iPhoneが重い・遅い時の対処法|サクサク動作に戻す12の方法

ライフハック

「最近iPhoneの動きが遅くなった気がする…」「アプリの起動に時間がかかる」「タッチ操作の反応が悪い」

そんな悩みを抱えていませんか?

iPhoneを長く使っていると、だんだん動作が重くなることがあります。でも、諦める必要はありません。

この記事では、iPhoneの動作が重い原因と、サクサク快適に戻すための対処法を詳しく解説します。買い替えを検討する前に、ぜひ試してみてください。

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  1. iPhoneが重くなる主な原因
    1. 原因1:ストレージ容量の不足
    2. 原因2:バックグラウンドアプリの多さ
    3. 原因3:古いiOSバージョン
    4. 原因4:キャッシュやデータの蓄積
    5. 原因5:視覚効果やアニメーション
    6. 原因6:バッテリーの劣化
  2. ストレージ容量を確認・整理する
    1. ストレージ容量の確認方法
    2. 空き容量の目安
    3. 不要な写真・動画を削除
    4. 写真をiCloudに移動
    5. 使っていないアプリを削除
    6. 大きなファイルを見つける
  3. バックグラウンドアプリを整理する
    1. アプリのバックグラウンド更新をオフ
    2. 起動中のアプリを終了
    3. 位置情報サービスを見直す
  4. iOSを最新バージョンにアップデート
    1. アップデート確認方法
    2. 自動アップデートの設定
  5. Safariのキャッシュとデータを削除
    1. Safariの履歴とデータを消去
    2. Safariのタブを閉じる
  6. 視覚効果を減らす
    1. 視差効果を減らす
    2. 透明度を下げる
    3. アニメーションを減らす
  7. iPhoneを再起動する
    1. 通常の再起動
    2. 強制再起動
  8. バッテリーの状態を確認する
    1. バッテリーの状態確認
    2. パフォーマンス制限を一時的に解除
  9. ネットワーク設定をリセット
    1. ネットワーク設定リセットの手順
  10. すべての設定をリセット
    1. リセット手順
  11. 初期化して復元する(最終手段)
    1. 実行前の準備
    2. 初期化の手順
    3. 復元の手順
  12. その他の改善方法
    1. 低電力モードを使う
    2. 自動ダウンロードをオフ
    3. ウィジェットを減らす
    4. Siriの提案をオフ
  13. 機種が古い場合の対策
    1. できること
    2. 買い替えの検討
  14. 予防策:重くならないための習慣
    1. 定期的な整理
    2. こまめな再起動
    3. アップデートを習慣化
    4. 空き容量の確保
  15. まとめ:サクサク動くiPhoneを取り戻そう

iPhoneが重くなる主な原因

まず、なぜiPhoneが重くなるのか、その原因を理解しておきましょう。

原因1:ストレージ容量の不足

iPhoneの空き容量が少なくなると、動作が遅くなります。

写真や動画、アプリのデータが溜まりすぎると、システムが処理に時間がかかるようになるんです。

原因2:バックグラウンドアプリの多さ

使っていないアプリがバックグラウンドで動き続けていると、メモリを圧迫します。

複数のアプリが同時に動いている状態は、iPhoneにとって負担になります。

原因3:古いiOSバージョン

iOSが古いままだと、不具合や動作の重さが改善されないままになります。

新しいバージョンには、パフォーマンス向上の改善が含まれていることも多いです。

原因4:キャッシュやデータの蓄積

アプリを使い続けると、キャッシュデータが溜まっていきます。

特にSafariやSNSアプリは、大量のキャッシュを保存します。

原因5:視覚効果やアニメーション

iPhoneには美しい視覚効果がたくさんありますが、これも処理に負担をかけています。

古い機種ほど、この影響を受けやすくなります。

原因6:バッテリーの劣化

バッテリーが劣化すると、iPhoneが自動的にパフォーマンスを抑制することがあります。

これは突然のシャットダウンを防ぐための機能です。

ストレージ容量を確認・整理する

最も効果的な改善方法は、ストレージ容量の確保です。

ストレージ容量の確認方法

手順:

  1. 設定アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「iPhoneストレージ」をタップ

ここで、全体の容量と空き容量、各アプリの使用量が確認できます。

空き容量の目安

理想的な空き容量:

  • 全体容量の10%以上(64GBなら6GB以上)
  • 最低でも5GB以上は確保したい

空き容量が少ないほど、動作が重くなります。

不要な写真・動画を削除

手順:

  1. 写真アプリを開く
  2. 「選択」をタップ
  3. 不要な写真・動画を選ぶ
  4. ゴミ箱アイコンをタップ
  5. 「最近削除した項目」からも完全削除

効率的な削除方法:

  • 似たような写真を削除
  • ぼやけた写真を削除
  • スクリーンショットを整理
  • 古い動画を削除

写真をiCloudに移動

iCloud写真の設定:

  1. 設定→自分の名前→iCloud→写真
  2. 「iCloud写真」をオンにする
  3. 「iPhoneのストレージを最適化」を選択

これで、iPhone本体には軽量版が保存され、オリジナルはiCloudに保存されます。

使っていないアプリを削除

確認方法:

  1. 設定→一般→iPhoneストレージ
  2. アプリの一覧を確認
  3. 「最後に使用」の日付をチェック

何ヶ月も使っていないアプリは削除を検討しましょう。

削除手順:

  1. ホーム画面でアプリを長押し
  2. 「Appを削除」をタップ
  3. 「削除」を選択

または

  1. 設定→一般→iPhoneストレージ
  2. 削除したいアプリをタップ
  3. 「Appを削除」をタップ

大きなファイルを見つける

手順:

  1. 設定→一般→iPhoneストレージ
  2. 「大きなサイズのビデオを確認」や「使用していないAppを取り除く」などの提案を確認
  3. 提案に従って削除

システムが自動的に削減できるファイルを提案してくれます。

バックグラウンドアプリを整理する

使っていないアプリが動き続けていると、メモリを圧迫します。

アプリのバックグラウンド更新をオフ

手順:

  1. 設定アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「Appのバックグラウンド更新」をタップ
  4. 全体をオフ、または個別にオフ

必要なアプリ(メール、メッセージなど)だけオンにすると効率的です。

起動中のアプリを終了

手順:

  1. ホーム画面で画面下から上にスワイプして途中で止める(ホームボタンがある機種はホームボタンをダブルクリック)
  2. 起動中のアプリが表示される
  3. 使っていないアプリを上にスワイプして終了

ただし、頻繁に使うアプリは終了させないほうが良い場合もあります。

位置情報サービスを見直す

手順:

  1. 設定→プライバシーとセキュリティ→位置情報サービス
  2. アプリ一覧を確認
  3. 「常に許可」になっているアプリを見直す
  4. 「このAppの使用中のみ許可」または「なし」に変更

位置情報を常に使用するアプリは、バッテリーとパフォーマンスに影響します。

iOSを最新バージョンにアップデート

古いiOSには不具合があったり、最適化が不十分だったりします。

アップデート確認方法

手順:

  1. 設定アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップ
  4. アップデートがあれば「ダウンロードしてインストール」をタップ

アップデート時の注意点:

  • Wi-Fiに接続する
  • バッテリー残量が50%以上あることを確認(または充電しながら実行)
  • 時間に余裕がある時に行う(20分〜1時間程度かかる場合あり)
  • バックアップを取っておく

自動アップデートの設定

手順:

  1. 設定→一般→ソフトウェアアップデート
  2. 「自動アップデート」をタップ
  3. 「iOSアップデートをダウンロード」と「iOSアップデートをインストール」をオンにする

これで、新しいバージョンが自動的にインストールされます。

Safariのキャッシュとデータを削除

ブラウザのデータが溜まると、動作が重くなります。

Safariの履歴とデータを消去

手順:

  1. 設定アプリを開く
  2. 下にスクロールして「Safari」をタップ
  3. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
  4. 確認画面で「履歴とデータを消去」をタップ

注意点:

  • ログイン状態が解除される
  • 保存されたパスワードは消えない(再ログインが必要になるだけ)
  • 閲覧履歴が削除される

Safariのタブを閉じる

手順:

  1. Safariアプリを開く
  2. 右下のタブアイコンを長押し
  3. 「〇個のタブをすべて閉じる」をタップ

開きっぱなしのタブが多いと、メモリを圧迫します。

視覚効果を減らす

美しいアニメーションや効果は、処理能力を使います。

視差効果を減らす

手順:

  1. 設定→アクセシビリティ→動作
  2. 「視差効果を減らす」をオンにする

壁紙や画面の動きが減り、動作が軽くなります。

透明度を下げる

手順:

  1. 設定→アクセシビリティ→画面表示とテキストサイズ
  2. 「透明度を下げる」をオンにする

コントロールセンターなどの透明効果がなくなり、処理が軽減されます。

アニメーションを減らす

手順:

  1. 設定→アクセシビリティ→動作
  2. 「クロスフェードを優先」をオンにする

アプリの開閉アニメーションがシンプルになります。

iPhoneを再起動する

一時的な動作不良なら、再起動で解決することが多いです。

通常の再起動

iPhone X以降(ホームボタンなし):

  1. 音量上ボタンを押してすぐ離す
  2. 音量下ボタンを押してすぐ離す
  3. サイドボタンを長押し
  4. 「スライドで電源オフ」をスライド
  5. 電源が切れたら、サイドボタンを長押しして起動

iPhone 8以前(ホームボタンあり):

  1. サイドボタン(またはトップボタン)を長押し
  2. 「スライドで電源オフ」をスライド
  3. 電源が切れたら、サイドボタンを長押しして起動

強制再起動

フリーズして操作できない場合の方法です。

iPhone 8以降:

  1. 音量上ボタンを押してすぐ離す
  2. 音量下ボタンを押してすぐ離す
  3. サイドボタンを長押し
  4. Appleロゴが表示されるまで押し続ける

iPhone 7シリーズ:

  1. 音量下ボタンとサイドボタンを同時に長押し
  2. Appleロゴが表示されるまで押し続ける

iPhone 6s以前:

  1. ホームボタンとトップボタンを同時に長押し
  2. Appleロゴが表示されるまで押し続ける

バッテリーの状態を確認する

バッテリーが劣化していると、パフォーマンスが制限されます。

バッテリーの状態確認

手順:

  1. 設定→バッテリー→バッテリーの状態と充電
  2. 「最大容量」を確認

判断基準:

  • 80%以上:正常な範囲
  • 80%未満:バッテリー交換を検討
  • パフォーマンス管理が有効:速度が制限されている

パフォーマンス制限を一時的に解除

バッテリーが劣化していても、制限を無効化できます。

手順:

  1. 設定→バッテリー→バッテリーの状態と充電
  2. 「ピークパフォーマンス性能」の項目を確認
  3. 制限が有効になっている場合、「無効にする」をタップ

注意点:

  • 無効にすると、突然シャットダウンする可能性がある
  • 根本的な解決にはバッテリー交換が必要

ネットワーク設定をリセット

Wi-Fiや通信の不具合で動作が重く感じる場合があります。

ネットワーク設定リセットの手順

手順:

  1. 設定→一般→転送またはiPhoneをリセット
  2. 「リセット」をタップ
  3. 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
  4. パスコードを入力
  5. 確認画面で「ネットワーク設定をリセット」をタップ

注意点:

  • Wi-Fiのパスワードを再入力する必要がある
  • VPN設定も削除される
  • Bluetooth接続もリセットされる

すべての設定をリセット

ここまでの方法で改善しない場合の手段です。

リセット手順

手順:

  1. 設定→一般→転送またはiPhoneをリセット
  2. 「リセット」をタップ
  3. 「すべての設定をリセット」をタップ
  4. パスコードを入力
  5. 確認画面で「すべての設定をリセット」をタップ

影響範囲:

  • Wi-Fi設定
  • 壁紙設定
  • 通知設定
  • 画面の明るさ
  • その他カスタマイズした設定

削除されないもの:

  • 写真
  • 動画
  • アプリ
  • 連絡先
  • メッセージ

初期化して復元する(最終手段)

最終手段として、iPhoneを初期化してバックアップから復元する方法があります。

実行前の準備

1. バックアップを取る

iCloudまたはPCでバックアップを作成してください。

iCloudバックアップ:

  1. 設定→自分の名前→iCloud→iCloudバックアップ
  2. 「今すぐバックアップを作成」をタップ

PCバックアップ:

  1. PCにiPhoneを接続
  2. iTunes(またはFinder)を開く
  3. 「今すぐバックアップ」をクリック

初期化の手順

手順:

  1. 設定→一般→転送またはiPhoneをリセット
  2. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
  3. Apple IDのパスワードを入力
  4. 「iPhoneを消去」をタップ
  5. 確認画面でもう一度「iPhoneを消去」をタップ

復元の手順

初期化後、セットアップ画面で以下を選択します。

  1. 言語と地域を設定
  2. Wi-Fiに接続
  3. 「iCloudバックアップから復元」または「コンピュータから復元」を選択
  4. 復元したいバックアップを選択
  5. 復元が完了するまで待つ

その他の改善方法

低電力モードを使う

一時的に動作を軽くしたい時に便利です。

手順:

  1. 設定→バッテリー
  2. 「低電力モード」をオンにする

または、コントロールセンターからワンタップでオン・オフできます。

効果:

  • バックグラウンド更新が停止
  • 自動ダウンロードが停止
  • 視覚効果が減少

自動ダウンロードをオフ

手順:

  1. 設定→App Store
  2. 「自動ダウンロード」のすべての項目をオフにする

アプリの自動更新が停止し、負荷が減ります。

ウィジェットを減らす

手順:

  1. ホーム画面を長押し
  2. 左上の「+」をタップして編集モードに入る
  3. 不要なウィジェットの「−」をタップして削除

ウィジェットが多いと、情報の更新で負荷がかかります。

Siriの提案をオフ

手順:

  1. 設定→Siriと検索
  2. 「検索の候補」「Appの提案」などをオフにする

Siriのバックグラウンド処理が減ります。

機種が古い場合の対策

iPhone 6sやiPhone 7など、古い機種を使っている場合の特別な対策です。

できること

  1. 最新のiOSにアップデートしない選択
  • 古い機種には新しいiOSが重い場合がある
  • サポートされている範囲で、1つ前のバージョンを使う
  1. 視覚効果をすべてオフ
  • 視差効果を減らす
  • 透明度を下げる
  • アニメーションを減らす
  1. 最低限のアプリだけ使う
  • 必要なアプリ以外は削除
  • 軽量版のアプリを探す(例:Facebook Lite)

買い替えの検討

以下の場合は、買い替えを検討した方が良いかもしれません。

  • iPhone 6以前の機種
  • すべての対策を試しても改善しない
  • 最新のiOSがサポートされていない
  • バッテリー交換しても改善しない

予防策:重くならないための習慣

日頃から以下のことを心がけましょう。

定期的な整理

月に1回程度:

  • 不要な写真・動画を削除
  • 使っていないアプリを削除
  • Safariのキャッシュをクリア

こまめな再起動

週に1回程度:

iPhoneを再起動する習慣をつけると、一時的なメモリの蓄積を解消できます。

アップデートを習慣化

新しいiOSがリリースされたら、早めにアップデートしましょう。

不具合の修正やパフォーマンス改善が含まれています。

空き容量の確保

常に全体容量の10%以上の空きを確保しておくと、動作が安定します。

まとめ:サクサク動くiPhoneを取り戻そう

iPhoneが重い・遅いと感じたら、慌てず順番に対処していきましょう。

すぐできる対処法トップ5

  1. ストレージを整理:不要な写真・動画・アプリを削除
  2. 再起動:週に1回は再起動する習慣を
  3. iOSアップデート:最新版にする
  4. Safariのキャッシュ削除:履歴とデータを消去
  5. 視覚効果を減らす:視差効果と透明度をオフ

効果が高い方法

  • バックグラウンド更新をオフ
  • 位置情報サービスの見直し
  • バッテリーの状態確認

最終手段

  • すべての設定をリセット
  • 初期化して復元
  • バッテリー交換
  • 機種変更

多くの場合、ストレージの整理と再起動だけでかなり改善します。

この記事の方法を順番に試して、快適なiPhoneライフを取り戻してください。買い替えを考える前に、できることはまだたくさんありますよ。

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