おやすみモードとは?iPhone・Androidの設定方法と活用術

ライフハック

「夜中にスマホの通知で起こされた」「仕事や勉強に集中したいのに通知が気になる」——そんな経験はありませんか?

スマホは便利な反面、LINEやメール、SNSなど、次々と届く通知に悩まされることも多いはず。そんなときに役立つのが「おやすみモード」です。

今回は、おやすみモードとは何か、どう設定すればいいのか、iPhoneとAndroidそれぞれの使い方を詳しく解説します。

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  1. おやすみモードとは
    1. おやすみモードの目的
    2. マナーモードとの違い
    3. 機内モードとの違い
  2. iPhone のおやすみモード
    1. 集中モードとおやすみモードの関係
    2. iPhoneでおやすみモードをオンにする方法
    3. スケジュール設定(自動でオン・オフ)
    4. その他の自動化オプション
    5. 特定の人からの通知を許可する
    6. 繰り返しの着信を許可
    7. ロック画面との連動(iOS 16以降)
  3. Androidのおやすみモード
    1. Androidでのおやすみ時間モードの特徴
    2. Androidでおやすみ時間モードをオンにする方法
    3. Androidでスケジュール設定
    4. 機種による違い
  4. おやすみモードでできること・できないこと
    1. おやすみモード中に鳴るもの
    2. おやすみモード中に鳴らないもの
    3. 通知自体は届いている
    4. 電話がかかってきたらどうなる?
  5. おやすみモードの活用シーン
    1. 1. 睡眠時
    2. 2. 仕事・勉強の集中時間
    3. 3. 会議中
    4. 4. 映画館・コンサート
    5. 5. 運転中
    6. 6. 家族との時間
  6. おやすみモードのトラブルシューティング
    1. Q1: 勝手におやすみモードになる
    2. Q2: おやすみモードを解除できない
    3. Q3: アラームが鳴らない
    4. Q4: 特定の人からの着信が鳴らない
    5. Q5: おやすみモードのアイコンが消えない
  7. おやすみモードを使うメリット
    1. 1. 睡眠の質が向上
    2. 2. 集中力が上がる
    3. 3. ストレスが減る
    4. 4. プライバシーが守られる
    5. 5. 大切な時間を守れる
  8. おやすみモード活用のコツ
    1. 1. 複数の集中モードを使い分ける
    2. 2. スケジュール設定を活用
    3. 3. 重要な連絡先は必ず許可
    4. 4. 「繰り返しの着信」を有効にする
    5. 5. デバイス間で共有する(Apple製品のみ)
  9. まとめ

おやすみモードとは

おやすみモードは、スマホの着信音や通知音を一時的にオフにして、静かな環境を作れる機能です。

基本的な機能:

  • 電話の着信音を消音
  • メッセージやメールの通知音をオフ
  • アプリからの通知を制限
  • 画面が点灯しない(通知があっても)

重要なポイント:
アラームは通常通り鳴るので、目覚まし時計として安心して使えます。

おやすみモードの目的

主な用途:

  • 睡眠中の通知を遮断
  • 仕事や勉強の集中時間を確保
  • 会議中の着信を防ぐ
  • 映画館やコンサートなど静かにすべき場所での利用

マナーモードとの違い

おやすみモードとマナーモードは、似ているようで異なる機能です。

マナーモード:

  • 着信音や操作音が消音される
  • 通知はバイブレーションで知らせる
  • 通知は画面に表示される
  • 本体側面のスイッチで操作(iPhone)

おやすみモード:

  • 着信音や通知音が完全に消音
  • バイブレーションも基本的にオフ
  • 画面が点灯しない(通知があっても)
  • より細かい設定が可能(特定の人のみ許可など)

機内モードとの違い

機内モードもよく混同される機能です。

機内モード:

  • すべての通信機能がオフになる
  • 電話、メール、インターネットが使えない
  • Wi-Fiを再度オンにすれば使用可能

おやすみモード:

  • 通信機能は通常通り使える
  • 通知が来ないだけで、メールやメッセージは受信している
  • あとから確認できる

iPhone のおやすみモード

iPhoneでは、iOS 15以降「集中モード」の一部として提供されています。

集中モードとおやすみモードの関係

集中モード:
iPhoneで仕事や睡眠など、さまざまなシーンに合わせて通知を制限できる機能の総称

おやすみモード:
集中モードの中の1つで、主に睡眠時に使うモード

その他の集中モード:

  • 仕事
  • 個人的な時間
  • 睡眠
  • 運転
  • ゲーム
  • 読書
  • カスタム(自分で作成)

iPhoneでおやすみモードをオンにする方法

方法1: コントロールセンターから(最も簡単)

  1. iPhone X以降:
    画面右上から下にスワイプ
  2. iPhone SE、iPhone 8以前:
    画面下端から上にスワイプ
  3. 「集中モード」をタップ
  4. 「おやすみモード」をタップ
  5. 画面上部に三日月マークが表示されたら成功

オフにする方法:
同じ手順で、もう一度「おやすみモード」をタップするだけです。

方法2: 設定アプリから

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「集中モード」をタップ
  3. 「おやすみモード」を選択
  4. トグルをオンにする

スケジュール設定(自動でオン・オフ)

毎日決まった時間におやすみモードを使う場合、スケジュール設定が便利です。

設定手順:

  1. 「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」
  2. 「スケジュールを追加」をタップ
  3. 「時刻」を選択
  4. 開始時刻と終了時刻を設定
  5. 曜日を選択
  6. 「追加」をタップ

例:
午後11時から午前7時まで、毎日自動的におやすみモードになる設定

その他の自動化オプション

時刻以外にも、自動でおやすみモードをオンにできます。

場所による自動化:
特定の場所(自宅、職場など)に到着したらオンになる

アプリによる自動化:
特定のアプリを使用しているときにオンになる

スマート自動化:
iPhone が過去の使用パターンから学習し、適切なタイミングで自動的にオンにする

特定の人からの通知を許可する

おやすみモード中でも、家族や重要な人からの連絡は受け取りたい場合があります。

設定方法:

  1. 「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」
  2. 「通知を許可」をタップ
  3. 「連絡先」または「App」を選択
  4. 許可したい連絡先やアプリを追加

オプション:

  • すべての人
  • よく使う項目
  • 特定の連絡先
  • 誰も許可しない

繰り返しの着信を許可

同じ人から3分以内に2回着信があった場合、緊急の可能性が高いため通知する設定です。

設定方法:

  1. 「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」
  2. 「通知を許可」の下にある「繰り返しの着信」をオン

この設定により、緊急の電話を見逃すリスクが減ります。

ロック画面との連動(iOS 16以降)

iOS 16以降では、特定のロック画面とおやすみモードを連動させられます。

設定方法:

  1. ロック画面を長押し
  2. 「カスタマイズ」または新しい壁紙を作成
  3. 「集中モード」でおやすみモードを選択
  4. 完了

この壁紙に切り替えると、自動的におやすみモードがオンになります。

Androidのおやすみモード

Androidでは「おやすみ時間モード」として提供されています。

Androidでのおやすみ時間モードの特徴

Android端末のおやすみ時間モードは、iPhoneと同様に通知を制限できます。

主な機能:

  • 通知の制限
  • 画面のグレースケール表示
  • 就寝時刻のリマインダー
  • スケジュール設定

Androidでおやすみ時間モードをオンにする方法

方法1: クイック設定から(最も簡単)

  1. 画面上部から下にスワイプ
  2. 「おやすみ時間モード」アイコン(三日月マーク)をタップ
  3. オンになったことを確認

注意:
機種によってアイコンの位置や名称が異なる場合があります。

方法2: 設定アプリから

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「Digital Wellbeing と保護者による使用制限」をタップ
  3. 「おやすみ時間モード」を選択
  4. トグルをオンにする

Androidでスケジュール設定

設定手順:

  1. 「設定」→「Digital Wellbeing と保護者による使用制限」
  2. 「おやすみ時間モード」をタップ
  3. 「スケジュール」を選択
  4. 開始時刻と終了時刻を設定
  5. 繰り返す曜日を選択

機種による違い

Androidは機種やメーカーによって、おやすみモードの名称や機能が異なります。

Google Pixel:
おやすみ時間モード

Samsung Galaxy:
「おやすみモード」または「Do Not Disturb」

Xperia:
「おやすみモード」

OPPO:
「おやすみモード」

おやすみモードでできること・できないこと

おやすみモードの挙動を正しく理解しましょう。

おやすみモード中に鳴るもの

鳴る:

  • アラーム(目覚まし時計)
  • タイマー
  • 緊急地震速報
  • 避難警報などの緊急速報

理由:
これらは生命や安全に関わる重要な通知のため、おやすみモード中でも必ず通知されます。

おやすみモード中に鳴らないもの

鳴らない:

  • 電話の着信音
  • メッセージの通知音
  • メールの受信音
  • SNSの通知音
  • アプリからの通知音

通知自体は届いている

おやすみモード中でも、メールやメッセージは受信しています。

確認方法:
画面をオンにすると、ロック画面や通知センターで確認できます。

重要:
通知音が鳴らないだけで、通信機能は通常通り動作しています。

電話がかかってきたらどうなる?

発信者側:

  • 呼び出し音が数回鳴る
  • 留守番電話に接続される(設定している場合)
  • 留守番電話がない場合は話中音

受信者側(あなた):

  • 着信音は鳴らない
  • 画面も点灯しない
  • 不在着信の履歴は残る

おやすみモードの活用シーン

おやすみモードは、睡眠時以外にも役立ちます。

1. 睡眠時

メリット:

  • 夜中の通知で起こされない
  • バイブレーションもないので静か
  • 朝のアラームはちゃんと鳴る

おすすめ設定:
午後11時〜午前7時で自動スケジュール設定

2. 仕事・勉強の集中時間

メリット:

  • 通知に気を取られない
  • 生産性が向上
  • 重要な連絡だけ受け取れる

おすすめ設定:
「仕事」モードを作成し、業務用アプリのみ通知を許可

3. 会議中

メリット:

  • 着信音で会議を中断しない
  • マナー違反を防げる
  • 画面も点灯しないので気が散らない

おすすめ設定:
会議の予定をカレンダーに入れると、その時間だけ自動でオンになる設定

4. 映画館・コンサート

メリット:

  • 周りに迷惑をかけない
  • 自分も集中して楽しめる
  • マナーモードより確実

使い方:
入場前にコントロールセンターから手動でオン

5. 運転中

メリット:

  • 運転に集中できる
  • 事故のリスクが減る
  • 自動で検知してオンにできる

設定:
iPhoneの「運転」集中モードを使う

6. 家族との時間

メリット:

  • スマホに邪魔されない
  • 大切な時間を守れる
  • 緊急連絡は受け取れる

おすすめ設定:
「個人的な時間」モードで、家族からの通知のみ許可

おやすみモードのトラブルシューティング

よくある問題と解決方法を紹介します。

Q1: 勝手におやすみモードになる

原因:
スケジュール設定が有効になっている

解決方法:

iPhone:

  1. 「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」
  2. スケジュールを確認し、不要なものを削除

Android:

  1. 「設定」→「Digital Wellbeing」→「おやすみ時間モード」
  2. スケジュールをオフにする

Q2: おやすみモードを解除できない

原因:
設定画面から確認が必要

解決方法:

iPhone:

  1. コントロールセンターからオフにする
  2. それでもダメなら、再起動してみる

Android:

  1. クイック設定からオフにする
  2. 設定アプリから確認

Q3: アラームが鳴らない

原因:
おやすみモード以外の問題の可能性

確認すべきこと:

  • アラームの音量設定
  • アラームが正しく設定されているか
  • 本体の音量がゼロになっていないか

重要:
おやすみモード中でもアラームは必ず鳴ります。鳴らない場合は別の原因です。

Q4: 特定の人からの着信が鳴らない

原因:
通知を許可する設定ができていない

解決方法:

  1. 「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」
  2. 「通知を許可」から連絡先を追加
  3. または「繰り返しの着信」をオンにする

Q5: おやすみモードのアイコンが消えない

原因:
おやすみモードがまだオンになっている

確認方法:

  • コントロールセンターを開いて確認
  • 設定アプリから確認
  • スケジュール設定を確認

おやすみモードを使うメリット

おやすみモードを活用すると、こんなメリットがあります。

1. 睡眠の質が向上

研究結果:
スマホの通知を完全に遮断すると、睡眠の質が改善されることが研究で示されています。

効果:

  • 中途覚醒が減る
  • 深い眠りが増える
  • 朝の目覚めがスッキリ

2. 集中力が上がる

データ:
通知を1日30分遮断するだけで、集中時間が増えるという調査結果があります。

効果:

  • 作業効率が上がる
  • ミスが減る
  • クリエイティブな仕事がはかどる

3. ストレスが減る

理由:
通知に追われる感覚がなくなり、精神的な余裕ができます。

効果:

  • 心が落ち着く
  • 焦りが減る
  • 自分のペースで過ごせる

4. プライバシーが守られる

シーン:
他人にスマホを見せる際、LINEのメッセージが表示されて恥ずかしい思いをすることがあります。

対策:
おやすみモードをオンにしておけば、通知が画面に表示されません。

5. 大切な時間を守れる

具体例:

  • 家族との食事中
  • 子どもとの遊び時間
  • パートナーとの会話

おやすみモードを使うことで、スマホに邪魔されず、大切な人との時間に集中できます。

おやすみモード活用のコツ

より効果的に使うためのヒントを紹介します。

1. 複数の集中モードを使い分ける

おすすめ:

  • 睡眠用: おやすみモード
  • 仕事用: 仕事モード(業務アプリのみ許可)
  • プライベート: 個人的な時間(家族のみ許可)

シーンに合わせて使い分けると、より快適に過ごせます。

2. スケジュール設定を活用

メリット:
手動でオン・オフする手間がなくなります。

設定例:

  • 平日午前9時〜午後6時: 仕事モード
  • 毎日午後11時〜午前7時: おやすみモード
  • 土日午前10時〜午後1時: 個人的な時間

3. 重要な連絡先は必ず許可

推奨:
家族、パートナー、上司など、緊急連絡が来る可能性がある人は通知を許可しておきましょう。

4. 「繰り返しの着信」を有効にする

この設定により、本当に緊急の電話は通知されるので安心です。

5. デバイス間で共有する(Apple製品のみ)

設定:
「デバイス間で共有」をオンにすると、iPhoneでおやすみモードをオンにしたとき、iPadやMacでも自動的にオンになります。

まとめ

おやすみモードについて重要なポイントをまとめます。

おやすみモードとは:

  • 着信音や通知音を消音する機能
  • 睡眠や集中時間を守るために使う
  • アラームは通常通り鳴る

iPhoneの場合:

  • iOS 15以降は「集中モード」の一部
  • コントロールセンターから簡単にオン・オフ
  • スケジュール設定や自動化が可能
  • 特定の人やアプリの通知を許可できる
  • 繰り返しの着信を許可する設定もある

Androidの場合:

  • 「おやすみ時間モード」として提供
  • クイック設定からオン・オフ
  • 機種により名称や機能が異なる
  • スケジュール設定が可能

マナーモード・機内モードとの違い:

  • マナーモード: バイブレーションあり、画面点灯あり
  • 機内モード: 通信機能自体がオフ
  • おやすみモード: 通信は可能、通知のみ制限

活用シーン:

  • 睡眠時
  • 仕事・勉強の集中時間
  • 会議中
  • 映画館・コンサート
  • 運転中
  • 家族との時間

メリット:

  • 睡眠の質が向上
  • 集中力が上がる
  • ストレスが減る
  • プライバシーが守られる
  • 大切な時間を守れる

活用のコツ:

  • 複数の集中モードを使い分ける
  • スケジュール設定を活用
  • 重要な連絡先は通知を許可
  • 繰り返しの着信を有効にする

おやすみモードは、現代社会で通知に追われがちな私たちの生活を守る、非常に便利な機能です。「通知が多すぎて疲れる」「もっと集中したい」と感じている方は、ぜひおやすみモードを活用してみてください。

最初は使い方に戸惑うかもしれませんが、一度設定すれば、あとは自動で快適な環境を作ってくれます。睡眠の質や集中力の向上を実感できるはずです。

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