「最近スマホの充電がすぐ切れる…」「朝フル充電したのに夕方にはもうバッテリー残量がない」
そんな経験はありませんか?それ、バッテリーの劣化が原因かもしれません。
Androidスマホのバッテリーは消耗品なので、使い続けるうちに必ず劣化していきます。今回は、Androidスマホのバッテリー劣化を確認する方法と、交換時期の見極め方、そしてバッテリーを長持ちさせるコツまで詳しく解説します。
バッテリー劣化とは?基本を理解しよう

まず、バッテリーがどのように劣化していくのか、基本を押さえておきましょう。
バッテリーの劣化メカニズム
Androidスマホに使われているリチウムイオンバッテリーは、充電と放電を繰り返すことで徐々に劣化します。
新品時には100%の容量だったバッテリーが、使い続けるうちに90%、80%と容量が減っていくんです。例えば、新品時に4,000mAhの容量があったバッテリーが、2年後には3,200mAh(80%)程度になることもあります。
これは故障ではなく、バッテリーの自然な老化現象なので避けられません。
バッテリーの寿命はどれくらい?
一般的に、スマホのバッテリー寿命は約2年と言われています。
リチウムイオンバッテリーは、約300〜500回の充電サイクルで容量が大きく減少します。毎日充電していると、1〜2年程度でこの回数に達してしまうんですね。
ただし、使い方によって寿命は大きく変わります。適切に使えば3年以上問題なく使えることもあれば、酷使すると1年未満で劣化が進むこともあります。
【機種別】設定からバッテリー劣化を確認する方法
Android端末の中には、設定アプリから直接バッテリーの劣化状態を確認できる機種があります。
メーカーや機種によって確認方法が異なるので、主要なシリーズごとに解説します。
Galaxyシリーズの確認方法
Samsungのギャラクシーシリーズは、バッテリー状態を簡単に確認できます。
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリーとデバイスケア」をタップ
- 「バッテリー」を選択
- 右上のメニュー(3つの点)をタップ
- 「バッテリー性能」または「診断」を選択
ここで、バッテリーの健康度がパーセンテージで表示されます。
「良好」または80%以上なら問題なし、80%未満なら劣化が進んでいると判断できます。
Xperiaシリーズの確認方法(隠しコマンド)
ソニーのエクスペリアシリーズには、特別な隠しコマンドでバッテリー状態をチェックできます。
隠しコマンドの入力方法
- 電話アプリを開く
- ダイヤルパッドで「##7378423##」と入力
- 自動的にService Menuが開く
- 「Service tests」をタップ
- 「Battery Health test」を選択
表示される結果の見方:
- 緑色で「Good」→バッテリーは健康な状態
- 赤色で「Bad」→バッテリーが劣化している
このテストモードでは、バッテリー以外にもタッチパネルやセンサーなど、様々な機能のテストができます。
AQUOSシリーズの確認方法
シャープのアクオスシリーズでも確認できる機種があります。
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報」または「デバイス情報」をタップ
- 「電池性能表示」または「バッテリー情報」を選択
AQUOSの場合、パーセンテージではなく文章で表示されることが多いです:
- 「バッテリーの能力は良好」→問題なし
- 「バッテリーが劣化している」→交換を検討
機種によっては、この項目自体がない場合もあります。
OnePlus・OPPO・Realmeの確認方法
これらのメーカーは同じColorOSベースなので、確認方法は共通です。
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態」または「Battery health」を選択
ここで、最大容量のパーセンテージが表示されます。
ただし、古い機種や一部の新しい機種では表示されないことがあります。OnePlus 11シリーズ以降で対応している機種が多いです。
Xiaomi・POCOの確認方法
シャオミとポコのスマホはHyperOSを使っているので、手順は同じです。
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリーとパフォーマンス」をタップ
- 「バッテリー」を選択
- 「バッテリーの状態」を確認
機種によっては、この項目が表示されない場合があります。
Google Pixelの確認方法
ピクセルシリーズもバッテリー健康度を確認できます。
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態」または「Battery health」を選択
Pixel 6以降の機種で対応していることが多いです。
設定で確認できない機種向け:AccuBatteryアプリの使い方
設定アプリでバッテリー劣化を確認できない機種でも大丈夫です。
専用アプリを使えば、詳細なバッテリー情報をチェックできます。
AccuBatteryとは
AccuBatteryは、Androidスマホのバッテリー状態を詳しく分析できる人気アプリです。
Google Playストアで無料ダウンロードできて、バッテリーの健康度、充電サイクル、消費電力など、様々な情報を表示してくれます。
設定アプリよりも詳細なデータが見られるので、正確にバッテリー状態を知りたい人におすすめです。
AccuBatteryのインストールと初期設定
ダウンロード手順
- Google Playストアを開く
- 「AccuBattery」と検索
- 「AccuBattery – 電池 バッテリー」をインストール
- アプリを開く
初期設定
アプリを初めて起動すると、説明画面が表示されます。
- 初回の説明をスワイプで進める
- バッテリー使用状況へのアクセス許可を求められたら「許可」をタップ
- 通知の許可を求められた場合、必要に応じて設定
- キャリブレーション完了画面が出たら「次へ」
ここで重要なのが、バッテリーの設計容量を正しく入力することです。
設計容量の設定方法
- アプリ上部の「健康度」タブをタップ
- 「設計容量」の欄を確認
- 自動的に検出されない場合は、手動で入力
設計容量は、スマホのメーカー公式サイトや取扱説明書で確認できます。例えば「4,500mAh」のように記載されています。
AccuBatteryでバッテリー健康度を確認する
重要:すぐには結果が出ません
AccuBatteryは、数日間のバッテリー使用データを蓄積してから、正確な健康度を算出します。
インストール直後は精度が低いので、最低でも4〜5回の充電サイクル(約1週間)は待ちましょう。
健康度の見方
- アプリを開く
- 「健康度」タブをタップ
- 画面上部に表示されるパーセンテージを確認
表示される数値の意味:
- 95〜100%:ほぼ新品の状態
- 85〜94%:正常な劣化範囲
- 80〜84%:劣化が進んでいる
- 80%未満:交換を検討すべき
画面には他にも、総充電量、充電サイクル数、推定容量なども表示されます。
AccuBatteryの便利な機能
充電アラーム
バッテリーを80%で充電を止めると、劣化を遅らせられます。AccuBatteryには、指定した充電レベルに達したら通知してくれる機能があります。
- 「充電」タブを開く
- 画面下部の充電制限スライダーを調整(推奨は80%)
- その充電レベルに達すると通知が来る
アプリごとの消費電力
どのアプリがバッテリーを多く消費しているか分かります。
- 「放電」タブを開く
- アプリごとの消費電力ランキングを確認
- バッテリーを食うアプリがあれば、使用を控えることを検討
AccuBatteryの通知を非表示にする方法
AccuBatteryは、常に通知エリアにバッテリー情報を表示します。邪魔に感じる場合は、非表示にできます。
- 通知パネルを開く
- AccuBatteryの通知を長押し
- 「通知設定」または歯車アイコンをタップ
- 不要な通知をオフにする
または:
- Androidの設定を開く
- 「アプリ」→「AccuBattery」を選択
- 「通知」をタップ
- 不要な通知カテゴリーをオフ
隠しコマンドでバッテリー情報を確認する(機種限定)
一部のAndroid端末では、ダイヤルパッドに特殊なコードを入力すると、診断メニューにアクセスできます。
ただし、すべての機種で使えるわけではないので、試してみる価値はありますが、動作しない場合もあります。
診断メニューへのアクセス方法
- 電話アプリを開く
- ダイヤルパッドで「##4636##」と入力
- 最後の「*」を入力した瞬間、自動的に診断メニューが開く
メニューが開いたら:
- 「Battery information」または「電池情報」を探す
- タップすると、詳細情報が表示される
表示される情報
- Battery health(電池の状態):Good(良好)/ Poor(不良)
- Battery level(充電レベル):現在の充電残量
- Temperature(温度):バッテリーの温度
温度が50℃以下なら正常範囲です。
このコマンドが使えない場合
多くの機種では、このコマンドを入力してもメニューが開かないか、バッテリー情報が表示されません。
その場合は、前述の設定アプリからの確認方法や、AccuBatteryなどのアプリを使いましょう。
バッテリー劣化の症状をチェックしよう

設定やアプリで確認しなくても、日常的な使用で「バッテリーが劣化しているかも」と気づくサインがあります。
以下の症状に心当たりがあれば、バッテリーの劣化が進んでいる可能性が高いです。
充電の減りが異常に早い
正常な状態
朝フル充電して、普通に使って夕方まで持つ。
劣化している状態
朝フル充電しても、昼過ぎにはもうバッテリー残量が20%以下になる。特に何も重いアプリを使っていないのに、みるみる減っていく。
動画視聴やゲームをしていないのに、数時間でバッテリーがゼロになる場合は、明らかに劣化しています。
充電時間が異常に長い
正常な状態
急速充電器で1〜2時間でフル充電できる。
劣化している状態
同じ充電器を使っているのに、3時間以上かかる。または、充電が50%から全く進まない。
充電速度が著しく遅い場合、バッテリーの劣化だけでなく、充電端子の汚れや充電器の故障の可能性もあります。
突然シャットダウンする
正常な状態
バッテリー残量が0%近くになったら警告が出て、その後シャットダウン。
劣化している状態
バッテリー残量が50%や30%なのに、突然電源が落ちる。または、バッテリー表示が急に10%以下になる。
これは、バッテリーが正確な容量を報告できなくなっている証拠です。
バッテリーが膨張している
危険なサイン
バッテリーが膨らんで、スマホの背面が浮いている、画面が押し上げられているなどの症状が見られたら、非常に危険です。
バッテリーの膨張は、内部でガスが発生している証拠で、最悪の場合、発火や爆発の危険があります。
すぐに対処すべき
膨張に気づいたら、すぐに使用を中止して、修理店やメーカーに相談しましょう。そのまま使い続けるのは絶対にNGです。
スマホが異常に熱くなる
正常な発熱
ゲームや動画視聴、充電中にほんのり温かくなる程度。
異常な発熱
何もしていないのに熱い、充電中に持てないほど熱くなる、バッテリー部分だけが異常に熱い。
高温はバッテリー劣化を加速させるだけでなく、他の部品にもダメージを与えます。
充電が100%まで到達しない
正常な状態
充電を続ければ100%に達する。
劣化している状態
どれだけ充電しても95%や90%で止まってしまう。
これは、バッテリーの最大容量が減少している明確なサインです。
バッテリー交換の目安と判断基準
バッテリーの劣化を確認したら、次は「交換が必要かどうか」を判断しましょう。
パーセンテージで見る交換時期
90%以上
まだまだ健康な状態です。交換の必要はありません。
85〜89%
わずかに劣化していますが、日常使用に支障はない範囲。引き続き使用できます。
80〜84%
劣化が進んでいる状態。バッテリーの持ちが悪いと感じ始める時期です。交換を検討してもいいタイミング。
60〜79%
かなり劣化が進んでいます。1日持たないことが増えているはず。早めの交換をおすすめします。
60%未満
重度の劣化状態。すぐに交換すべきレベルです。このまま使い続けると、突然のシャットダウンや膨張のリスクが高まります。
使用年数で見る交換時期
バッテリーの健康度が確認できない場合は、使用年数を目安にしましょう。
1年未満
通常、交換不要。ただし、毎日複数回充電するなど酷使している場合は劣化が早いことも。
1〜2年
標準的な使い方なら、まだ交換不要。ただし、バッテリーの持ちが悪いと感じ始める時期。
2〜3年
多くの人がバッテリー劣化を実感し始める時期。交換を検討するタイミング。
3年以上
ほぼ確実に劣化しています。交換を強くおすすめします。
ただし、使い方次第で寿命は大きく変わるので、年数はあくまで目安と考えてください。
日常的な不便さで判断する
数値だけでなく、実際の使用感も重要です。
交換を検討すべきサイン
- 1日に2回以上充電が必要
- モバイルバッテリーが手放せない
- 外出時にバッテリー残量が気になって仕方ない
- 充電しながらでないと使えない
- 突然のシャットダウンが頻繁に起こる
これらの症状があれば、数値に関わらず交換を検討しましょう。
バッテリー交換はどこで頼む?方法と費用
バッテリー交換が必要と判断したら、次は実際に交換する方法を考えましょう。
メーカーや携帯キャリアに依頼
メリット
- 純正バッテリーを使用するので安心
- 保証期間内なら無料または格安で交換できることも
- データを保持したまま交換してくれる
デメリット
- 費用が高め(5,000〜15,000円程度)
- 時間がかかる(数日〜1週間程度)
- 店舗に持ち込むか郵送する手間がかかる
手順
- メーカーや携帯キャリアのサポートに連絡
- 保証状況を確認
- 店舗持ち込みか郵送を選択
- 修理完了を待つ
街のスマホ修理店に依頼
メリット
- 即日交換してくれることが多い
- メーカーより安いことが多い(3,000〜10,000円程度)
- データそのままで交換可能
デメリット
- 非純正バッテリーを使用する店もある
- 修理後にメーカー保証が受けられなくなる可能性
- 店舗によって技術力に差がある
注意点
- 総務省登録修理業者かどうか確認
- 修理後の保証があるか確認
- 口コミや評判をチェック
自分で交換する(非推奨)
一部の機種は、自分でバッテリー交換できるものもあります。
メリット
- 費用が安い(バッテリー代のみ、2,000〜5,000円程度)
- 好きなタイミングで交換できる
デメリット
- 失敗すると完全に壊れる可能性
- メーカー保証が完全に無効になる
- 怪我や発火のリスク
- 防水性能が失われる
結論:おすすめしません
最近のスマホは、素人が開けるのは非常に危険です。特にバッテリーの取り扱いを誤ると、発火や爆発のリスクがあります。
どうしても自分で交換したい場合は、自己責任で、かつ十分な知識と工具を準備してから行いましょう。
機種変更も視野に入れる
バッテリー交換に1万円以上かかる場合、いっそ新しいスマホに買い替えるのも選択肢の一つです。
買い替えを検討すべきケース
- スマホを3年以上使っている
- バッテリー以外にも不具合がある
- 修理費用が新品の半額以上
- OSアップデートが終了している
- 最新のアプリが動かない
特に、古い機種はバッテリー交換しても、他の部品の劣化が進んでいることがあります。長期的に考えると、新しい機種に変える方がコスパが良いこともあります。
バッテリーを長持ちさせる5つのコツ
新しいスマホを買った時や、バッテリー交換した後は、できるだけ長持ちさせたいですよね。
日頃から気をつけるべきポイントを紹介します。
0〜100%の充放電サイクルを避ける
NGな充電方法
バッテリーを0%まで使い切ってから、100%まで充電する。
推奨される充電方法
バッテリー残量を20〜80%の範囲で保つ。
リチウムイオンバッテリーは、完全放電と満充電を繰り返すと劣化が早まります。理想的には、残量が30%くらいになったら充電を始めて、80%で充電を止めるのがベストです。
ただし、たまに0〜100%の充電をすることで、バッテリー管理システムが正確なバッテリー容量を把握できるようになるので、月に1回程度はフル充電・完全放電してもOKです。
充電しながらスマホを使わない
特にNGな使い方
充電しながらゲームや動画視聴をする。
充電による発熱と、スマホ使用による発熱が重なって、バッテリーに大きな負担がかかります。
高温はバッテリー劣化の最大の敵なので、充電中はできるだけスマホを触らないようにしましょう。
高温・低温環境を避ける
NGな環境
- 真夏の車内に放置
- 直射日光が当たる場所に置く
- 暖房器具の近くに置く
- 真冬の屋外で長時間使用
推奨される温度
0〜35℃が理想的な動作温度です。
バッテリーは熱に弱く、高温環境では急速に劣化します。逆に、低温では一時的に性能が低下し、場合によっては突然シャットダウンすることもあります。
急速充電を控えめにする
急速充電のデメリット
便利な急速充電ですが、バッテリーに負担がかかります。
急速充電は大電流を流すため、発熱が大きく、バッテリー劣化を早める要因の一つです。
おすすめの使い分け
- 急いでいる時:急速充電を使う
- 寝る前など時間がある時:通常充電を使う
最近のスマホには、就寝時間に合わせてゆっくり充電する「スマート充電」機能があります。これを活用すると、バッテリーへの負担を減らせます。
スマホケースをつけっぱなしにしない
充電中はケースを外す
スマホケースをつけたまま充電すると、熱がこもりやすくなります。
特に、厚手のケースや革製のケースは放熱を妨げるので、充電中は外すことをおすすめします。
ただし、ケースを外すのが面倒な場合は、せめて充電中は風通しの良い場所に置きましょう。
バッテリー劣化に関するよくある質問
バッテリー劣化について、よく寄せられる質問にお答えします。
どのくらいの頻度で確認すればいい?
おすすめの確認頻度
3〜6ヶ月に1回程度チェックすれば十分です。
バッテリーは急激に劣化するものではないので、頻繁にチェックする必要はありません。
ただし、以下の症状が出たら、すぐに確認しましょう:
- 充電の減りが急に早くなった
- 突然シャットダウンするようになった
- スマホが異常に熱くなる
- バッテリーが膨らんでいる
バッテリー健康度が良好なのに減りが早い理由は?
バッテリー自体は健康でも、他の要因で電力消費が増えることがあります。
考えられる原因
- バックグラウンドで動作するアプリが多い
- 画面の明るさが高すぎる
- 位置情報サービスを常にオンにしている
- 通知が多すぎる
- 電波状況が悪い場所で使用している
- OSやアプリが最新版にアップデートされていない
設定アプリの「バッテリー使用状況」で、どのアプリが電力を消費しているか確認しましょう。
寝る前に充電したまま寝ても大丈夫?
基本的には大丈夫です
最近のスマホには、充電管理システムが搭載されていて、100%に達したら自動的に充電を停止します。
さらに、多くの機種では「スマート充電」や「最適化バッテリー充電」機能があり、就寝時間を学習して、起床時刻に合わせて充電を調整してくれます。
ただし、古い機種や格安スマホでは、この機能がない場合もあるので注意が必要です。
100%充電してから使うべき?
いいえ、その必要はありません
むしろ、100%をキープし続けるのはバッテリーに負担がかかります。
80%程度で充電を止めるか、100%に達したらすぐに充電器から外すのがベストです。
バッテリーセーバーモードは劣化を防ぐ?
劣化を防ぐというより、電池持ちを良くする機能です
バッテリーセーバーモードは、以下のような制限をかけて消費電力を抑えます:
- 画面の明るさを下げる
- バックグラウンド動作を制限
- 同期を制限
- 一部の機能を停止
これによって充電頻度が減れば、結果的にバッテリーの劣化を遅らせることにはつながります。
機内モードにするとバッテリーが長持ちする?
はい、効果があります
機内モードにすると、モバイル通信、Wi-Fi、Bluetooth、GPSなどの無線通信がすべてオフになるため、大幅に消費電力が減ります。
電波が届かない場所(地下や山間部など)では、スマホが電波を探し続けてバッテリーを消費するので、機内モードにするのがおすすめです。
まとめ
Androidスマホのバッテリー劣化は避けられない現象ですが、適切に確認して対処すれば、スマホを快適に使い続けられます。
バッテリー劣化の確認方法
- 設定アプリから確認(Galaxy、Xperia、AQUOS、OnePlus、Pixelなど)
- AccuBatteryアプリを使う
- 隠しコマンドを試す(機種によって使えない場合あり)
交換の目安
- バッテリー健康度が80%未満
- 使用年数が2〜3年以上
- 1日に2回以上充電が必要
- 突然のシャットダウンが頻発
バッテリーを長持ちさせるコツ
- 20〜80%の範囲で充電を心がける
- 充電しながらの使用を避ける
- 高温・低温環境を避ける
- 急速充電を控えめにする
バッテリーの状態を定期的にチェックして、適切なタイミングで交換すれば、スマホを長く快適に使えます。
「最近充電の減りが早いな」と感じたら、この記事で紹介した方法で、まずはバッテリーの状態を確認してみてください。劣化が進んでいる場合は、早めに交換を検討しましょう。
バッテリー交換をすれば、まるで新品のような使い心地が戻ってきますよ。


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