「スマホのビルド番号って何?」「Androidのバージョンとは違うの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
ビルド番号は、Androidスマホの詳細なソフトウェアバージョンを示す重要な情報です。今回は、ビルド番号の基本から確認方法、Androidバージョンとの違い、そして歴代Androidのビルド番号一覧まで、わかりやすく解説します。
- ビルド番号とは?基本を理解しよう
- 【機種別】ビルド番号の確認方法
- ビルド番号の読み方と意味
- Androidバージョンとビルド番号の対応一覧
- Android 16(2025年)
- Android 15(2024年)
- Android 14(2023年)
- Android 13(2022年)
- Android 12L(2022年)
- Android 12(2021年)
- Android 11(2020年)
- Android 10(2019年)
- Android 9 Pie(2018年)
- Android 8.1 Oreo(2017年)
- Android 8.0 Oreo(2017年)
- Android 7.1 Nougat(2016年)
- Android 7.0 Nougat(2016年)
- Android 6.0 Marshmallow(2015年)
- Android 5.1 Lollipop(2015年)
- Android 5.0 Lollipop(2014年)
- Android 4.4 KitKat(2013年)
- Android 4.3 Jelly Bean(2013年)
- Android 4.2 Jelly Bean(2012年)
- Android 4.1 Jelly Bean(2012年)
- Android 4.0 Ice Cream Sandwich(2011年)
- Android 3.0 Honeycomb(2011年)
- Android 2.3 Gingerbread(2010年)
- Android 2.2 Froyo(2010年)
- Android 2.0/2.1 Eclair(2009年)
- Android 1.6 Donut(2009年)
- Android 1.5 Cupcake(2009年)
- Android 1.1(2009年)
- Android 1.0(2008年)
- ビルド番号でわかること
- ビルド番号を7回タップすると?開発者オプションの有効化
- 最新のビルド番号を確認する方法
- ビルド番号に関するよくある質問
- まとめ
ビルド番号とは?基本を理解しよう

まず、ビルド番号がどんなものか、基本から押さえておきましょう。
ビルド番号の意味
ビルド番号とは、Androidスマホに搭載されているソフトウェアの「詳細なバージョン番号」のことです。
簡単に言えば、スマホのシステムソフトウェアの「通し番号」や「識別番号」のようなものです。同じAndroidバージョンでも、細かいアップデートや修正が加わるたびにビルド番号が変わります。
例えば、「QQ3A.200705.002」や「RKQ1.200826.002」のような英数字の組み合わせで表示されます。
Androidバージョンとの違い
Androidバージョン
- Android 14、Android 13など、大きな番号で表示
- 年に1回程度の大型アップデート
- Google全体で共通
ビルド番号
- 機種やキャリアごとに異なる
- セキュリティパッチや細かい修正でも変わる
- 同じAndroidバージョンでも複数のビルド番号が存在
例えば、同じAndroid 14でも、ドコモのXperiaとauのXperiaではビルド番号が違います。
ビルド番号が重要な理由
スマホの修理や問い合わせ時に必要
メーカーやキャリアのサポートに問い合わせる際、ビルド番号を聞かれることがあります。正確な症状を把握するために必要な情報です。
アップデートの確認に使える
最新のビルド番号と自分のスマホのビルド番号を比較することで、ソフトウェアが最新かどうかチェックできます。
不具合の特定に役立つ
特定のビルド番号で発生する不具合を調べる際、自分のスマホが該当するか確認できます。
【機種別】ビルド番号の確認方法
ビルド番号の確認方法は、機種によって若干異なります。
主要なメーカーごとに確認手順を解説します。
Google Pixel・標準Androidの確認方法
最もシンプルな手順です。
- 「設定」アプリを開く
- 一番下までスクロールして「デバイス情報」をタップ
- 「ビルド番号」を確認
Pixelシリーズや、Androidに近い端末はこの手順で確認できます。
Galaxy(Samsung)の確認方法
Galaxyシリーズは少し階層が深いです。
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報」をタップ
- 「ソフトウェア情報」を選択
- 「ビルド番号」を確認
One UIを搭載したGalaxyシリーズ全般で共通の手順です。
Xperia(Sony)の確認方法
Xperiaシリーズの確認手順です。
- 「設定」アプリを開く
- 「システム」をタップ
- 「端末情報」を選択
- 「ビルド番号」を確認
機種によっては、「デバイス情報」という名称の場合もあります。
AQUOS(Sharp)の確認方法
AQUOSシリーズの確認手順です。
- 「設定」アプリを開く
- 「システム」をタップ
- 「端末情報」を選択
- 下にスクロールして「ビルド番号」を確認
OnePlus・OPPO・Realmeの確認方法
ColorOSやOxygenOSを使用している機種です。
- 「設定」アプリを開く
- 「デバイスについて」または「端末情報」をタップ
- 「バージョン」を選択
- 「ビルド番号」を確認
Xiaomi・POCOの確認方法
MIUIやHyperOSを搭載した機種です。
- 「設定」アプリを開く
- 「デバイス情報」をタップ
- 「すべての仕様」を選択
- 「ビルド番号」を確認
HUAWEI(ファーウェイ)の確認方法
EMUIを搭載した機種です。
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報」をタップ
- 「ビルド番号」を確認
クイック設定パネルでの確認方法(Android 12以降)
Android 12以降の一部機種では、もっと簡単に確認できます。
- 画面上部から下にスワイプしてクイック設定パネルを開く
- 左下にビルド番号が表示される(機種によって異なる)
この方法が使えるかは機種次第ですが、使えれば一番早いです。
ビルド番号の読み方と意味
ビルド番号は、ただのランダムな文字列ではなく、一定の規則性があります。
Android 8.0以降のビルド番号形式
Android 8.0(Oreo)以降では、次のような形式です:
PVBB.YYMMDD.bbb[.Cn]
- P:プラットフォームバージョン(Android バージョンの略称)
- V:サポートされる垂直カテゴリ
- BB:英数字コード(デバイスや機種を識別)
- YYMMDD:ビルドの日付コード
- bbb:同じ日付コード内での個別バージョン(001から開始)
- Cn:オプションで、既存ビルドへの修正版(A1から開始)
例:TP1A.220624.014
- T = Android 13
- P = Phone(スマートフォン)
- 1A = デバイスコード
- 220624 = 2022年6月24日
- 014 = その日の14番目のビルド
Android 7.0以前のビルド番号形式
Android 7.0(Nougat)以前は、もっと短い形式でした:
Xバージョン番号日付コード
例:FRF85B
- F:リリースファミリーのコードネーム(F = Froyo)
- R:ブランチコード(Rは主要リリースブランチ)
- F85:日付コード
この形式は現在ほとんど見かけませんが、古い機種を使っている場合は確認できます。
主要なプラットフォームバージョンコード
ビルド番号の最初の文字は、Androidバージョンを示します。
- A = Android 10
- R = Android 11
- S = Android 12、12L
- T = Android 13
- U = Android 14
- V = Android 15
- W = Android 16(予定)
Android 9以前は異なる命名規則でしたが、Android 10以降はこのパターンです。
Androidバージョンとビルド番号の対応一覧

歴代のAndroidバージョンとビルド番号の関係を一覧にまとめました。
Android 16(2025年)
- コードネーム:Baklava(バクラヴァ)
- APIレベル:36
- リリース:2025年6月
- ビルド番号の例:W で始まる
Android 15(2024年)
- コードネーム:Vanilla Ice Cream(バニラアイスクリーム)
- APIレベル:35
- リリース:2024年10月
- ビルド番号の例:VP2A、VD1A で始まる
Android 14(2023年)
- コードネーム:Upside Down Cake(アップサイドダウンケーキ)
- APIレベル:34
- リリース:2023年10月
- ビルド番号の例:UP1A、UD1A で始まる
Android 13(2022年)
- コードネーム:Tiramisu(ティラミス)
- APIレベル:33
- リリース:2022年8月
- ビルド番号の例:TP1A、TD1A で始まる
Android 12L(2022年)
- コードネーム:Snow Cone v2(スノーコーン v2)
- APIレベル:32
- リリース:2022年3月
- ビルド番号の例:SQ1A、SD1A で始まる
- 特徴:大画面デバイス向けのマイナーアップデート
Android 12(2021年)
- コードネーム:Snow Cone(スノーコーン)
- APIレベル:31
- リリース:2021年10月
- ビルド番号の例:SP1A、SD1A で始まる
- 主な機能:Material Youデザイン
Android 11(2020年)
- コードネーム:Red Velvet Cake(レッドベルベットケーキ)
- APIレベル:30
- リリース:2020年9月
- ビルド番号の例:RP1A、RD1A で始まる
Android 10(2019年)
- コードネーム:Quince Tart(クインスタルト)
- APIレベル:29
- リリース:2019年9月
- ビルド番号の例:QP1A、QD1A で始まる
- 特徴:デザート名廃止、数字のみの命名へ移行
Android 9 Pie(2018年)
- コードネーム:Pie(パイ)
- APIレベル:28
- リリース:2018年8月
- ビルド番号の例:PPR1、PD1A で始まる
Android 8.1 Oreo(2017年)
- コードネーム:Oreo(オレオ)
- APIレベル:27
- リリース:2017年12月
- ビルド番号の例:OPM1、OD1A で始まる
Android 8.0 Oreo(2017年)
- コードネーム:Oreo(オレオ)
- APIレベル:26
- リリース:2017年8月
- ビルド番号の例:OPR1、OD1A で始まる
Android 7.1 Nougat(2016年)
- コードネーム:Nougat(ヌガー)
- APIレベル:25
- リリース:2016年10月
- ビルド番号の例:NMF26、N2G47 で始まる
Android 7.0 Nougat(2016年)
- コードネーム:Nougat(ヌガー)
- APIレベル:24
- リリース:2016年8月
- ビルド番号の例:NRD90、NBD91 で始まる
Android 6.0 Marshmallow(2015年)
- コードネーム:Marshmallow(マシュマロ)
- APIレベル:23
- リリース:2015年10月
- ビルド番号の例:MRA58、MDB08 で始まる
Android 5.1 Lollipop(2015年)
- コードネーム:Lollipop(ロリポップ)
- APIレベル:22
- リリース:2015年3月
- ビルド番号の例:LMY47、LVY48 で始まる
Android 5.0 Lollipop(2014年)
- コードネーム:Lollipop(ロリポップ)
- APIレベル:21
- リリース:2014年11月
- ビルド番号の例:LRX21、LRX22 で始まる
- 主な機能:Material Designの導入
Android 4.4 KitKat(2013年)
- コードネーム:KitKat(キットカット)
- APIレベル:19
- リリース:2013年10月
- ビルド番号の例:KRT16、KOT49 で始まる
Android 4.3 Jelly Bean(2013年)
- コードネーム:Jelly Bean(ジェリービーン)
- APIレベル:18
- リリース:2013年7月
- ビルド番号の例:JSS15、JWR66 で始まる
Android 4.2 Jelly Bean(2012年)
- コードネーム:Jelly Bean(ジェリービーン)
- APIレベル:17
- リリース:2012年11月
- ビルド番号の例:JDQ39、JOP40 で始まる
Android 4.1 Jelly Bean(2012年)
- コードネーム:Jelly Bean(ジェリービーン)
- APIレベル:16
- リリース:2012年7月
- ビルド番号の例:JRO03、JZO54 で始まる
Android 4.0 Ice Cream Sandwich(2011年)
- コードネーム:Ice Cream Sandwich(アイスクリームサンドイッチ)
- APIレベル:14-15
- リリース:2011年10月
- ビルド番号の例:IMM76、IML74 で始まる
Android 3.0 Honeycomb(2011年)
- コードネーム:Honeycomb(ハニカム)
- APIレベル:11-13
- リリース:2011年2月
- ビルド番号の例:HRI66、HTK75 で始まる
- 特徴:タブレット専用バージョン
Android 2.3 Gingerbread(2010年)
- コードネーム:Gingerbread(ジンジャーブレッド)
- APIレベル:9-10
- リリース:2010年12月
- ビルド番号の例:GRH78、GRK39 で始まる
Android 2.2 Froyo(2010年)
- コードネーム:Froyo(フローズンヨーグルト)
- APIレベル:8
- リリース:2010年5月
- ビルド番号の例:FRF85、FRG22 で始まる
Android 2.0/2.1 Eclair(2009年)
- コードネーム:Eclair(エクレア)
- APIレベル:5-7
- リリース:2009年10月
- ビルド番号の例:ERD79、ERE27 で始まる
Android 1.6 Donut(2009年)
- コードネーム:Donut(ドーナツ)
- APIレベル:4
- リリース:2009年9月
- ビルド番号の例:DRC83 で始まる
Android 1.5 Cupcake(2009年)
- コードネーム:Cupcake(カップケーキ)
- APIレベル:3
- リリース:2009年4月
- ビルド番号の例:CRB43 で始まる
- 特徴:最初の正式なコードネーム
Android 1.1(2009年)
- コードネーム:Petit Four(プチフール)※非公式
- APIレベル:2
- リリース:2009年2月
Android 1.0(2008年)
- コードネーム:なし
- APIレベル:1
- リリース:2008年9月
- 特徴:最初の商用Androidバージョン
ビルド番号でわかること
ビルド番号を見ると、いくつかの情報が読み取れます。
セキュリティパッチの適用状況
ビルド番号の日付部分(YYMMDD)を見れば、いつのセキュリティパッチが適用されているか推測できます。
例えば、「TP1A.220624.014」なら、2022年6月頃のビルドということがわかります。
機種やキャリアの識別
同じスマホでも、ドコモ版とau版でビルド番号が異なります。
これは、キャリアごとに独自のカスタマイズやアプリが含まれているためです。
サポートに問い合わせる際、ビルド番号を伝えることで、正確な機種とバージョンを特定してもらえます。
アップデートの履歴
ビルド番号の末尾の数字が増えていれば、マイナーアップデートが適用されている証拠です。
例えば:
- 初回:TP1A.220624.001
- 1回目の修正:TP1A.220624.002
- 2回目の修正:TP1A.220624.003
最新かどうかの判断
メーカーの公式サイトで最新のビルド番号を確認して、自分のスマホと比較すれば、最新版かどうかわかります。
古い場合は、ソフトウェアアップデートを実行しましょう。
ビルド番号を7回タップすると?開発者オプションの有効化
ビルド番号には、隠れた機能があります。
なんと、ビルド番号を連続で7回タップすると「開発者向けオプション」が有効になるんです。
開発者向けオプションとは
開発者向けオプションは、アプリ開発者のための高度な設定メニューです。
通常は非表示になっていて、一般ユーザーには見えません。ただし、開発者以外でも便利な機能がいくつか含まれています。
開発者向けオプションを有効にする方法
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「デバイス情報」または「端末情報」をタップ
- 「ビルド番号」を見つける
- ビルド番号を7回連続でタップ
タップ中の表示
3回目くらいから「デベロッパーになるまであと○ステップです」と表示されます。カウントダウンされているので、残りのタップ回数がわかります。
認証画面
画面ロックを設定している場合、PINコードやパターン、パスワードの入力を求められます。
完了メッセージ
7回タップが完了すると、「これでデベロッパーになりました!」または「開発者向けオプションが有効になりました」と表示されます。
確認方法
設定画面に戻ると、「システム」の中や設定画面の下部に「開発者向けオプション」という項目が追加されています。
機種別の詳細手順
Google Pixel
設定 → デバイス情報 → ビルド番号を7回タップ
Galaxy
設定 → 端末情報 → ソフトウェア情報 → ビルド番号を7回タップ
Xperia
設定 → システム → 端末情報 → ビルド番号を7回タップ
AQUOS
設定 → システム → 端末情報 → ビルド番号を7回タップ
Xiaomi
設定 → デバイス情報 → MIUIバージョンを7回タップ(ビルド番号ではなくMIUIバージョンを連打)
開発者向けオプションでできること(一般ユーザー向け)
アニメーション速度の変更
画面遷移のアニメーションを速くしたり遅くしたりできます。速くすればサクサク動く印象になります。
USB デバッグの有効化
パソコンとスマホを接続して、ファイル転送やデバッグができます。
強制的にGPUレンダリング
一部のアプリのパフォーマンスを向上させられる場合があります。
バックグラウンドプロセスの制限
同時に動作するアプリ数を制限して、メモリを節約できます。
開発者向けオプションを無効にする方法
有効にしたけど、やっぱり元に戻したい場合:
- 「開発者向けオプション」を開く
- 画面上部のスイッチをオフにする
これで、開発者向けオプションが無効になります。
ただし、設定画面からは消えない機種もあります。その場合は、オフにしておけば問題ありません。
最新のビルド番号を確認する方法

自分のスマホが最新かどうか確認したいときは、公式サイトをチェックしましょう。
キャリアモデルの場合
ドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/update/
- 機種を選択すると、最新のビルド番号が表示されます
au
https://www.au.com/information/notice_mobile/update/
- 機種ごとのアップデート情報を確認できます
ソフトバンク
https://www.softbank.jp/mobile/support/software/
- ソフトウェアアップデート情報が掲載されています
SIMフリーモデルの場合
メーカー公式サイト
各メーカーの公式サイトで、機種ごとのアップデート情報を確認できます。
- Sony(Xperia)
- Samsung(Galaxy)
- Sharp(AQUOS)
- Google(Pixel)
- OPPO
- Xiaomi
「機種名 ビルド番号」でGoogle検索すると、公式ページが見つかります。
例:「Xperia 1 V ビルド番号」
検索する際の注意点
必ず公式サイトで確認する
古い機種の場合、個人ブログや掲示板の情報が上位に表示されることがあります。
情報が古かったり間違っていたりする可能性があるので、必ずメーカーやキャリアの公式サイトで確認しましょう。
ビルド番号に関するよくある質問
ビルド番号について、よく寄せられる質問にお答えします。
ビルド番号は変更できる?
いいえ、通常の方法では変更できません
ビルド番号は、メーカーやキャリアが設定するもので、ユーザーが勝手に変更することはできません。
ただし、開発者向けの「カスタムROM」を導入すれば理論上は可能ですが、一般ユーザーにはおすすめしません。保証が無効になり、スマホが故障するリスクがあります。
ビルド番号が古いままだとどうなる?
セキュリティリスクが高まります
古いビルド番号のまま使い続けると、セキュリティの脆弱性が放置されたままになります。
定期的にソフトウェアアップデートを実行して、最新のビルド番号に更新しましょう。
設定 → システムアップデート から手動で確認できます。
同じ機種なのにビルド番号が違うのはなぜ?
キャリアやリージョンの違い
同じ機種名でも、以下の理由でビルド番号が異なることがあります:
- ドコモ版、au版、ソフトバンク版の違い
- 国内版と海外版の違い
- SIMフリー版とキャリア版の違い
それぞれ独自のカスタマイズが施されているため、ビルド番号が異なります。
ビルド番号が長すぎて覚えられない
コピーして保存しましょう
ビルド番号は長くて覚えにくいので、無理に覚える必要はありません。
サポートに問い合わせる際には:
- ビルド番号を長押し
- 「コピー」を選択
- メモアプリに貼り付けて保存
または、スクリーンショットを撮っておくのもおすすめです。
ビルド番号だけでスマホの機種はわかる?
完全には特定できません
ビルド番号からある程度の情報は読み取れますが、完全に機種を特定することは難しいです。
機種を特定するには、「モデル番号」や「型番」も必要になります。これらも「デバイス情報」の画面で確認できます。
アップデート後にビルド番号が変わらないことがある?
表示の更新が遅れることがあります
アップデート直後は、ビルド番号の表示が更新されないことがあります。
スマホを再起動すると、正しいビルド番号が表示されることが多いです。
まとめ
Androidのビルド番号は、スマホのソフトウェアバージョンを詳細に示す重要な情報です。
ビルド番号の基本
- ソフトウェアの詳細バージョンを示す識別番号
- Androidバージョンとは別物
- 機種やキャリアごとに異なる
- セキュリティパッチや修正でも変わる
確認方法(共通)
- 設定 → デバイス情報(端末情報)→ ビルド番号
ビルド番号でわかること
- セキュリティパッチの適用状況
- おおよそのビルド日付
- 最新版かどうか
7回タップの裏技
- ビルド番号を7回連続タップすると開発者向けオプションが有効になる
- アニメーション速度の変更などができる
最新版の確認
- キャリアやメーカーの公式サイトで確認
- 古い場合はソフトウェアアップデートを実行
ビルド番号は普段意識することは少ないかもしれませんが、スマホの修理やサポート問い合わせの際に必要になることがあります。
確認方法を覚えておけば、いざというときに役立ちますよ。また、7回タップの裏技も覚えておくと、スマホをより快適にカスタマイズできるかもしれません。
自分のスマホのビルド番号を一度確認して、最新版かどうかチェックしてみてください。古い場合は、セキュリティのためにも早めにアップデートすることをおすすめします。

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