Googleアプリを開くたびに、大量のニュースやおすすめ記事が表示される。調べ物をしようと思ったのに、ついつい記事を読んでしまって時間を無駄にしてしまう…。
これ、実は「Google Discover(グーグル ディスカバー)」という機能なんです。
便利な機能ではありますが、不要な人にとっては邪魔でしかありませんよね。この記事では、Google Discoverを完全に非表示にする方法を、デバイスごとにわかりやすく解説します。
Google Discoverって何?

Google Discoverは、あなたの興味に合わせた記事やニュースを自動で表示してくれる機能です。
Googleがあなたの検索履歴や閲覧履歴を分析して、「この人はこういう情報に興味があるだろう」と判断し、おすすめのコンテンツを自動的に表示します。
どこに表示されるの?
Google Discoverは主に3つの場所に表示されます。
1. Googleアプリのホーム画面
Googleアプリを開くと、検索窓の下にニュースやおすすめ記事がずらっと並んでいます。
2. Androidのホーム画面
一部のAndroid端末では、ホーム画面を左にスワイプするとGoogle Discoverが表示されます。Google PixelやGalaxyなどの機種が該当しますね。
3. Google Chromeの新しいタブ
スマホのGoogle Chromeで新しいタブを開くと、Discoverの記事が表示されることがあります。
4. PCブラウザのGoogleトップページ
パソコンでGoogle検索のトップページを開くと、検索窓の下におすすめ記事が表示されます。
なぜ非表示にしたいの?
Google Discoverを非表示にしたい理由は人それぞれですが、よくある理由はこんな感じです。
- 調べ物に集中したいのに、ニュースが気になって寄り道してしまう
- 興味のない記事や不快なニュースが表示される
- シンプルな画面にしたい
- バッテリーやデータ通信量を節約したい
- プライバシーが気になる(閲覧履歴が収集されるのが嫌)
確かに、検索に集中したいときにニュースが目に入ると気が散りますよね。
Androidで非表示にする方法(Googleアプリ編)
まずは、Googleアプリを開いたときに表示されるDiscoverを消す方法から解説します。
手順1:Googleアプリの設定を開く
- Googleアプリを開く
- 画面右上のプロフィール写真(またはイニシャル)をタップ
- 設定をタップ
- 全般をタップ
手順2:Discoverをオフにする
全般の設定画面に「ホームページにDiscoverを表示」という項目があります。
このスイッチをオフ(グレー)にすれば完了です。
確認してみよう
Googleアプリのホーム画面に戻ると、ニュースがすべて消えて「DiscoverをONにする」というボタンだけが表示されています。
これで成功です。間違えてこのボタンをタップすると再びDiscoverが表示されてしまうので、注意してくださいね。
Androidで非表示にする方法(ホーム画面編)
次は、ホーム画面を左にスワイプしたときに表示されるDiscoverを消す方法です。
ただし、この機能はすべてのAndroid端末にあるわけではありません。Google PixelやGalaxy、一部のXperiaなどで利用できます。
Google Pixel、Galaxyなどの場合
- ホーム画面の空いている場所を長押しする
- ホームの設定(または単に「設定」)をタップ
- 「スワイプでGoogleアプリにアクセス」をオフにする
機種によっては「Add media page to Home screen」という名称になっている場合もあります。特にSamsungのGalaxy端末ではこの表記が多いですね。
Xiaomiの場合
- ホーム画面の空いている場所を長押し
- 設定アイコン(歯車マーク)をタップ
- 「More」をタップ
- 「Minus one screen」をオフにする
OnePlusの場合
OnePlusの端末では、同様にホーム画面設定からスワイプによるGoogleアプリアクセスをオフにできます。
ただし、機種やOSバージョンによって設定項目の名称が異なる場合があるので、「Google」「Discover」「スワイプ」といったキーワードで探してみてください。
設定が見つからない場合
もし設定項目が見つからない場合は、お使いの端末がこの機能に対応していない可能性があります。
その場合は、前述のGoogleアプリ内のDiscoverをオフにする方法だけでも効果がありますよ。
Google Chromeで非表示にする方法(Android編)
スマホのGoogle Chromeで新しいタブを開いたときに表示されるDiscoverも、簡単に消すことができます。
最新の設定方法
Google Chromeの設定は頻繁に変更されるため、現時点での最新方法を紹介します。
- Google Chromeアプリを開く
- 新しいタブを開く
- Discoverの横にある設定アイコン(歯車マーク)をタップ
- 「オフにする」を選択
以前は設定メニューの奥深くに隠れていた項目が、今は比較的簡単にアクセスできるようになっています。
別の方法(設定メニューから)
上記の方法で設定項目が見つからない場合は、以下の方法も試してみてください。
- Chromeを開く
- 右上の三点リーダー(︙)をタップ
- 設定をタップ
- ホームページをタップ
- Discoverに関する設定を探してオフにする
Chromeのバージョンによって設定の場所が異なるので、両方の方法を試してみるといいでしょう。
iPhoneでGoogle Discoverを非表示にする方法
iPhoneやiPadでもGoogle Discoverを非表示にできます。
ただし、iPhoneではAndroidのようにホーム画面にDiscoverは表示されません。Googleアプリ内とブラウザ版でのみ表示されます。
Googleアプリでの設定方法
- Googleアプリを開く
- 右上のプロフィール写真(またはイニシャル)をタップ
- 設定をタップ
- 全般をタップ
- 「ホームページにDiscoverを表示」をオフにする
基本的な手順はAndroid版と同じですね。
Safariや他のブラウザでの設定方法
- Safariでgoogle.comにアクセス
- 右上のプロフィール写真をタップ
- その他の設定をタップ
- その他の設定をもう一度タップ
- 「ホームページにDiscoverを表示」をオフにする
この設定は、ログインしているGoogleアカウントに紐づいているので、一度設定すればどのブラウザでも適用されますよ。
PCブラウザでGoogle Discoverを非表示にする方法

パソコンでGoogle検索のトップページに表示されるDiscoverも消すことができます。
手順は簡単
- ブラウザでgoogle.comを開く
- 画面右下の設定をクリック
- 検索設定をクリック
- 左側のメニューからその他の設定をクリック
- 「ホームページにDiscoverを表示」のトグルスイッチをオフ(グレー)にする
- ページ下部の保存をクリック
これで、Google検索のトップページがシンプルになります。
設定後の画面
設定完了後、Googleのトップページは昔ながらのシンプルなデザインになります。
- Googleのロゴ
- 検索窓
- 「Google検索」と「I’m Feeling Lucky」のボタン
余計な情報が一切表示されないので、検索に集中できますね。
特定の記事やトピックだけを非表示にする方法
Discover自体は使いたいけど、特定のトピックや記事は見たくない。そんな場合は、個別に非表示設定ができます。
記事単位で非表示にする
気に入らない記事が表示されたら、その場で非表示にできます。
- 非表示にしたい記事の右下にある三点リーダー(⋮)をタップ
- 「この記事に興味がない」をタップ
これで、その記事は二度と表示されなくなります。
トピック単位で非表示にする
特定のジャンル全体を非表示にすることもできます。
- 記事の右下にある三点リーダー(⋮)をタップ
- 「トピックに興味がない」をタップ
- 該当するトピックを選択
- 完了をタップ
例えば「政治」「スポーツ」「芸能」など、興味のないジャンルをまるごと非表示にできるわけですね。
ソース(情報源)を非表示にする
特定のウェブサイトからの記事を表示させたくない場合も設定できます。
- 記事の右下にある三点リーダー(⋮)をタップ
- 「(サイト名)の記事を表示しない」をタップ
信頼性の低いサイトやクリックベイト記事の多いサイトをブロックできます。
非表示にしたトピックを管理する
後で「やっぱりあのトピックも見たい」と思ったら、再表示も可能です。
- Googleアプリを開く
- 右上のプロフィール写真をタップ
- 設定 → 興味/関心 → 非表示に設定済みをタップ
- 再表示したいトピックの横にある再表示アイコンをタップ
これで非表示にしたトピックを元に戻せます。
興味のあるトピックをフォローする方法
Discoverをもっと便利に使うには、好きなトピックを積極的にフォローするのがおすすめです。
フォロー機能の使い方
- Googleで好きな有名人、スポーツチーム、トピックを検索
- 検索結果に「フォロー」ボタンが表示される場合はタップ
フォローしたトピックに関連する記事が、Discoverに優先的に表示されるようになります。
高評価機能を活用
気に入った記事があったら、ハートマーク(♡)をタップしましょう。
これによってGoogleがあなたの好みを学習し、より興味のある記事を表示してくれるようになります。
Google Discoverを再表示する方法
一度オフにしたDiscoverを、再び表示したくなったらどうすればいいのでしょうか。
Googleアプリで再表示
- Googleアプリを開く
- 「DiscoverをONにする」ボタンをタップ
これだけで再び有効になります。
設定メニューから再表示
- Googleアプリを開く
- 右上のプロフィール写真をタップ
- 設定 → 全般
- 「ホームページにDiscoverを表示」をオンにする
ホーム画面のスワイプ機能も、同様にホーム設定から再度オンにできますよ。
よくあるトラブルと解決方法

設定を変更してもDiscoverが消えない
原因:
設定が反映されるまで時間がかかる場合があります。
対処法:
- アプリを完全に終了して再起動する
- スマホ自体を再起動する
- Googleアプリのキャッシュを削除する(設定→アプリ→Google→ストレージ→キャッシュを削除)
ホーム画面の設定項目が見つからない
原因:
お使いの端末やランチャー(ホーム画面アプリ)が対応していない可能性があります。
対処法:
- 端末メーカーの公式サポートサイトで確認する
- Googleアプリ内のDiscoverだけをオフにする
- カスタムランチャー(Nova LauncherやSmart Launcherなど)を使う
PCで設定が見つからない
原因:
すべての国や地域でDiscoverが利用できるわけではありません。
対処法:
- Googleアカウントの言語設定を確認する
- 別のブラウザで試してみる
- シークレットモードで開いてみる
非表示にしたはずの記事がまた表示される
原因:
同じトピックでも別の情報源から配信されている可能性があります。
対処法:
- トピック単位で非表示設定を行う
- 複数の情報源を個別にブロックする
- Discoverの学習精度が上がるまで気長に待つ
Google Chromeの設定が頻繁に変わる
原因:
GoogleはDiscoverの設定位置を頻繁に変更しています。
対処法:
- Chromeアプリを最新版にアップデートする
- この記事の複数の方法を試してみる
- Google公式ヘルプを確認する
プライバシーを重視するなら「ウェブとアプリのアクティビティ」もオフに
Discoverの記事選定には、あなたの検索履歴や閲覧履歴が使われています。
これらのデータ収集自体を止めたい場合は、以下の設定を行いましょう。
データ収集を停止する方法
- Googleアカウントの設定画面にアクセス
- データとプライバシーをタップ
- ウェブとアプリのアクティビティをタップ
- オフにするを選択
さらに徹底したい場合は、「オフにして削除」を選択すると、今までに収集されたデータも削除できます。
注意点
ただし、この設定をオフにすると以下のような影響があります。
- 検索結果のパーソナライズが機能しなくなる
- GoogleアシスタントやGoogle Homeの精度が下がる
- YouTubeのおすすめ動画の精度が下がる
便利さとプライバシーのバランスを考えて設定してくださいね。
まとめ:自分に合った設定でスッキリした画面に
Google Discoverは便利な機能ですが、必要ない人にとっては邪魔でしかありません。
この記事のポイント:
- Google Discoverは検索履歴に基づいたおすすめ記事を表示する機能
- Googleアプリ、ホーム画面、Chrome、PCブラウザで個別に非表示設定が可能
- AndroidとiPhoneで設定方法がやや異なる
- 完全にオフにせず、興味のないトピックだけ非表示にすることも可能
- 一度オフにしても、いつでも再表示できる
- プライバシー重視ならデータ収集自体をオフにする方法もある
自分に合った設定を見つけて、快適なスマホライフを送ってくださいね。
調べ物に集中したい人は完全にオフに、情報収集に使いたい人は興味のあるトピックだけ表示する、というように使い分けるのもいいでしょう。
設定は何度でも変更できるので、気軽に試してみてください!


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