を設定しましょう。
4. Webコンテンツ
- 無制限アクセス:すべてのWebサイトにアクセス可能
- 成人向けWebサイトを制限:アダルトコンテンツを自動的にブロック
- 許可されたWebサイトのみ:指定したWebサイトだけアクセス可能
子供の場合は、「成人向けWebサイトを制限」または「許可されたWebサイトのみ」がおすすめです。
5. Siriのコンテンツ制限
- Web検索コンテンツ:Siriによるインターネット検索を制限
- 不適切な言葉:Siriで不適切な言葉を使えないように
スクリーンタイムパスコードの設定
スクリーンタイムの設定を保護するため、専用のパスコードを設定できます。
パスコードを設定するメリット
- 自分で設定した制限を、衝動的に解除するのを防げる
- 子供が勝手に設定を変更できなくなる
- より確実に使用制限を守れる
パスコードの設定方法
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 下にスクロールして「スクリーンタイム設定をロック」をタップ
- 4桁のパスコードを入力
- 確認のため、もう一度同じパスコードを入力
- Apple IDとパスワードを入力(パスコードを忘れた時のリセット用)
重要な注意点
パスコードは必ず覚えておく
パスコードを忘れると、Apple IDでリセットできますが、それができない場合は工場出荷時の状態に戻すしかありません(すべてのデータが消えます)。
必ずパスコードはメモしておきましょう。
iPhoneのロックパスコードとは別
スクリーンタイムパスコードは、iPhoneのロックパスコード(画面ロック解除のパスコード)とは別のものです。
同じにすることもできますが、子供が推測しないよう、別の番号にするのがおすすめです。
パスコードの変更・削除
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「スクリーンタイムパスコードを変更」または「スクリーンタイムパスコードをオフにする」をタップ
- 現在のパスコードを入力
- 新しいパスコードを設定(変更の場合)
ファミリー共有で子供のiPhoneを管理
ファミリー共有を使うと、親のiPhoneから子供のiPhoneのスクリーンタイムを管理できます。
ファミリー共有とは
Apple IDでファミリーグループを作成し、アプリの購入を共有したり、位置情報を共有したり、スクリーンタイムを管理したりできる機能です。
ファミリー共有の設定方法
子供のApple IDを作成する(13歳未満の場合)
- 親のiPhoneで設定アプリを開く
- 自分の名前(Apple ID)をタップ
- 「ファミリー共有」をタップ
- 「メンバーを追加」をタップ
- 「お子様用アカウントを作成」をタップ
- 画面の指示に従って子供のApple IDを作成
既存のApple IDをファミリーに追加する(13歳以上の場合)
- 親のiPhoneで設定アプリを開く
- 自分の名前(Apple ID)をタップ
- 「ファミリー共有」をタップ
- 「メンバーを追加」をタップ
- 「招待を送信」をタップ
- 子供のApple IDまたは電話番号を入力
- 子供のiPhoneで招待を承認
親のiPhoneから子供のスクリーンタイムを設定
ファミリー共有を設定すると、親のiPhoneから子供のスクリーンタイムを管理できます。
確認・設定方法
- 親のiPhoneで設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「ファミリー」の下に表示される子供の名前をタップ
ここから、子供のiPhoneのスクリーンタイムを設定・変更できます。
- 使用状況レポートの確認
- 休止時間の設定
- アプリ使用時間の制限
- 常に許可の設定
- コンテンツとプライバシーの制限
- スクリーンタイムパスコードの設定
すべて親のiPhoneから遠隔で操作できます。
承認と購入のリクエスト
ファミリー共有で「承認と購入のリクエスト」を有効にすると、子供がアプリをダウンロードしたり課金したりする際に、親の承認が必要になります。
設定方法
- 親のiPhoneで設定アプリを開く
- 自分の名前をタップ
- 「ファミリー共有」をタップ
- 子供の名前をタップ
- 「承認と購入のリクエスト」をオンにする
これで、子供が何かを購入しようとすると、親のiPhoneに通知が届き、承認または拒否を選択できます。
よくある質問
スクリーンタイムについて、よく聞かれる質問にお答えします。
Q1:スクリーンタイムをオフにできる?
はい、できます。
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 下にスクロールして「スクリーンタイムをオフにする」をタップ
- パスコードを設定している場合は、パスコードを入力
ただし、オフにすると使用状況の記録もストップするので、必要な時だけオフにしましょう。
Q2:制限時間を超えても使い続ける方法は?
自分のiPhoneの場合
制限時間に達した時に表示される画面で、「制限を無視」をタップすると、15分延長または「今日は制限を無視」を選択できます。
パスコードを設定している場合は、パスコード入力が必要です。
子供のiPhoneの場合(親が管理)
子供から「もう少し使いたい」とリクエストがあった場合、親のiPhoneに通知が届き、承認または拒否を選択できます。
Q3:スクリーンタイムパスコードを忘れた場合は?
Apple IDでリセットできる場合
- パスコード入力画面で「パスコードをお忘れですか?」をタップ
- Apple IDとパスワードを入力
- 新しいパスコードを設定
Apple IDでリセットできない場合
残念ながら、iPhoneを工場出荷時の状態に戻すしかありません(すべてのデータが消えます)。
パスコードは必ずメモして保管しましょう。
Q4:複数のデバイスで別々の制限を設定できる?
はい、できます。
デフォルトでは、同じApple IDのすべてのデバイスで設定が共有されますが、「デバイス間で共有」をオフにすれば、デバイスごとに別々の設定ができます。
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「デバイス間で共有」をオフにする
Q5:子供が抜け道を見つけて制限を回避することはある?
残念ながら、完全に防ぐことは難しいです。
例えば、以下のような抜け道があります。
- 時刻設定を変更する(iOS 12の初期は可能だったが、現在は修正済み)
- 友達のiPhoneを借りる
- アプリを削除して再インストールする(制限がリセットされることがある)
ただし、スクリーンタイムパスコードをしっかり設定し、定期的に使用状況をチェックすれば、ほとんどの抜け道は防げます。
何より、なぜ制限が必要なのかを子供とよく話し合うことが大切です。
Q6:スクリーンタイムの制限は厳しすぎる?
それは家庭によって異なります。
重要なのは、子供の年齢、生活スタイル、性格に合わせて調整することです。
おすすめのアプローチ
- まずは緩めの制限から始める
- 1〜2週間試してみる
- 子供の様子や使用状況を見て調整
- 子供と話し合いながら決める
厳しすぎる制限は、かえって反発を招くことがあります。柔軟に調整しましょう。
Q7:休止時間中に緊急電話はかけられる?
はい、かけられます。
どんな制限を設定しても、緊急電話(110、119など)は常にかけられます。
また、「常に許可」で電話アプリを許可していれば、任意の電話番号にかけることもできます。
スクリーンタイム活用のコツ
スクリーンタイムをより効果的に使うためのコツを紹介します。
1. まずは1週間、使用状況を記録する
いきなり制限を設定するのではなく、まずは1週間、自分や子供の使用状況を記録してみましょう。
「意外とゲームをしている時間が長い」「勉強アプリはほとんど使っていない」など、具体的なデータが見えてきます。
それを基に、適切な制限を設定できます。
2. 段階的に制限を厳しくする
最初から厳しい制限を設定すると、続かないことが多いです。
まずは緩めの制限から始めて、慣れてきたら少しずつ厳しくしていきましょう。
3. 休止時間は就寝前と食事中に
最も効果的な休止時間の使い方は、以下の2つです。
就寝前(例:22:00〜翌7:00)
- 睡眠の質が向上する
- 寝不足を防げる
食事中(例:12:00〜13:00、18:00〜19:00)
- 家族とのコミュニケーションが増える
- 食事に集中できる
4. 「常に許可」は最小限に
「常に許可」を多くしすぎると、制限の意味がなくなります。
本当に必要なアプリだけを許可しましょう。
目安
- 電話、メッセージ、地図など、緊急時に必要なもの
- 子供の場合:上記に加えて、勉強用アプリ1〜2個
5. 週に1回、レポートを一緒に確認する
子供のスクリーンタイムを管理している場合、週に1回、子供と一緒にレポートを確認しましょう。
「今週はゲームの時間が減ったね」「勉強アプリをよく使ったね」など、ポジティブなフィードバックを与えることで、子供のモチベーションが上がります。
6. 親も一緒に制限する
子供だけに制限を設けて、親がスマホばかり見ていては説得力がありません。
親も自分のスクリーンタイムを設定し、一緒にスマホの使用時間を減らす努力をしましょう。
7. ルールは柔軟に調整する
最初に設定したルールが完璧とは限りません。
実際に使ってみて、不都合があれば柔軟に調整しましょう。
大切なのは、「完璧な制限を設定すること」ではなく、「健康的なスマホ使用習慣を身につけること」です。
まとめ
iPhoneのスクリーンタイムの使い方、いかがでしたか?
スクリーンタイムを上手に活用することで、自分や家族のiPhone使用を健康的にコントロールできます。
この記事のポイント
✓ スクリーンタイムは使用時間の確認と制限ができる標準機能
✓ アプリごと・カテゴリごとに1日の使用時間を制限可能
✓ 休止時間で「画面から離れる時間」を設定できる
✓ コンテンツとプライバシーの制限で不適切なコンテンツから守れる
✓ スクリーンタイムパスコードで設定を保護できる
✓ ファミリー共有で親のiPhoneから子供のiPhoneを管理できる
✓ 段階的に制限を厳しくするのが成功のコツ
✓ 親も一緒に制限することが大切
スクリーンタイムの基本設定の流れ
- スクリーンタイムを有効にする
- 1週間、使用状況を記録する
- 使いすぎているアプリを確認
- アプリ使用時間の制限を設定
- 休止時間を設定(就寝前など)
- 常に許可するアプリを設定
- スクリーンタイムパスコードを設定
- 1〜2週間試してみる
- 必要に応じて調整
子供のiPhoneを管理する場合の追加ステップ
- ファミリー共有を設定
- コンテンツとプライバシーの制限を設定
- 承認と購入のリクエストを有効化
- 定期的に使用状況をチェック
- 子供と話し合いながら調整
スクリーンタイムは、あくまでツールです。
大切なのは、「なぜスマホの使いすぎがよくないのか」「どうすれば健康的に使えるのか」を理解し、自分でコントロールする力を身につけることです。
特に子供の場合、ただ制限するだけでなく、なぜその制限が必要なのかをしっかり説明し、理解してもらうことが重要です。
この記事を参考に、スクリーンタイムを使って、自分や家族のiPhone使用をより健康的にコントロールしてみてください!

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