Androidスマホを使っていて、ホーム画面を左や右にスワイプしたときに、ニュースや天気予報がずらっと並んでいる画面を見たことはありませんか?
「これって何?」「邪魔だから消したい」「もっと便利に使いたい」そんな疑問を持っている方も多いと思います。
この画面の正体は「Googleフィード」(正式には「Google Discover」)という機能です。今回は、このGoogleフィードについて、基本的な使い方からカスタマイズ方法まで、わかりやすく解説していきます。
Googleフィードとは?あなた専用のニュース配信システム

Googleフィードは、スマホのホーム画面から簡単にアクセスできる、パーソナライズされた情報表示機能のことです。
「フィード」というのは、情報が自動的に流れてくる仕組みを意味します。TwitterやInstagramのタイムラインをイメージすると分かりやすいでしょう。
この機能の最大の特徴は、あなたの興味や関心に合わせて、Googleが自動的に情報を選んで表示してくれる点にあります。わざわざニュースサイトを開いたり、検索したりしなくても、知りたい情報が自然と目に入ってくるんです。
表示される情報の種類
Googleフィードには、以下のような幅広い情報が表示されます。
ニュース記事
最新のニュースや、あなたが興味を持ちそうなトピックの記事が表示されます。スポーツ、エンタメ、テクノロジーなど、ジャンルはさまざまです。
天気予報
現在地の天気情報が自動で表示されます。今日の最高気温や降水確率も一目で確認できます。
スポーツの結果
応援しているチームの試合結果やスコアが表示されることもあります。
交通情報
通勤時間帯には、職場までの所要時間や渋滞情報が表示されることもあります。
動画コンテンツ
YouTubeの動画や、興味のある話題に関連した動画も表示されます。
Googleフィードを表示する方法
Androidスマホでは、主に2つの方法でGoogleフィードにアクセスできます。
方法1:ホーム画面からスワイプ
多くのAndroidスマホでは、ホーム画面を左または右にスワイプするだけでGoogleフィードが表示されます。
Xperiaなどの一部機種では、ホーム画面の一番左にスワイプすると表示される設定になっています。機種によって操作方向が異なる場合があるので、両方向試してみてください。
方法2:Googleアプリを開く
Googleアプリを開くと、検索バーの下にGoogleフィードが表示されます。
Androidでは「Discover」タブ、iPhoneでは「ホーム」タブにフィードが表示される仕組みになっています。
どうやって情報を選んでいるの?パーソナライゼーションの仕組み
Googleフィードがあなたにぴったりの情報を表示できるのは、Googleが持っているさまざまな情報を活用しているためです。
活用される情報の種類
検索履歴
あなたがGoogleで検索した内容から、興味のある分野を判断しています。
位置情報
現在地や自宅、職場の位置情報から、地域に関連したニュースや天気予報を表示します。
Googleアプリの利用状況
GmailやGoogleカレンダー、YouTubeなど、他のGoogleサービスでの活動も参考にされています。
フィード内での行動
どの記事を読んだか、どのトピックをフォローしたかといった、フィード内での行動も学習されていきます。
これらの情報を機械学習(AI)が分析して、あなたが興味を持ちそうな記事を選んで表示する仕組みになっているんです。使えば使うほど、精度が上がっていくのが特徴です。
Googleフィードをもっと便利に!カスタマイズ方法
「表示される記事が自分の興味と合わない」「もっと自分好みにしたい」そんなときは、フィードをカスタマイズしましょう。
興味のない記事を非表示にする
各記事カードの右下にある「︙」(縦3点リーダー)のメニューボタンをタップすると、以下のような選択肢が表示されます。
「この記事を表示しない」
その記事だけを非表示にします。
「◯◯に興味がない」
特定のトピック全体を非表示にできます。たとえば「野球に興味がない」を選ぶと、野球関連の記事が表示されにくくなります。
「◯◯の記事に興味がない」
特定のニュースサイトやメディアからの記事をブロックできます。
これらの操作を繰り返すことで、フィードの内容がどんどん自分好みになっていきます。
興味のあるトピックをフォローする
気に入った記事があったら、ハートマークをタップして「いいね」しましょう。これにより、似た内容の記事が今後表示されやすくなります。
また、記事のメニューから「フォロー」を選ぶと、そのトピックに関する最新情報が優先的に表示されるようになります。
興味のあるトピックを管理する
より細かく設定したい場合は、以下の手順で興味のあるトピックを管理できます。
- Googleアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」→「興味のあるトピックを管理する」を選択
ここでは、フォローしているトピックの一覧が表示され、不要なものを削除したり、新しく追加したりできます。
Googleフィードをオフにする方法
「便利そうだけど、今は使わない」「邪魔だから消したい」という方のために、オフにする方法も紹介します。
ホーム画面からの表示を消す方法
- ホーム画面の何もないところを長押し
- 「ホームの設定」または「ホーム設定」を選択
- 「スワイプアクセス」または「Googleフィード」の項目を探す
- 「なし」または「オフ」に変更
これで、ホーム画面をスワイプしてもGoogleフィードが表示されなくなります。
Googleアプリ内でオフにする方法
- Googleアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」→「一般」を選択
- 「Discover」のスイッチをオフにする
この方法では、Googleアプリ自体は使えますが、フィード機能だけがオフになります。
いつでも簡単にオン/オフを切り替えられるので、気軽に試してみてください。
Googleフィードをリセットする方法

「なんだか最近、表示される記事が合わなくなってきた」そんなときは、フィードをリセットすることもできます。
検索履歴を削除する
Googleフィードは検索履歴を参考にしているため、履歴を削除することで表示内容を調整できます。
- Googleアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「検索履歴」を選択
- 「削除」から「すべての時間」を選んで削除
これにより、過去の検索履歴に基づいた表示がリセットされます。
アプリの設定をリセットする
より徹底的にリセットしたい場合は、アプリの設定自体をリセットする方法もあります。
- スマホの「設定」アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」を選択
- 右上の「︙」メニューから「アプリの設定をリセット」を選択
- 確認画面で「リセット」をタップ
この方法では、Googleアプリだけでなく、他のアプリの設定もリセットされる点に注意してください。ただし、アプリ内のデータやログイン情報は消えないので安心してください。
よくある質問
広告が表示されるのはなぜ?
Googleフィードには、通常の記事に混ざって広告(スポンサー記事)が表示されることがあります。これらには「広告」や「スポンサー」というラベルが付いているので見分けられます。
広告を完全に消すことはできませんが、特定の広告主からの広告をブロックすることは可能です。広告の右上にある「︙」メニューから設定できます。
2台のスマホで同じフィードを表示できる?
同じGoogleアカウントでログインしていても、デバイスごとに異なるフィードが表示される場合があります。これは、各デバイスでの利用状況が異なるためです。
もし複数のデバイスで同じ内容を見たい場合は、Google Newsアプリを使うことをおすすめします。こちらはアカウント単位で同期されます。
動画が勝手に再生されるのを止めたい
フィード内の動画プレビューが自動再生されるのが気になる場合は、設定で変更できます。
- Googleアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」→「一般」を選択
- 「動画プレビューの自動再生」を選択
- 「Wi-Fiのみ」または「しない」を選択
これで、データ通信量を節約しながら快適に利用できます。
プライバシーが心配です
Googleフィードは多くの個人情報を活用しているため、プライバシーを気にする方もいるでしょう。
収集される情報を確認したり、一部の機能をオフにしたい場合は、Googleアカウントの設定から「データとプライバシー」を確認してみてください。「ウェブとアプリのアクティビティ」や「ロケーション履歴」などを個別に管理できます。
まとめ:Googleフィードを活用して情報収集を効率化しよう
Androidスマホのホーム画面に表示されるGoogleフィードは、あなた専用の情報配信システムです。
最初は「何これ?」と思うかもしれませんが、使いこなせば非常に便利なツールになります。毎朝の通勤時間や、ちょっとした空き時間に、自分が興味のある情報を効率よくチェックできるのが魅力です。
カスタマイズ機能を活用して、自分好みのフィードに育てていきましょう。不要な記事は非表示にし、気に入った記事にはハートマークをつける。この繰り返しで、フィードの質がどんどん向上していきます。
もちろん、「今は使わない」という方は、簡単にオフにすることもできます。いつでもオン/オフを切り替えられるので、まずは試しに使ってみてはいかがでしょうか。
情報収集の効率化に、Googleフィードをぜひ活用してみてください!


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