「遠くに住む家族の顔が見たい」「友達とビデオ通話したい」
Androidスマホがあれば、離れた場所にいる人とも顔を見ながら話せます。でも、初めてだと「どうやってビデオ通話するの?」「どのアプリを使えばいいの?」と迷ってしまいますよね。
実は、Androidでビデオ通話をする方法はとても簡単です。LINEやGoogle Meetなど、無料で使えるアプリがたくさんあり、タップ一つでビデオ通話が始められます。
この記事では、Androidでビデオ通話をする方法を、アプリ別に初心者の方でも分かるように詳しく解説していきます。
Androidでビデオ通話する方法は3つ|どれが自分に合ってる?

Androidスマホでビデオ通話をする主な方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:LINEでビデオ通話(一番おすすめ)
特徴:
- 日本で最も使われているアプリ
- 友達や家族がすでに使っている可能性が高い
- 無料で使える
- 操作がとても簡単
こんな人におすすめ:
- 普段からLINEを使っている人
- 家族や友達とのビデオ通話がメイン
- 初めてビデオ通話を使う人
方法2:Google Meetでビデオ通話
特徴:
- Androidスマホに最初から入っている
- Googleアカウントがあれば使える
- 複数人での会議に強い
- ビジネスでも使える
こんな人におすすめ:
- 仕事でビデオ通話を使う人
- 複数人で話したい人
- LINEを使っていない人と通話したい
方法3:その他のアプリ(Zoom、Skypeなど)
特徴:
- 用途に応じて選べる
- それぞれ特化した機能がある
- 無料版と有料版がある場合も
こんな人におすすめ:
- 特定の機能が必要な人
- 会社や学校で指定されている人
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
LINEでビデオ通話する方法|一番簡単でおすすめ
LINEは日本で最も使われているコミュニケーションアプリです。普段からLINEを使っている方なら、ビデオ通話も簡単に始められます。
事前準備:LINEアプリをインストール
まだLINEを使っていない方は、アプリをインストールしましょう。
- Google Playストアを開く
- 「LINE」と検索
- 「インストール」をタップ
- アプリを開いて初期設定を行う
初期設定では、電話番号を入力してSMSで届く6桁の認証番号を入力するだけです。
ビデオ通話をかける方法
LINEでビデオ通話をかけるのはとても簡単です。
手順1:トーク画面を開く
- LINEアプリを開く
- 「トーク」タブをタップ
- ビデオ通話したい相手のトークを選ぶ
手順2:ビデオ通話を開始
- トーク画面の右上にある「電話マーク」をタップ
- 「ビデオ通話」をタップ
これだけで、相手を呼び出すことができます。
別の方法:友だちリストから
- LINEの「ホーム」タブをタップ
- ビデオ通話したい相手をタップ
- 「ビデオ通話」ボタンをタップ
手順3:相手が出るのを待つ
呼び出し中は、自分の顔が大きく画面に映ります。相手が応答するまで待ちましょう。
- やめたい場合:下の赤い電話マークをタップ
手順4:ビデオ通話開始
相手が応答すると、画面が切り替わります。
- 大きな画面:相手の顔
- 左上の小さな画面:自分の顔
これでビデオ通話がスタートします!
ビデオ通話を受ける方法
相手からビデオ通話がかかってきたときの応答方法です。
着信画面が表示される
LINEのビデオ通話がかかってくると、着信音とともに画面が表示されます。
応答する場合:
- 「応答」ボタンをタップ
- または、ビデオマーク(カメラのアイコン)をタップ
顔を見せたくない場合:
- 「カメラをオフにする」をタップ
- それから「応答」をタップ
これで、音声だけで通話できます。
拒否する場合:
- 赤い電話マークをタップ
ビデオ通話中にできること
ビデオ通話中は、いろいろな操作ができます。
主な機能:
1. ミュート(マイクをオフ)
- 左下のマイクマークをタップ
- 自分の声が相手に聞こえなくなります
- もう一度タップで解除
2. ビデオをオフにする
- 右下のカメラマークをタップ
- 自分の顔が映らなくなります
- 音声だけの通話に切り替わります
3. カメラを切り替える
- カメラマークの隣のアイコンをタップ
- 外側カメラ(背面)⇔内側カメラ(自分側)を切り替え
- 相手に何かを見せたいときに便利
4. スピーカーをオン/オフ
- スピーカーマークをタップ
- イヤホンを使うかスピーカーで聞くかを切り替え
5. フィルター・エフェクトを使う
- 画面右下のエフェクトアイコンをタップ
- 顔を加工したり、背景を変えたりできます
- 楽しくおしゃべりできる機能です
6. 画面共有
- 自分のスマホ画面を相手に見せられます
- 操作方法を教えるときに便利
7. 通話を終了
- 下の赤い電話マークをタップ
- ビデオ通話が終了します
グループビデオ通話の方法
複数人で同時にビデオ通話することもできます。
最大参加人数:
- 最大200人まで参加可能
- 同時に画面に映るのは最大6人(自分を含む)
手順:
グループがすでにある場合:
- LINEの「トーク」からグループを選ぶ
- トーク画面の右上の電話マークをタップ
- 「ビデオ通話」を選択
- 「開始」をタップ
グループを新しく作る場合:
- 「ホーム」タブの右上「友だち追加」をタップ
- 「グループ作成」をタップ
- グループ名を入力
- メンバーを選んで「招待」をタップ
- 作成したグループのトーク画面から上記の手順でビデオ通話
途中から参加する場合:
グループでビデオ通話が始まっていると、トーク画面に「参加」ボタンが表示されます。
- 「参加」をタップ
- すぐにビデオ通話に参加できます
Google Meetでビデオ通話する方法|標準搭載で便利
Google MeetはGoogleが提供するビデオ通話サービスで、多くのAndroidスマホに最初から入っています。
Google Meetの特徴
- Googleアカウントがあれば使える
- 高画質で安定している
- 複数人での会議に強い
- ビジネスでも使われている
- 録画機能がある(有料版)
事前準備:Google Meetアプリを確認
アプリがあるか確認:
- ホーム画面またはアプリ一覧で「Meet」を探す
- 見つからない場合は、Google Playストアで「Google Meet」をインストール
ビデオ通話をかける方法
Google Meetでビデオ通話をかける方法はいくつかあります。
方法1:電話アプリから
最近のAndroidでは、電話アプリからGoogle Meetのビデオ通話ができます。
- 「電話」アプリを開く
- 連絡先から相手を選ぶ
- ビデオカメラのアイコンをタップ
これで、Google Meetのビデオ通話がかかります。
方法2:Google Meetアプリから
- Google Meetアプリを開く
- 「新しい会議」をタップ
- 「会議を今すぐ開始」を選択
- 会議リンクを相手に送る
- LINEやメールで共有
相手がそのリンクをタップすると、ビデオ通話に参加できます。
方法3:Googleコンタクトから
- 「連絡帳」アプリを開く
- ビデオ通話したい相手を選ぶ
- 「ビデオ通話」ボタンをタップ(表示される場合)
方法4:Googleメッセージアプリから
- 「メッセージ」アプリを開く
- 会話を選ぶ
- 右上のビデオアイコンをタップ
ビデオ通話中の操作
Google Meetでも、様々な機能が使えます。
基本操作:
- ミュート: マイクアイコンをタップ
- ビデオオフ: カメラアイコンをタップ
- 通話を終了: 赤い電話マークをタップ
便利な機能:
1. 字幕表示
- 画面下の「CC」アイコンをタップ
- 話した内容が文字で表示されます
- 聞き取りにくいときに便利
2. 背景のぼかし・変更
- 3つの点(メニュー)をタップ
- 「エフェクトを適用」を選択
- 背景をぼかしたり、バーチャル背景を選べます
3. 画面共有
- 「画面を共有」をタップ
- 自分の画面を相手に見せられます
会議を予約する方法
あらかじめ日時を決めてビデオ通話を予約できます。
- Google Meetアプリを開く
- 「新しい会議」をタップ
- 「Googleカレンダーでスケジュールを設定」を選択
- 日時、参加者を設定
- 保存
参加者にメールで招待が送られます。
その他のビデオ通話アプリ|用途別おすすめ

LINE、Google Meet以外にも、便利なビデオ通話アプリがあります。
Zoom|会議や授業に最適
特徴:
- 大人数の会議に強い(無料版は100人まで)
- 画面共有が便利
- 録画機能
- バーチャル背景が豊富
無料版の制限:
- 3人以上の会議は40分まで
使い方:
- Google Playストアで「Zoom」をインストール
- アカウント作成(メールアドレスで登録)
- 「新規ミーティング」をタップ
- ミーティングIDを相手に教える
こんな人におすすめ:
- 会社や学校でZoomを使っている
- セミナーやオンライン授業を受ける
- 大人数でのビデオ通話が多い
Skype|老舗のビデオ通話アプリ
特徴:
- 世界中で使われている
- 固定電話にも電話をかけられる(有料)
- チャット機能も充実
注意:
2025年5月にサービス終了予定で、Microsoft Teamsに統合されます。
使い方:
- Google Playストアで「Skype」をインストール
- Microsoftアカウントでログイン
- 連絡先を追加
- ビデオカメラアイコンをタップ
Instagram|友達との気軽な通話
特徴:
- Instagramの友達とビデオ通話できる
- 若い世代に人気
- フィルター機能が豊富
使い方:
- Instagramアプリを開く
- ダイレクトメッセージ(DM)を開く
- カメラアイコンをタップ
Facebook Messenger|Facebookユーザーに
特徴:
- Facebookの友達とビデオ通話
- エフェクトやゲームが楽しめる
- グループビデオ通話も可能
使い方:
- Messengerアプリを開く
- 相手との会話を開く
- ビデオカメラアイコンをタップ
Discord|ゲーマーに人気
特徴:
- ゲーマー向けコミュニティ
- サーバー機能で大人数管理
- 画面共有、配信機能
使い方:
- Google Playストアで「Discord」をインストール
- アカウント作成
- サーバーに参加またはダイレクトメッセージ
- ビデオアイコンをタップ
ビデオ通話がうまくいかないときの対処法
ビデオ通話で困ったときの解決方法をまとめました。
トラブル1:カメラが映らない
原因:
- カメラの許可がオフになっている
- アプリがカメラにアクセスできない
解決法:
- 設定でカメラの許可を確認
- 設定 → アプリ → 該当アプリ(LINE、Meetなど)
- 「権限」をタップ
- 「カメラ」をタップ
- 「許可」を選択
- アプリを再起動する
- アプリを完全に終了
- もう一度開く
- スマホを再起動する
トラブル2:音が聞こえない、音が相手に届かない
原因:
- マイクがミュートになっている
- 音量が小さい
- マイクの許可がオフ
解決法:
- ミュートを解除
- 画面下のマイクアイコンを確認
- ミュートマークが付いていたら解除
- 音量を上げる
- 音量ボタンで調整
- マイクの許可を確認
- 設定 → アプリ → 該当アプリ
- 「権限」→「マイク」→「許可」
- イヤホンを外してみる
- Bluetoothイヤホンが干渉している場合も
トラブル3:画質が悪い、カクカクする
原因:
- インターネット接続が不安定
- 通信速度が遅い
解決法:
- Wi-Fiに接続する
- モバイルデータよりWi-Fiの方が安定
- 自宅のWi-Fiに接続
- Wi-Fiルーターの近くに移動
- 電波が強い場所で
- 他のアプリを閉じる
- バックグラウンドアプリを終了
- メモリを空ける
- ビデオをオフにする
- 音声だけの通話に切り替え
- 通信量を減らす
トラブル4:相手の声がエコーする
原因:
- スピーカーとマイクが干渉している
- 複数デバイスで同じ通話に参加
解決法:
- イヤホンを使う
- スピーカーをオフにする
- イヤホンで聞く
- 音量を下げる
- スピーカー音量を調整
- 1人1デバイスで参加
- 同じ部屋に複数の端末を置かない
トラブル5:「カメラとマイクの使用許可を求められています」が出ない
原因:
- すでにブロックしてしまった
- 設定で拒否している
解決法(Chromeなどブラウザの場合):
- ブラウザの設定を開く
- 右上の3つの点をタップ
- 「設定」を選択
- サイトの設定を開く
- 「サイトの設定」をタップ
- カメラとマイクを許可
- 「カメラ」をタップ → 許可
- 「マイク」をタップ → 許可
- ページを再読み込み
トラブル6:ビデオ通話アプリが見つからない
原因:
- アプリがインストールされていない
- アプリが非表示になっている
解決法:
- Google Playストアで検索
- 「LINE」「Google Meet」などで検索
- インストールする
- アプリ一覧を確認
- ホーム画面を上にスワイプ
- アプリ一覧から探す
ビデオ通話を快適にするコツ
ビデオ通話をもっと楽しく、快適にするためのコツをご紹介します。
1. 明るい場所で通話する
顔が暗く映ると、相手に表情が見えにくくなります。
おすすめ:
- 窓の近くなど明るい場所
- 顔の正面から光が当たる位置
- 逆光(背後に窓)は避ける
2. スマホスタンドを使う
手でスマホを持ち続けるのは疲れます。
スマホスタンドのメリット:
- 手が自由に使える
- 画面が安定する
- 資料を見せたり、作業しながら話せる
100円ショップでも購入できます。
3. イヤホンを使う
周りがうるさい場所では、イヤホンがおすすめです。
メリット:
- 相手の声がクリアに聞こえる
- エコーしにくい
- 周りの雑音が入りにくい
4. バッテリーに注意
ビデオ通話はバッテリーを消費します。
対策:
- 充電しながら通話する
- バッテリー残量を確認してから始める
- 長時間の場合は充電器を用意
5. データ通信量に注意
モバイルデータ通信でビデオ通話すると、通信量が多くなります。
目安:
- 1時間のビデオ通話 → 約300〜600MB
対策:
- Wi-Fiに接続する
- どうしてもの場合は音声だけにする
6. 背景を整える
部屋が散らかっていると気になりますよね。
対策:
- 片付けておく
- バーチャル背景を使う(アプリによって可能)
- 壁を背景にする
7. カメラの位置を調整
カメラの角度で印象が変わります。
おすすめの位置:
- 目の高さに合わせる
- 少し上から(下からは避ける)
- 顔全体が映る距離
まとめ|Androidでビデオ通話を楽しもう
Androidでビデオ通話をする方法を解説してきました。
ポイントをおさらいすると:
- Androidでビデオ通話する方法は主に3つ
- LINEが一番簡単でおすすめ(無料、操作が簡単)
- Google MeetはAndroidに標準搭載(ビジネスにも便利)
- その他のアプリも用途に応じて選べる
- トーク画面や連絡先からワンタップで通話開始
- カメラとマイクの許可設定が重要
- Wi-Fi環境で使うと快適
- 明るい場所、スマホスタンド、イヤホンがあるとより快適
離れた家族や友達と、顔を見ながら話せるビデオ通話。一度使ってみると、その便利さに驚くはずです。
まずは身近な人に「ビデオ通話してみない?」と声をかけて、試してみましょう。LINEならトーク画面の電話マークをタップするだけで、簡単にビデオ通話が始められますよ。
トラブルが起きても、この記事の対処法を参考にすれば大丈夫。楽しいビデオ通話ライフをお過ごしください!


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