世界最古の物語として知られる『ギルガメッシュ叙事詩』をご存知ですか?
紀元前2000年頃、古代メソポタミアで粘土板に刻まれたこの叙事詩は、約4000年もの時を超えて現代に伝わる人類最古の文学作品です。
主人公ギルガメッシュの冒険と、友人エンキドゥとの友情、そして不死を求める旅が描かれています。
でも、「登場する神様の名前が覚えられない」「女神ってどんな役割なの?」という方も多いのではないでしょうか。
実は、この叙事詩において女神や女性たちは物語を大きく動かす重要な存在なんです。
愛の女神イシュタル、知恵の母神ニンスン、エンキドゥを創造したアルル――それぞれが物語の転換点で決定的な役割を果たしています。
この記事では、ギルガメッシュ叙事詩に登場する女神と女性キャラクターを、役割やエピソードとともに詳しく解説します。
ギルガメッシュ叙事詩とは?

世界最古の英雄譚
ギルガメッシュ叙事詩は、古代メソポタミア(現在のイラク周辺)で生まれた叙事詩です。
原題は「深淵を覗き見た人」または「すべてを見たる人」といい、楔形文字で粘土板に刻まれました。
現在知られている「標準版」は、12枚の粘土板から構成されています。
主な特徴は以下の通りです。
- 成立時期:紀元前2100年頃のシュメール語版が最古。標準版は紀元前1300〜1200年頃に編纂
- 発見場所:19世紀にアッシリアの都ニネヴェの図書館跡から出土
- 言語:シュメール語、アッカド語、ヒッタイト語など複数の版が存在
1872年、イギリスの研究者ジョージ・スミスが粘土板を解読し、旧約聖書の「ノアの箱舟」に酷似した洪水神話を発見。
これは当時のキリスト教世界に大きな衝撃を与えました。
あらすじ
物語の流れを簡単にまとめると、以下のようになります。
- 暴君ギルガメッシュ:ウルクの王ギルガメッシュは、3分の2が神、3分の1が人間という半神半人の英雄。しかし民を苦しめる暴君だった
- エンキドゥの誕生:民の訴えを聞いた神々は、女神アルルに命じてギルガメッシュの好敵手エンキドゥを創造
- 友情の芽生え:野生の男だったエンキドゥは文明化され、ギルガメッシュと対決。二人は親友となる
- フンババ退治:二人は杉の森の怪物フンババを討伐
- イシュタルの求婚と天の牛:女神イシュタルの求婚を拒んだギルガメッシュに、天の牛が送られる
- エンキドゥの死:神々の怒りを買い、エンキドゥは病に倒れる
- 不死の探求:親友の死に衝撃を受けたギルガメッシュは、永遠の命を求めて旅に出る
- ウトナピシュティムとの出会い:大洪水を生き延びた不死の人物に会い、若返りの草を得るが、蛇に奪われる
- 帰還:ギルガメッシュは不死を諦め、自らの業績を後世に残すことを決意
ギルガメッシュ叙事詩の主要女神
イシュタル(Ishtar)──愛と戦争の女神
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | イナンナ(シュメール名) |
| 司る分野 | 愛、美、性愛、戦争、豊穣、金星 |
| 称号 | 天の女王 |
| 象徴 | 八芒星、ライオン、ロゼッタ紋 |
どんな女神?
イシュタルは古代メソポタミアで最も広く崇拝された女神の一柱です。
シュメール語ではイナンナと呼ばれ、「天の女主人」を意味します。
ウルクの都市神として多くの神殿を持ち、愛と美の女神でありながら、戦争をも司る二面性を持っていました。
神々の中でも序列が非常に高く、天空神アヌ、大気神エンリル、水神エアに匹敵するほどの信仰を集めた特異な存在です。
叙事詩での役割
ギルガメッシュ叙事詩において、イシュタルは物語の転換点となる重要なエピソードの中心人物です。
フンババ退治から凱旋したギルガメッシュの英姿に魅せられたイシュタルは、彼に結婚を申し込みます。
しかしギルガメッシュは、イシュタルの過去の恋人たちが悲惨な末路を辿ったことを挙げて拒絶しました。
激怒したイシュタルは父神アヌに天の牛を送るよう要求。
アヌが渋ると、「死者を蘇らせて生者を食い殺させる」と脅迫します。
天の牛はウルクに壊滅的な被害を与えましたが、ギルガメッシュとエンキドゥに倒されました。
エンキドゥは天の牛の腿をイシュタルに投げつけて侮辱。
この行為が神々の怒りを買い、エンキドゥに死の宣告が下されることになります。
有名なエピソード:冥界下り
叙事詩本編とは別に、イシュタルには「冥界下り」という有名な神話があります。
姉である冥界の女王エレシュキガルを訪ねて冥界に降りたイシュタルは、7つの門を通るたびに装身具を剥ぎ取られ、最終的に殺されてしまいます。
しかし知恵の神エアの助けによって復活。
代わりに夫のドゥムジ(タンムーズ)が冥界に引きずり込まれました。
この神話は季節の巡りの起源を説明するものとされ、ギリシャ神話のペルセポネの物語との類似性が指摘されています。
現代への影響
イシュタルは多くの後世の女神に影響を与えました。
- フェニキアのアスタルテ
- ギリシャのアフロディーテ
- ローマのヴィーナス
これらの女神はイシュタルを原型としていると考えられています。
ニンスン(Ninsun)──知恵の母神
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | リマト・ニンスン(野牛ニンスン) |
| 称号 | 崇高なる野牛、すべてを知る者 |
| 司る分野 | 知恵、夢の解釈 |
| 配偶神 | ルガルバンダ(ギルガメッシュの父) |
どんな女神?
ニンスンはギルガメッシュの母であり、知恵と夢の解釈を司る女神です。
名前は「野牛の女主人」を意味し、古代メソポタミアでは牛が神聖な動物として崇められていたことを反映しています。
叙事詩では「すべてを知る賢明な者」と称され、息子の夢を正確に解釈する能力を持っていました。
ウルクに神殿「エガルマハ(崇高なる宮殿)」を持ち、ギルガメッシュの父である英雄王ルガルバンダの妻でもあります。
叙事詩での役割
ニンスンは叙事詩の前半で、息子ギルガメッシュを導く母親として登場します。
ギルガメッシュが不思議な夢を見たとき、ニンスンはそれを解釈し、「強力な友が現れる」と予言しました。
この友こそがエンキドゥであり、ニンスンの予言は的中します。
また、フンババ退治の冒険に出発する際、ニンスンは太陽神シャマシュに息子の安全を祈り、エンキドゥを養子として自分の家族に迎え入れました。
ニンスンは単なる脇役ではなく、息子を見守り、助言を与え、神々に祈りを捧げる母なる女神として重要な役割を果たしています。
アルル(Aruru)──創造の女神
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | ニンマー、マミ |
| 司る分野 | 創造、生命の誕生 |
| 役割 | エンキドゥの創造者 |
どんな女神?
アルルは大地と創造を司る母神です。
「母なる女神」の原型ともいえる存在で、粘土から生命を生み出す能力を持っています。
バビロニア神話では人類を創造した女神としても知られ、シュメール名では「ニンマー」や「マミ」とも呼ばれました。
叙事詩での役割
叙事詩の冒頭、ウルクの民は暴君ギルガメッシュの圧政に苦しみ、神々に救いを求めました。
天空神アヌはこの訴えを聞き入れ、創造の女神アルルにギルガメッシュの好敵手を作るよう命じます。
アルルは粘土と自らの唾液を混ぜ合わせ、天空神アヌの姿を思い浮かべながら、野生の男エンキドゥを創り出しました。
エンキドゥは荒野で獣たちとともに暮らす野人として誕生。
やがて文明化され、ギルガメッシュと出会い、最高の親友となります。
アルルは叙事詩に直接登場する場面は少ないものの、物語全体のきっかけを作った創造者として重要な存在です。
シドゥリ(Siduri)──酒場の女神
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | シャビトゥ |
| 司る分野 | 酒造り、知恵 |
| 居住地 | 世界の果ての海辺 |
どんな女神?
シドゥリは酒造りと知恵を司る女神で、世界の果てにある海辺で酒場を営んでいます。
「シドゥリ」という名前は「若い女性」を意味するとされ、ベールで顔を覆った神秘的な姿で描写されています。
イシュタルの称号の一つとしても使われることがありますが、叙事詩のシドゥリは独立した女神として登場します。
叙事詩での役割
エンキドゥの死後、不死を求めて旅に出たギルガメッシュは、世界の果てでシドゥリと出会います。
最初、やつれ果てた姿のギルガメッシュを見たシドゥリは、彼を危険人物と思い、扉に鍵をかけて屋根に隠れました。
しかしギルガメッシュが自らの正体と旅の目的を告げると、彼女は助言を与えます。
古バビロニア版では、シドゥリは有名な「人生訓」を語りかけます。
ギルガメッシュよ、なぜさまようのですか?
あなたが求める永遠の命は見つからないでしょう。
神々が人間を創ったとき、人間には死を定めたのです。
永遠の命は神々の手の中にあります。だからギルガメッシュよ、
昼も夜も楽しみなさい。
毎日を祭りの日としなさい。
清らかな衣を身につけ、頭を洗い、水浴びをしなさい。
あなたの手を取る子供を慈しみなさい。
あなたの胸に抱かれる妻を喜ばせなさい。
それこそが人間の務めなのですから。
この言葉は「カルペ・ディエム(今を楽しめ)」の思想の最古の記録とされ、旧約聖書の「伝道の書」にも類似した一節があります。
シドゥリは最終的に、不死の人ウトナピシュティムのもとへ行く方法をギルガメッシュに教え、船頭ウルシャナビを紹介しました。
エレシュキガル(Ereshkigal)──冥界の女王
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | イルカルラ、アルラトゥ |
| 司る分野 | 冥界、死者 |
| 称号 | 冥界の女王、日没するところの女主人 |
| 配偶神 | グガルアンナ(前夫)、ネルガル(後の夫) |
どんな女神?
エレシュキガルは冥界を支配する女王です。
名前はアッカド語で「冥界の女王」を意味し、イシュタル(イナンナ)の姉にあたります。
姉妹は「生と死」「光と闇」という対極を司り、しばしば対立関係にあったとされています。
エレシュキガルは冥界から出ることを許されず、暗く乾燥した「不帰の国」を統治。
冥界の首相ナムタルや書記ベーレット・セリを従え、死者を裁く7人の裁判官とともに君臨していました。
叙事詩での役割
ギルガメッシュ叙事詩の標準版では、エレシュキガルは直接登場しませんが、冥界の支配者として言及されます。
叙事詩第12の書版(後代に追加された部分)では、エンキドゥが冥界に降りる場面があり、そこはエレシュキガルの領域として描かれています。
また、イシュタルが天の牛を求める際に「死者を蘇らせて生者を食い殺させる」と脅迫したのは、姉エレシュキガルの力を借りることを示唆しています。
有名な神話:ネルガルとの結婚
別の神話では、エレシュキガルとネルガル(戦と疫病の神)の結婚が語られています。
天界の宴席でネルガルがエレシュキガルの使者ナムタルを侮辱したため、ネルガルは謝罪のため冥界に送られます。
そこでエレシュキガルの美しさに心を奪われた二人は6日間愛し合いますが、ネルガルは7日目に地上へ帰ってしまいました。
エレシュキガルは激しく嘆き、「ネルガルを戻さなければ死者を蘇らせる」と神々を脅迫。
最終的にネルガルは冥界に戻り、エレシュキガルの夫として冥界の王となりました。
叙事詩に登場するその他の女神・女性
イシュハラ(Ishhara)──結婚と出産の女神
イシュハラはバビロニアで信仰された結婚と出産の女神で、蠍がシンボルです。
叙事詩では、ギルガメッシュの寝台がイシュハラのために用意されていた場面が断片的に残っています。
エンキドゥが現れてギルガメッシュと取っ組み合いになり、イシュハラとの婚礼は実現しませんでした。
アヤ(Aya)──暁の女神
アヤは暁(夜明け)を司る女神で、太陽神シャマシュの妻です。
叙事詩では直接的な活躍はありませんが、シャマシュとともに崇拝されており、ギルガメッシュやエンキドゥが太陽神に祈りを捧げる際に間接的に関わっています。
ウトナピシュティムの妻──名もなき賢女
大洪水を生き延びた不死の人ウトナピシュティムの妻は、叙事詩で重要な役割を果たす名もなき女性です。
疲れ果てたギルガメッシュを見て、彼女は夫に「この人を故郷に帰してあげなさい」と進言。
また、眠りに落ちたギルガメッシュのためにパンを焼き、彼が6日間眠り続けたことを証明する役割を担いました。
最終的に、若返りの草の存在をギルガメッシュに教えるよう夫を説得したのも彼女です。
蠍人間の妻──神性を見抜く者
ギルガメッシュが太陽の通り道(マシュ山)の入口に到着したとき、恐ろしい蠍人間の夫婦が門を守っていました。
蠍人間の妻は、ギルガメッシュを見て「この者は3分の2が神、3分の1が人間」と見抜き、夫に伝えます。
この洞察により、蠍人間たちはギルガメッシュの通過を許可しました。
神殿娼婦シャムハト──文明化の象徴
注意:シャムハトは女神ではなく人間の女性ですが、叙事詩で非常に重要な役割を果たすため解説します。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 身分 | イシュタル神殿に仕える神殿娼婦 |
| 別名 | シャムカトゥ(古バビロニア版) |
| 役割 | エンキドゥの文明化 |
どんな人物?
シャムハトは「ハリムトゥ」(神殿娼婦)として知られる女性です。
古代メソポタミアでは、神殿に仕える娼婦は蔑まれる存在ではなく、神聖な役割を担っていました。
シャムハトは知恵があり、母性的で、文明の恵みを野生のエンキドゥに授ける教育者として描かれています。
叙事詩での役割
野生動物とともに暮らすエンキドゥの存在を知った猟師は、ギルガメッシュに相談。
ギルガメッシュはシャムハトを派遣し、エンキドゥを文明化させることを命じました。
シャムハトは水辺でエンキドゥと出会い、「6日7晩」(2015年発見の断片によると2週間)にわたって性的な関係を持ちます。
この行為の後、エンキドゥはかつての仲間である野生動物たちから逃げられるようになりました。
その後、シャムハトはエンキドゥに以下のことを教えました。
- パンの食べ方
- 酒の飲み方
- 衣服の着方
- 言葉と会話
- 人間社会のルール
シャムハトは野生のエンキドゥを「人間」にした存在であり、文明化と教養の象徴として描かれています。
エンキドゥの呪いと祝福
エンキドゥが死の床についたとき、彼は一時的にシャムハトを呪いました。
「お前が俺を文明化したせいで、俺は死ぬことになった」と。
しかし太陽神シャマシュが「シャムハトはお前に食べ物と衣服を与え、素晴らしい友ギルガメッシュと出会わせてくれた」と諭すと、エンキドゥは呪いを撤回し、祝福の言葉を贈りました。
女神たちの役割と象徴
物語における女性の位置づけ
ギルガメッシュ叙事詩に登場する女神や女性たちは、それぞれ異なる役割を担っています。
創造と導き
- アルル:エンキドゥを創造し、物語の発端を作る
- ニンスン:息子を導き、神々に祈りを捧げる
- シャムハト:野生のエンキドゥを文明化する
葛藤と試練
- イシュタル:ギルガメッシュに試練をもたらす
- エレシュキガル:死の世界を支配する
知恵と助言
- シドゥリ:人生の真理を教える
- ウトナピシュティムの妻:英雄を故郷に導く
二項対立の象徴
メソポタミア文明では、対立する概念を一対の神として表現することが多くありました。
| 対立概念 | 女神 |
|---|---|
| 生 | イシュタル(イナンナ) |
| 死 | エレシュキガル |
| 天界 | イシュタル |
| 冥界 | エレシュキガル |
| 愛 | イシュタル |
| 知恵 | ニンスン、シドゥリ |
| 野性 | エンキドゥ(男性だが対比として) |
| 文明 | シャムハト |
イシュタルとエレシュキガルの姉妹関係は、生と死、光と闇という対極を象徴しています。
二人は互いを補完し合う存在として、古代メソポタミア人の世界観を形作っていました。
ギルガメッシュ叙事詩の女神 一覧表

| 女神名 | 別名・シュメール名 | 司る分野 | 叙事詩での役割 |
|---|---|---|---|
| イシュタル | イナンナ | 愛、戦争、金星 | ギルガメッシュに求婚し、天の牛を送る |
| ニンスン | リマト・ニンスン | 知恵、夢の解釈 | ギルガメッシュの母、夢を解釈 |
| アルル | ニンマー、マミ | 創造 | エンキドゥを粘土から創造 |
| シドゥリ | シャビトゥ | 酒造り、知恵 | ギルガメッシュに人生訓を授ける |
| エレシュキガル | イルカルラ | 冥界 | 冥界の女王として言及 |
| イシュハラ | ― | 結婚、出産 | 婚礼の場面で言及 |
| アヤ | ― | 暁 | シャマシュの妻として信仰 |
現代文化への影響
ゲーム・アニメでの人気
ギルガメッシュ叙事詩の女神たちは、現代のエンターテイメントでも人気を集めています。
Fate/Grand Orderでは、イシュタル、エレシュキガルが人気サーヴァントとして登場。
特にイシュタルは主人公格の一人として「絶対魔獣戦線バビロニア」で活躍しました。
その他にも、以下のような作品で登場しています。
- 真・女神転生シリーズ:イシュタルが女神として登場
- ペルソナシリーズ:イシュタルがペルソナとして使用可能
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか:イシュタルがファミリアの主神として登場
学術的価値
ギルガメッシュ叙事詩は、以下の分野で重要な研究対象となっています。
- 比較神話学:ギリシャ神話や聖書との類似性の研究
- 文学史:英雄譚の原型としての分析
- 宗教学:古代メソポタミアの信仰の解明
- ジェンダー研究:古代における女性の役割の考察
まとめ
ギルガメッシュ叙事詩に登場する女神たちは、物語を動かす重要な存在です。
主要な女神の役割
- イシュタル:愛と戦争の女神として、物語の転換点を作る
- ニンスン:知恵の母として、息子を導き守る
- アルル:創造の女神として、エンキドゥを生み出す
- シドゥリ:知恵の女神として、人生の真理を教える
- エレシュキガル:冥界の女王として、死の領域を支配する
これらの女神たちは、単なる脇役ではありません。
創造、葛藤、導き、知恵といった物語の核心に深く関わっています。
4000年前の人々が紡いだ物語の中で、女神たちは今も輝きを放っています。
ギルガメッシュ叙事詩を読むときは、ぜひ女神たちの活躍にも注目してみてください。




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