Midjourneyが重い!遅い!生成が終わらない時の原因と解決方法【完全版】

プログラミング・IT

Midjourneyで画像を作ろうとしたら、いつまで経っても生成が始まらない。プログレスバーが0%のまま動かない。そんな経験、ありませんか?

特に、クリエイティブなアイデアが湧いてきて「今すぐ作りたい!」という時に限って、Midjourneyが重くなってしまう。待っている間にモチベーションが下がってしまうこともありますよね。

実は、Midjourneyが重くなる原因はいくつかあって、それぞれに効果的な解決策があるんです。この記事では、「なぜ重いのか?」という原因から、「どうすれば速くなるのか?」という具体的な対処法まで、詳しく解説していきます。

特に夜の時間帯は要注意です。 多くのユーザーが「夜になると異常に重くなる」と感じています。その理由と対策も、しっかり説明しますね。


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  1. Midjourneyが重くなる主な原因とは?
    1. 原因1:Fast Hours(高速生成時間)を使い切った【最も多い】
    2. 原因2:Relax Modeでの待ち時間【キュー処理の仕組み】
    3. 原因3:サーバーの混雑【時間帯による影響】
    4. 原因4:プロンプト(指示文)が複雑すぎる
    5. 原因5:Midjourneyのサーバー側の障害
  2. 今すぐ試せる!Midjourneyを速くする方法
    1. 解決策1:Fast Hoursの残り時間を確認する
    2. 解決策2:Fast Modeに切り替える【即効性あり】
    3. 解決策3:Turbo Mode(超高速モード)を使う【最速!】
    4. 解決策4:Relax Modeを賢く使う【節約術】
    5. 解決策5:画質パラメータを調整する【処理時間を短縮】
    6. 解決策6:プロンプトをシンプルにする
    7. 解決策7:プランをアップグレードする【根本的な解決】
  3. 時間帯別の対策:「夜が重い」問題を解決
    1. なぜ夜は重いのか?
    2. 夜でも快適に使う方法
    3. 混雑状況を確認する方法
  4. Discord版とWeb版、どっちが速い?
    1. Discord版の特徴
    2. Web版(midjourney.com)の特徴
    3. どっちがおすすめ?
  5. サーバー障害かも?確認する方法
    1. 障害を確認する手順
    2. 障害が起きていたら?
  6. それでも解決しない時の最終手段
    1. 1. Discordアプリを再起動
    2. 2. ブラウザのキャッシュをクリア
    3. 3. インターネット接続を確認
    4. 4. VPNを切る
    5. 5. Midjourneyサポートに連絡
  7. よくある質問(Q&A)
    1. Q1: Fast Hoursはいつリセットされる?
    2. Q2: Fast Hoursが足りない。追加購入できる?
    3. Q3: Relax Modeで待ち時間が10分以上になるんですが…
    4. Q4: Turbo Modeを使っても遅いことがある?
    5. Q5: プランを変更したら、すぐFast Hoursは増える?
    6. Q6: 画像のサイズを小さくすれば速くなる?
  8. まとめ:Midjourneyを快適に使うコツ

Midjourneyが重くなる主な原因とは?

まず、なぜMidjourneyが重くなるのか、主な原因を理解しましょう。原因が分かれば、対策も立てやすくなります。

原因1:Fast Hours(高速生成時間)を使い切った【最も多い】

Midjourneyには、「Fast Mode(高速モード)」と「Relax Mode(リラックスモード)」という2つの生成モードがあります。

Fast Modeとは?

  • 優先的にGPU(画像を作るための高性能なコンピューター)を使える
  • 生成時間は約1分程度
  • でも、月ごとに使える時間に制限がある

この制限時間を「Fast Hours」と呼びます。プランによって、使える時間が違います:

  • Basicプラン: Fast Hoursなし(常にRelaxモード)
  • Standardプラン: 月15時間
  • Proプラン: 月30時間
  • Megaプラン: 月60時間

Fast Hoursを使い切ると何が起こる?

使い切った瞬間、自動的に「Relax Mode」に切り替わります。Relax Modeでは、生成にかかる時間が0〜10分と、大幅に長くなってしまうんです。

これが、「さっきまで普通だったのに、急に重くなった!」という現象の正体です。

原因2:Relax Modeでの待ち時間【キュー処理の仕組み】

Relax Modeは「無制限に画像を作れる」というメリットがありますが、その代わり処理が後回しにされます。

Relax Modeの仕組み:

  1. あなたのリクエストがキュー(待ち行列)に入る
  2. GPUが空いたら、順番に処理される
  3. でも、Relax Modeを使えば使うほど、順番が後ろになる

つまり、「今月たくさんRelax Modeで画像を作った人」ほど、待ち時間が長くなるんです。これは、公平性を保つためのMidjourneyの仕組みです。

原因3:サーバーの混雑【時間帯による影響】

Midjourneyは世界中のユーザーが同時に使っています。当然、利用者が多い時間帯はサーバーが混雑して、重くなります。

特に重くなる時間帯:

日本時間の夜(20:00〜24:00)が最も重い

なぜなら:

  • 日本のユーザーが仕事や学校から帰って使い始める
  • アメリカ(Midjourneyの本社がある国)の朝〜昼の時間帯と重なる
  • ヨーロッパのユーザーも昼休みや午後に使い始める

つまり、世界中のユーザーの活動時間が重なるため、サーバーへの負荷が最大になるんです。

実際、多くのユーザーが「夜は本当に重い」「朝や昼間はサクサク動く」と報告しています。

原因4:プロンプト(指示文)が複雑すぎる

複雑で詳細なプロンプトは、処理に時間がかかります。

処理が重くなる例:

  • 長すぎるプロンプト(100語以上)
  • 複数の要素を詰め込みすぎ
  • 高解像度の指定
  • 古いバージョン(V4など)の使用

原因5:Midjourneyのサーバー側の障害

時々、Midjourney自体に技術的な問題が発生することがあります。これは利用者側では対処できません。


今すぐ試せる!Midjourneyを速くする方法

ここからは、具体的な解決方法を紹介していきます。簡単なものから順番に試してみてください。

解決策1:Fast Hoursの残り時間を確認する

まず、自分が今どのモードで、あとどれくらいFast Hoursが残っているか確認しましょう。

Discordでの確認方法:

  1. Midjourneyのチャット欄に /info と入力
  2. Enterキーを押す
  3. 表示される情報の中に「Fast Time Remaining」という項目がある

ここに表示される時間が、あなたの残りのFast Hoursです。

Web版での確認方法:

  1. midjourney.com にアクセス
  2. ログイン後、左側のメニューから「Manage Subscription」をクリック
  3. プラン情報の中に残り時間が表示される

もしFast Hoursが0になっていたら、それが重い原因です。

解決策2:Fast Modeに切り替える【即効性あり】

Relax Modeで待たされているなら、Fast Modeに戻しましょう。

Discordでの切り替え方法:

  1. チャット欄に /fast と入力してEnter
  2. 「Fast Modeに切り替わりました」というメッセージが出る
  3. 次の画像生成から高速になる

Web版での切り替え方法:

  1. midjourney.comにログイン
  2. 左サイドバーの「Create」タブへ
  3. プロンプト入力欄の右にある⚙(設定)アイコンをクリック
  4. 「GPU Speed」を「Fast」に変更

ただし、Fast Hoursを使い切っている場合は、追加料金が発生します(1時間あたり4ドル)。

解決策3:Turbo Mode(超高速モード)を使う【最速!】

さらに速くしたいなら、Turbo Modeがあります。

Turbo Modeの特徴:

  • Fast Modeの約4倍速い!
  • 生成時間は約10秒程度
  • ただし、Fast Hoursの消費は2倍

使い方:

Discordで /turbo と入力するだけです。

どんな時に使う?

  • 大事なプレゼン前で急いでいる時
  • クライアントとの打ち合わせ中
  • クリエイティブなアイデアが湧いて、今すぐ形にしたい時

解決策4:Relax Modeを賢く使う【節約術】

Fast Hoursを温存したいなら、Relax Modeの使い方を工夫しましょう。

Relax Modeの賢い使い方:

  1. 一度にまとめて依頼する
  • 複数のプロンプトを用意しておく
  • 一気に投げて、他の作業をしながら待つ
  1. 試作段階で使う
  • 最初のアイデア出しはRelax Mode
  • 気に入ったものだけFast Modeで仕上げ
  1. 夜間や早朝に仕込む
  • 寝る前にRelax Modeで依頼
  • 朝起きたら完成している
  1. 混雑していない時間を狙う
  • 日本時間の早朝(5:00〜8:00)
  • 平日の昼間(13:00〜16:00)

解決策5:画質パラメータを調整する【処理時間を短縮】

プロンプトに「–q」というパラメータを追加することで、処理速度を調整できます。

使い方の例:

/imagine prompt: beautiful sunset over mountains --q 0.5

–qの値と効果:

  • --q 0.25: 最も速い(粗い仕上がり)
  • --q 0.5: 速い(そこそこの品質)
  • --q 1: 標準(デフォルト)
  • --q 2: 高品質(時間がかかる)

おすすめの使い分け:

  • アイデア出しや下書き → --q 0.5
  • 最終成果物 → --q 1 または --q 2

品質を少し下げるだけで、生成速度が大幅に改善されることがあります。

解決策6:プロンプトをシンプルにする

長くて複雑なプロンプトは、処理に時間がかかります。

改善例:

重くなるプロンプト:

A highly detailed, photorealistic portrait of a young woman with long flowing red hair, green eyes, wearing a blue dress, standing in a garden filled with roses, tulips, and sunflowers, with butterflies flying around, during golden hour lighting, shot with a Canon 5D Mark IV, 85mm f/1.4 lens, shallow depth of field, cinematic composition

速くなるプロンプト:

portrait of red-haired woman in garden, golden hour, photorealistic --ar 3:2

必要な要素だけに絞ることで、処理が速くなります。

解決策7:プランをアップグレードする【根本的な解決】

頻繁にMidjourneyを使うなら、上位プランへの変更を検討しましょう。

プラン比較(2024年12月時点):

プラン月額Fast HoursRelax Mode
Basic$10なしなし
Standard$3015時間無制限
Pro$6030時間無制限
Mega$12060時間無制限

どのプランがおすすめ?

  • たまに使う: Standard(月15時間=約900枚)
  • 仕事で使う: Pro(月30時間=約1,800枚)
  • ヘビーユーザー: Mega(月60時間=約3,600枚)

1時間で約60枚の画像が作れる計算です。


時間帯別の対策:「夜が重い」問題を解決

多くのユーザーが経験する「夜の重さ」。これには明確な理由があります。

なぜ夜は重いのか?

混雑のピーク時間:

  • 日本時間 20:00〜24:00: 日本人ユーザーが集中
  • アメリカ東海岸 6:00〜10:00(朝): 出勤前のアメリカ人
  • ヨーロッパ 13:00〜17:00(午後): 昼休み〜仕事終わり

これらの時間帯が重なる日本時間の夜は、世界中からアクセスが集中するゴールデンタイムなんです。

夜でも快適に使う方法

方法1:早めに依頼する

  • 19:00頃(混雑前)に依頼を出す
  • Relax Modeで複数依頼しておく

方法2:深夜まで待つ

  • 0:00を過ぎるとやや空いてくる
  • 日本のユーザーが減り始める時間

方法3:Turbo Modeを使う

  • 混雑時でも最優先で処理される
  • 緊急の案件に最適

方法4:早朝を活用する

  • 5:00〜8:00は最も空いている
  • 早起きして作業する習慣をつける

混雑状況を確認する方法

Midjourneyには公式のステータスページがあります。

  1. ブラウザで「status.midjourney.com」にアクセス
  2. 各モードの平均待ち時間が表示される
  3. 混雑具合をチェックしてから使う

Discord版とWeb版、どっちが速い?

実は、使うプラットフォームによっても体感速度が変わることがあります。

Discord版の特徴

メリット:

  • コマンドが豊富
  • 細かい設定がしやすい
  • 過去の作品を探しやすい

デメリット:

  • Discord自体の動作が重い場合がある
  • チャンネルが混雑すると見づらい
  • Discordのサーバー状況にも影響される

Web版(midjourney.com)の特徴

メリット:

  • インターフェースが見やすい
  • Discordアカウント不要
  • ブラウザだけで完結

デメリット:

  • 一部の機能が制限される
  • アルファ版のため不安定な時がある

どっちがおすすめ?

両方試して、自分の環境で速い方を使うのがベストです。一般的には、Web版の方がシンプルで動作が軽いという声が多いです。


サーバー障害かも?確認する方法

自分の設定を全部試してもダメな場合、Midjourney側に問題があるかもしれません。

障害を確認する手順

1. 公式ステータスページをチェック

  • status.midjourney.com にアクセス
  • 赤や黄色の警告が出ていないか確認

2. Discordの#statusチャンネルを見る

  • Midjourney公式Discordサーバーに参加
  • 「#status」チャンネルで最新情報を確認

3. TwitterでMidjourneyを検索

  • 「Midjourney slow」「Midjourney down」で検索
  • 他のユーザーも同じ問題を抱えているか確認

障害が起きていたら?

残念ながら、サーバー側の問題は待つしかありません。通常、数時間以内には復旧します。

この間は:

  • プロンプトを考えて準備する
  • 過去の作品を整理する
  • 他のAI画像生成ツールを試してみる

それでも解決しない時の最終手段

ここまでの方法を試してもダメな場合、以下を確認してください。

1. Discordアプリを再起動

Discord版を使っている場合:

  1. Discordアプリを完全に終了
  2. パソコンを再起動
  3. もう一度Discordを開く

キャッシュの問題が解決されることがあります。

2. ブラウザのキャッシュをクリア

Web版を使っている場合:

Google Chromeの例:

  1. 設定 → プライバシーとセキュリティ
  2. 閲覧履歴データの削除
  3. 「キャッシュされた画像とファイル」を選択
  4. データを削除

3. インターネット接続を確認

  • 他のサイトは普通に開くか?
  • Wi-Fiの電波は強いか?
  • 可能なら有線LANに切り替える

4. VPNを切る

VPN(仮想プライベートネットワーク)を使っている場合、一度切ってみてください。VPNが原因で遅くなることがあります。

5. Midjourneyサポートに連絡

最終手段として、公式サポートに問い合わせましょう。

連絡方法:

  • Discordの#supportチャンネル
  • 公式サイトのサポートフォーム

状況を詳しく説明すると、的確なアドバイスがもらえます。


よくある質問(Q&A)

Q1: Fast Hoursはいつリセットされる?

A: 毎月のサブスクリプション更新日にリセットされます。例えば、5日に契約した場合、毎月5日に新しいFast Hoursが付与されます。

Q2: Fast Hoursが足りない。追加購入できる?

A: できます。1時間あたり4ドルで追加購入可能です。ただし、頻繁に追加購入するなら、上位プランへのアップグレードの方がお得です。

Q3: Relax Modeで待ち時間が10分以上になるんですが…

A: 月末に近づくと、Relax Modeの利用が増えて待ち時間が長くなります。また、その月にRelax Modeを使いすぎた場合も、キューの順番が後ろになります。

Q4: Turbo Modeを使っても遅いことがある?

A: Turbo Mode専用のGPUが満杯の場合、自動的に通常のFast Modeに切り替わります。また、サーバー全体が混雑している時は、Turbo Modeでも影響を受けることがあります。

Q5: プランを変更したら、すぐFast Hoursは増える?

A: はい、プラン変更はすぐに反映されます。ただし、既存のFast Hoursは持ち越されず、新しいプランの時間に置き換わります。

Q6: 画像のサイズを小さくすれば速くなる?

A: はい、アスペクト比やサイズが小さいほど、処理は速くなります。デフォルトの1:1より、小さめの画像を指定すると少し速くなることがあります。


まとめ:Midjourneyを快適に使うコツ

Midjourneyが重い時の対処法、たくさん紹介しました。最後に、重要なポイントをまとめます。

すぐできる対策:

  1. /info でFast Hoursの残りを確認
  2. ✅ Fast Hoursが残っているなら /fast で切り替え
  3. ✅ 急ぎなら /turbo を使う
  4. ✅ 夜の時間帯(20:00〜24:00)を避ける
  5. ✅ プロンプトはシンプルに
  6. --q 0.5 で品質を少し落として高速化

長期的な対策:

  1. ✅ 使用頻度に合ったプランを選ぶ
  2. ✅ Relax Modeを賢く使ってFast Hoursを温存
  3. ✅ 混雑しない時間帯に作業する習慣をつける
  4. ✅ Web版とDiscord版、両方試して速い方を使う

時間帯による使い分け:

  • 早朝(5:00〜8:00): 最も空いている。重要な作業に最適
  • 昼間(13:00〜16:00): 比較的空いている
  • 夜(20:00〜24:00): 最も混雑。Relax Modeは避ける
  • 深夜(0:00〜2:00): やや混雑が緩和

こんな時はどうする?

  • 仕事の締め切りが迫っている → Turbo Mode一択
  • 趣味で楽しむだけ → Relax Modeで十分
  • 試作を大量に作りたい → 早朝にRelax Modeでまとめて依頼
  • クライアント対応中 → Fast/Turbo Modeで即座に対応

Midjourneyは素晴らしいツールですが、使い方次第で快適さが大きく変わります。この記事で紹介した方法を組み合わせて、ストレスなく画像生成を楽しんでくださいね。

最後に大事なこと:

「重い」と感じたら、まず冷静に原因を特定しましょう。やみくもにいろいろ試すより、順番に確認していく方が確実に解決できます。

  1. Fast Hoursの残りを確認
  2. 時間帯をチェック
  3. サーバー状況を確認
  4. 設定を調整

この4ステップで、ほとんどの問題は解決します。


ボーナス情報:もっと効率的に使うテクニック

最後に、上級者向けのテクニックを少しだけ紹介します。

バッチ処理を活用

  • 似たようなプロンプトをまとめて依頼
  • /blend コマンドで複数画像を一度に処理

テンプレートを作る

  • よく使うプロンプトを保存しておく
  • パラメータ設定も記録しておく

時間管理アプリと連携

  • Fast Hoursの使用状況をスプレッドシートで管理
  • 月末にどれくらい残っているか把握

これらのテクニックを使えば、さらに快適にMidjourneyを使いこなせるようになります。

それでは、素敵なAIアート作りを楽しんでください!

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