三国志の武将一覧|魏・蜀・呉の名将を完全網羅【初心者向け解説】

神話・歴史・伝承

ゲームやアニメ、漫画で「諸葛亮」「関羽」「曹操」という名前を聞いたことはありませんか?

これらはすべて、中国の歴史書『三国志』に登場する武将たちの名前です。

三国志は、後漢末期から約100年にわたる動乱の時代を描いた壮大な物語。
魏(ぎ)・蜀(しょく)・呉(ご) という3つの国が中国の覇権を争い、数々の英雄たちが活躍しました。

「名前は聞いたことあるけど、どんな人物なの?」「たくさんいすぎて整理できない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、三国志に登場する主要な武将たちを国別・役割別にわかりやすく一覧形式でご紹介します。


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三国志の武将って何?

三国志の時代背景

三国志の舞台は、西暦184年の 黄巾の乱(こうきんのらん) から始まります。

腐敗した後漢王朝に対して民衆が反乱を起こし、各地の有力者たちが軍事力を持つようになりました。
やがて群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)の時代となり、最終的に3つの国に分かれていったのです。

三国の成立時期

国名建国年首都創建者
220年洛陽・許昌曹丕(曹操の息子)
221年成都劉備
222年建業孫権

280年に魏を乗っ取った司馬氏の 晋(しん) が呉を滅ぼし、中国は再び統一されました。
つまり、三国時代は約60年間続いたことになります。

武将の種類と役割

三国志の武将は、大きく分けて以下のような役割を持っていました。

君主(くんしゅ)

国を治める最高権力者。曹操・劉備・孫権がそれぞれの国の事実上のトップです。

軍師(ぐんし)

戦略や政治を担当する参謀役。諸葛亮や周瑜などが有名ですね。

武将(ぶしょう)

実際に戦場で戦う将軍たち。関羽や張遼など、武力に優れた人物が多く活躍しました。

では、それぞれの国の武将を詳しく見ていきましょう。


魏の武将一覧──中原を制した最大勢力

魏は三国の中で最も広大な領土と人口を持つ国でした。
君主の曹操は「乱世の奸雄」と呼ばれ、能力重視で多くの人材を集めたことで知られています。

曹操(そうそう)──魏の礎を築いた覇者

項目内容
字(あざな)孟徳(もうとく)
生没年155年~220年
役職魏王、丞相
得意分野軍事・政治・文学

どんな人物?

三国志最大の実力者であり、中国北部を統一した英雄です。
「治世の能臣、乱世の奸雄」と評された通り、平和な時代なら優れた官僚に、戦乱の時代なら天下を狙う野心家になる人物でした。

有名なエピソード

黄巾の乱で頭角を現し、やがて後漢の実権を握ります。
官渡の戦い(200年)では、4倍の兵力を持つ袁紹を破り、華北を統一しました。
しかし、赤壁の戦い(208年)で孫権・劉備連合軍に敗れ、天下統一の夢は潰えることに。

詩人としても一流で、「短歌行」などの名作を残しています。

魏の軍師・参謀たち

曹操の周りには、優秀な軍師たちが集まりました。

司馬懿(しばい)

項目内容
仲達(ちゅうたつ)
生没年179年~251年
異名「狼顧の相」

蜀の諸葛亮と何度も対決した名将です。
諸葛亮の北伐を防ぎ続け、最終的には魏の実権を握りました。
孫の司馬炎が晋王朝を建国し、三国時代を終わらせることになります。

荀彧(じゅんいく)

曹操の最高参謀。政治・人事に長け、多くの人材を推挙しました。
「王佐の才(王を助ける才能)」と称されています。

郭嘉(かくか)

若くして亡くなった天才軍師。
曹操は赤壁の敗戦後、「郭嘉が生きていれば」と嘆いたと伝えられます。

賈詡(かく)

権謀術数に長けた策士。
馬超との戦いでは離間の計を用い、敵の同盟を瓦解させました。

魏の五将軍(五子良将)

魏には曹操一族以外で特に優れた5人の将軍がいました。
正史『三国志』では、この5人の伝が1巻にまとめられています。

武将名特徴・功績
張遼(ちょうりょう)文遠五将軍の筆頭。合肥の戦いで呉軍10万を800人で撃退
徐晃(じょこう)公明関羽を破った名将。義に厚い人物
張郃(ちょうこう)儁乂諸葛亮も恐れた猛将。街亭の戦いで馬謖を破る
于禁(うきん)文則規律を重んじた将軍。樊城の戦いで関羽に降伏
楽進(がくしん)文謙曹操挙兵時からの古参。小柄だが勇猛

張遼のエピソード

合肥の戦い(215年)では、わずか800人の精鋭で孫権率いる10万の大軍に突撃。
孫権を追い詰め、呉軍を大いに恐れさせました。
このため呉では「張遼来る」と言えば子供の泣き声も止まったとか。

魏の親族武将たち(八虎騎)

曹操の一族からも多くの武将が出ました。

武将名続柄特徴
夏侯惇(かこうとん)従兄弟隻眼の猛将。矢で目を射られた際、自らの目玉を飲み込んだ逸話あり
夏侯淵(かこうえん)従兄弟騎兵戦の名手。定軍山の戦いで黄忠に討たれる
曹仁(そうじん)従兄弟守備戦の名将。樊城を死守
曹洪(そうこう)従兄弟曹操の命を救った忠臣

この4人は「四天王」とも呼ばれ、曹操軍の中核を担いました。


蜀の武将一覧──義に生きた英雄たち

蜀は三国の中で最も小さな国でしたが、魅力的な武将が揃っていました。
小説『三国志演義』では主人公側として描かれることが多く、人気の高い武将が多いのが特徴です。

劉備(りゅうび)──仁徳の君主

項目内容
玄徳(げんとく)
生没年161年~223年
役職蜀漢の初代皇帝
先祖前漢の景帝(漢王室の末裔)

どんな人物?

漢王室の血を引く人物で、「仁徳」を重んじる理想的な君主として描かれています。
若い頃は貧しく、むしろ売りで生計を立てていたとも言われます。

有名なエピソード

関羽・張飛と 「桃園の誓い」 を結び、義兄弟となりました。
諸葛亮を迎えるために三度訪問した 「三顧の礼」 は、誠意を尽くす姿勢の代名詞として今も使われています。

221年に皇帝に即位しますが、関羽の仇を討つため呉に出兵し、夷陵の戦いで大敗。
翌年、白帝城で諸葛亮に後事を託して亡くなりました。

蜀の軍師たち

諸葛亮(しょかつりょう)

項目内容
孔明(こうめい)
生没年181年~234年
異名「臥龍(がりょう)」
役職蜀の丞相

三国志で最も有名な軍師です。
劉備に「天下三分の計」を献策し、蜀建国に大きく貢献しました。

劉備の死後は蜀を支え、5度の北伐(魏への遠征)を行いました。
「出師の表(すいしのひょう)」は、忠誠心の象徴として今も読み継がれています。
五丈原で陣中に没し、享年54歳でした。

龐統(ほうとう)

字は士元。「鳳雛(ほうすう=鳳凰の雛)」と呼ばれた天才軍師。
容姿が良くなかったため呉に仕官を断られましたが、劉備に認められました。
益州攻略中に流れ矢に当たり若くして戦死。

蜀の五虎将軍

蜀には「五虎大将軍」と呼ばれる5人の猛将がいました。

ただし、これは小説『三国志演義』での設定であり、史実ではこの呼び名は使われていません。
正史『三国志』では「関張馬黄趙伝」として、この5人の伝が1巻にまとめられています。

関羽(かんう)──義の化身

項目内容
雲長(うんちょう)
生没年?~219年
異名「美髯公(びぜんこう)」
武器青龍偃月刀

どんな人物?

五虎将軍の筆頭であり、劉備の義弟。
長いあごひげが特徴で「美髯公」と呼ばれました。

義理堅い性格で知られ、一時曹操に仕えた際も劉備への忠誠を貫きました。
「千里を走って劉備の元へ帰る」エピソードは特に有名です。

現代への影響

関羽は死後、「関帝(かんてい)」として神格化されました。
中国では「商売の神様」「武の神様」として広く信仰されています。
日本でも横浜中華街などに関帝廟があります。

張飛(ちょうひ)──豪傑

項目内容
益徳(えきとく)
生没年?~221年
武器蛇矛(じゃぼう)

劉備のもう一人の義弟。
短気で酒好きな性格ですが、情に厚い一面も持っていました。

長坂の戦いでは、たった一人で橋の上に立ち、曹操の大軍を威嚇して足止めしたエピソードが有名です。

趙雲(ちょううん)──忠義の将

項目内容
子龍(しりゅう)
生没年?~229年
異名「常山の趙子龍」

容姿端麗で義に厚い武将として、日本でも人気が高いです。

長坂の戦いでは、劉備の幼子・阿斗(後の劉禅)を抱えて単騎で敵陣を突破。
70歳を過ぎても現役で戦い続けた「老いてますます盛ん」な将軍でした。

馬超(ばちょう)──錦馬超

項目内容
孟起(もうき)
生没年176年~222年
異名「錦馬超」

西涼の名門・馬騰の息子。
騎馬戦に優れ、曹操を何度も追い詰めました。

父と弟を曹操に殺され、復讐のために戦い続けた悲劇の武将です。
蜀に降った後は、その名声だけで敵を降伏させることもありました。

黄忠(こうちゅう)──老将

項目内容
漢升(かんしょう)
生没年?~220年
特技弓術

60歳を過ぎてから劉備に仕えた老将。
年齢を感じさせない活躍で「老いてますます盛ん」の代名詞となりました。

定軍山の戦いでは、魏の名将・夏侯淵を一騎討ちで討ち取る大功を立てています。

その他の蜀の武将

武将名特徴
魏延(ぎえん)文長勇猛だが反骨心あり。諸葛亮と対立
姜維(きょうい)伯約諸葛亮の後継者。蜀末期を支える
馬謖(ばしょく)幼常街亭で大敗し処刑。「泣いて馬謖を斬る」の由来

呉の武将一覧──長江を守った水軍の国

呉は長江(揚子江)の南に位置し、水軍に強みを持つ国でした。
孫堅・孫策・孫権の孫氏三代によって築かれ、最も長く存続しました(280年まで)。

孫氏三代

孫堅(そんけん)

項目内容
文台(ぶんだい)
生没年155年~191年
異名「江東の虎」

呉の基礎を築いた勇将。
黄巾の乱や董卓討伐で活躍しましたが、劉表との戦いで流れ矢に当たり戦死しました。

孫策(そんさく)

項目内容
伯符(はくふ)
生没年175年~200年
異名「小覇王」

孫堅の長男。若くして江東(長江以南の地域)を平定しました。
容姿端麗で人望厚く、周瑜とは義兄弟の契りを結んでいます。
暗殺により26歳で急死したのが惜しまれます。

孫権(そんけん)

項目内容
仲謀(ちゅうぼう)
生没年182年~252年
異名「碧眼紫髯」

呉の初代皇帝。兄・孫策の遺志を継いで呉を建国しました。
赤壁の戦いで曹操を破り、50年以上にわたって呉を守り抜きました。

曹操に「子を産むなら孫仲謀のような子が欲しい」と言わしめたほどの人物です。

呉の四大都督

呉には軍を統括する「都督(ととく)」という役職がありました。
特に有名な4人の都督を紹介します。

周瑜(しゅうゆ)──初代都督

項目内容
公瑾(こうきん)
生没年175年~210年
異名「美周郎」

赤壁の戦いの総指揮官。
音楽に精通した文武両道の名将で、容姿端麗だったため「美周郎」と呼ばれました。

火計を用いて曹操の大軍を撃破した功績は、三国志最大の見せ場の一つです。
36歳で病没したのが惜しまれます。

魯粛(ろしゅく)──二代都督

政治・外交に長けた人物。
劉備との同盟を主張し、蜀呉の協力関係を維持しました。

呂蒙(りょもう)──三代都督

若い頃は武一辺倒でしたが、孫権の勧めで学問を修めました。
「呉下の阿蒙にあらず(昔の無学な呂蒙ではない)」という言葉の由来です。

関羽を破り荊州を奪取する大功を立てましたが、その直後に病死しました。

陸遜(りくそん)──四代都督

項目内容
伯言(はくげん)
生没年183年~245年

若さゆえに侮られましたが、夷陵の戦いで劉備の大軍を火攻めで撃破。
文武に優れ、丞相まで昇進しましたが、後継者争いに巻き込まれ憤死しました。

呉の武将たち

呉には「五虎将軍」のような称号はありませんが、多くの名将がいました。

武将名特徴
甘寧(かんねい)興覇元海賊。曹操軍への夜襲で名を上げる
太史慈(たいしじ)子義弓の名手。孫策と互角に戦った豪傑
周泰(しゅうたい)幼平孫権を身を挺して守った忠臣
黄蓋(こうがい)公覆赤壁の戦いで偽装投降。火計の実行役
程普(ていふ)徳謀孫堅時代からの古参武将
韓当(かんとう)義公孫堅に従って各地を転戦した老将
凌統(りょうとう)公績合肥で孫権を守り抜いた若武者
丁奉(ていほう)承淵呉最後の名将。雪中の奇襲で有名

その他の勢力の武将

三国時代の前半には、魏・蜀・呉以外にも多くの群雄が割拠していました。

呂布(りょふ)──飛将軍

項目内容
奉先(ほうせん)
生没年?~199年
愛馬赤兎馬
武器方天画戟

三国志最強と謳われた武将です。
「人中の呂布、馬中の赤兎」と称され、一騎討ちでは無敵を誇りました。

しかし、丁原・董卓と2人の主君を裏切って殺したため、「三姓家奴(さんせいかど)」と蔑まれることも。
最期は曹操に捕らえられ処刑されました。

董卓(とうたく)──暴君

後漢末期の軍閥。洛陽を支配し、皇帝を傀儡として専横を極めました。
暴虐の限りを尽くしたため、諸侯の反発を招き、最期は呂布に殺されました。

袁紹(えんしょう)──名門の大将軍

項目内容
本初(ほんしょ)
生没年?~202年

四世三公の名門・袁家の当主。
華北最大の勢力を誇りましたが、官渡の戦いで曹操に敗れ、失意のうちに病死しました。

優柔不断な性格が災いし、参謀の意見を活かせなかったと言われています。

貂蝉(ちょうせん)──絶世の美女

正史には登場しない、『三国志演義』のオリジナルキャラクターです。

養父・王允の計略で呂布と董卓を仲違いさせ、董卓暗殺のきっかけを作りました。
この策略は「連環の計」と呼ばれています。


武将たちの有名なグループ

三国志には、後世になって名付けられた武将グループがいくつかあります。

蜀の五虎将軍

順位武将名正史での官職
1関羽前将軍
2張飛右将軍
3馬超左将軍
4黄忠後将軍
5趙雲翊軍将軍(他の4人より低い)

実は史実では、趙雲は他の4人より低い官職でした。
5人が揃って戦場に出たことは一度もなく、関羽だけが荊州に残っていたためです。

魏の五将軍(五子良将)

張遼・楽進・于禁・張郃・徐晃の5人。
曹操一族以外で特に功績のあった将軍たちです。

蜀漢四英

諸葛亮・蒋琬・費禕・董允の4人。
蜀の政治を支えた名政治家たちで、「四相」とも呼ばれます。


三国志武将 完全一覧【150名以上】

ここでは、三国志に登場する主要な武将を網羅的にリストアップしました。

魏の武将一覧

君主・皇族

武将名読み方役職・特徴
曹操そうそう孟徳魏の創建者
曹丕そうひ子桓初代皇帝・文帝
曹叡そうえい元仲第2代皇帝・明帝
曹植そうしょく子建曹操の息子、詩人
曹彰そうしょう子文武勇に優れた皇子

軍師・参謀

武将名読み方特徴
司馬懿しばい仲達諸葛亮のライバル
荀彧じゅんいく文若曹操の最高参謀
荀攸じゅんゆう公達荀彧の甥、軍略家
郭嘉かくか奉孝夭折の天才軍師
賈詡かく文和権謀術数の達人
程昱ていいく仲徳冷徹な策士
劉曄りゅうよう子陽漢王室の末裔、軍師

五将軍

武将名読み方代表的功績
張遼ちょうりょう文遠合肥の戦い
徐晃じょこう公明樊城の戦い
張郃ちょうこう儁乂街亭の戦い
于禁うきん文則規律の将
楽進がくしん文謙古参の勇将

曹氏・夏侯氏

武将名読み方特徴
夏侯惇かこうとん元譲隻眼の猛将
夏侯淵かこうえん妙才騎兵戦の名手
曹仁そうじん子孝守備の名将
曹洪そうこう子廉曹操を救った忠臣
曹真そうしん子丹曹操の養子
曹休そうきゅう文烈騎兵指揮官

その他の武将

武将名読み方特徴
許褚きょちょ仲康曹操の護衛、怪力
典韋てんい曹操を守って戦死
龐徳ほうとく令明関羽と死闘
鄧艾とうがい士載蜀を滅ぼす
鍾会しょうかい士季蜀攻略の指揮官

蜀の武将一覧

君主

武将名読み方役職・特徴
劉備りゅうび玄徳蜀の創建者
劉禅りゅうぜん公嗣第2代皇帝、阿斗

軍師・参謀

武将名読み方特徴
諸葛亮しょかつりょう孔明臥龍、蜀の丞相
龐統ほうとう士元鳳雛
法正ほうせい孝直益州攻略の功臣
蒋琬しょうえん公琰諸葛亮の後継者
費禕ひい文偉政治家
馬良ばりょう季常白眉、馬謖の兄

五虎将軍

武将名読み方特徴
関羽かんう雲長五虎将筆頭、義の化身
張飛ちょうひ益徳劉備の義弟、豪傑
趙雲ちょううん子龍常山の趙子龍
馬超ばちょう孟起錦馬超
黄忠こうちゅう漢升老将、弓の名手

その他の武将

武将名読み方特徴
魏延ぎえん文長勇将、反骨の相
姜維きょうい伯約諸葛亮の弟子
馬謖ばしょく幼常街亭で敗北
王平おうへい子均馬謖を諫めた将
廖化りょうか元倹蜀末期の老将
関平かんぺい関羽の養子
張苞ちょうほう張飛の息子
関興かんこう安国関羽の息子

呉の武将一覧

君主・孫氏

武将名読み方役職・特徴
孫堅そんけん文台呉の基礎を築く
孫策そんさく伯符小覇王
孫権そんけん仲謀呉の初代皇帝

都督・軍師

武将名読み方特徴
周瑜しゅうゆ公瑾赤壁の英雄
魯粛ろしゅく子敬外交の達人
呂蒙りょもう子明関羽を破る
陸遜りくそん伯言夷陵の戦い
諸葛瑾しょかつきん子瑜諸葛亮の兄
張昭ちょうしょう子布呉の重臣

武将

武将名読み方特徴
太史慈たいしじ子義弓の名手
甘寧かんねい興覇元海賊の豪傑
周泰しゅうたい幼平孫権の護衛
黄蓋こうがい公覆赤壁の火計
程普ていふ徳謀古参武将
韓当かんとう義公老将
凌統りょうとう公績若き勇将
丁奉ていほう承淵呉最後の名将
徐盛じょせい文嚮防衛戦の名手
潘璋はんしょう文珪関羽を捕らえた将

その他の勢力

武将名読み方所属・特徴
呂布りょふ奉先最強の武将
董卓とうたく仲穎暴君
袁紹えんしょう本初河北の覇者
袁術えんじゅつ公路皇帝を僭称
公孫瓚こうそんさん伯珪劉備の旧主
劉表りゅうひょう景升荊州の牧
張角ちょうかく黄巾の乱の首謀者
華雄かゆう董卓配下の猛将
顔良がんりょう袁紹配下の猛将
文醜ぶんしゅう袁紹配下の猛将

三国志の武将が現代に与えた影響

エンターテイメント

三国志の武将たちは、現代のゲームやアニメで大人気です。

主なゲーム作品

  • 真・三國無双シリーズ(コーエーテクモ)
  • 三國志シリーズ(コーエーテクモ)
  • Fate/Grand Order(関羽、呂布などが登場)
  • パズドラ(諸葛亮、趙雲などが登場)

漫画・小説

  • 横山光輝『三国志』(全60巻)
  • 蒼天航路(曹操が主人公)
  • 北方謙三『三国志』

故事成語

三国志からは多くの故事成語が生まれました。

故事成語読み方意味由来
三顧の礼さんこのれい誠意を尽くして人を招く劉備が諸葛亮を3度訪問
泣いて馬謖を斬るないてばしょくをきる私情を捨てて処罰する諸葛亮が馬謖を処刑
髀肉の嘆ひにくのたん活躍の場がないことを嘆く劉備の言葉
水魚の交わりすいぎょのまじわり切っても切れない関係劉備と諸葛亮の関係
苦肉の策くにくのさく自分を傷つけて敵を欺く策赤壁での黄蓋の策

まとめ

三国志の武将たちは、単なる歴史上の人物ではありません。

彼らが象徴するもの

  • 関羽の 義理と忠誠
  • 諸葛亮の 知恵と献身
  • 曹操の 野心と才能
  • 劉備の 仁徳と人望
  • 呂布の 武勇と裏切り

これらの武将たちは、約1800年経った今でも人々を魅了し続けています。

三国志の世界は非常に奥深く、一度読んだだけでは理解しきれないほど豊かな内容を持っています。
興味を持った武将がいたら、ぜひその人物が活躍する場面を読んでみてください。

きっと新たな発見があるはずです。

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